これからの日本はアメリカのように2割の富裕層と8割の低所得者に分かれていくように思われる。今企業が考えている雇用形態として、3割の定職者、4割の派遣社員、3割のパート、アルバイトで会社経営をするモデルを模索し、構築しようとしている。
企業は企業間競争に打ち勝つために、あらゆるシステムを考え導入することを使命としているようだ。資本主義社会においては、強い企業が生き残り、弱者は市場から撤退するしかない。今まで不可能と考えられていることを可能とする優秀な人材を登用して、儲かる新しいビジネスモデルを開発し続けなければ生き残れない状況である。このスピードは益々早くなることはあっても遅くなることは考えられない。
プロジェクトに必要な優秀な人材も他企業から引き抜き活用していくという状況でもある。当然のことであるが、定職者として採用された人も身分の保証はない。有能な使用人であり続けるには、身につけた専門知識もクリアーし、新たなビジネスの専門知識・技術を修得し続けなければならない。このような状況が続く限り、組織をリタイアーせざるを得ない定職者層が多く発生する。自己防衛のためにもいつでも起業できる準備が欠かせない。
これからのサラリーマンは、将来の自己防衛のために食えるための商材を考え起業に対する準備が求められている。起業をするといっても事前準備と色々な人たちの支援が欠かせない。普段からこのことを考えておくことが不安を解消することになろう。