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シンプル ライフ(健康で豊かな生活の実現を目指して)

健康で豊かなシンプルライフを実現するブログ情報

にがりダイエットには効果はない

2006-05-31 04:58:41 | 健康と美容

 「にがり」が大ブームになっています。テレビの健康番組や雑誌で次々と「にがり痩身効果あり」という情報がながされたことが原因のようです。

 過剰な量の「にがり」をとると下痢をおこしやすなります。ひどい場合には、2004年、ある福祉施設でにがりの原液を飲まされた女性が意識不明の重体となったほか、にがりを大量に摂取したことによる急性マグネシウム中毒で、死亡事故まで発生しています。

 サプリ会社などは、にがりのダイエット効果は、にがりに含まれるマグネシウムが脂肪分や糖分の吸収を抑え、糖やエネルギーの代謝を促進するものです と主張していますがそのとおりでしょうか。

 「にがり」とは、海水を煮詰めて製塩した後に残った母液のことです。この味が「ニガイ」ので、「苦汁」ともいいます。その主成分は塩化マグネシウムで、一般的には豆腐を固まらせるために使われます。

 市販の「にがり」は、海水を蒸発させて作られます。海水の塩分の濃度は3.4%です。この3.4%の中に塩化ナトリウム(77.9%)、塩化マグネシウム(9.6%)、硫酸マグネシウム(6.1%)硫化カルシウム(4.0%)塩化カリウム(2.1%)などが含まれています。製塩によってつくられる「にがり」の主成分はマグネシウムとなります。

 マグネシウムは医薬品では下剤に分類されています。マグネシウムを大量にとると、腸管の内部で水分が吸収されにくくなります。このため便が軟化し、下痢がおこるのです。腸管に存在する大量のマグネシウムに邪魔されて、ビタミンやミネラルが吸収されにくくなります。もし、ビタミンやミネラルが不足すれば、大変こまったことになります。ビタミンやミネラルは、生体で栄養素をほかの栄養素に変換する化学反応を触媒する酵素の働きに欠かせません。

 ビタミンやミネラルが不足すると、糖類や脂肪からエネルギー物質であるアデノシン三リン酸ができにくくなります。下痢をすると体力が落ちるのは、ビタミンやミネラルが不足するためです。

 マグネシウムが脂肪分や糖類の吸収を抑えるわけでもない。「にがり」による痩身効果があるわけでもありません。

 にがりの健康へのマイナス効果はとても大きいのです。それは、もともと海水には大量のナトリウムが含まれており、製塩されたあとでさえもナトリウムはカリウムよりもはるかに多いからです。そのため、高血圧となりやすくなります。「にがりダイエット」は、脳卒中を引き起こす危険もあるということです。

 「にがり」には、マグネシウムに比べてカルシウムが決定的に不足しています。そのために、にがりの過剰摂取により、高血圧、糖尿病という生活習慣病になりやすくなります。

美容と健康


速効性の期待できない「コラーゲン」

2006-05-29 22:25:06 | 健康と美容

 「お肌も身体もみずみずしく」「肌年齢も身体年齢も貴女しだい」「高血圧の防止や骨そしょう症の軽減」「関節炎の治癒に効果」などといったキャッチコピーで、ドリンクタイプの「コラーゲン」が売れています。飲めばすぐ、肌がツルツルするらしいのです。

  コラーゲンはタンパク質のひとつで、アミノ酸が長くつながってできています。このコラーゲンは、動物の中心や、皮膚や軟骨、腱などの成分となって、組織と組織をつなぐノリの役割を果たしています。細長いコラーゲンはまるで糸のようで、3本がらせん状にからまりあうことで、強度をいっそう増しています。

  3本の鎖がからまりあったコラーゲンは、ぴんと張った棒のような分子構造をしていますが、温度を60度まで高めると、螺旋はほどけ、3本鎖は1本ずつに離れます。これをゼラチンと呼んでいます。水に溶けたゼラチンを冷やすとゼリー状になって固まりますが、もとのコラーゲンの持っていた3本鎖構造には決して戻りません。これを「タンパク質の変性」と呼んでいます。卵を熱湯につけると固まってゆで卵のなるのも、タンパク質の変性です。

 カルシウムばかりと思いがちな骨にしても、コラーゲンの繊維を芯に、そのまわりにリン酸カルシウムが付着してできています。コラーゲンは、生体を構成するすべてのタンパク質の約30パーセントを占める主要成分です。肌の真皮にいたっては水分を除いた70パーセントがコラーゲンです。

  いくつかの業者が、「コラーゲンは目や内臓、血管にも欠かせない。しかも、健康と美容の必須のタンパク質だから、積極的に補給しましょう」と声高に主張しています。しかし、「食べたり、飲んで補給しましょう」という業者の主張には首をかしげざるを得ません。  そもそもコラーゲンというのは、巨大なタンパク質であり、飲んだり、食べたりすることで補給することができません。この点で、飲んだり、食べることで吸収されるビタミンやミネラルとは根本的に異なります。

  コラーゲンの分子量は約30万と巨大だから、体内には決して吸収されないのです。皮膚に自然に染み込む分子量は、せいぜい500程度です。飲むにしろ食べるにしろ塗るにしろ、その600倍もある30万という分子量は、あまりにも大きすぎて身体が受け付けないのです。

  細胞に浸透しにくいのだから、速効性などありません。その意味で「飲んだ翌朝」あるいは「夜塗って目覚めたら」肌がツルツル、という声をはなはだ疑問です。口から摂取されたすべてのタンパク質は、まず胃腸で酵素によってアミノ酸に分解され、小腸から吸収されます。飲んだコラーゲンがそのまま吸収されることは決してありません。

  身体の大切なコラーゲンは、口から飲んだり食べたりすることで獲得するものではなく、アミノ酸という部品が長々とつながることによって、生体でつくられるのです。なぜタンパク質を食べるかというと、生体で必要なタンパク質をつくるための「原料」のアミノ酸を提供するためですから、わざわざコラーゲンをサプリメントから摂取する価値はありません。

  ビタミンCを十分に摂取し、豚の角煮や焼肉、サンマやホッケを焼いて食べることで十分なのです。

美容と健康


「マテ茶」は発がんのリスクが高くなる

2006-05-28 21:25:43 | 健康と美容

 「減量」「血液サラサラ」などの健康目的でお茶を飲む人が増えています。その一つが「マテ茶」です。マテの正式名称は、「イエルバ・マテ」といい、南米のブラジルとアルゼンチンの両国にまたがる雄大なイグアナ滝の周辺に育つ10メートルほどの木です。

 この木の葉を摘んで乾燥させ、粉末にして湯で抽出して飲むと、「心身の疲労回復」「食欲抑制」「強壮作用」「消化促進」「生理機能の改善」「利尿作用」「老化防止」などの効果があるそうです。健康食品やネットショップのホームページでは、そのようなうたい文句が書かれています。

 マテ茶の成分を分析すると、マテ茶100グラム中にカフェイン1~2g、テオブロミン0.45~0.9g、テオフィリン0.5gが含まれています。効果は主成分のカフェインによるものと思われます。カフェインは大脳新皮質を興奮させ、眠気を吹き飛ばし、疲労感を和らげます。脳が興奮するため、食欲を少し抑えられるほか、強い利尿作用もあります。

 しかし、カフェインには強壮作用や老化防止は期待できないばかりか、飲み続けると危険を伴う場合があります。高血圧、心臓病、不安定症候群の人がカフェインを摂り過ぎると、症状を悪化しかねないので、マテ茶は禁物です。また、何杯もマテ茶を飲み続けると、カフェインによる脳の興奮が昂進しすぎて、不安、不眠、振るえなどの副作用が発生することがあります。

 マテ茶には発がん性が指摘されています。ウルグアイやブラジルでは、マテ茶の愛飲者にガンが多いことが明らかになり、今、社会問題となっています。

 1996年、ウルグアイ国立がんセンターのステファニー博士が、1988~1994年にマテ茶を飲んだ991人の男性を追跡調査し、マテ茶を飲まない人と比べての結果を雑誌「がんの疫学」に報告しています。これによると、マテ茶を飲むことで、肺がんの発生リスクが2.9倍、腎臓がんの発生リスクが3.0倍に増えたと報告しています。しかも、マテ茶を飲む量に比例して、発がん率が高くなっていたので、マテ茶がこれらのがん発生に密接な関係していることがわかります。

 ブラジルでもマテ茶による発がん性の調査が行われています。1994年に、ブラジルのアーマンド・フラッピア研究所のピントス博士が、同国南部の男性を対象にマテ茶による発がんリスクを調べ、雑誌「疫学」に報告しています。それによると、マテ茶によって口腔がんの発生リスクが1.9倍、喉頭がんの発生リスクが2.2倍に上がっていたと報告しています。しかし、コーヒー愛飲者の発がんリスクは上がっていなかったといっています。

 カフェインには発がん作用がありませんので、マテ茶に含まれる特別な物質ががんを引き起こしているものではないかと推測しているようです。宣伝文句にあるような効果を期待するなら、緑茶やコーヒーを飲み、発がんリスクを冒してまでマテ茶を飲む理由はないと思います。

「イエルバ・マテ」

ウィキペディア(Wikipedia)より 

美容と健康

 


プロテイン(タンパク質)は食物からとったほうが安い

2006-05-27 15:37:28 | 健康と美容

 プロテインという名前で販売されているサプリメントは、タンパク食品のことで、大豆、乳、鶏卵などを原料とし、タンパク質を40パーセント以上含む食品のことをいいます。タンパク食品は、大豆、乳製品を主原料にビタミン、ミネラル、糖類を添加したものです。

  人体を動かす筋肉はタンパク質でできています。そのため、タンパク質は糖類や脂質とならぶ三大栄養素とよばれています。毎日、三度の食事で、タンパク質をきちんととることが大切です。

 日本人が一日にとるべきタンパク質の量は、成人男性(体重約60キログラム)で約70グラム、成人女性(体重約50キログラム)で約60グラムとなっています。

  プロテインというサプリメントは、これを食べただけで筋肉がつくことを暗示している宣伝がみられることがあります。しかし、タンパク質を食べただけでは筋肉はつきません。タンパク質を食べて、筋肉を動かして始めて筋肉がつきます。

  プロテインのサプリメントと食物でとるタンパク質と比較したときどちらが安いのか。 一般的に、食物でとるほうが安くなります。

 サプリメントは、タンパク質1グラム当たりの価格は約8.5円くらいです。

 豆腐からとったタンパク質は1グラム約4円~5円程度です。

 牛乳からとったタンパク質は1グラムあたり6.9円程度です。

 また、納豆からとるタンパク質1グラム当たり3.6円程度です。

 このように比較してみると、タンパク質は、豆腐や納豆からとったほうが、プロテインのサプリメントより、ずっと安くなります。

美容と健康


習慣を変えると相手の反応も変わる

2006-05-25 09:28:13 | 生き方

 よい社会をつくるために、親しい友だちなど、人にすすめられるようなよい習慣を持っているでしょうか。これは、ほんのささいなことでもかまいません。

  とくに、コミュニケーションでは、自分の習慣をすこし変えるだけで、相手の反応を変わってきます。人に会ったとき、あなたは「おはよう」「こんにちは」という習慣があるでしょうか。また、笑顔であいさつをする習慣が身についているでしょうか。

  もし、だれかが笑顔で「おはよう」「こんにちは」といってくれたときに、気分が爽快になった経験があったとしたら、「これからは、自分もかならず笑顔であいさつをしてみよう」と、自分の中によい習慣を取り入れていってください。そうすることで、よい習慣がつぎつぎと伝染していきます。

  手紙や電子メールをもらったときに、すぐに返事を出す習慣があるでしょうか。これが習慣となっていれば、受けた人は「あの人はいつも返事をきちんと送ってくれる。じゃあ、私もきちんとお返事をするようにしよう」ということになります。

 べつに説教口調で、「あなたも手紙や電子メールの返事はすぐにするようにしなさいよ」とか、「あいさつは笑顔でやりましょうよ」と教えさとす必要はありません。よい習慣をしぜんに実行して、それを見た人が「いいな。私もやってみよう」と感じることができれば最高です。

  よい習慣をあなたが取り入れるならば、きっと周囲にもどんどん浸透していくことでしょう。よい習慣はよい社会をつくります。その第一歩は、私が、そしてあなたが、実際によい習慣を体現していくことなのです。


一日の食塩摂取量を知る

2006-05-25 01:19:45 | 健康と美容
 厚生労働省では、一日の塩分摂取量に目安を10g未満としていまが、日本人は平均13gの塩分をとっています。自分がどれだけに塩分をとっているのか、数字でわかる方法がいくつかあります。

 一日24時間中の尿を全部蓄えて量を測り、10gの尿のなかの食塩量を測定することで、一日のあいだに口からとった塩分量がわかります。

 家庭で計測するには、薬局などで市販されているテープを使う方法があります。これは、尿中の塩分の量から前日の塩分摂取量を推測します。
 そのほか直接みそ汁に浸して計測するデジタル塩分計や、汁に浸して色の変化で推測するテープも市販されています。



便秘の原因と解消のしかた

2006-05-20 13:09:21 | 健康と美容
 便秘は、食事、運動不足、ストレス、腸内細菌のインバランスから起きます。とりわけ、食事では、ファイバー不足によって、便の量が少なくなり、消化された栄養素を下に送るぜん動運動が起こりにくくなるためです。
 便秘を解消するには、たっぷりと睡眠をとって、疲れやストレスをためず、定期的な排便のリズムをつくることです。運動不足で便秘となっている女性は、腹部の筋肉が弱くなっているので、早足で歩くなどの定期的な全身運動をすることによって解消しましょう。
 まず、朝起きたらコップ一杯か二杯の水をのみ、カラダに水分を補給し、水分不足で硬くなった便をやわらかくすることです。一日に必要な栄養素を摂り、ファイバーの豊富な食べ物を多めにとることです。ファイバーを含んだ消化物は、水を吸収し、腸管いっぱいにふくれます。ふくれた消化物は、腸管をこすりながら、腸壁をおだやかに圧迫します。こうして腸管の周りに付着したカスや有害物質などの残り物を、ふくらんだ消化物によってけずりとります。また、ふくらんだ消化物が腸壁を圧迫することによって、便意をもよおすようになり、排便が促進されるようになります。

 ファイバーを多く含んだ食べ物は、煮豆、ゴボウ、サツマイモ、フキ、ぜんまい、寒天、かんぴょうなどの植物性ファイバー、かに、えび、オキアミなどの動物性ファイバーがあります。白米の代わりに玄米を食べると、便通が改善されます。りんごには、ペクチンが豊富なので、便秘の解消にとてもよいのです。


健康と美容



便秘は美容と健康の大敵

2006-05-20 13:05:09 | 健康と美容
 便とは消化されないカスや体にとって不要なものです。この便が結腸に長くとどまることを便秘といいます。便秘になると体内に残った有害物質が発酵して、老廃物をだします。これが血液を通して全身にまわると、お腹がふくれたり、腹痛の原因となります。便秘は腸内環境を悪くするので、悪玉細菌を増やし、毒素が自律神経系を悪くします。こうして、頭痛、肩こり、食欲不振をおこします。血行も悪くなるので、吹き出物や、肌荒れの原因となります。便秘は、便のつまっている腸管に悪さをするだけでなく、その影響は全身におよびます。便に含まれている有害物質が、血液に溶け込み、全身に運ばれるので、全身に悪さをします。

健康と美容



和食はすぐれた習慣

2006-05-20 06:36:02 | 健康と美容

 和食には塩分が多く、高血圧、脳卒中の原因になることもあります。それなら和食をやめて洋食にするか、という人も出てきそうですが、それは早計です。塩分さえひかえめにすれば和食はむしろ、世界に誇れる、日本のすぐれた食習慣なのです。

 欧米人で心臓病にかかる人が日本人にくらべて二倍も多いのは、やはり食習慣の違いによるものです。動物性脂肪、バター、砂糖のとりすぎ、肥満などは動脈硬化を促進し、心筋梗塞や狭心症などの、いわゆる虚血性心臓病を引き起こしやすくさせます。そうした心臓病に悩まされる人が多いアメリカで注目されているのが、日本の和食です。

 大豆からつくった豆腐などの植物性タンパク質が中心で、繊維質の多い野菜をたくさんとり、油をあまり使わずに、あっさりした味にしあげる和食は、低カロリーで脂肪も少なく、心臓病にかかりにくい食事として、健康に気をつかうアメリカ人のあいだでは、たいへん人気があるそうです。

 日本人は、これまで心臓病や糖尿病、肥満などの病気が少なく、健康を保っていられたのは、何よりも和食という伝統文化のおかげだと思います。せっかく和食といういい食習慣を持っていながら、戦後、欧米を目標に経済成長を続けるなかで、食事のほうも洋食志向になり、食習慣もずいぶん変わってきています。子どもが好むハンバーグやスパゲティ、スナック食品に代表されるように、肉や動物性の脂肪を多くとるようになり、砂糖も多くとるようになっています。

 また食べ物が豊富になり、つい間食をしてしまう人も多いようです。戦争中、日本人にはなかった痛風という病気が、日本人、とくに中年の男性によく見られるようになりましたが、これも肉やもつ類のとりすぎのためです。


これからは起業を考える時代

2006-05-19 05:41:53 | 生き方

 これからの日本はアメリカのように2割の富裕層と8割の低所得者に分かれていくように思われる。今企業が考えている雇用形態として、3割の定職者、4割の派遣社員、3割のパート、アルバイトで会社経営をするモデルを模索し、構築しようとしている。

  企業は企業間競争に打ち勝つために、あらゆるシステムを考え導入することを使命としているようだ。資本主義社会においては、強い企業が生き残り、弱者は市場から撤退するしかない。今まで不可能と考えられていることを可能とする優秀な人材を登用して、儲かる新しいビジネスモデルを開発し続けなければ生き残れない状況である。このスピードは益々早くなることはあっても遅くなることは考えられない。

 プロジェクトに必要な優秀な人材も他企業から引き抜き活用していくという状況でもある。当然のことであるが、定職者として採用された人も身分の保証はない。有能な使用人であり続けるには、身につけた専門知識もクリアーし、新たなビジネスの専門知識・技術を修得し続けなければならない。このような状況が続く限り、組織をリタイアーせざるを得ない定職者層が多く発生する。自己防衛のためにもいつでも起業できる準備が欠かせない。

  これからのサラリーマンは、将来の自己防衛のために食えるための商材を考え起業に対する準備が求められている。起業をするといっても事前準備と色々な人たちの支援が欠かせない。普段からこのことを考えておくことが不安を解消することになろう。