生活習慣病と呼ばれるものには、ガン、脳卒中、高血圧、動脈硬化、心臓病、糖尿病、高脂血症などがあります。
これらの病気は、食生活や運動、喫煙、飲食、睡眠、ストレスへの対応といった普段の生活習慣と深くかかわっています。なかでも、ガン、脳卒中、心臓病は死因の上位を占めています。
ふだんから、食生活習慣には、気配りをしましょう。
生活習慣病と呼ばれるものには、ガン、脳卒中、高血圧、動脈硬化、心臓病、糖尿病、高脂血症などがあります。
これらの病気は、食生活や運動、喫煙、飲食、睡眠、ストレスへの対応といった普段の生活習慣と深くかかわっています。なかでも、ガン、脳卒中、心臓病は死因の上位を占めています。
ふだんから、食生活習慣には、気配りをしましょう。
どういう状態なら健康といえるのかについて、ルネ・デュボンというフランス人でアメリカに帰化した細菌学者・免疫学者が素晴らしい定義をしています。
それは「外からのストレスにうまく適応できるなら、健康である」です。外からのストレスは無限にあります。細菌の感染を受ける、寒さにあう、暑さにあうといった生理的なもの。いろいろな苦しみや悲しみ、事業の失敗、倒産、人にだまされる、友人に裏切られるといった精神的なもの。とにかく、生きているかぎりストレスの原因はいくらでもあります。問題は、それはうまく対応できるかどうかです。
過度にストレスを受けると、交感神経と副交感神経のバランスがくずれ、体の調子が乱れます。「食欲がない」「疲れやすい」などの症状が出てきます。これを放っておくと、胃潰瘍や狭心症、うつ病などといった、さまざまの病気につながります。
長い人生では、病気、けが、失敗などつぎつぎとストレスの原因が発生し避けることができません。あらわれてくるストレスにどのように適用できるのか。それが、人間が健やかに暮らせるかどうかの大きな鍵の一つです。
あるノルマや義務に対して、必ず期日までに終わらせないと、落ち着かないというタイプの人は、ストレスをためやすいタイプです。やはりできなかったといえる人は、比較的ストレスをためないで過ごせるタイプです。
以下の項目で半数以上が○となる人は、りっぱなストレスをためるタイプの人です。性格はなかなか変えられないものですが、まず自分の性格を自覚することが、ストレスを防ぐ第一歩です。 (あてはまるものに○をつけてください。)
1.早口でしゃべるため、よく聞き返される
2.列に並ぶのが嫌い
3.人に任せるより自分でやるほうが早い
4.休日も仕事のことを考える
5.やり残した仕事は徹夜しても終わらせる
6.人に負けたくない7.まわりから期待されていると感じる
8.ちょっとしたことにすぐ腹を立て、どなり散らす
9.「絶対」「~するべき」「~でなければ」をよく使う
わたしたちの体には、微量であるが鉄が含まれています。この鉄分はほんの僅かですが、人体での役割はたいへん重要なはたらきをしています。つまり、微量という意味は、ほんの僅かであってもその効果はとても高いのです。もし、たくさんあれば、あまりに効きすぎて、むしろ毒性を発揮してしまいます。
鉄の最大の役割は、赤血球をつくることです。体内の鉄の75%はヘモグロビンというタンパク質に含まれ、ヘモグロビンは赤血球をつくる部品となっています。残りの25%は肝臓と脾臓にあります。ヘモグロビンは酸素の豊かな肺にやってきて酸素をとらえ、この酸素を全身にまわりながら酸素をあまりもたない細胞に与えるのです。
人は鉄がないと生きられないのです。それほど鉄は大事なのですが、現実は、栄養素のなかで鉄の不足に悩む人が、世界中でもっとも多いのです。日本の若い女性の4割近くが、鉄不足の状態にあるといいます。
とりわけ、妊娠中の女性の大部分が鉄不足であるといいます。それは、おなかの胎児が成長するとき、たくさんの鉄が必要とされるからです。胎児は鉄を母体からとっていくしかないので、妊娠中は多くの鉄をとらなければなりません。
鉄が不足すると、頭が痛い、顔色が悪い、疲れやすい、イライラするなどの状態になります。症状は軽いので、鉄不足によって、息切れ、顔面蒼白などの深刻な症状はでませんので、ついうっかり見過ごしてしまいます。
鉄分を含む食べ物は、イナゴの佃煮、イワシのニボシ、トリやブタ・牛のレバー、鶏卵、カツオ、タラです。
一日に必要な摂取量は10㎎です。
鉄分が不足を解消するために、鉄分の多い食べ物をとっても、鉄分の吸収を妨げることがあります。それは、食事中にコーヒーやお茶を飲むと、コーヒーやお茶に含まれるタンニンが鉄をとらえ、水に溶けない沈殿物をつくるからです。このようになると、鉄分は吸収されなくなります。
コーヒーやお茶は食事中に飲まないようにしましょう。
また、カルシウムサプリメントを食事といっしょにとる人がいます。カルシウムは鉄の性質にある程度にているため、カルシウムを大量に摂取されると、鉄分の吸収を妨げるからです。せっかく鉄分の多い食べ物を食べても、カルシウムといっしょにとったのでは、鉄分が吸収されなくなります。
そのため、カルシウムサプリメントは、食事と食事の合間にとるようにしましょう。
冷え性を改善するには、血液の流れをよくすることです。とにかく、カラダを動かすことです。
勤め先では、時折、いすから立ち上がり、ストレッチ体操や屈伸運動をして、血液の流れを円滑にすることです。できるだけ、エレベータを利用せず、階段を使いましょう。
お風呂に入って、カラダを暖めることも冷えを解消するのが効果的です。寝る前にぬるめのお湯にゆっくり入るのもいい。
湯の温度は、約40度で、入浴時間は、約15分が目安となります。あまり、あついお風呂ですと、交感神経を刺激して、かえって眠れなくなるので注意しましょう。
温度変化に耐えられる基礎体力は、早寝、早起きの規則正しい生活をすることです。食事は決まった時間に必ずとるようにすることです。
手足が冷たい、背中が寒いといった冷え性に苦しむ女性が多くいます。冷房があたりまえとなった現代では、夏でも、冷えが私たちを襲います。冷えの被害は、男性よりも女性が多くなっています。
冷えが起こる原因は、血のめぐりが悪くなるからです。人は寒い環境におかれると、生命を維持するために、心臓や肝臓などの内臓が冷えることを防ぐことが、優先して行われます。そのため、毛細血管への血液の流れよりも、内臓への血流を優先するようになります。手足の先端への流れが少なくなるために冷たくなるのです。
もともと女性は、月経のためにホルモンのバランスがくずれやすいので、冷え性にもなりやすいのです。冷えは不快なだけでなく、頭痛、のぼせ、立ちくらみ、かぜの原因ともなりやすいのです。
冷え性になりやすいのは、不規則な生活やストレスの多い生活をしている女性、無理なダイエットをして栄養が不足している女性、太り気味でほとんど運動しない女性、です。
不規則な生活をしたり、ストレスの多い女性は、ホルモンのバランスがくずれやすく、からだの熱を十分につくることができなくなります。
ダイエットで食事をぬいている女性は、からだを温める熱を発生させるエネルギー源である栄養素が不足しています。あまり運動しない人は、血液の循環が悪いため、手足の先まで血液が行かず、冷えるのです。
タバコは血液の循環を悪くします。冷えの原因ともなります。
かかとの高いハイヒールは、足の末端に血液が流れるのを妨げます。机に向かって同じ姿勢を長く続けたりすると、血液の円滑な流れを妨げますので、冷えやすくなります。