学力テストが全体の30%程度に絞られるということです。?これってやる意味はなんでしょう。日本全体の教育水準を確認して、学習指導要領作成の資料にする?それとも、切磋琢磨して日本全体の学力水準を高めるため?あるいはそれ以外?日本は資源の乏しい国です。つまり、人が資源です。その資源の価値を高めることができるならそうすべきであると考えます。価値を高める可能性を秘めているのが教育ではないでしょうか。もちろん、人の価値を高めるのは学校教育だけではないことは承知しているつもりです。でも、教育はその大きな部分を占めているのではないでしょうか。もし、学力テストを実施することで教育水準を高めることができるなら、すべての学校を対象に実施すべきと考えます(対象学年は確か6年生と中学3年生ですね)。もし、単なる学習指導要領作成のための資料集めなら実施しなくとも.....。文部科学省のHPを調べてみると、目的は「義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し教育施策の成果と課題を検証し,その改善を図るとともに、そのような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。また、学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる。」となっています。また、正式名称は「全国学力・学習状況調査」です。もし、文科省のHPにあるような目的であるならば、しっかりと全ての対象児童生徒に参加してもらうべきでると考えます。そうでないと、機会均等や学習状況の改善には使用できないのではないでしょうか。ただ単に予算がないから削り易いところから削るというのはいかがなものでしょうか。この調査(学力テスト)を残して、子ども手当を少し減額してはいかがかと思います。その方が、すべての子どもに公平にかつ均等に税金が使われることになるのではないでしょうか。そして、将来の日本の資産となりうる人を育てるためにも。
何年か前に編集して、何章か執筆もした本のタイトルです(まだ、販売中だと思います。お問い合わせは杏林書院までお願いします。)。さて、筋力をデザインするにはどうすればよいのでしょうか。大きな力、持続する力など、それぞれ獲得したい筋力タイプがあると思います。それに向けて、筋肉細胞、筋肉組織、神経筋機能、中枢神経系などを再構築する、これこそ筋力のデザインになります。そのためには、個々人の現在の能力と資質に合わせたトレーニングのカスタマイズが必要になります。ですので、一概にこうすれば筋力が増大する、持久力が増すなどという方法はありません。たとえ、ある程度までは能力が獲得できたとしても、到達度には大きな個人差が出現します。ですので、一律な練習、指導法というのはこうした身体能力の向上には向いていません。もちろん、一定レベルまで全員を押し上げるというような効果は期待できます。どこまでの能力を求めるか。そのレベルに合わせた練習方法・指導法が必要です。
今年の箱根駅伝。東洋大学が総合優勝でした。2年連続、2度目。すごいです。10人でつなぐ駅伝で、連覇するのはすごいことだと思います。それにしても、5区の山登りの柏原選手、すごいですね。しかも2年連続区間新記録。確か、とにかくよく食べる選手だと何かの番組で見たような憶えがあります。身体の割には大腿部の筋肉が大きいという印象が強いです。長距離ランナーの特徴として、あまり骨格筋の発達はないという印象があります。骨格筋が発達すると体重が重くなるのでランナーにとっては不利に働くと考えられます。でも、彼の場合は絶妙なバランスなのでしょう。あと2年あります。来年も5区なのでしょうか。別の区間を走っても超人的な走りを見せてくれるのでしょうか。いずれにしても、もう来年の箱根駅伝が楽しみになりました。この時期、箱根駅伝に限らず、いろいろなスポーツを見ることができてなによりです。最近はスポーツがTVから消えていく傾向にあるような気がしています。プロ野球がTVのスポーツを象徴しているような気がしますが....。地上波だけしか見ていない人にとっては少しさみしいです。スポーツは世の中の景気に左右されます。日本のスポーツチームは大金持ちの個人が出資しているのではなく、ほとんどが企業が抱えているからですね。企業の収益、すなわち世の中の景気が悪くなれば、宣伝広告媒体の1つであるスポーツは縮小される運命にあるということなのでしょう。スポーツのためにも景気が上向いて欲しいものです。