フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

ニコンFマウントアダプターと50mm/F1.4の写真

2021-06-19 10:00:00 | 写真

SONYα7ニコンFマウントアダプターとニッコール50mm/F1.4の写真

 SONYα7にニコンFマウントアダプターをつけて、ニッコール標準レンズ50mm/F1.4でスナップです。

 ニコンFは一眼レフカメラなので、フィルムの前にペンタプリズム(ファインダー)に映像を送るミラーがあります。それに比べてミラーレスのα7のスクリーンセンサーは、レンズ側に寄っています。写真のFと並べたα7は、フィルムとスクリーンセンサーに位置を合わせて置いています。ニコンFのボディーがかなり前に出ていることがわかります。そのためアダプターは、ニコンFのフィルム面とα7のセンサー面を合わせるために、かなり厚みがあります。

 

 ニッコール50mmはボディー側の露出計と連動するためのツメがあります。アダプターはそのツメのあるレンズとα7のボディーの間に取り付けます。
 α7のスクリーンセンサーは取り付けるレンズのすぐ後ろ、レンズに近い位置にあります。一眼レフカメラのミラーのある位置です。一眼レフカメラのフィルムはミラーの後ろにありますので、α7のセンサーはそれよりかなり前、レンズに近い位置にセットされています。そのためレンズとセンサーとの距離(フランジバック)を取るためアダプターは厚く作られています。
 α7のスクリーンセンサーがレンズの近い位置にあるのは、フランジバックの短いレンジファインダーカメラのレンズ、ライカのL39やMマウントなどを使えるようにするためです。

 さっそく持ち出して、ニッコール50mm/F1.4の試し撮り。50mm標準レンズは使い方の難しいレンズですが、使いこなす面白さを改めて発見することができます。

 地元福祉会館玄関横のプランターのゴーヤ(沖縄が好きなので、ゴーヤが気になりますw...)、陽気が好くてぐんぐん伸びてきています。50mmって結構寄れるので、注目する被写体をアップできて、裸眼で見た雰囲気が再現されます。

 利根川沿いの家の庭先でよく見られる、アガパンサス。大きくなったフキと一緒に咲いています。姿は洋花ですが薄いブルーの色合いは、地味で和風です。

 

 

 利根川「小堀の渡し」の桟橋です。昔は取手側から対岸の我孫子側に渡る小学生や職場への通勤で使われていました。今でも日に5往復程が運航されていますが、利用する人はほとんどいません。取手市の運営で、絶対に赤字です。でもこういうものを残すのは、税金の良い使い方のように思います。一市民の私としては、応援している次第です。

 河原に小さな群落を作って咲いているハルシャギク。初夏のこの時期、比較的乾いた河原の砂地に一斉に咲き出します。もともとは園芸品種?だったのではないか・・・と思われます。北米産の外来品種のようです。

 利根川河川敷に取手から利根町に向かって、堤防の内側に小道があります。その道を北に上る坂、直右衛門坂の石碑です。最近地元では、坂の名前を整備するのが流行っています。この碑も新しいものです。

 

 直右衛門坂を上ったところを通っている県道沿いのお寺の看板とカトリックの幼稚園。お寺の看板の先には「止まれ」の道路標識とさらに先にペット霊園の看板。その横にカトリックの幼稚園。改めて写真を見ると、なかなかの取り合わせですね。日本って、何もかもおおらかに受け入れる国民性なんですねぇ。

 土色の保護色でよく見えませんが、たくさんの合鴨のヒナたちがいます。水田の中の雑草やイネにつく虫を食べて育ちます。農薬は使わず、雑草や害虫を食べて合鴨のするフンは、イネの有機肥料になって、何もかもお役にたっています。

 網で囲われたかなり広い水田の中で、楽しそうに泳ぎ回っています。で働くだけ働かせて大きく育てて結局・・・食べられちゃうのか・・・

 帰りにギャラリーの併設されたシャレたカフェに寄ってアイスコーヒーを飲みました。
 この写真はiPhoneで撮ってます。35mmフルサイズカメラの映像とはまったく違いますね。ものすごく寄れるし、強いていえば35mmカメラの20~24mmくらいの広角の映像ですね。

 ニッコールの標準レンズは、50mmF2がシャープで切れの良いレンズと評価されていましたが、このF1.4もなかなかシャープなのにソフトでツヤのある映りをします。開放でF1.4の大口径レンズなので、被写界深度を浅く取ることで立体感を強調した描写ができます。スクリーンサイズの小さなデジカメが立体感の無いベタッとした写真になるのは、被写界深度が深くピントがほとんどパンフォーカス(カメラのすぐ近くから無限大までピントが合う)になってしまうためです。

 こうして比べて見るとスマホのカメラとは、多くの情報を取り込むためのもので写真家の撮る作品とはまったく異なるもの、それは写真ではなく映像情報を提供するものなのですね。なるほどね今、改めて気づいた。そう思って今回のα7で撮った35mmフルサイズの写真を見ると、作品とはとても言えないただのスナップだし、スマホカメラの写真との違いは何もないですね。写真とは何なのか?考えさせられるお散歩スナップでした。

 こうして撮った写真を改めて見て、地元は自然が豊か・・・というかただのありふれた田舎なんだなぁ。いろいろ考えさせられる、でも楽しい田舎撮りでしたw... 外に出て特に目的は無くても、いろいろ見て歩くことは、とても面白いことですね。

~~~~~~~~~~~~~~    ~~~~~~~~~~~~^

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする