そこにバイクがあれば、「エンジンをかけてみたい!」と思うのが人情。
早速取り掛かってみるべか・・・恐るおそる。
自慢じゃないが、あたしゃメカちゅうヤツが苦手なんですな。
先ずは、プラグに火花が飛んでいるかどうか確認してみてと。
ゲッ!恐れていた通り、プラグから火花が出ない
こりゃ困ったゾ!メカ以上に電気系統はもっとダメなんでげす。
以前、M氏が教えてくれたことを思い出し、ポイントを磨けば何とかなるか?
「このバイクは構造が簡単だから、コレを動かすことができなきゃダメだな」
みたいな事をM氏は仰っていたから、これはM氏からの宿題でもあるか?
ポイントが怪しい?
フライホイールを回してみると、やはりポイントが固着しているようだ。
マイナスドラーバーで接点をそっとこじ開け、細かい紙やすりを差込みゴシゴシとやってみた。
で、期待を込めキックを踏むと、「ヤッタネ!」火花が飛んだよ~ん!
コネクターをカットし、配線を直結の図
問題を一つクリアかと思ったら、火花が出るときと出ないときがあるのに気づいた。
「ハテ?何でだろう?」
もしかしたら、配線に問題アリと思い、バッテリーからの配線を見てみると、
配線が腐食し、コネクター部で今にも切れそうな状態。
配線をし直そうとするが、コネクターが腐食していてどもならん。
こうなりゃ、とりあえずコネクターをカットして直結、直結と。
ようやく火花が安定し、電気系統は一応OK。サッ、次行ってみようか~
シンプルで小さなキャブ
次は、キャブのオーバーホールってことで、早速バラしてみました。
随分と小さく可愛らしいキャブだこと。思わず抱きしめたくなったりして・・・あは。
邪魔なインマニをくっつけたまま取外したのには訳があって、
この手の古いバイクは、インマニとキャブを繋ぐゴムが脆いのを知っているからなのね。
アタシって凄いっしょ!?・・・って、そ自慢する程のことでもないってか。
スロージェット♯35? メインジェット♯82
キャブ本体の穴という穴に、泡状のキャブコンデショナーを吹き付けしばし放置。
暫くして、今度はパーツクリーナーで、これ又穴という穴にプシュー!とやります。
スロージェットとメインジェットは、細いハリガネ(荷札に使われるアレね)でシコシコと。
メインジェットは♯82で、スロージェットは♯35番か?
余りにも小さくて、天眼鏡を使っても見えねぇんだよっ!
クリーニングを終えたキャブ
お化粧を終えたキャブ、随分と綺麗になりましたなぁ。
何十年か前のカミさんみたい・・・「アッ、いけねっ!」
え~、では、上記の文言は無なかったことにして、早速キャブを本体と合体、合体と。
何十年かぶりに火が入ったエンジン
キックを何回か踏むと、嬉しいねぇ、見事にエンジンが回った。「ヤッタね!」
スローとエアスクリュー調整で、静かにそして安定して動いております。
何十年もの長い間、埃まみれで眠っていた物が、たったこれだけのメンテで動き出すってんだから、
カブのエンジンってのは凄いもんですなぁ。「本田氏、拙者、敬服仕りて候!」
「ナニナニ?動いているかどうか判らないとな?」
ほらね!↓
回り続けるフライホイール
おまけ画像
ご存知のように、本日13日は迎え盆でして、
早朝からカミさんは、家の掃除や庭の草むしりに精を出しております。
「そんなバカなことばかりやってないで、少しは手伝え!」
と言いながら、スポカブの脇へ雑草を放り投げるのでありました。
おまけ画像は、「そこのボロバイク、雑草と一緒に何処かへ捨てちゃうぞ!」
とでも言いたげなカミさんの怨念がこもった一枚であります。
「怖え~~~っ!」
押してネ!
↓
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