久しぶりに、東京の中心にやって来ました。東京タワーの隣の東京プリンスホテルです。活気に満ちています。東京は本当にエネルギッシュだとつくづく思います。東京タワーのそばで、自転車タクシーを見ました。ちゃんとメーターらしきものも搭載していました。300円という表示がありましたので、初乗りが300円なのでしょうか。雨が降っても濡れないように屋根付きで、結構今風のデザインでした。東京タワー見物のついでに利用する人が結構いるようです。東京タワーも間近に見ると迫力満点ですね。ライトアップがきれいでした。
読売新聞の記事によると、オバマ米大統領が月有人探査計画を打ち切る方針とAP通信が報じたということです。また、国際宇宙ステーション(ISS)の運用を5年間延長して2020年までとするということです。月友人探査計画「コンステレーション計画」はブッシュ前政権時代に発表した新宇宙戦略によるもので、次世代ロケット「アレス」の開発など現在も進行していると思います。昨年、フロリダのケネディースペースセンターを訪れた時にも、滞在中に1回打ち上げがありました(TVで生放送されていました)。順調に月への計画が進行しているものと、その時に感じたのですが.....。これは、2月1日にオバマ大統領が発表する2011年度予算教書の概要に盛り込まれるということですが、実際に盛り込まれるかどうかは定かではありません。ここで驚いた方も多いかもしれませんが、米国はスペースシャトルの運用を止め、ISSへの参加も止めて、独自の宇宙開発路線を進む計画です。日本は米国に追従するようですが、その一方でISSにようやくきぼうをドッキングさせて、運用を開始したばかりなのです。おそらく多くの方はあれ?と思うのではないかと思います。その通りです。日本の宇宙政策は独自に行うことは難しい状況です。それは人を運ぶロケット技術がない、いや完成していないからです。米国かロシアに頼らなければなりません。そして米国は独自の路線へと向かおうとしています。すると日本は・・・・・。そうです。日本は今後どうあるべきか一刻も早く決める必要があるのです。前政権時に超党派で制定された「宇宙基本法」による宇宙基本計画で米国に近いスタンスで月探査を目指すとしています。米国が見直すと日本も・・・・・。日本の宇宙開発はどうするか?何を目指すか。はっきりとする時期が来たのではないでしょうか。日本独自のロードマップを。
米国の企業がiPS細胞の特許を英国で取得したと報道されています。これまでは京都大学の山中先生による特許(日本)しか認められていなかったということです。もちろん、各国で特許申請自体はたくさんあるようですが、認められていなかったのです。それが、今回認められた。確かに記事から考えられる特許を取得したiPS細胞は山中先生が作成した細胞とはソースが違うような気もしますが専門家ではないのでこれ以上のコメントは控えます。でも、日本として研究を推進しようとしていた分野に、ついに大きな対抗馬が現れたということでしょう。また悪いことに事業仕分けの関係で研究補助金(革新的技術推進費)の執行にもトラブルがあったばかりです(その後、どうなったかは調べていないのでわかりません。無事に執行されていることを期待します)。いずれにしても、日本が科学技術の分野で世界をリードすることができるチャンスを失おうとしているのかもしれません。そうです。しかもそのチャンスは、手の中にほぼ入れていたのに、それが指の間から逃げていく。そしてその指の間を広げているのは国?かも・・・・・・。でも、私のような一庶民には手の打ちようがありません。国会議員の方、国の将来を考えた適切な行動をお願いします。