つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

あべのハルカス(RX100試し撮りPartⅧ)

2012年08月31日 | 日記

近鉄が大阪市阿倍野区に建設中の超高層ビル「あべのハルカス」。30日、予定の高さ300メートルに達し、高さ日本一のビルになりました。

高さでいえば、東京スカイツリー(634メートル)がすごいですが、ビルとしてはこれまでの最高が「横浜ランドマークタワー」(296メートル)で、わずか4メートルながら上回り日本一に。

ハルカスは地下5階、地上60階建て。近鉄百貨店の新しい本店のほか、オフィス、美術館が入り、2014年春に全面開業の予定。

さっそくソニーRX100の試し撮りがてら、ぶらりと見てきました。

 

いや~高いですね。地上部分から入れようとすると、広角28mm(35mm換算)で入り切れません。

RX100  絞り優先AE(F11  1/80秒) 露出補正 +0.3  ISO125  画質RAW    ホワイトバランス:オート  クリエイティブスタイル:スタンダード

 

ビルの壁面に「高さ日本一」の表示が誇らしく…

 

近くにあるショッピングセンター「キューズモール」からの眺め。このアングルでRX100の解像感をチェックしてみました。

RX100  焦点距離28mm(35mm換算)   絞り優先AE(F11  1/80秒) 露出補正 +0.3  ISO125  画質:RAW+JPEG    ホワイトバランス:オート  クリエイティブスタイル:スタンダード

 

最初にJPEGで撮影した画像をピクセル等倍で切り出します(中央の20階部分)。

等倍でこの解像感、コンパクトカメラとしては素晴らしいと思います。

次にRAW画像を現像、そのまま手を加えずJPEGで書き出したのが下の画像です。

RAW現像のほうが色乗りがよく、ダイナミックレンジも広いようです。しかし一見、JPEGでの撮影の方がくっきりしていて、RAWの方はややネムいように見えます。おそらくJPEG撮影では、シャープネスとコントラストを強めにする設定になっているためではないかと思います(数字部分をよく見ると、JPEG撮影ではシャ―プネスの縁取りが見えます)。

そこで、RAW現像のさい、少しレベル補正をしてみたのが下の画像。

これでメリハリのある画像になりました。シャ―プネスはかけていません。かければ、さらにくっきりしますが、今度はノイズが出てきます。要はどういう仕上げにするかという問題で、くっきり感を強調したいならシャ―プネスをかければいいでしょう。

しかし、このままでも解像感は十分ですし、色収差もほとんどありません。

 

こんどは「キューズモール」で、今までさわっていなかったピクチャーエフェクトを試してみました。いずれもJPEG画像で「イラスト調・強」を適用しています。

こういうテラス風景は効果的。

これも良いのでは。

すごく色のメリハリが出ます。ただハイライトは完全に白飛び。

ゴッホの絵のよう。人物は全く顔が分からなくなります。

植物を被写体にすると案外いけます。

手書きの味わいですね。

イラスト素材として使えそうです。

ピクチャーエフェクトは通常の写真ではつまらない場合に使うとよさそうです。試していて、とても楽しいし、ピントや露出はアバウトでいいので気分的にも気楽でした。


ニコンD800はソニー製センサー

2012年08月30日 | カメラ

ニコンの「D800」に使われている3600万画素のセンサーはソニー製であることを確認した、との記事が出ています(デジカメinfo / Nikon Rumors)。

噂は以前から出ていたことで、珍しくもないのですが、改めて確認されたことで、ソニー製センサーがデジタルカメラ業界でいかに大きな力を持っているかが分かります。

7月2日には、オリンパスの笹宏行社長が同社のミラーレス機「OM-D E-5」に、ソニー製センサーを採用したと明言、大きな波紋を呼びました。

「D800」「OM-D E-5」は共に今人気のカメラ。これらが売れれば売れるほど、ソニーももうかるわけで(どういう契約かによりますが)、ともかく経営の建て直しに多少は寄与しそうです。

デジタルカメラ用のイメージセンサー(CCD、CMOS)を作れるのは、ソニーのほかにも、国内ではキヤノン、パナソニック、東芝、ルネサスなど。海外ではアメリカのコダック、韓国、台湾メーカーもあったわけですが、コダックはすでにCCDイメージセンサー事業を売却しましたし、キヤノンもコンパクトデジタルカメラにはソニー製を使っていた(今は未確認)ことが分かっています。今後はソニー製センサーが世界を席捲していくかも…


RX100のRAW、アドビが対応

2012年08月29日 | カメラ

重い「Image Data Converter」

「コンデジの性能を超える高画質」と人気のソニーDSC-RX100ですが、専用のソフト「Image Data Converter」以外に、RAW現像できる画像ソフトがなく、困っている人も多いと思います。ほかの画像ソフトが対応するまで購入を見合わせようか、という声もあるようです。

というのは、「Image Data Converter」の処理が重く、あまり評判がよくないため。私も実際にこれでRAW現像していますが、たとえばノイズリダクションの操作をしても、その効果がプレビュー画面全体に行き渡るまで、10秒前後かかります。最初、ぱっと荒い画面になり、その後中心から周辺へ向けて徐々に効果が鮮明になっていきます。周辺部での効果が気に入らなければ、ノイズリダクションの強弱を変えて、また同じことの繰り返し。

これでは時間がかかることおびただしいですね。その他のいろいろなコマンドも使いやすいとはいえません。

 

アドビが対応

しかし、ここへきてようやくアドビLightroomがRX100のRAWをサポートすることになりました。RX100ユーザーにとっては朗報です。

Lightroom Journalの8/27のニュースに掲載されています。 

対応ソフトはいまのところ製品候補版(Release Candidate)の「Lightroom 4.2 」。Adobe Labsから無償でダウンロードできます(Windowsの場合、対応OSはVista以上)。

製品候補版は、ベータ版より製品版に近いとはいえ、まだバグが残っている可能性があるので、ご注意願います。慎重を期すなら製品版になってから購入するほうがいいでしょう。 

「Lightroom 4.2 」が新たに対応するカメラは以下のとおりです。

Canon EOS 650D / Rebel T4i(EOS Kiss X6iの海外版)
Canon EOS M
Fuji FinePix F800EXR
Leaf Credo 40
Leaf Credo 60
Panasonic DMC-FZ200
Panasonic DMC-G5
Panasonic DMC-LX7
Pentax K-30
Sony DSC-RX100

バグのおそれは承知の上で、「Lightroom 4.2 」をダウンロード、使ってみました。

ダウンロード画面は英語ですが、ソフトのコマンドは日本語になっています。

「Lightroom 4.2 」の画面。

さきにRX100で撮った、「大阪城・城灯りの景」のRAW画像を読み込み、「ノイズの低減」を試してみましたが、すぐ効果が反映します。「Image Data Converter」よりはるかに軽快。画像処理の選択肢も多いです。プロ、アマチュアを問わず、Lightroom を愛用している人が多いのがうなずけます(私はキヤノンのカメラで撮ることが多いので、Digital Photo Professionalをメインに使っていますが・・・)。

 

RAW現像後、JPEGで書き出した画像(ノイズ低減、傾き補正)。

「Image Data Converter」での現像に比べて、色合いはわずかに違うような感じもします(「Image Data Converter」のほうが青みが強く出るかも…)。ただ、たくさんの画像を処理したわけではないので、はっきり断定はできません。

 

このほか、PhotoshopのCamera Raw プラグイン(7.1 )も製品候補版でRX100に対応しているようです。同じAdobe Labsからダウンロードできます(バージョンは7.2)。

 


大阪城・城灯りの景(RX100試し撮り PartⅦ)

2012年08月28日 | イベント

8月25日(土)、26日(日)に、大阪城で、約2万個のろうそく行灯(あんどん)をともす「大阪城 城灯(しろあか)りの景(え)」が開かれました。大阪城本丸広場・西の丸庭園・山里丸などを会場に、午後6時から午後9時まで。

主催は、大阪城・上町台地エリア魅力創出実行委員会(大阪市、大阪商工会議所、ほか民間企業等で構成)。今年で12回目とのこと。

26日、ソニーRX100の試し撮りを兼ねて行ってきました。

行灯の光に包まれる大阪城(午後7時ごろ、西の丸庭園で)。雲に見立てたろうそく行灯を配置、「天空の大阪城」という趣向です。

RX100   プレミアムおまかせオート(F1.8 1/25秒)  ISO 800  画質RAW  ホワイトバランス:オート  クリエイティブスタイル:スタンダード  RAW現像後にノイズリダクション

 

RX100の広角はレンズが明るいので、日没後でも楽ですね。ただし、このプレミアムおまかせオートのモードでは、元画像はノイズによるざらつきが感じられ、RAW現像後にノイズリダクションをかけました。

 

芝生に置かれた行灯。(午後7時20分ごろ、西の丸庭園で)。

RX100  シーンセレクション:手持ち夜景(F1.8 1/13秒)  ISO 800  画質JPEG  ホワイトバランス:オート  クリエイティブスタイル:スタンダード 

手持ち夜景モードは、一回のシャッターで6枚の写真を高速連写。その6枚を高精度に重ね合わせ、ノイズを軽減処理。画質はJPEGになります。

手持ちなので当然、連写する間に手ぶれしていますが、できた画像はぶれていません。不思議な感じでした。

 

天守閣をバックにライブ(午後7時35分ごろ、西の丸庭園で)。

RX100  シーンセレクション:手持ち夜景(F4.9 1/15秒)  ISO 1000  画質JPEG  ホワイトバランス:オート  クリエイティブスタイル:スタンダード 

 

西の丸庭園の迎賓館前で行われた、レーザーによるライトアップ(7時45分ごろ)。

RX100  シーンセレクション:手持ち夜景(F3.5 1/5秒)  ISO 4000  画質JPEG  ホワイトバランス:オート  クリエイティブスタイル:スタンダード 

このようにISO 4000にもなると、さすがに元画像はノイズが目立ち、Photoshopでノイズ低減処理をしました。

 

西の丸庭園では「大阪的グルメグランプリ2012」というイベントも。

屋台形式のお店がずらり。うどん、焼きそば、串焼き、から揚げ、餃子、創作料理などが全部ワンコイン(500円)。「城灯りの景」とどっちが主役か分からないほどのにぎわい。よく知られている「ジョニーのからあげ」のお店などイベントの最初から最後まで行列ができていました。(撮影カメラはいずれもRX100)

「大阪的グルメグランプリ2012」の店舗。道頓堀の老舗「今井」も。ここのきつねうどんで腹ごしらえしました。

 

これは、北新地「蕪家」の比内地鶏の水餃子。辛味噌付き。

 

さらに新町「TOL」の塩麹鶏カラアゲをお土産に買って帰りました。食べすぎたかな・・・

 


ライカMモノクローム・レビュー

2012年08月26日 | カメラ

ライカのモノクロ専用デジタルカメラ「ライカMモノクローム」が8月25日から発売されました。

80万円もする超高級機ですから、手が出るわけもありませんが、デジカメWatchのレビュー記事を見て、改めてその解像感に圧倒されました。

 

まず外観から。ライカM9と同じく伝統的なレンジファインダー機です。面白いのはどこにも「Leica」のロゴがない、ただ真っ黒のボディー。ロゴを見せて自慢したがるような層は相手にしていない---といった極めつきのプライドからでしょうか。

レビュー記事ではこうも書かれています。

『それでふと思い出したのがアンリ・カルティエ=ブレッソンだ。ブレッソンはシルバークロームのライカが街で目立ってしまうのを嫌い、ボディにブラックテープを貼って、ブラック仕様にしていた話は有名だ。それを見かねた当時のエルンスト・ライツ社が、ライカM3のブラックペイントを製造した、という話もある。真偽のほどはともかく、ライカMモノクロームは、ブレッソンのライカと同様、極めてステルス性の高いカメラといえる。 』

 

肝心の実写例ですが、カラー機であるライカM9の画像をモノクロ化したものと比べてあります。

ライカM9もローパスフィルターをつけていないので解像感は高いのですが、ライカMモノクロームのほうが段違いにすごい解像感です。カラーフィルターを外しただけで、こうも違ってくるのかと思いました。

雨傘の画像などを等倍で見ると、生地の手触りまで感じられそうなほどです。デジタル画像特有のもやもや感がなく、気持ちがいいくらいどこまでもシャープ。

写真って本当はこんなにきっちり写るものだったんだ、と再認識させられます。

高感度にも強く、ISO10000でも使える絵です。もちろんノイズはありますが、モノクロだけに目障りな「色ノイズ」はありえないので、少し粒状性の荒い銀塩写真程度かな、と許容できる感じ。

あまりにも高価で、用途も限られるでしょうが、技術の粋を集めてこんなすごいカメラを作るとは、さすがライカですね。

 


ソニー、NEXフルサイズの夢

2012年08月24日 | カメラ

sonyalpharumors という海外サイトが、最近とても熱心にソニーの35mmフルサイズi機の噂を発信しているのですが…

ソニーファンの夢はミラーレス一眼NEX-7(APS-Cサイズ)がフルサイズにならないか、ということでしょう。

どうですかね、Eマウントのままで可能という話もありますが、五分五分でしょう。どっちみち、いまのレンズは(テレセントリック性の関係で)使えなくなるのではないでしょうか。

今のαシリーズをやめて、NEXに特化するなら可能性はあると思いますが、一眼レフの最高峰(α99?)を作るかたわら、別の流れであるフルサイズNEXを作る余裕はないのでは、と思ったりしています。

 

キヤノンとともにイメージセンサーを内製している数少ない国内企業として、ニコンD800やD7000(その他各社のコンパクトデジタルカメラ多数)にセンサーを供給するのはいいとして、では自前のカメラをどう作るのだ、というスタンスが問われているのでは。

ソニーは昔から開発力は凄いのに、何かワキがあまいのですよね。

ソニーに多少とも期待する側としては、(おそらく売れない)α99やフルサイズNEXの夢を捨てて、高級コンパクトカメラRX100のような“光る”製品を作ってほしいと思っています。


アンドロイド・カメラの行方は…

2012年08月23日 | カメラ

最近、コンパクトタイプのデジタルカメラ新製品発表が相次いでいます。女性向きのカラフルなデザインや高倍率ズーム機の新バージョンなど。

そのなかで注目を集めているのが、ニコンのAndroid 2.3搭載「COOLPIX S800c」です。(ニコンのページ

8/22、NHKの経済ニュースにも取り上げられ、翌日未明のNHK NEWS WEB 24でも話題になっていました。

外観は、前面が普通のコンパクトデジタルカメラ。背面がスマートフォンそっくり。撮った画像をすぐSNSで共有できるのが大きな特徴で、アンドロイドのいろいろなアプリのダウンロードが可能。タッチパネル方式で文字を入力することもOK。ただし通話機能はなし。

カメラの基本的なスペックは、1602万画素、光学10倍ズーム(35mm判換算25-250mm相当、f/3.5-5.8)。ニコンによると「COOLPIX内でも中級機以上の性能」で「スマートフォンに撮れない写真」が撮れるということです(8/22 デジカメWatchの記事)。

 発売は9月下旬。価格.comでの最安価格は43000円(8/23現在)となっています。

 

この日のNHK NEWS WEB 24 ネットナビゲーター津田大介さんによると、ツイッターでは海外の人の関心が強いようです。ロシア、フランス、アラブ系まで… (なにしろ、デジタルカメラの分野では、日本が世界を制覇していますからね)

この番組中、画面に流れたツイートは…

 「デジカメ、使わなくなったなあ」

 「これスゲエ」

 「デジカメの逆襲だな」 などなど。

津田さんは「3年前にも、こういう通信機能を持ったデジカメがあったが消えていっている。アンドロイドということで、どうなるか…  興味があるのは動画ですね。スマホは動画的に少し弱いので、このカメラで動画を撮ってアップしたらどうかと…」と言っていました。

とても可愛い癒し系のキャスター・橋本奈穂子アナウンサーは、あまりITに詳しくないアナログタイプのよう(絶対音感があるそうですが)。「今持ってるカメラが壊れたら、考えようかなと…  カメラは、出かけるとき、すぐ忘れるんです。人が撮ったのをもらったりしています。津田さんはちゃんと発売日をチェックしていましたよね。津田さんが買って使うのを見てから考えます」と。

 

スマホのカメラ機能が良くなったので、コンパクトデジタルカメラの売れ行きは鈍っていますが、ニコンの「逆襲」がどうなるか、見ものですね。

 


海遊館(RX100試し撮りPart Ⅵ)

2012年08月21日 | 動物

連日、猛暑が続きますね。この前の週末、涼しさを求めて大阪・港区の海遊館へ行ってきました(8/17)。

ソニーDSC-RX100の高感度性能の試し撮りを兼ねてのこと。RX100は実感として高感度性能に優れています。しかし水族館はおそらく最もシビアな環境です。

キヤノンEOS Kiss X4と両方持って行きました。(共通データ   画質:RAW   クリエイティブスタイル(ピクチャースタイル):スタンダード   画像処理:RAW現像後にノイズリダクション、コントラスト・色濃度・色温度調整)

この時期の海遊館は夏休みの子供連れでにぎやかです。

魚のとおりぬけ・アクアゲート。

RX100  シャッター速度優先AE (F2.8 1/60秒)  ISO 1600  ホワイトバランス:太陽光

RX100は、ISO 1600程度までなら軽々OK。色乗りも鮮やか過ぎるぐらいきれいです。ほとんど後で画像処理をする必要はありません。

 

最上階の「日本の森(カワウソ・オオサンショウウオ)」からスタートして、「アリューシャン列島(ラッコ)」、「アメリカ・モンタレー湾(アシカ・アザラシ)」など、世界各地の動物の世界が見られるようになっています。

大人気のラッコですが、撮りにくいです。照明も暗めで、水槽のガラスに水が跳ねるし、前の方を子供たちが占領する… 。2コマだけ撮ってパスしました。

パンフレットの写真(下)は特別に水槽の上から、十分な照明を当てて撮ったのでしょうね。

海遊館のパンフレット。

 

パナマ湾に住むアカハナグマ。

Kiss X4  シャッター速度優先AE (F4.0 1/60秒)  ISO 1600  ホワイトバランス:オート

 

エクアドル密林地帯のグリーンイグアナ。

あまり動かないのでスローシャッターで撮れます。チラッと目が合ったところ。

ヨロイに似た質感と色合いになかなか味があります。

Kiss X4  シャッター速度優先AE (F5.6 1/30秒)  ISO 1600   露出補正 +1 2/3ホワイトバランス:オート

 

同じコーナーの怪魚ピラルク。頭の模様がすごい。個体によって違うのでしょうか。なぜか古代マヤ文字を連想しました。

Kiss X4  シャッター速度優先AE (F3.5 1/60秒)  ISO 1600   露出補正 +2  ホワイトバランス:オート

 

これも同じコーナー。“巨大ネズミ”カピバラ。

Kiss X4  シャッター速度優先AE (F5.0 1/60秒)  ISO 1600  ホワイトバランス:オート

 

アシカやアザラシの水槽は大きく、上からも下からも見られます。

スタッフの人が岩場の掃除をしているところでしょうか。

RX100  シャッター速度優先AE (F4  1/125秒)  ISO 1600  ホワイトバランス:太陽光

 

南極大陸のオウサマペンギンなど。

人工光のスタジオのような照明。元画像は緑カブリがあり、かなり補正しています。上から雪がちらつく演出は以前から変わっていませんね。

RX100  シャッター速度優先AE (F6.3 1/125秒)  ISO 1600  ホワイトバランス:太陽光

 

海遊館のシンボル、ジンベエザメ。

太平洋に見立てた、世界最大級の大水槽を悠然と泳ぎます。

RX100  シャッター速度優先AE (F2  1/250秒)  ISO 3200  ホワイトバランス:太陽光  (動きに合わせてシャッタースピードを上げたので、ISO も3200にアップ。元画像はさすがにノイズが目立ち、RAW現像後にノイズリダクションを強めにかけました)

 

瀬戸内海の魚たち。メバルはギロッとした目をむいて、この姿勢のまま水中に浮いています。スローシャッターでもOK。

Kiss X4  シャッター速度優先AE (F3.5 1/30秒)  ISO 800  露出補正 +2/3  ホワイトバランス:太陽光

 

チリの岩礁地帯に群れを作って泳ぐイワシ。パンフレットには「銀色のカーテン」とありました。

RX100  シャッター速度優先AE (F1.8  1/500秒)  ISO 3200  露出補正+1.7  ホワイトバランス:オート

 

パナマ湾の魚、アカマツカサ。

RX100  シャッター速度優先AE (F2.2  1/250秒)  ISO 3200  ホワイトバランス:太陽光

元画像はかなり緑カブリ。実際の水槽も緑がかった感じでしたが、赤い色が面白いので色温度を調整してみました。

 

「百魚繚乱展」。ユニークな魚を集めた企画展です。その入り口にいたカクレクマノミ。

子供も大人も「あ、ニモだ! ニモ、ニモ!」。人気がありますね。映画の影響は大きいです。

RX100  シャッター速度優先AE (F3.5  1/250秒)  ISO 3200  ホワイトバランス:オート

 

実際に見ると、とても小さな魚です。RX100では寄るのがムリなので、Kiss X4でアップにしてみました。よく動き回り、AFを合わせにくいです。わりに難しい被写体。

Kiss X4  シャッター速度優先AE (F5 1/125秒)  ISO 1600  露出補正 +1   ホワイトバランス:太陽光

 

「百魚繚乱展」  「硝子(ガラス)のような魚」のコーナー。マンジュウイシモチ(左)とイトヒキテンジクダイ(右)。

RX100  シャッター速度優先AE (F3.5  1/125秒)  ISO 3200  ホワイトバランス:オート

 

「百魚繚乱展」 カラフルなスズメダイの仲間たち。

 RX100  シャッター速度優先AE (F1.8  1/200秒)  ISO 3200  ホワイトバランス:オート

 

 

「百魚繚乱展」 ミゾレチョウチョウウオ(中央)など。

Kiss X4  シャッター速度優先AE (F4.5 1/200秒)  ISO 1600  露出補正 +1 2/3   ホワイトバランス:太陽光

 

「百魚繚乱展」 スミレナガハナダイ(上)とベニゴンベ(下)。

RX100  シャッター速度優先AE (F5.6  1/125秒)  ISO 3200  露出補正 +1  ホワイトバランス:オート

 

「百魚繚乱展」 アミメチョウチョウウオ。

Kiss X4  シャッター速度優先AE (F4.5 1/200秒)  ISO 1600  露出補正 +2 1/3   ホワイトバランス:太陽光

 

「百魚繚乱展」 ロイヤルグラマ。小さいけれど派手な色で目立ちます。

RX100  シャッター速度優先AE (F4.9  1/125秒)  ISO 3200  露出補正 +1  ホワイトバランス:オート

 

「百魚繚乱展」 スミレナガハナダイ(上)とロイヤルグラマ(中)。

RX100  シャッター速度優先AE (F4.9  1/125秒)  ISO 3200  露出補正 +1  ホワイトバランス:オート

 

再び「太平洋」の大水槽。マアジなどの回遊魚の群れとエイ。

RX100  シャッター速度優先AE (F1.8  1/200秒)  ISO 800  ホワイトバランス:太陽光

 

最後は「ふあふぁクラゲ館」へ。

アカクラゲ。大変暗い場所で、通常撮影の最高感度ISO6400に上げました。黒い背景、コントラストの強い被写体のため、思ったほどノイズは目立ちませんでした(ノイズリダクションはかけています)。

RX100  シャッター速度優先AE (F4.5  1/100秒)  ISO 6400  ホワイトバランス:太陽光

 

アカクラゲ。長い触手がからみ合って、気持ち悪いですね~

RX100  シャッター速度優先AE (F2.2  1/200秒)  ISO 6400  ホワイトバランス:太陽光

 

ミズクラゲ。「幻想的で癒される」とかで、最近はクラゲブーム。

RX100  シャッター速度優先AE (F2  1/40秒)  ISO 800  ホワイトバランス:太陽光

 

外へ出て、天保山マーケットプレースへ。外国人観光客も多く、にぎわっていました。

RX100  絞り優先AE (F2.8  1/50秒)  ISO 200  ホワイトバランス:太陽光

 


五輪で4000万画素機テスト?

2012年08月21日 | カメラ

キヤノンがロンドン五輪で、4000万画素の一眼レフをテストしていたという噂があります(デジカメinfo/Canon Rumors)。

『4000万画素+αのカメラのテストが、2、3人の選ばれたカメラマンによって行われた』そうです。

ボディーはEOS-1D Xのもので、高画素にもかかわらず秒間8コマの連写ができたとか。

あくまで噂ですが、五輪で新製品のテストをするのはありそうなこと。いよいよキヤノンからも高画素一眼レフが出るのかもしれません。

しかしEOS-1D X並みのボディーというのは、完全にプロ向けですね。重くて大きく、しかも高価。どうもキヤノンにはアマチュア向けの高画素機は、念頭にないようです。

 

 ← 大きく重いEOS-1D X。このタイプの4000万画素機が登場?

 

 

話はそれますが、一眼レフの機能が進化するにつれて、ボディーがまるで重戦車のようになっていくのは、個人的な感想ですが、困ったことだと思います。スナップには向かないし、大体、撮影を楽しめないですよね。(フイルム時代の、レンジファインダー機や軽いペンタックスの一眼レフが懐かしい…)

今のEOS Kissシリーズでも重いと感じる時があるのですが、幸いキヤノンはKissをもっと軽くする意思もなくはないようです。

デジカメWatchのインタビュー記事に出ていました。メインは、ミラーレスのEOS Mの技術的特徴や商品戦略をキヤノンに聞くという企画ですが、そのなかで次のような興味深いやり取りがありました。

『――EOS Kissを将来的にEOS Mのシリーズで置き換える考えはありますか。

「今はありません。」

――EOS Kissシリーズもこれまで小型軽量を追求してきましたが、最新のEOS Kiss X6iあたりは小型化の限界に来ているのでしょうか?

「まだまだ全然限界には来ていませんよ。」

「まだ小さくできる余地はあります。EOS Kissシリーズとしては今後、小型軽量をさらに進める部分もありますし、より高性能側に振っていく部分もあると思っています。」』

 

これから2つの事が分かります。

1つはKissシリーズがこれからも続くということ。

2つ目はもっと小型軽量のKissが出るかもしれない、ということです。

 

デカい高画素機もいいですが、一般向きの軽くて使いやすいカメラのことも考えてほしいものです。

 


猛暑と雷雨

2012年08月19日 | 日記

きのう18日の猛烈な雷には驚きました。野外イベントが予定されていた大阪・長居公園では2か所に落雷、女性2人が死亡。各地で被害も出ています。

きょうも午前中は猛暑でしたが、午後から雷鳴と雨。不安定な天気が続きます。

 

しかし夕方、雨が上がるときれいな空が。

不安定な天候のときほど雲や夕焼けが美しいもの。カメラを持ち出して近所の空を撮ってみました。

日没近くの空。

 

夕焼けを望遠レンズで。

 

だいぶ暮れてきました。刻々と変わる色合いの空の下、街灯がともり始めます。

明日も晴れでしょう。

 

天気予報によると、20日は東北から九州にかけて晴れる所が多いようですが、やはり大気の状態が不安定で、昼頃からは所々で雨や雷雨になるとのこと。雷には気をつけましょう。

 

 いなびかり北よりすれば北を見る   橋本多佳子

 

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撮影カメラ・レンズ

 キヤノン EOS Kiss X4     

   TAMRON  AF 28-300mm 3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical[IF]Macro 

 撮影データ

  絞り優先AE ( F8   1/160~1/400秒)

  ISO感度  200

  露出補正  0~+2/3

  マニュアルフォーカス  無限大

   画質  RAW

  ホワイトバランス  太陽光

  ピクチャースタイル  スタンダード

    画像処理  Digital Photo Professionalで色の濃さ、コントラストを調整


フニ―バオバブ開花の動画

2012年08月18日 | 

大阪・鶴見緑地の「咲くやこの花館」で開花したフニ―バオバブ。その開花の模様を撮影した動画がユーチューブにアップされていました。

8月12日に同館のサボテン多肉植物室で撮影、スピードを8倍速にしてあります。

 

ソーセージのような蕾の先端が開き始めてから、萼がコイル状に反り返り、黄色の雄しべが開き切るまで20分。美しくも不思議な開花の姿です。

この動画は、8/10の記事「フニ―バオバブ 開花」にも追加しています。


フォトキナ2012へ期待

2012年08月15日 | イベント

フォトキナ2012

来月ドイツ・ケルンで開かれる「フォトキナ2012」が近づいてきました。

2年に一度の、世界最大の映像機器見本市。各カメラメーカーもこれに合わせて新製品を発表するので、カメラファンにとって興味シンシンのイベントです。

 

公式ページによると、概要は以下の通りになっています。

  展示会名称   photokina 2012
 
  主催   ケルン見本市会社
 
  協賛   ドイツ写真工業会
 
  会期   2012年9月18日(火)~23日(日)
 
  開催時間   連日10時~18時
 
  会場   ドイツ連邦共和国 ケルンメッセ会場
 
  入場資格   専門業者及び一般ユーザー
 
  開催頻度   隔年
 
  展示商品   カメラ、レンズ、カムコーダー、スキャナー、多機能複合機、デジタル情報通信機器、イメージング゛関連部品、ホームシネマ、大型プロジェクター、LCD、PDP、プレゼンテーション技術、フィルム、メモリーカード、画像処理ソフト、プリンター、ビーマー、大型プリンター、モバイルイメージング゛、キオスクシステム、ミニラボ、フラッシュ、印画紙、アクセサリー、照明、フォトスタジオ等

 
  出展者数    45ヵ国 1,251社
  (2010年値)  (外国企業比率67%)
 
  来場者数    165ヵ国 181.464人
 (2010年値)  (外国比率31%)
 
  総展示面積   150,000㎡
 (2010年値)

 

相次ぐ新製品の噂

開催のかなり前から、フォトキナにあわせて直前に発表、あるいはフォトキナ会場で展示されるのではないかという、カメラ各社の新しいデジタルカメラや新レンズの噂が飛び交っています。

 どれぐらいの「噂」が出ているのでしょうか、メーカー別にざっと並べてみました(一部は公式発表済み)。

キヤノン
    ミラーレス EOS M(発表済み)
    一眼レフEOS 7D の後継機(7D MarkⅡ?) 
    廉価版の35mmフルサイズ一眼レフ?
    キヤノン初の中判デジタル一眼レフ?

ニコン 
    廉価版の35mmフルサイズ一眼レフ(D600?)
    焦点距離800mm、開放F値5.6のFXフォーマット対応超望遠レンズ(発表済み。参考出品が確定。すでにオリンピックでテスト的に使われたようです。)
    

ソニー 
    新しいハイエンドNEX
    NEX用の Eレンズ3本
    新しい35mmフルサイズ一眼レフ(α99?)


オリンパス 
    新型PEN 2機種
    安価な単焦点レンズ


パナソニック 
    マイクロフォーサーズ一眼レフGH2の後継機(GH3)
    新しいマイクロフォーサーズレンズ4本(Xレンズ35-100mm F2.8/大口径単焦点レンズ/広角ズームレンズなど)


ペンタックス
    一眼レフK-5の後継機
    中判デジタル一眼レフ645Dの後継機?(新センサーで)


ライカ
    35mmフルサイズ・デジタルレンジファインダー M9の後継機、M10(HD動画機能が搭載される)
    新ミラーレス機? (開発が遅れており、不確定)

    中判デジタル一眼レフ S2 の後継機(S3?)


ハッセルブラッド
    新シリーズのデジタルカメラ

*ほとんどがメーカー情報ではなく、あくまで噂。不確かな情報も混じっているので、ご注意を。とくにキヤノン初の中判デジタル一眼レフなど、情報が少なすぎるので、あまりあてになりません。本当ならビッグニュースですが…

しかし本当に、たくさんの噂が出ていますね。それほどファンにとっては気になる事のようです。本番のイベント開幕に期待しましょう。

 


ギンケンソウ開花

2012年08月14日 | 

さきに、大阪・鶴見緑地の「咲くやこの花館」で珍しいフニ―バオバブが開花したことを書きましたが(8/14で開花終了)、同じく希少植物のギンケンソウも開花していました(8/10)。

ギンケンソウは、ハワイのマウイ島(ハレアカラ山3055m)やハワイ島(マウナケア山4206m)の標高2100m以上にのみ自生するキク科の植物。乾燥し夜間は低温にさらされるという高山の厳しい環境の中で、15~50年かけて育ち、やっと花を咲かせるとその株は枯れてしまいます。ハワイでも年々数が減っており絶滅の危機に瀕しています。

1990年に鶴見緑地で開かれた「国際花と緑の博覧会」のさい、ハワイから輸入。日本では「咲くやこの花館」でしか見られないものです。

ギンケンソウ(今年1月撮影)。 名前は英名のsilver‐swordから。

 

同館のブログなどによると、1993年に種をまいて13年間育てた株が、2006年夏に初めて開花。その後、2007年、2009年、2010年の夏ごとに開花しており、今回は5回目。

もちろん、開花のたびに株は枯れていくので、育てている株が減っていっているということでもあります。ギンケンソウは今では持ち出し禁止なので、もうハワイから輸入して展示することができません。その辺が同館としても悩ましいようです。

開花したギンケンソウ。

 

ギンケンソウの花のアップ。ヒマワリに似ています。

 

たくさんの花が下から咲いてゆき、開花期は2週間ほど。

そのあとは枯れてしまいます。残念ですね。

高山植物室に、あとはわずかの株が残るだけのように見受けられました。

 

貴重な植物だけに、なんとか最新の技術で増やしていってほしいものです。

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撮影カメラ・レンズ(3枚とも)

 キヤノン EOS Kiss X4     

   TAMRON  AF 28-300mm 3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical[IF]Macro 

撮影データ

  (1月)

  絞り優先AE ( F5.6   1/200秒 )

  ISO感度  800

  露出補正  +1

   画質  RAW

  ホワイトバランス  オート  

  ピクチャースタイル  スタンダード

 (8月)

  絞り優先AE ( F6.3   1/160秒 )

  ISO感度  200

  露出補正  +1/3

   画質  RAW

  ホワイトバランス  太陽光

  ピクチャースタイル  スタンダード

    画像処理  Digital Photo Professionalで色の濃さを調整

 


法善寺横丁まつり(RX100試し撮り PartⅤ)

2012年08月13日 | イベント

8月10日(金)、11日(土)にあった「法善寺横丁まつり」を見てきました。

ソニーRX100の試し撮りを兼ねた、大阪の街のスナップです。

大阪ミナミのお祭り情報サイト「いっとこミナミ」によると、1982年、アスファルト舗装だった横丁を、南海電車の敷石を譲り受けて石畳を復活したことを記念して始まったとのこと。なにわ情緒たっぷりのお祭りです。

 昼間は鏡割りや餅つき、人間国宝・吉田蓑助さんの文楽奉納や寄席がありましたが、出かけたのは夕方になってから。午後4時から9時ごろまで、各飲食店が手作りの夜店を出してにぎわっていました。

 

夕暮れの法善寺界隈。

RX100   絞り優先AE(F8  1/100秒)  ISO 1600   

(以下共通データ   ホワイトバランス:オート  クリエイティブスタイル:スタンダード  画質RAW   Image Data Converterで現像後、ノイズリダクション)  

 

すし店や割烹のお店が夜店を出しています。撮影の合間に、ハモの専門店の前でビールとハモの握り飯(いずれも100円)を味見。さすが、さすが、ハモのうまみがいいあんばいに飯にからみ、良い味を出していました。

このイベント、いいですね。食い倒れの大阪らしい、夜店というにはもったいないぐらいの味めぐりを楽しめるのではないでしょうか。

 

法善寺といえばここ、水掛不動さん。お参りする人が絶えません。

RX100   絞り優先AE(F8  1/40秒)  ISO 1600   

 

苔むしたお不動さんの前は暗く、不思議な雰囲気があります。

RX100   絞り優先AE(F8  1/25秒)  ISO 1600   

 

かわいい娘さんもお参りに。

RX100   絞り優先AE(F8  1/25秒)  ISO 1600   

 

高感度でも色がきれい。RX100のセンサーの良さでしょうか。また、手ぶれ補正が効いているようで、スローシャッターでブレていません。

 

法善寺横丁らしい狭い小路。

RX100  絞り優先AE(F8  1/125秒)  露出補正-0.3  ISO 3200   Photoshopでシャープネス強め

 

モアレが出そうな(少し出ている?)すだれです(JPEGの縮小画像では激しいモアレが出ていました)。このカメラ、まさかローパスフィルターレス?

 

夜店風景。

RX100  絞り優先AE(F8  1/200秒)  露出補正-0.3  ISO 3200

 

カメラの液晶を見る限り、ISO 3200でも美しいので、いくらでも撮りたくなってしまいます。この絞りとシャッタースピードは本来なら昼間の組み合わせですよね。(ただし最初のカメラ設定あるいはRAW現像後のノイズリダクションは必要)。

こんど機会があればマルチショットNR(ノイズリダクション)」を使って、ISO 25600まで行ってみましょう!

 

夜店の定番。子供たちは大好き。

RX100  絞り優先AE(F8  1/80秒)  露出補正+0.3  ISO 6400

 

調子に乗ってISO 6400まで試してみました。十分使えます。

 

昔懐かしい演芸のパフォーマンス。

RX100  シャッタースピード優先AE(F3.5  1/800秒)  露出補正+0.3  ISO 6400

 

夕暮れで暗い。しかし傘回しの動きは速い。そこで、普通のコンパクトデジタルカメラでは考えられない露出の組み合わせに。

 

さてさて、さてさて、南京玉すだれ~。

「オリンピックか!」と見物の人からも声がかかり、盛り上がっていました。

RX100  シャッタースピード優先AE(F4  1/800秒)  露出補正-0.3  ISO 6400

 

パンダのぬいぐるみが飛び跳ねる“パンダ回し”。

RX100   シャッタースピード優先AE(F4  1/800秒)  露出補正+0.3  ISO 6400

 

画面右側は「夫婦善哉」のお店。織田作之助の小説であまりにも有名。

ぐうたらのボンボン・柳吉が「どや、なんぞ、う、う、うまいもん食いに行こか」と元芸者の蝶子を誘ったのがここ。

小説の幕切れ近くにある、そのくだりは、

『ぜんざいを註文(ちゅうもん)すると、女夫(めおと)の意味で一人に二杯ずつ持って来た。…(中略)…「こ、こ、ここの善哉(ぜんざい)はなんで、二、二、二杯ずつ持って来よるか知ってるか、知らんやろ。こら昔何とか大夫(だゆう)ちう浄瑠璃のお師匠はんがひらいた店でな、一杯山盛(やまもり)にするより、ちょっとずつ二杯にする方が沢山(ぎょうさん)はいってるように見えるやろ、そこをうまいこと考えよったのや」。蝶子は「一人より女夫(めおと)の方がええいうことでっしゃろ」ぽんと襟を突き上げると肩が大きく揺れた。』

森繁久弥 と淡島千景の映画もヒットしましたね。

 

法善寺横丁。しんみりとした情緒があって、やっぱり、ええとこです…


フニ―バオバブ 開花

2012年08月10日 | 

大阪・鶴見緑地の「咲くやこの花館」で8月7日から、珍しいフニ―バオバブの花が咲き始めました。

フニ―バオバブの花。個性的で美しい花です。

お祝いにふさわしいような感じ…なぜか、リボンで飾られたクリスマスの花を連想します(マダガスカル産で、クリスマスには関係ありませんが…)。

 

開花は夜7時30ごろ。蕾の先が開き、赤みを帯びた萼(がく)がコイル状に反り返り、黄色の雄しべがふんわり開くまでわずか30分という速さ。

 

夜咲く花のため、美しいのは午前中。

 

花の上の、ソーセージのようなものが蕾です。まだまだ咲きそうです。

 

高い木の上の方に花をつけるので、精一杯の300mm望遠で狙い、さらにトリミングしています(APS-C機のため、35mmサイズ換算で480mm。それでも遠いです)。

以前、高いヤグラを用意して、近くで観察できるようにしてくれたこともあったのですが、今年はないそうです。じっくり撮りたいので、また配慮していただきたいですね。

(訂正)フニーバオバブは10~19日のうちの3日間、近くで開花を観察できる特別夜間観賞会を開くことになっていたそうです。定員は1日20人で計60人。すでに締め切り済みでした。

 

日に輝くさまは本当に美しい。カールした萼は時間がたつと次第にほどけていくようです。裏表色違いのリボンのようで、おしゃれです。

 

1990年、国際花と緑の博覧会の開催前にマダガスカルから運ばれてきました。 フニーバオバブの開花株を栽培しているのは、国内では同館だけとのこと。貴重な植物ですね。

バオバブといえば、小説『星の王子さま』に出てくるので、よく知っている人も多いと思いますが、小説の中で星を傷めつける「悪役」にされているバオバブは、アフリカ原産のアフリカバオバブ。花は白く、姿も違い、フニーバオバブとは全く違う植物だそうです。

 

8/10午後7時15分から、フニーバオバブ開花の様子がライブ中継されていました(http://ustre.am/N6iK)。

雄しべがプチプチとかすかに動きながら開いていく様子が面白いです。

 

(追加)8/13、ユーチューブにも同館撮影の8倍速動画がアップされました。

 

 

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撮影カメラ・レンズ

 キヤノン EOS Kiss X4     

   TAMRON  AF 28-300mm 3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical[IF]Macro 

 撮影データ

  絞り優先AE ( F7.1~8   1/40~1/400秒)

  ISO感度  200

  露出補正  +1/3~+1

   画質  RAW

  ホワイトバランス  太陽光

  ピクチャースタイル  スタンダード

    画像処理  Digital Photo Professionalで色の濃さ、コントラストを調整