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一生

人生観と死生観

日本語と英語

2008-04-15 22:19:53 | 生活
4月15日 晴れ
 春に三日の晴れなしというがその通りだ。お天気は変わりやすく、晴れる日はすぐに曇りや雨になる。しかし今日の天気は絶好というほどのものであった。桜はまだこの辺ではさかりをすこしすぎたとはいうものの美しい姿を維持している。
 日本語について考えると、この言葉は外来語だらけだ。そもそも日本古来の言葉というものはさっぱりなく、漢語がドカンと座っているのが日本語だったが、近頃は英語がどんどん侵食してきている。もともと本来の日本語が少ないのだから、流行する英語に置き換わっても日本人はそう驚かないのではないかと思う。一方で日本人の本来の言語感覚に疑問を呈したくもなる。日本語は母音の多い構造だが英語は子音で終わることができる。韓国の言葉も子音が豊富だ。英語が得意な日本人はあまり多いとはいえない。それは日本人の特色で短所であり、またある意味で長所なのだ。俳句で宇宙を表現する日本人はすごいが、井の中の蛙でもある。長短あわせて考察することが必要らしい。

スーパーの昼

2008-04-12 21:05:25 | 生活
4月12日 晴れのち曇り
 私は近頃お昼は外食を励行している。家内が健康が弱り、三食亭主の食事の世話は見られないということがきっかけだったが、慣れてみるとこの方が生活リズムとしては良いことが分かった。私も完全な健康体でないことは家内も良く知っているが、外の空気を吸い、歩き回り、人と話をする効果はプラスになると思っているようだ。家内は腰痛症と頭痛に悩む持病持ちなのだが、最近は四国高知の俳句の師匠について、俳句の勉強に凝っている。月に一度か2ヶ月に一度は飛行機で高知まで出向く熱心さだ。健康も最近はずっと良く、私より長生きする勢いになって来た。
 昼スーパーにゆくと、パンを買い、プレイルームに行って昼食だ。いつもここで食べる常連は私のほかにもう一人の老人がいる。奥さんをなくした一人暮らしか元気がない。私は本か雑誌を持って読みふける。時には賑やかやな運動帰りの学生たちと一緒になる。また時には子ども連れの奥さんたちも来る。お互いに話し合うほどの仲になることはないが、その時その時の日本社会の風俗は知られる。子どもの躾は昔に比べるべくもない。私はここではあくまでも傍観者に徹することを信条にただいるだけである。こうして過ぎ行くときの小さな喜びみたいなものを享受するのだ。別に文学賞をもらう積りもない私だが、見ているだけでよいと思っている。

暫しの安らぎ

2008-04-02 18:17:18 | 生活
4月2日 晴れ
 仕事の合間、暫しの休息、嬉しいことにまずまずの健康も保たれ、ベッドで一休みの時間をもった。眠るほどでもない休息は人生のご褒美に与えられているかのよう。無為の快楽がここにある。働き人よ。時にはこんな時間を楽しんでみてはいかが?
 知恵あるものに憂い多く、志あるものに障碍はときに高く、人生ままならぬと嘆くことなかれ。成るようにしかならぬ事もあるが、その中に深い啓示もこもっていよう。おのれを立てるだけではことは進まない。

4月1日よなんじの名は

2008-04-01 21:45:35 | 生活
4月1日  晴れ
 この日を人呼んでエープリル・フールの日という。冗談じゃない、希望の日と呼んだらどうか。この日若者は社会に出る、不安といくらかの期待に、緊張した面持ちで。長い受験勉強の後、大学に入学し、純粋に人生を楽しみ、謳歌しようという人もいる。桜はその人たちの上で微笑んでいる。
 私にとってこの4月1日は新たな出発の日。なんに向かって? エッセイストクラブに入会することになったから、気ままに文章を作り、晩年を出来れば優雅に過ごせたらというのが私のささやかな願いである。競争はしない。自分のペースを守る。これが方針。晩年には晩年の楽しみがある、いやあるべきだ。

温泉と日本人

2008-03-31 19:03:35 | 生活
3月31日 雨のち曇り
 温泉の湯を引いた我が家のお風呂はいわき住まいの華である。リラックスするためにここに来る人は我が家に限らないのである。この団地は東京方面からの移住者もいる。定年を迎えて田舎暮らしをしたいが、あまり不便なところに住みたくない、ということになれば、いわきは程ほどによいところらしい。気温も東北というよりは関東式で、比較的温暖、寒暖の差は少ないことで日本有数のとこだそうだ。
 温泉は至るところで出るらしい。くせのないおう泉なので、好まれる。ハワイアンが出来て有名になり、街も不景気を脱した歴史がある。その前は炭鉱の不景気で大変だったそうで映画にもなった努力のあとが語り草である。熱いお湯は冷まして入浴する。
 いわきはよいとこ、住めば都。ここでよいエッセイでも書ければなおよい。

旅路

2008-03-28 08:59:55 | 生活
3月28日 曇り
 旅立ち前、途中の無事と行く先の平安、自分のことももちろん、先々の人のことも念頭に!私たちの運命は思いがけないことも起こるのだから。
 春になっての旅は喜ばしい。期待を胸に。let's go.

誕生日のお祝い

2008-03-24 14:45:53 | 生活
3月24日  雨
 三月も下旬、北国も春は次第に色を濃くしつつある。末っ子の孫の誕生会を繰り上げ実施したのがきのうの日曜の晩であった。
 4人の末ともなればみんなが慣れっこになって、手際よくお祝いの品など並べる。
 だれも人の生涯を精確に予知することが出来るわけはない。しかし時としてわたしの胸を未来の予感が過る。その中味はいま明らかにできないが、人は小さな存在で決して傲慢になってはならないということである。
 日本の100年のこれまでを顧みると、今後100年が安穏平和であるとは到底思えない。しっかりした考えに立って、平和主義を守り抜く精神を持ってもらいたい。そうであってさえ世界に嵐が吹くだろうから、やはり勉強して自立する気概を養ってもらいたい。それがはなむけの言葉。

気晴らしもよし

2008-03-20 22:32:42 | 生活
3月20日 雨
 彼岸の中日一日雨、母さん母さんどうしよう。
 遊びにゆくとこ、雨で駄目、
 泣いている子はうちに来い。
 お菓子も上げる、カルタも取れる。
論文の下書きで疲れ、孫と遊ぶが意気あがらず。昔話も思いつかず。I am SORRY.

英語力

2008-03-19 16:25:13 | 生活
3月19日 曇り
 春らしくなってきた。いまにも雨が降りそうな天気。これまでずっと晴れてきたいわきでは雨が珍しく、草木も雨待ち模様の風情だった。雨よ来い、早く来い、というところか。
 日本学士院の紀要に出すニッポニウムの総説論文の下書きはほぼ終了した。なんと時間がかかったことか。私の英語力はとてもとても、ランク付けの範囲外だ。Aでも、Bでも、Cでもないみたい。困ったことだ。しかし最終的には菊池キャロルさんに見てもらうことにする。問題は中味だ。
 英語力といえば孫が何故か英語を不得意としている。理数科が良くて、工作が得意、母方の祖父さんに似たのかもしれない。美少年の彼は女性にもてたり、男の子のうちでも割と目立つらしいが、私としては中学生のうちはなるべく目立たないように願っている。虫のよいことを言えば、そのうちに頭のよい堅実な女性が彼の伴侶となってくれることだ。髪のみぞ知ることだが。これからの子どもたちは世界の難しい状況の中でどんな暮らしが待っているのか。くよくよと心配しても仕方のないことだ。明日は明日の風が吹く。

光は心にあふれる老夫人

2008-03-17 22:01:40 | 生活
3月17日  晴れ
 一通の手紙が届いた。大きな字でところどころ曲がったりして、かなり読みにくい。読み始めて分かった。この女性は今年95歳になるはずの老婦人で、白内障が進行し手術も難しいという。本人はもう覚悟を決めて医者に手術断念のむね伝えたという。光を失った世界がどんなに苦しく悲しいものであるか、私は想像はしてもその暗さが分からない。ああ可哀想にと思うがどうしたらよいか。
 ところがである。彼女はキリスト教会の会員で牧師夫妻に大変愛されているかただ。彼女は言う。神様がいらっしゃるので、その光が心の内側に満ち溢れていますと。ああたいした人だ。ご主人をガンのため亡くされて子どもの養育に大変苦労してこられたが、いつも驚くほど前向きで、困難を克服して歩んだ生涯であった。
 私のところには充に会いたいといってある方の紹介で訪ねてこられたのが最初だった。それ以来充を愛して折に触れて訪ねたり、充のためのお土産を持ってこられたり、美しいクリスマスカードを送ってこられたりして、私どもを喜ばせ、感謝の涙に暮れさせたものだ。この人の歩むところに泉あり、泉のために多くの人の喜びが生まれると思ったものだ。
 そして不思議なことはこの人ガ小川正孝の長男小川新太郎のことを知っていることだ。ニッポニウムの課題に取り組み、小川正孝の名誉挽回に努める私はこの仕事はワクチン禍と繋がっていると思ってやっている。その交点に現れた人である。
 どうか主が彼女をあわれみ、この後も最善に、よい勤めをなさせて下さいますように。平安を常に恵みとして与えて下さい。