健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

蛇を怖がるのは教育?先天的なもの?

2010-11-29 07:54:51 | 研究
「ヘビによる恐怖体験がない3歳児でも、大人と同じようにヘビに敏感に反応し攻撃姿勢を見分けられる」ということが報告されました(YOMIURI ONLINE)。世界中でヘビを恐れない文化はないそうで、本能なのか学習なのかの論争が19世紀から続いていたそうです。研究者は、経験で恐怖感が身につくのなら年齢によって反応が変わるはずなので、今回の結果はヘビへの恐怖が本能であることを示すと話しているそうです。研究チームは3歳児20人を対象に、「8枚の花と1枚のヘビ」の写真からヘビを選ぶ場合と、「8枚のヘビと1枚の花」の写真から花を選ぶ場合で、反応する速さを比較したそうです。ヘビを選ぶ時間は花を選ぶののほぼ半分の2・5~3秒だった。ヘビの中でも、とぐろを巻いて攻撃姿勢を取る写真への反応時間が短かったそうです。4歳児34人、大人20人の実験でも同じ傾向が示され年齢による変化はなかった。ムカデやゴムホースの写真を使った場合、花との違いがなく、細長いものや気持ち悪いものに反応しているわけではないと考えられるそうです。人間の本能に「蛇」が深く刻み込まれているのでしょうか。不思議ですね。
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