マイスター・クラス

「あなたの演奏はすばらしい！」と言われるよりも、「そのハーモニカは、いい音がしますね!
」と言われることの方が多い。先日参加したコンサートでもハーモニカについて質問されました。あの時、使ってたのは、「マイスター・クラス」です。毎回、違うモデルを使うのは、こんなハーモニカもあるよ！という紹介の意味もあるんです。新しいハーモニカとの出会いが、その人の演奏に何か新しいものをもたらすかもしれませんからね。

クロマチックのマイスターは、10年くらい前にボディの部分の腐食がひどくて、輸入を中止されてました。最近、輸入が再開され、日本でも買うことが出来ます。確かに、すでにマイスターを所有してる人の意見を聞くと「もう使ってません！」という声が多い。ボディがアルミというのもちょっと気になったので、ダグラス・テイトさんという方にメールで質問してみました。ネジとボディが反応して、白い粉が出来るそうなんですが、それが、身体に入ると良くないらしいです。だから、「私の作っているステンレス製のハーモニカはどうでしょう？」とダグラスさんの作っているハーモニカをすすめられました。宝くじが当たったら考えます。

結局、ダグラスさんのこわい話にも屈せず、マイスターを購入。普通、外国から買うと日本で買うより安いんですが、ほぼ日本価格と同じでした。私が買ったお店ではメンテナンスとカスタマイズをしてくれてから発送してくれているそうで。その分、他より料金高めということでしょうか。Antony Danneckerという方のお店です。Antonyさんのカスタマイズのお陰か、ホーナーの品質の向上のせいか、今のところ健康被害は出てません。もし具合が悪くなったら、報告しますね！