健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

医学部地域枠が定員割れ???

2010-08-18 07:54:13 | 日記
地域の医師不足解消を目的に、ここ数年急増した医学部の地域枠が、16大学で2010年度、定員割れだったそうです(YOMIURI ONLINE)。地域枠全体の定員から見ると9割以上確保できたようですが、地域によって明暗が分かれた結果になったということです。地域枠は主に、地元出身者を対象に推薦などで選抜し、奨学金と引き換えに一定期間の地域勤務を義務づける場合が多いということです。文部科学省によると、2007年度には79大学中21大学(定員計173人)だったのが、地域の医師確保策として、2010年度には(入学後に希望者を募る方式も含む)65大学(同1076人)に急増。医学部の全入学定員(約8800人)の1割以上を占めているということです。調査によると、2010年度、16大学で募集定員に満たず、不足分は計80人。不足分は一般枠の合格者を増やすなどして対応したようです。長崎大学では5人の地域枠に3人しか志願がなく、合格者はゼロだったそうです。宮崎大学では10人の枠に24人が志願したが、センター試験の成績が合格ラインに達せず、合格者は2人だったということです。定員通りの合格者を出したが、入学を辞退され結果としてゼロという大学があったほか、定員には達したものの、合格後に奨学金を辞退した例のあった大学が複数あったそうです。この制度は、果たして正解なのでしょうか。最初から地域枠という考え方、やはり学問の世界にはなじまないのではないでしょうか。でも、全体的には定員はほぼ埋まりつつあるので問題なしと見るのでしょうか。
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