ごしょらくさん

後生楽的爺さん、我が道を往く

A爺さんとマムシー3

2014-07-27 15:28:06 | daily happenings
さてと・・・A爺さんとマムシの話題だが、あまり勿体ぶるのも何なんで、そろそろこの辺で、本題に入るが宜しいか?

A爺さんは、田圃へと向かう途中度々オイラの所に立ち寄り「頑張っているない」とか「無理するない」とか、何かと声をかけては立ち話をしていく。

年齢を感じさせない程元気とはいえ、そこはホレ、高齢者の特徴でもあるか、立ち話は一昔も二昔も前の同じ話題を何度となく拝聴することになるが・・・

「うちの親戚からお宅の近所へ嫁いだあの○○さんを知ってるかい?」とか、「戦争中、俺がいた部隊でお宅の近所の○○さんと一緒でない」などと、

時代錯誤ともいえる話題の繰り返しには少々閉口するが、まぁ、そこは、爺さん孝行だと思って「ヘイヘイ、そうですかのぅ」と聞き流すことにしている。

そんなある日のこと、偶然というか必然というか、話題はA爺さんの昔話を織り交ぜつつ、先日オイラが退治したマムシの話へと移行するのであった。

正真正銘「赤マムシ」

A爺さんは、ここ数年、この近辺でマムシを少なくとも5~6匹は退治したとかで、何れも草刈中のことで「草刈機で切っちまえばマムシなど屁でもねぇ」と笑う。

「そのマムシは赤か?黒か?」と聞かれたから、「黒っぽかった」と答えると、「そりゃメスだな」と言い、A爺さんによると、珍重される赤マムシはオスであるそうな。

少し前、A爺さんはその貴重な赤マムシと遭遇したそうで、「草刈機で切っちまったからなぁ」と後悔している様子だが、A爺さんにしても素手でマムシひっ捕まえるのは苦手らしい。

そのA爺さんが、ヘビに纏わる興味深い話をしてくれた。「ない(ねぇ)、マムシとシマヘビが戦ったらどっちが強いか知ってるかい?」と。

「そりゃ、まぁ、普通、マムシの方が強いと思いますがのぅ」

「それが、オメさん(君・貴方)、シマヘビの方が強いって話だ」

「へぇえ、そういうもんですかのぅ」

「よく聞いたいよ。シマヘビの対側には縞が4本あってない、マムシを1匹飲むとその縞が1本消えるってわい」

「ヘビがヘビを飲む?・・・気色悪いですなぁ」

「あぁ、シマヘビがマムシを飲み、それがオメさん・・・」と言って間を置き、「4匹飲み、縞が全部消えたシマヘビは白蛇になるって話だ」と仰る。

「まぁ、マムシを4匹も飲み込むシマヘビなんぞ、そう滅多にはいないそうだが・・・」と笑うと「これ、ホントの話だで」と真顔で締めくくった。


「A爺さんとマムシ」のお話は、これにて完結・・・おちまい。


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A爺さんとマムシー2

2014-07-25 16:24:59 | daily happenings
何年か前、義兄はこの田圃の入口付近で草刈中マムシと遭遇、それも立て続けに二匹もである。幸い草刈機で切断したため事なきを得たそうだ。

そのため、度々「マムシに気をつけな」と忠告してくれ、又、或る農家の方は、農道でトグロを巻きガラガラヘビのように尻尾を振っていたぞと脅かす。

そんなこんなの不吉な情報に、内心「これはかなりヤバイな」とビビっていたんだが、つい1週間前、そのマムシとついにご対面~んとなっちまった。

耕運機で耕していたときのこと。何気なく幅(土手)に目をやると、斜面から何かがスルスルと降りて来て、排水用の溝の中へと姿を消した。

「もしや?」と思い、耕運機の手を休めその様子を探っていたところ、溝際の草むらから頭の尖ったヘビがヒョイと顔を出しこちらの様子を窺っている。

「マムシ?」とビビりながらも、慌てて耕運機を突進させると、運良く鉄車輪がヘビを直撃したようで、哀れヘビは草むらの中でグダっとなっていた。

尖った頭と体の銭型模様、マムシじゃあ~りませんか!? まだ完全に死んではいないんで、近くにあった鍬を握ると、目をつぶりエイヤッと頭を切り落とした。

ヘビ嫌いな方はスルーして下され

でね、これで一安心と思ったその3日後、稲の様子を見に来た隣の田圃の主Aちゃん(70歳前後の女性)と立ち話をしていたときのこと。

「この前、ここにマムシが居てさぁ・・・」「マムシ?やっぱり居た?」などとやっていると、ふと眼をやった排水溝の水の中に又もやマムシを発見。

「Aちゃん!又マムシがそこに居る!」

「エッ!?何処、何処!?」

オイラマムシを素手でふんづかまえるなんて特技は持ち合わせていない。「Aちゃん、マムシを見ていて」と頼み鍬の類を取りにその場を去った。

マムシという生き物は、人間に見つめられているとすくんで逃げられないものであるらしい。Aちゃんもそのことを十分知っていた。

だが、オイラの立ち位置より小高い場所に居たAちゃんにはマムシが見えていなかったようだ。因って、このマムシにはまんまと逃げられてしまった。


ところでと、タイトルが「A爺さんとマムシー2」となっているが、ハテ?肝心のA爺さんは何処に?とお気づきの方、よく気づかれましたなぁ。


ということで、ごしょらく親父のブログは、あちこちと迷走しつつ、本題は更に次回へと続く・・・




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A爺さんとマムシ

2014-07-24 09:10:46 | daily happenings
お蔭さまを持ちまして、この畑(田圃?)のアスパラ苗定植が、昨日をもってようやく完了。苗は未だ300本程残ってはいるが、まっ、一区切りってことで・・・

飽きっぽい性格のオイラゆえ、3か月近くも連日田圃と格闘していたってんだから、これは自分を褒めてやりたい、ということで、「アンタはエライ!」

祝!アスパラ苗2,200本植え付け完了!

田圃で農作業をしていると、次第に地元の農家の人々と顔見知りになり、通りすがり声をかけてくれるようになった。その中の一人にA爺さんがいる。

大正12年の生まれであるというから90歳を過ぎている筈だが、A爺さんはその年齢を感じさせずエネルギッシュで、軽っトラをスイスイと乗り回す。

そのA爺さんが、田圃の畦草を刈りに行く途中オイラの田圃に立ち寄る度、「ない(ねぇ)、この辺はマムシが多いから気をつけたいよ」と仰る。

A爺さんのみならず、義兄、その他農家の方が口を揃え、マムシに気をつけろと忠告してくれるんで、ここはかなり危険な場所に違いない。


で、そのA爺さんとマムシのお話しは、次回へと続く・・・引っ張るねぇ(笑)


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アスパラ苗定植その後

2014-07-17 18:02:54 | daily happenings
6月初旬から始めたアスパラ苗の植え付けだが、折しも現在梅雨の真っ盛り、雨に祟られ作業が思うように進まない。

土塊を管理機で細かくし畝を立て、さぁ植えようとなると必ず雨が降り、そして、土塊はベトベトのネッチャネチャとなり手も足も出まへん。

中々思うように進まんぜよ

天気の回復を待ち~の、土塊が乾くのを待ち~のとやっていると、1週間や2週間なんぞアッという間に過ぎちまう。

あれから1か月経つってのに、まだ千本ばかし植えたっきり、まだ2千本も残っているってんだから・・・どないしよ。

苗はJAの冷蔵庫に保管して貰ってあるものの、冷蔵庫の中で腐っちまったりして、正直心配になってきたぞっと。

オイラ生まれてこの方、鍬なんぞというもの持ったことがない。それが、連日の農作業で白魚のようなオイラの手がマメだらけ。

そこでと・・・

働けど働けど・・・じっと手を見る

オイラとカミさんが必死こいて働いている傍ら、ノラ猫のクロちゃんは邪魔ばかりしております。まっこと困ったネコよのぅ。

「オラがネコのクロだ!何か文句あっか!?」

オイラの足元に纏わりつくのを飽きたかと思えば、草むしりのカミさんにちょっかいを出し、揚句、雑草入れの箕を占領とやりたい放題。

朝顔につるべ盗られ・・・状態のカミさん





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アスパラとカミさんとクロちゃん

2014-07-03 09:14:24 | daily happenings
カミさんの実家は、現在無人である。何時からかは記憶に無いが、その家を住み家としているのがノラ猫のクロちゃんだ。

たまに用事で訪れる家の主である義兄夫婦が餌を与えて以来、この家に住み着くようになったというクロちゃんは、オスの黒猫である。

全身真っ黒なことから、オイラはクロちゃんと呼んでいるが、事故か喧嘩かは分からないが、クロちゃんは左前脚が不自由でビッコをひく。

お食事中のクロちゃん

ノラの宿命でもあるか、クロちゃんは警戒心が非常に強く、義兄夫婦にはなついているのだが、これまでオイラの傍には近寄っても来なかった。

それがアスパラ栽培のためちょくちょくこの家に立ち寄り、その都度餌をあげるようになってから大分気を許すようになってきた。

アスパラとカミさんとクロちゃん

クロちゃんは、この家を根城にその周辺を縄張りにしているようで留守の時もあり、そんな時は餌をあげることもできずそのまま畑へと向かうのだが、

そのクロちゃんが、最近畑へと訪ねて来るようになった。前足をかばうようにピョコピョコと、ニャ~ゴニャ~ゴと鳴きながらやって来る。

家からアスパラ畑までは凡そ5~600m、何処で見ていたのか、よく訪ねて来たものだ。そして、オイラとカミさんを眺めつつ、日がな一日をまったりと過ごす。


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