健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

超悪玉コレステロール

2011-05-31 08:32:06 | 研究
悪玉コレステロールよりも心筋梗塞を起こしやすい「超悪玉」として注目される新種のコレステロールが、悪さをする仕組みが明らかになったそうです(ASAHI.COM)。超悪玉コレステロールはsmall dsense LDLと呼ばれるもので、いわゆる悪玉コレステロールであるLDLコレステロールより、分子が小さく、比重がやや高いという特徴を持っています。この超悪玉コレステロールは、血中の滞在時間が長く血管壁に接着しやすい性質を持っており、2型糖尿病の患者や高齢者の血中で発見されました。こうした接着性などにより、動脈硬化を起こしやすいということが分かっていました。でも、どうして接着性が増加するのかは謎でした。今回の研究により、超悪玉はLDLコレステロールに糖が結び付いて表面の形が変化することで生じ、血管壁への接着性が向上することが明らかとなったようです。
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