健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

食塩摂取を減らして心疾患のリスクを軽減する

2010-11-17 07:29:09 | 研究
現在の10代の若者が食塩の摂取量をあと1日3gm減らすことができれば、50歳までの心血管系リスクが低下するという研究結果が報告されました(メディカルオンライン)。12~24歳の年齢層で高血圧が44~63%減少するだけでなく、彼らが50歳に達するまでの間に、冠動脈性心疾患が7~12%、心筋梗塞が8~14%、全死亡が5~9%、ぞれぞれ減少することが見込まれるそうです。といっても、実はこれは米国の若者を対象にした研究です。米国のティーンエージャーが他の年齢層より塩分摂取量が多いというのです(塩9.2gm/日あるいはナトリウム3800mg/日)。食塩摂取量を減らせば高血圧になっている10代の若者の数が少なくなり、彼らが年をとって中年になるまでの間における心血管系イベントの発生や死亡が減少する可能性があるというものです。果たして、日本人の若者はどうでしょう?
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