健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

歩き方で個人識別

2017-11-22 08:30:26 | 研究
人工知能(AI)の学習機能を活用し、映像に記録された歩き方の特徴から個人を識別する技術の精度を大幅に高めたという発表があったそうです(YOMIURI ONLINE)。これまで、歩く姿勢や歩幅、重心、手の振り方などを映像から数値化して、個人を特定する技術を開発され、警察庁で防犯カメラに映った被疑者の特定などに試験運用されているそうです。ですが、体の向きが違うと精度が大きく落ちることが課題だったそうです。そこで、数値化すべき特徴を研究者が指定するのでなく、AIが大量の画像から自動的に特徴を探し出す「深層学習」という技術を使い、様々な方向に歩く約1万人の映像をコンピューターに学習させたそうです。その結果、1人で歩いている人物の識別率は、体の向きが90度違うと従来は61・5%にとどまっていたのが、95・8%まで高まったそうです。この技術は、犯罪捜査などへの応用が期待されるそうです。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20171108-OYT1T50066.html?from=ycont_top_txt
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする