健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

ナッツ類の摂取と心臓病リスク

2017-11-26 08:30:57 | 研究
さまざまな種類のナッツを日常的に食べている人は、そうでない人より心臓病リスクが低下する可能性があるとする研究論文がJournal of the American College of Cardiologyに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。論文によると、クルミ、ピーナツ、その他の木の実類28グラムを1回分として、それを週に5回食べることは、心臓病リスクの14%低下と、動脈硬化による致死性合併症のリスクの20%低下に関連があるということです。32年にわたる看護師健康調査の一環として実施された定期的なアンケートに対する21万人分以上の回答が対象となった今回の研究では、クルミが最も健康的な選択肢と考えられるとの結果が示されたそうです。ピーナツを週に2回以上食べる人は、全く食べない人より心臓病リスクが13%低下。また、アーモンド、カシューナッツ、クリ、ピスタチオなどの木の実類では、同15%の低下がみられたそうです。ただし、今回の研究は自己評価質問表の回答に基づく観察研究であるため、因果係を証明することはできないので注意が必要です。

http://www.afpbb.com/articles/-/3150591
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする