goo blog サービス終了のお知らせ 

つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

官邸のニコン、オークションに

2012年11月10日 | カメラ

歴代総理や外国の要人らを撮り続けてきた、官邸のフイルム一眼レフ「ニコンF4s」(ボディ)が楽天の官公庁オークションにかけられています。(楽天のページ)

ギズモードジャパンで紹介されていました。

 

楽天オークションの商品説明文は次のようになっています。

『●歴代総理や各国要人を撮り続けた、往年の名機。
竹下首相から橋本首相まで、平成元年4月の使用開始から、述べ8名の首相を撮り続けました。また、ロンドン、東京、バーミンガムで開催されたG8サミットや、APEC等国際会議などで、ジョージ・H・ブッシュ米大統領、クリントン米大統領、シラク仏大統領、ほか多くの各国要人を撮影してきたカメラです。
●官邸の刻印が刻まれた、貴重な1台。
今後、カメラを数台出品する予定ですが、「官邸写真室」の刻印のあるものはこの1台だけです。』

 

「ニコンF4s」というカメラ自体、ニコンのフイルム時代の名機。さらに 「官邸写真室」の刻印があるところがミソ。なかなかの希少品ですね。

こういうものがオークションにかけられるとはね…

 

ちなみに性能面では、AFがついていて、モータードライブで高速連続巻上げ(5.7コマ/秒)が可能。デジタルのフルサイズ機に負けず(?)今でも使えそう。

写真を見ると、さすがに過去の歴史の舞台で使いこまれてきたことを物語るように、塗装がはげたりしていますが、官邸写真室の所有なので保管状態も良いのでは。

 

オークションの参加申込は11月2日~11月19日。

入札期間 は11月30日 13:00~12月03日 13:00。

事前に実物を見られるそうです。11月5日(月)〜19日(月)(土日を除く)の間、永田町の内閣府大臣官房会計課用度第1係で。

 

楽天のページによると、参考価格は23,900円 。このブログを書いている11月10日時点の入札件数はゼロとなっています。おそらく、カメラファンも知らないのでしょうね。

興味のある方は入札してみては…


街ブラ・富士の新製品

2012年11月09日 | カメラ

富士フイルムが10月26日に、「Xシリーズ」のショールームを大阪と福岡にオープン。発売前の新製品が見られるということで出かけてきました(東京ミッドタウンのフジフイルムスクエアでも展示中)。

大阪のショールームは、地下鉄御堂筋線本町駅に近い中央区備後町の富士フイルム大阪ビル1F。

レンズ交換式デジタルカメラ「X-E1」(11月17日発売)と、コンパクトデジタルカメラ「XF1」(11月3日発売)を手にとって試すことができました。

X-E1。新発売のズームレンズ XF18-55mmF2.8-4 R LM OISが付いていました。

 

「X-E1」は、ヒットした「X-Pro1」と同じ1630万画素APS-Cサイズ機。ローパスフィルターを廃した、フルサイズ機に迫る解像感が魅力です。

「X-Pro1」が光学・電子ファインダーの両方使えるハイブリッドマルチビューファインダーなのに比べて、「X-E1」は電子ファインダーだけ(大型・高精細化)で、全体の大きさも小ぶりになっています。


カメラとしての基本性能は「X-Pro1」を踏襲したうえ、AFが速くなっています。試してみましたが、確かに速いし、「X-Pro1」発売最初にあった、合焦時に電子ビュー画像が“固まる”というような現象もありません(その後ファームウエアで「X-Pro1」も改善)。

光学ファインダーに比べると電子ファインダーはわずかに暗め。映像も特有のぎこちなさがありますが、この辺は慣れと好みの問題かもしれません。個人的に光学ファインダーが好きなので、どうしても気になってしまいますが…

 

シャッター音はとても良いです。これは大きな魅力。昔のレンジファインダー機のような軽く小気味良い感触で、クラシックな外観とともに、カメラを触ることの楽しさが伝わってきます。

モノクロ撮影でも4種類あるというフイルムカメラ風のこだわり、さらにMマウントレンズに対応している“渋い”カメラです。純正のMマウントアダプターで、ライカ、フォクトレンダ―、ツァイスの往年のレンズが付けられます。カメラ歴の長い人ほど魅力を感じるのでは…

Xシリーズで初めてズームレンズが出たのも、使いやすくなって良いと思います。ロードマップでは、来年さらに5本のレンズが出るそうで、富士フイルムも「やる気」ですね。

 

一方の「XF1」は…

イメージキャラクターの本木雅弘さんと真木よう子さんの写真とともに展示。

おしゃれですね。

 

レンズを回すと電源が入る、独特のシステム。使わない時はレンズをペタンと押しこみ、厚みが薄くなります。

持った感じはとても軽く、クラシックなスタイルもグッド(赤のモデルが人気とのこと)。

AFは早い方です。またXシリーズ共通のようですがコマンドダイヤルを押すだけで撮った画面を一気に拡大、ピントの確認ができます。全体にレスポンスが早くて操作はしやすかったですね。

光学4倍ズームレンズはF1.8(広角)~F4.9(望遠)。マクロでは3センチまで寄れ、広角端が明るいレンズのためか、画像サンプルを見た感じではボケもきれい。RAWにも対応しています。

センサーは、一般的なコンパクトデジタルカメラの約2倍の面積の2/3型1200万画素。

 

触っているうちに見直しました。このカメラって、ファッション性の高いデザインばかりに目が行きますが、すごく高機能なんですね。

問題といえば、レンズを回して電源を入れる方式に、慣れが必要なところぐらいでしょうか。

 

パンフレットをもらって、大阪駅近くの喫茶で眺めて楽しみました。とてもリッチな時間…

 

大阪駅周辺にはペンタックス「Q10」(10月26日発売)のでっかいポスターが。

イメージキャラクターは向井理さん。デザイン違いのポスターが何種類もあるようで、いたるところで目を引きました。

東京と大阪の主要駅に、「駅ジャック」という感じで期間を限定して貼られているそうです。ペンタックスも思い切った広告をやりますね。

 

日本のカメラメーカーはみんな元気だなァ… 各社から新製品がどんどん出て、迷ってしまいます。

 


街ブラ・ソニー新NEXとRX1

2012年11月08日 | カメラ

大阪・梅田のハービスエント 4Fにあるソニーストア大阪。

今日は先行展示されているミラーレス機、NEX5RとNEX6(11/16発売)を見に来ました。

 

RX100を買って以来、今年何回も来ているところ。残念ながら、ここは撮影禁止です(写真はNEX6のフリー画像)。

Sony_NEX6Sony_NEX6 / Chris Ruggles

いずれも1610万画素。背面の液晶画面の角度を変えられるのは同じで、自分撮りできる角度までチルトできるのがNEX5R。

一方、電子ビューファインダーとストロボを内蔵しているのがNEX6。

NEX5Rにも電子ビューファインダーとストロボは取り付け可能です。

 

個人的には、最初から電子ビューファインダーがあるNEX6の方がおすすめのように思いました。

自分撮りに興味がある方ならNEX5Rですね。ソニーもこちらの方がメインストリームとして考えているようですが。私は自分撮りなどしたくもないので…

 

NEX6にキットレンズE PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSSをつけた展示品がとてもいい感触。レンズの方が大きくてバランスが悪かったNEXシリーズが、小型ズームレンズを得てようやくいい組み合わせになったように思います。

AFが早く、液晶も見やすい。NEX6、とてもいいカメラに仕上がっているのではないでしょうか。

 

プレミアムフルサイズ機 RX1(11月16日発売、写真はフリー画像)も触ってきました。

 
Sony_RX1 / Chris Ruggles

 

この前は参考展示で触れなかったもの。

光学ファインダー、サムグリップを付けて… いやあかっこいいこと。

手のひらに収まるサイズが2430万画素、35mmフルサイズだなんて、本当に信じられませんね。

 

このカメラ、いつ来ても相談しているお客さんがいます。それだけ注目が集まっている訳ですが、こんな高いカメラ、どこからお金が出るのか、うらやましい感じです。

 

 で、気がついたこと。光学ファインダーは結構パララックスがあります。とくに近い被写体の場合、視野外の下部が写りこんでいたりします。どこにピントがあったかも液晶を見なければわからないし、あまり実用的ではないように思いました。

ファッション性でなく実用性を求めるなら、電子ビューファインダ―の方がいいと思います。

 

サムグリップは配置上、ボタン類をふさぎますが、左右に倒せるので邪魔にはなりません。しっかりホールドできるので重宝です。

 

新しいパンフレットをもらいました。ツァイス ゾナーT*35mm f2レンズが描き出す極上の画質に、「いいなあ」と、ただ憧れるばかり…

 


街ブラ・ニコンD600

2012年11月07日 | カメラ

大阪・キタの街をぶらぶらしながら、カメラメーカーのショールームで新製品を触ってきました。

まずはニコンから。

ヒルトンプラザウエスト・オフィスタワー13階にあるニコンプラザ大阪

最新の製品の展示、タッチ&トライが楽しめ、写真展示スペース、修理の窓口もあります。

一番最近に発表されたミラーレス「ニコン1 V2」(11月発売予定)が展示されていないか、見に行ったのですが、まだありませんでした。係の人によると、11月下旬になるかもしれないとの説明。

その代わり、注目のフルサイズ機「D600」をじっくり触れました。自分のSDカードを入れて画像データ持ち帰りもできるとのことで、試してみました。

東京のイベントでもやっていましたが、データ持ち帰りOKというのはありがたいですね。

 

ニコンD600。キットレンズAF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR付き。

 

ふだん、キヤノンかソニーを使っていますが、操作的にはすぐ慣れそうです。ニコン特有のズッシリした重さがなく、扱いやすいです。ひょっとしたら違和感なく“ニコン派”になるかも…!?

5.5コマ/秒の連写が軽快です。2コマぐらいに留めたいと思ってもダダダダダッと撮ってしまいます。

15万回のレリーズテストをクリアしたそうですから、耐久性は十分。小型の自己診断モニター(シャッターモニター)が、設定したシャッタースピードと実際の作動との誤差を常にチェック、誤差を最小限に抑えているそうです。

視野率100%のファインダーも見やすいです。

AFについては、フォーカスポイントがキヤノンEOS 6D(11点)より多い(39点)のですが、よく言われるように中央に固まっている印象はあります。それが良いのか悪いのかはよくわかりません。自分の撮影スタイルに合うかどうかでしょう。

 

実写例

展示場所の静物を撮ってみました。記録画質はRAW+JPEGで、RAW画像(14ビットロスレス圧縮)をSILKYPIX Developer Studio 4.0で現像、JPEG出力しています。

絞り優先AE(F4.5  1/80秒)  ISOオート(ISO450)  ホワイトバランス:オート  焦点距離:68mm  

ピクセル100%画像を見るには、下のサムネイルをクリックしてください(全体だとデータが大きすぎるので、中央付近を切り出しています)。

(中央付近、100%画像)

 

下は展示台に飾られていた造花です。

絞り優先AE(F4.5  1/60秒)  ISOオート(ISO500)  ホワイトバランス:オート  焦点距離:52mm 

 

同じく中央部分の100%画像です(サムネイルをクリックしてください)。

 (100%画像)

 

100%画像にはシャ―プネスはかけていません。照明も暗め。それでも十分に解像感のある画像だと思いますが、いかがでしょうか。

 

ウーム~ 良さそうなカメラに思えてきました。

キヤノンユーザーとしては、困ったなァ…


3000キロ漂流デジカメ

2012年11月04日 | カメラ

朝日新聞デジタルに「デジカメ漂流3千km 落とし主へ/淡路島」という記事が載っていました(11/3付け)。

一部を引用すると、

『淡路島沖の無人島に今秋、デジタルカメラが流れ着いた。拾った住民たちが調べてみると、約3千キロ離れたフィリピンの島で、半年以上前に日本人女性がなくしたものと分かった。決め手となったのは、壊れることなくカメラの中に残っていた画像だった。』

という内容。

フィリピン中部のリゾート地「ボラカイ島」でインストラクターをしていた女性がなくしたカメラだったそうです。カメラのメモリーには英語の看板や美しい水中写真を含む126枚の写真が記録されていました。

 

半年間かけてフィリピンから淡路島まで3000キロを漂流しても無事だったカメラ。もちろんハウジングに入った状態で来たのでしょうが、どのメーカーのカメラだったんでしょう。

 

朝日新聞デジタルにはこのカメラの画像が載っています。

これがまあ… なんとなく武骨な旧ソ連製を思わせる形。一眼レフカメラのように見えますが。

水中カメラと言えばオリンパスが力を入れています。でも、こんなモデルはないように思います。

 

「3000キロを漂流したカメラ!」とか、頑丈さをPRする宣伝にもってこいの話です。

一般紙というメディアがダメなのは、このカメラがどこ製だったとまで書かないところ。もう少し詳しく報道してくれると、味わい深い話のタネになるのですが…

---------------------------------------

追加

このあとネットを見ていたら、このカメラかも、という情報が載っていました。

これがそのカメラ。外見から見ておそらくそうでしょう。シーアンドシー・サンパック(東京)の「DX-2G」(生産終了)。

こういうメーカー、カメラがあるとは知りませんでした…

 


神戸・森林植物園の紅葉 Part Ⅱ

2012年11月04日 | 風景・建物

神戸市立森林植物園の紅葉写真を追加しました。

「シアトルの森」。

神戸・シアトル姉妹都市提携15周年を記念して、1972年に造られた、国際親善の森のひとつ。面積約2.5ha、北アメリカ原産の樹木40数種類が植えられています。

 

丘の上に白いログハウスがあります。

 

ログハウスの内部。見晴らしが良い休憩場所。

 

すっかり色づき、すでに散り始めています。

 

広々とした気持ちのいい場所。木がとても大きい。

 

日本の紅葉風景とはかなり違いますね。

 

こちらは日本風。長谷池周辺のイロハモミジ。

 

紅葉が傾きはじめた秋の日に映え、鮮やかです。

 

植物園の中心、長谷池。カキツバタなど水辺の植物も植えられています。

 

-----------------------------------------------------------------------

撮影カメラ・レンズ

  キヤノン EOS Kiss X4     EF-S17-85mm f/4-5.6 IS USM

撮影データ

  絞り優先AE (F8~11  1/15~1/60秒)

  ISO 100

  露出補正  -1 ~ +1/3

  画質 RAW

  ホワイトバランス  太陽光

  ピクチャースタイル  スタンダード(RAW現像時に、「風景」へ変更)

  マニュアルフォーカス

  三脚、PLフィルター、ログハウスでは内蔵ストロボ使用

  画像処理  Digital Photo Professional で明るさ、色調を調整。

 


神戸・森林植物園の紅葉 Part Ⅰ

2012年11月03日 | 風景・建物

文化の日の3日、六甲山の豊かな自然に包まれた神戸市立森林植物園で紅葉を楽しんできました。

見ごろを迎えていたのは「シアトルの森」。モミジバフウという木を中心に色づきが進んでいました。大きめのカエデの葉といった感じです。

ベンチがあり、いつまでも秋の風景を楽しんでいたい気持ち。

 

明るい日差しに映える木々。

「シアトルの森」は今が最盛期のようです。

 

一方、植物園の真ん中にある長谷池周辺でも紅葉する木が増えていました。

琴の演奏などのイベントも。

 

4日の日曜も絶好の行楽日和のようですね。神戸の中心部から比較的近いですし、一足早い紅葉スポットとしてお勧めです。

 

とりあえずソニーRX100で撮った画像(JPEG)をアップしてみました。

キヤノンEOS Kiss X4でも撮りました。良いカットがあれば追加したいと思います。


RX100のバッテリーチャ―ジャー

2012年11月02日 | カメラ

ソニーRX100のバッテリーチャ―ジャー「BC-TRX」を買いました。

RX100の発売時にはなく、そろそろ販売しているはずと思って、アマゾンで見てみたら4527円(税込)で出ていました。

バッテリーチャ―ジャー「BC-TRX」。

マイクロUSBケーブルもついていて、本体充電、給電ができるようになっています(バッテリーチャ―ジャーのスイッチで切り替え)が、すでに本体付属のマイクロUSBケーブルがあるので、いわばダブり。

 

バッテリー「NP-BX1」を入れ、コンセントに差して充電します。緑色の充電お知らせランプで、おおよその充電状況を確認できます。満充電完了になるとランプが消えます。

充電にかかる時間は、カメラ付属のACアダプター+マイクロUSBケーブルを使った本体充電(約155分)に比べ、少し早く約135分。(バッテリーを使いきってから、温度25℃で充電したとき)

「NP-BX1」だけでなく、色々な種類のリチウムイオンバッテリー、“インフォリチウム”バッテリーを充電できます。

 

使い方にもよるでしょうが、個人的には本体充電より、この方がいいですね。

本体充電だと、充電の間はカメラを使うことができませんし、予備バッテリーを何個も用意したいという場合にもバッテリーチャ―ジャーの方が便利です。

さらに、本体充電のたびにマイクロUSBケーブルをカメラに差したり抜いたりするのが嫌でした。カメラのUSBコネクタがいつか接触不良になるのでは、またコネクタの蓋がとても繊細な感じで、いつか壊れる… という不安がありました。

 

RX100のマイクロUSBコネクタ部分。蓋を慎重に取り扱わないと壊れそう。

充電のほか、画像取り込みにも使う部分ですが、蓋の開け閉めの回数を少なくするため、SDカードを抜いてPCに差したりしています。もっとも、SDカードの抜き差しもできれば避けたいところではあります…

 

バッテリーチャ―ジャーが来たので、少しはこの部分をさわらずに済みそう。

 

さて、これでRX100のアクセサリもほぼ揃いました。

あとは、好みに応じてマクロアダプターを付けたり、貼り皮でドレスアップしたり、というところでしょう。

 

マクロについては、よければ10月24日の記事をご覧ください。

 

ドレスアップについては色々な製品が出ています。

以下はデジカメWatchの記事から。

GARIZ、DSC-RX100用ボディケースのフロントカバー

GARIZ、「DSC-RX100」用のレザー貼り革

Richard Franiec、ソニー「DSC-RX100」用のアルミ削り出しグリップ


ジャパンホビーツール、「サイバーショットDSC-RX100」用の張り革キット


デジカメドレスアップ主義:RX100ドレスアップコレクション