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一生

人生観と死生観

六月の歌

2008-06-02 22:26:35 | 生活
6月2日 曇り
 六月に入って、学校は衣替えとか放送しているが、こちらは寒くてそれどころではない。
 懸案のブログの整理の第一段階。まず2月から5月までの4ヶ月のブログの打ち出し。これで午前中はつぶれる。約120枚の束となる。よく書き溜めたものだ。
以前に書いた200枚前後のブログと合わせて300枚分はあるだろう。取捨選択の上、まとめて発表することにしたいが、充との生活の思い出、予防接種禍との戦いの記録を優先し、その発展として科学の先人への敬意、特に小川正孝のニッポニウム発見とその後の苦闘を偲ぶなど、やることは沢山ある。
 エッセイとしてまとめる楽しみはこれからになる。

意外!素敵な休息

2008-06-01 17:51:08 | 生活
6月1日 晴れ
 何日かぶりで晴れ。気持ちのよい日になったが、さすがに6月1日だけあって、日射しはかなり強く、車の運転中は窓全開で風の通過によって体感温度を最適化する。
 ところで意外な発見をしたので、ここに書いてみる。私は長年高血糖、低血圧の体質で、最近は高血糖の方が問題領域になり、医者からインスリンを使うことを奨められ、薬物依存みたいだからと最初は抵抗していたが、皮膚の荒れが治りにくくなったので、やはり医者の言うことに従うことにした。
 インスリンの注射は血糖値測定を前もって行い、その数値によってインスリン量を調節するので、合理的ではあるが、七面倒臭いと思う者も出てくる。慣れればなんでもないそうだが、慣れるまでは操作の指導書と首っ引き。馬鹿馬鹿しいような失敗も何度か。最初の晩指定の量が多すぎて、突如発汗、心臓の動悸が起こり、薬の作用と気がついて、ジュースを飲んでことなきを得た。それからは規定の量を半減して就寝することにした。そしたら快い眠りがやってきて、経験したこともないことだったので驚いた。表題通りの素敵な休息だった。天的な眠りを味わったとさえ言いたくなるほどであった。ひと様に奨められるかどうかは問題だが、こんな経験は無視するには惜しい。
 睡眠導入剤はいろいろあるが、癖のあるものが多く、そのうちに効かなくなる。インスリンはどうか、始めたばかりで、今後の経過を見る必要があるが、面白いことだ。

子どもは天才

2008-05-18 22:54:07 | 生活
5月18日 晴れのち曇り
 今日の日曜日前倒しで孫の誕生祝を行った。彼は中学2年になって急激に背丈も伸び、だんだん頼もしくなってきた。ケーキを食べた後は、彼がまだ2歳の幼児だったころのビデオをあらためて見ることになった。
 おどけたことを言って周りの大人たちを笑わせたり、微笑ませたりする抜群の才能のある子であった。何でもないことを面白おかしくしてしまう。その仕草は幼児だから可愛いばかりである。ユーモアのセンスは今も続いてはいるが、とても幼児期の点数には及ばない。それは成長のしるしかも知れず、止むを得ないことである。
 それにしても幼児がこんな際立った才能を見せるのは本当に不思議だ。二十歳過ぎればただの人という諺もあるのだが、子どもが大人に夢を見させてくれるのは、たとえ一時のことであっても嬉しいことであるに違いない。

旅に出る前

2008-05-08 08:47:27 | 生活
5月8日 くもり
 仙台への「たび」に出る前に一言。旅は時として心の昂揚に、時として億劫になる両面を持つ。私の健康が許す限り旅立ちのロマンを持ちつつ、万事に備えたいものだ。
 旅、それはプランであり、気まぐれな夢の要素も、定めなき人生の最後の「たび」はどうなるのか、すべてを任せよと囁く者の声。日暮れは誰の上にもやってくる。

4月よさらば

2008-04-30 19:55:12 | 生活
4月30日 晴れ
 いつの間にか時は過ぎ、4月も終わる。この月は初めはまだ寒く、終わりは暑いこともあるため高齢者には用心が必要なのだったが、その用心を忘れ、風邪引きかかったところを入浴して1週間も寝てしまった。いま治ったとはいえ、多少の違和感が華に残る。もう少し用心を続けなさいということか。
 今月のイッセイストクラブの理事会で晴れて会員になることが認められたのだから、また前を向いて歩もう。新しい「一生」の新しいエッセイを目指して。
 クラブではセレンディピティの話が5月には予定されている。どんな話か楽しみだ。多くの出会いの機会があるだろう。私もいく人かの人に何かを与えることだって可能なのだから、努めて明るく、創造的に振舞おうと思う。

たかが風邪されど風邪

2008-04-27 21:18:33 | 生活
4月27日  晴れ
 風邪が全快ーと思ったらそうでなかったという、何と言いますか、お粗末な話で恐縮。これも年配の人にはよくあることで、あまり若ぶって無理をしてはいけないということである。咳に痰は取れたが、ふらつくような感覚、平衡感覚の戻りがいまだし。時々めまいがあるのは良くない。1週間も寝たのだから、序でにあと二三日寝るのは何でもないでしょうと言うことになるか。
 たかが風邪、されど風邪、見くびってはいけません。

外出とガソリン

2008-04-26 14:44:03 | 生活
4月26日 晴れ後曇り
久し振りに病院より遠くにドライブした。運転感覚は鈍っていない。風邪で弱っている間に世の中はどんどん進んでゆく。
 ガソリンの値段が道路の暫定税率の起源切れで低い間に、車のタンクを満杯にしておこうという人でガソリンスタンドは込んでいるところが多いという。私も行って見たが、閑散としている。スタンドは政治に振り回されて経営が苦しいのだそうだ。高い税率をそのままにしている方がおかしいのに、どうも与党側の言い分は腑に落ちない。三分の二多数で再議決し、税率を元に戻すのは確定的だが、これで議会は野党側に有利に働くのは必定だ。万年与党の驕りを一度ひっくり返す必要がありそうだ。多分今年は波乱の年になる。
 高齢者特に後期高齢者の問題でも、現政権の失政は目に見えている。イナリカズキが憤慨しているさまはテレビに映り、高齢者の共感を呼んでいる。ただでは済まない状勢だ。
 こんな風に弱いものいじめが通る政治をやっていたらお仕舞いだ。公明党もしっかりせよ。

二人の恩師(1)

2008-04-23 16:58:02 | 生活
4月23日 晴れ
 風邪は少し快方に。といっても身体が冷えると相変わらず鼻汁が出て不快だ。
 さて今日は忘れえぬ師のことを。まず中学時代の思い出。私の中学生の頃は日米戦争が烈しくなり、1944年は中学生も上級になると勤労動員で軍需工場に駆り出された。授業はそれでも3年初めまではポツポツあった。陸海軍の学校の募集は繰上げであった。海軍兵学校の予科が新設されると人気があり、成績優秀な仲間はそちらに入った。海軍航空隊の予科練習生〔予科錬と通称、華の予科錬などと呼ばれ、後に特攻隊で多くの犠牲者が出た〕は烈しい訓練が有名だったが募集があると、さすがに受験しようとする生徒は期待するほどには出なかったようで、上からの半ば強制的な募集に学校の先生方は苦慮していた。私は近視だったので受験しても通らないことは分かっていたが、学校側でそんなに困るならと、受験票を提出した。その日も晩になって、自宅の玄関の戸を叩く人ガあった。主任の先生だった。手には私の提出した受験票があった。彼はこれを返すとおっしゃる。君は予科練には向かない。科学技術の方面でお国のために役立つようにせよ、何も急ぐことはないと。有難かった。小柄で、あまりハッタリを言わない方だった。今思う。師に対してどれほど報いることが出来ただろうかと。

身辺雑記

2008-04-21 11:08:04 | 生活
4月21日 やっと晴れ
 睡眠不測がこのところやや慢性化。それに少し風邪のセイでくしゃみ、鼻汁。睡眠を十分取って早く直りたい。
 未来は輝くはずの子どもたち、不登校児が増えつつあるという。家庭の教育に問題があるとも、社会の構造的な影響があるとも言われるが、本人の心境はなかなか理解されないし、本人も家族もつらいに違いない。
 この普通でない事態はどうやったら解消されるであろうか。豊かな家庭ではとにかく家庭教師をつけて、勉強はさせ、大検をパスして大学に通うところまで成功したという。
 また不登校の子どもを集めて、教育する山の中の学校もあるそうだ。
 アメリカではそのようなシステムの検討が早くから進んでいるらしい。日本人は底のところ少し遅れているが、こういう子どもたちにも人権がある以上、何らかの対策は国でも立てるべきだろう。

戸はひらく

2008-04-20 13:35:18 | 生活
4月20日 雨のち曇り 午後は日も差す
 二,三日続いた強風を伴う雨のお天気はほぼ終わり、時折思い出したように風が吹くけれども、久し振りの日差しが見られ、心が和む。
 昨日届いたらしいが、今朝ポストに待望の日本エッセイストクラブからの通信が入っていた。手紙も付いている。私の入会は満場一致で認められたとのことである。嬉しいニュースであることは間違いないが、昨夜の息子の誕生祝の席で発表できなかったことが残念だ。長寿社会に突入した日本だが、長寿が人生の最後の苦しみの長さを象徴するものであってはならず、老人もそれなりに工夫して、楽しい老後を自ら創造するものであることを実証したい。エッセイを書くことは私にとっての喜び、そして家族の喜びとなり、社会にほんの少しおすそ分けできたらなお良いと思っているのである。そう言う戸が開けたのだ。