健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

36回の謝罪

2010-08-16 07:42:25 | 日記
日本国政府の戦争に関する謝罪は、36回にもなるということです(産経ニュース)。8月10日に発表された菅首相談話は、仙谷由人官房長官、鳩山由紀夫前首相ら、民主党政権首脳の合作だそうです。こうした談話は、国の正式なメッセージとして諸外国に受け取られると思います。そういう意味で、今回の談話はどういう意図があったのでしょうか。また、正しい歴史認識によっているのでしょうか。歴史については素人ですので正直よく分かりません。以下は、産経ニュースにからの情報です。
 「日韓2000年の真実」を著した名越二荒之助氏は、アヘン戦争から日韓併合に至るまでの約70年間は日韓両国ともに最も波乱に富んだ深刻、複雑な時代であると書いているそうです。日韓の学者の中に、日清戦争も韓国併合も日本にだけ責任を負わせる人が多いのは残念で、韓国自身の責任を取り上げないのは、韓国のためにならないと、日韓の歴史研究に心血を注いだ名越氏は指摘しているとのことです。また、「アメリカの鏡・日本」の著者、ヘレン・ミアーズ氏は、「一九一〇年、日本が韓国を併合したのは、新皇帝が請願したからだった」と書いているというのです。日本が悪と見なされた敗戦直後に、日本を公平な目で観察し、静かに真実を積み重ねて著した同書に、マッカーサーは激怒したということです。ミアーズ氏は日韓併合について、日本は一つひとつ手続きを外交的に正しく積み上げていた、そして宣言ではなく条約で、最終的な併合を達成した、と書き、「列強の帝国建設はほとんどの場合、日本の韓国併合ほど合法的な手続きを踏んでいなかった」と記しているという。日露戦争までは描いたが、その後の日本の戦争については拒否感を示して描かずに逝った司馬遼太郎氏でさえ、当時の国際社会を、「植民地になるか、産業を興して軍事力をもち帝国主義になるかの二者択一の時代」と位置づけ、「侵さず、侵されずの平和幻想は粘土細工の粘土のようなもの」つまり、如何ようにも作り上げ得るものだと述べているということです。いずれも、歴史を現在の価値観で断ずることを戒めているのですが、今回の談話の発想はおよそすべて現在の価値観に基づくのみならず、事実誤認も目につくそうです。仙石官房長官は談話発表直前の8月4日に「植民地支配の過酷さは、言葉を奪い、文化を奪い、韓国の方々に言わせれば土地を奪うという実態もあった」と発言しています。実際、韓国は長年、日本人が土地を奪った、実に全国土の四割を奪ったと教科書に記述し、教えてきたそうです。ですが2006年2月、この説はソウル大教授の李榮薫(イ・ヨンフン)氏らの研究で全面否定されているというのです。李教授はじめ一群の研究者らの調査で、日本総督府が土地を奪って日本人に与えた事例は皆無だったこと、総督府は土地紛争をめぐる審査においては「公正であった」ことが発表されているという。こうした事実もあるのに、日本国の官房長官が・・・・・。
 日本国の謝罪のなす意味は何なのか。もう一度考えてほしいと思います。
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