つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

ソニー α9 を触ってみた

2017年06月28日 | カメラ

5月26日に発売された、ソニーのフルサイズミラーレス「α9 」。

秒間最高20コマという高速連写。しかもその間、ブラックアウトすることがなく、完全無音でも撮影できるデジタルカメラで、「キヤノン、ニコンのフラッグシップ機を超えたか?」と話題を呼んでいます。

ほぼひと月たったところで、初めて実機を触り、実写データを持ち帰ってきました。

 

大阪・梅田の「ソニーストア 大阪 」で展示されていた「α9 」。

レンズは、ぜいたくなGMレンズ「FE 70-200mm F2.8 GM OSS 」が付いていました。

 

背面液晶はチルト式のタッチパネル。

2420万画素、メモリー内蔵積層型CMOSイメージセンサーを搭載。これによって高速読み出しを実現しています。

ファインダーのほぼ全面(約93%)をカバーする693点の像面位相差AF、動体ゆがみを抑えた電子シャッター(最高1/32000秒)、高解像4 K 動画、従来機の2倍の時間はもつバッテリー等々… さまざまな先進機能が盛り込まれたプロ仕様のモデル。

 

ボディーが小型なので「小指がはみ出す」という人が多く、グリップエクステンションが用意されています(グリップの下部)。

望遠レンズなど重いレンズを使う場合、やはりこれを付けた方がしっかりグリップできます。

持って見ると、このGMレンズがずっしり重く、残念ながら「軽いミラーレスシステム」という印象ではありませんが、良いレンズを使いたいときは、やむをえないでしょうね。

 

SDカード2枚を入れられるデュアルスロット。下段のスロットは、データ高速転送が可能なUHS-II に対応。

なので、高価でもUHS-II カードを使った方が、このカメラの高速連写性能を発揮させられるわけですが、通常のUHS-I カードを下段のスロットに入れても使えることは使えます。

 

実写用に自分が用意したSDカードはこれ。

レキサーメディアの64GB。UHS-I スピードクラス3 (U の中に3 のマークがあります)。

店員さんの話では、UHS-I の場合はスピードクラス3 がお薦めとのこと。

 

UHS-II と UHS-I のどこが違うかというと、撮れるコマ数は同じで、書き込みスピードがUHS-II のほうが速いようです。

(デジカメWatch の『ソニーα9で連写テスト! UHS-II vs UHS-Iの結果は?』参照)

 

この自分のSDカードを α9 に入れて、連写してみました。

いやあ、さすがにすごい速さです。

データを持ち帰って確認したところ、UHS-I でも秒間20コマ、きっちり撮れていました(レンズによっては秒間20コマ撮れない場合があります)。

 

軽やかで気持ちの良い連写音。

ですが、メカニカルな音ではなく電子音なので完全無音にすることもでき、これが大きな魅力。

無音にするとファインダーの枠や画面の一部が明滅するだけで、撮れているのかどうか不安になるほど(ファインダーの枠は設定で消せます)。

 

連写音を動画にしてみました。(余分な黒い画面が残ったままYouTubeにアップしています。スミマセン。)

 

さて、画質はどうでしょうか、ISO 感度を変えて撮影した画像を以下、並べてみます。

実写画像

絞り優先モード(F3.5)で店内の花を撮影。画質はJPEG の“撮って出し”。つまり補正・トリミングなしです。

 

ISO 100 。

 ← クリックで拡大(等倍ではありません)

ISO 400 ぐらいまでは同様の画質と思われます。

 

ISO 800 に上げてみました。

 

ISO 800。

 ← クリックで拡大

 

ISO 1600。

 ← クリックで拡大

 

ISO 3200。

 ← クリックで拡大

 

ISO 6400。

 ← クリックで拡大

 

ISO 12800。

 ← クリックで拡大

 

ISO 25600。

 ← クリックで拡大

 

電子シャッター時の上限ISO 感度。このあたりまで上げると、背景の暗部にノイズが目立ってきます。

ネットで、「α9の画質は、ノイズが気になる」というレビューがあったので、実写してみたわけですが、全体的に見てISO3200 ぐらいまではそれほどノイズがひどいという印象ではないですね。

もっと高品質の実写画像としては「PHOTO YODOBASHI 」のレポートがありますのでご覧ください。

 

もらってきたα9 のパンフレットを見ながら、ソニーストアのあるハービスENT のカフェ「Café boo 」で一服。

ボディー価格 498,880円(税別)、ソニーストアではこの価格から10% 引きになります。

それにしても高い!

せいぜい「よさこい」や「愛染まつり」(6/30から)を撮るぐらいの自分にとって、あまりにもったいないカメラではあります。

 

ただ店の話では、発売後すぐ「(他のカメラメーカーから)乗り換える!」とプロがやってきたそうです。

確かに、秒間20コマ連写は魅力。

デジカメWatch 『新製品レビュー  SONY α9(実写編)』を見ても、なるほどと思います。

この記事のレッドブル・エアレースでの撮影、連写した24枚のサムネイルの中で、素人が見てもモノになるカットは1枚しかありませんから(失礼ながら)。

それぐらい動きものは難しい…

 

ソニーストアのあと、プリントする用事もあってヨドバシ梅田へ寄ってきました。

ヨドバシ梅田店頭に展示されている「α9 」。

いつもはGMレンズ「FE 70-200mm F2.8 GM OSS 」を付けてあるのですが、直前に来たお客さんの要望か、たまたま「ZEISS Batis 1.8/85」が付いていました。

のぞいてみると、F1.8 の単焦点らしい、とろけるようなボケ味。

ポートレート写真で連写するため? そういう使い方もあるかもしれません。

 

SDカードのコーナー。

α9 にベストなUHS-II カード。安くなったとはいえ、まだまだ高値ですねェ。

 

ところで外に出てみると、ヨドバシ梅田ビルとJR大阪駅を結ぶ空中通路(デッキ)が建設中でした(中央)。

向こう側がヨドバシの2 階。手前は大阪駅ノースゲートビル2 階の待ち合わせ場所、「カリヨン広場」。

これまでヨドバシと大阪駅は行き来するのにややこしかったので便利になるし、「カリヨン広場」では時々イベントも開かれるので人出も増えそう。

 

デッキのアップ。屋根付きです。

 

6月30日に完成。

 

今年秋には、グランフロント大阪と接続する通路も設けられるそうです。さらにヨドバシ北側にはホテルや商業施設を含む地上34階の高層ビル「ヨドバシ梅田タワー(仮称)」を建てる計画があり、これともデッキで接続。最終的には空中回廊がぐるりとヨドバシを取り巻く形になるとのこと。

ヨドバシさん、やりますねェ~

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撮影カメラ(α9 実写画像除く)   ソニーRX100

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関連記事

  ・『ヨドバシとJR大阪駅が直結 梅田に回遊デッキをオープン』(ITmedia ビジネス)


キヤノン EOS 6D II ほぼ判明

2017年06月22日 | カメラ

キヤノンのフルサイズ一眼レフ「EOS 6D」の後継機で、近日中に発表される「EOS 6D MarkII 」のスペックと画像が噂サイト「軒下デジカメ情報局」に掲載され、内外の噂サイトに転送されています。

来ましたね! 

間もなく正式発表でしょう。

 

以下、「軒下デジカメ情報局」によるスペック情報を転載させてもらいます。(正面画像は軒下デジカメ情報局より)

EOS 6D Mark II
 •画素数:2620万画素
 •デュアルピクセルCMOS AF
 •測距点:45点クロスタイプ
 •連写:6.5コマ/秒
 •最高ISO感度:40000(拡張ISO:102400)
 •動画:フルHD、5軸電子手ブレ補正
 •背面液晶:3.0型バリアングル液晶、タッチパネル
 •Wi-Fi・Bluetooth搭載
 •GPS内蔵
 •サイズ:144.0 x 110.5 x 74.8 mm
 •重さ:765g

 

スペックについて

EOS 6D ユーザーとして、リークされているこのスペックについて個人的な感想を言わせてもらうと、以下の通り。

 

・2620万画素

プロ仕様のフルサイズ機 「EOS 5D MarkIV 」(3040万画素)には遠慮した感じですね。

中級機のAPS-C機「 EOS 80D 」(2420万画素)との中間。

素人的な考えかもしれませんが、同じフルサイズならEOS 5D MarkIV のセンサーを流用すればコスト的にも節約できるはずなのに、わざと画素数を落としてまで新センサーを開発するところに、ヒエラルキーを順守するキヤノンの姿勢が感じられます。

現行の「EOS 6D」は2020万画素なので、600万画素増えたこと自体は良いこと。ただ、それだけ精細感がアップするかというと、これまで専門家のセミナーを聞いていると数100万画素程度の差では、見た目は変わらないという見方も。

もっぱら販売戦略上の数字かもしれません。

これが、3000万画素を超えていれば「オ~ッ!」ということになったでしょうが…

 

というわけで、あまり画素数には期待していません。

 

・デュアルピクセルCMOS AF

すでに下位モデルにも採用されている技術なので、搭載されて当然。

ライブビューでのAF の速さが格段にアップ。動きものに強くなるでしょう。

 

測距点 45点クロスタイプ

現行の「6D」が、測距点11点。そのうち精密なクロス測距は中央1点のみという貧弱なスペックなので、格段の進歩です。

EOS 5D MarkIV 」(クロス41点)よりクロスの数では勝った! と6D ファンは大喜び。

ただし、45点クロス測距は「 EOS 80D 」と同じです。

下位機の「 EOS 80D 」のAFモジュールをそのまま導入したのでは? とやや複雑な思いも。

 

・連写:6.5コマ/秒

これは立派!

EOS 5D MarkIV 」(最高約7.0コマ/秒 )よりわずか0.5コマ/秒下回るだけです。

 

最高ISO感度:40000

現行のEOS 6DはISO 25600。

以前の記事で、画素数を抑えた場合、そのかわりに高感度性能は上がるはずと予想しましたが、その通り「EOS 5D MarkIV 」(ISO 最高32000)を超え、高感度性能は良好なようです。

新EOS 6Dを選ぶ重要なポイント。

 

動画はフルHD、5軸電子手ブレ補正

4K 動画は見送り、という噂があったので、ああやっぱり「EOS 5D MarkIV 」に譲ったなという感じ。しかし、フルHDでもフレームレートのアップなど多少の改善はあるのではと思います。動画機能の評価が低かった初代EOS 6D 。どう進化しているか期待も。

それと「5軸電子手ブレ補正」が気になります。ボディー内ではなくレンズ内手ぶれ補正にこだわってきたのがキヤノン。動画だけに限るとしても、ボディーの電子手ブレ補正って、これまでにあった?

 

背面液晶 3.0型バリアングル液晶、タッチパネル

うれしい、のひとこと。

これで、どれだけ撮影が楽になることか!

 

Wi-Fi・Bluetooth搭載

使ったことがないので良く分かりません…

 

GPS内蔵

一時、内蔵GPSは除かれるという噂もあったので、必要な人はほっとしているかも。

 

・サイズ・重さ

バリアングル液晶を採用した影響か、厚みが3mm ほど増えたようです。重さもやや増加。

実際に持ってみて、手に負担が来るようなら、個人的に買い替えはノ―。

EOS 6D は軽さが魅力ですから。

 

外観(写真はいずれも軒下デジカメ情報局より)

外観や操作系に大幅な変化はないようです。

シャッターボタンの手前に小さなボタンが一つ増えました。これはなんでしょうか?

 

「EOS 5D MarkIV 」同様に、リモコン端子(下部)が独立し、カメラ前面に。

以前はマイク端子と並んで側面にあり、カバーも一緒でしたので使いづらかったですが、改良されました。

 

さて値段はどうなるでしょう…

 


大阪・東大美(ひがしだいみ)の会席

2017年06月19日 | グルメ

親戚の仏事があり、お昼に会席料理を頂きました。

 

正月の集まりにもよく利用している、大阪・都島区の懐石・割烹料理店「東大美(ひがしだいみ)」で。(食べログ参照)

もともと雑炊が名物ですが、お昼の気軽な定食もあり、慶事、法事の会席、宴会の鍋料理など、いろいろな料理を出すお店。これまで、テレビのグルメ番組で紹介されたことがあります。

 

いつも持っているカメラ、ソニーRX100 を忘れて行ったので、ヨメさんが持っていたリコーCX1 で撮りました。8年前(!)の929万画素コンパクトカメラ。

前菜にタチウオの寿司(右手前)が出ました。

 

造り3種は、フエフキ鯛、マグロ、イカ。

 

イカと小さめのアワビ(?)、カレイ。どれも食べやすく調理されていました。

 

エビとナス、オクラの煮物。

 

帆立貝の焼き物。磯の風味たっぷりの出汁で美味しい。

 

これが珍しい一品。「小鯛の唐(から)蒸し」。

石川県で古くから婚礼のさいに供される「鯛の唐蒸し」は、大鯛を背開きにし卯の花(おから)を詰めて蒸し上げた郷土料理。

それを、小鯛でアレンジしたものです。

 

鯛の身でくるりと巻いた中身が、郷土料理そのままの「おから」なのか、それとも細かくした鯛の身が入っていたのか、肝心なところが分からずじまい…

ともかく、柔らかくしっくりした味わいで、絶品でした。

 

やっぱり夏ですね! ハモ料理も出ました。

 

名物の雑炊でシメ。モズクとカニの身が入っていました。

モズクは良く売られている沖縄産の太いものではなく、山陰の細モズクのようです。

この方がしゃきしゃきとした歯触りがあり、磯の感じがして好きです。

 

ビワ、メロン、イチゴのデザートで終わり。

お腹がいっぱいに。

 

ぜいたくな食事、ありがとうございました。

 

以前、「寒い日は鍋物」(2017年1月15日 記事)、「2016年正月点描」(2016年1月8日 記事)でもこの店の料理を紹介しました。

都島という、大阪ではどこにでもありそうな町にひっそりと、それでも20年余り続いている名店。おすすめです。

 


コンテスト応募

2017年06月19日 | 撮影会・コンテスト

フォトコンの締め切りが迫り、バタバタしています。

なかなかいい写真が撮れなくて、結局締め切り間際に応募することが多いです。

 

毎年恒例の、全国公募展「総合写真展」への応募。

送るのは2 L プリントと、データを入れたCD-R 。

四つ切などに伸ばす必要はなく、応募する時点での手間やコストはあまりかからないのですが、いったん入選すると出品料・額装料などはそれなりにかかってきます。

発表会場は東京・上野の都美術館です。

 

こちらは、先月のヨドバシカメラモデル撮影会(大阪・長居公園)の作品をコンタクトシート印刷にして選んでいるところ。

あまりセンスの良いカットがないな~

 

一応フルサイズのEOS 6D と当日レンタルしたEF70-200mm F2.8L IS II USMで撮っているので、画質はかなりのものですけど。腕は別にして…

 

7月9日締め切り。四切、四切ワイド(家庭のプリンターではA4かA3サイズ)プリントで応募。長居公園の撮影会場でプリント割引券をもらっている都合上、ヨドバシでプリントすることになりそう。

 

ヨドバシカメラさん、そのうちキヤノンEOS 6D MarkII 買うからネ、入選させてネ…

 

                       ◇

 

そのEOS 6D MarkII 。まだ噂段階ながら、AFが45点全点クロスタイプになり(現行機は11点・中央のみクロス)、価格が初代6Dよりも安くなるかも、という話(デジカメinfo)。

安くなる! うれしいですね。

 


ヱビスビール に「エル特急マーク」

2017年06月15日 | 日記

梅雨なのに、良いお天気続き。

暑いので、ビールもすすみます…

 

すでにご存じの方も多いと思いますが、ヱビスビールがコンビニ限定のおまけとして「エル特急ヘッドマークチャーム」を缶に付けて販売しています。

面白いのでつい買ってしまいました。

「くろしお」も「雷鳥」も乗ったことがあるので親しみがあります。

 

ヱビスビール(サッポロビール)によると、4月26日以降、全国のコンビニで順次発売しているそうです。

付いているエル特急ヘッドマークは、普通の「ヱビスビール」が、ライラック・しおさい・つばさ・ひたち・あさま・しなの・しらさぎ・くろしお・雷鳥・しおかぜ・いしづち・有明の12種類。「ヱビスマイスター」が、ホワイトアロー・はつかり・白山・やくも・南風・にちりんの6種類。

計18種類。このなかには、すでに廃止されたり、エル特急の名前が今は外されたりしている列車もあるみたい…

“鉄ちゃん”でないので、詳しいことは分かりませんが。

 

 「ヱビスビール」に付いてくる、エル特急ヘッドマーク12種類。

 

2015年にも 、6種類の寝台特急ヘッドマーク付き「ヱビスビール」が販売されていて、「北斗星」マーク付きのを買ったことがあります。(2015年9月2日記事 参照)

郷愁や旅情を誘うこの企画、今回は第3 弾だとのこと。それにしても今年のエル特急18種類を全部そろえるには、ずいぶん飲まないといけませんね~

 

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撮影カメラ    ソニーRX100


キヤノン 「6D II 」 近日中発表?

2017年06月11日 | カメラ

キヤノンのフルサイズ一眼レフ「EOS 6D 」の後継機「EOS 6D Mark II 」 が近日中に発表される、と「軒下デジカメ情報局」に出ていました。新しいバッテリーグリップやEOS Kiss X7後継機とともに発表されるとのこと。

以下は、海外のソースから得たという、発表される機種・機材の情報(軒下デジカメ情報局 より)。

EOS 6D Mark II
 •ボディ ・24-105mmUSMキット ・24-105mmSTMキット
 •バッテリーグリップ BG-E21

EOS Rebel SL2 (海外での機種名で、国内では「Kiss X7」の後継機)
 •ボディ ・18-55mmキット(ブラック) ・18-55mmキット(ホワイト)

 

軒下デジカメ情報局」の、独自ソースによる情報はこれまで当たってきているので、ほぼ確かでしょう。CANON RUMORS など海外の噂サイトにも転載されています。

 

原行の「EOS 6D 」発売(2012年11月)からもう4年半。自分の「EOS 6D 」がシャッター耐久限界にきていることもあり(5月1日記事参照)、待ち望んでいた情報です。

 

EOS 6D 」。

 

もっとも、肝心な「 EOS 6D Mark II 」の性能については、確かな情報がありません。

 

個人的な経験から、「EOS 6D 」の長所・短所を上げてみると、

 長所は、精細な描写、暗所性能、軽さ、ほどほどの価格。

 短所は、AF 測距点の少なさと周辺部でのAFの弱さ、連写枚数の少なさ、ライブビューAF の遅さ。

 

こうした長所はそのままに、短所を改善した「 EOS 6D Mark II 」であってほしいのですが…

 

不確定情報と個人的な“妄想”

これまで噂に上っている「 EOS 6D Mark II 」のスペック(希望的観測も含めて)は、ざっと次のようなもの。

 ・新開発のイメージセンサー、2800万画素
 ・デュアルピクセルCMOS AF を搭載
 ・改善されたAFシステム
 ・ティルト液晶、またはバリアングル液晶
 ・タッチスクリーン
 ・画像処理エンジン Digic 7
 ・Wi-Fi、Bluetooth
 ・4K 動画の搭載はない?

個人的には、ライブビューでの動体撮影能力がアップする「デュアルピクセルCMOS AF 搭載」は確実と予想します。

エントリーユーザー向けのミラーレス「EOS M5 」「EOS M6 」にも採用された、キヤノン自慢の半導体技術ですから、もしそうでなければ、逆に「えっ、なぜ !? 」ということに。

 

そこで、かりに2800万画素のフルサイズ、デュアルピクセルセンサーだとすると、当然新開発になりますね。

しかし、フルサイズ、デュアルピクセルセンサー自体は、上位機の「EOS 5D Mark IV」ですでに開発ずみです。3040万画素 ですけど。

ならば、EOS 5D Mark IV のセンサーをそのまま使ったら、開発費がかからなくていいのではないか?(たとえばニコンは、「Df 」に当時フラッグシップの「D4 」と同じセンサーを使い、それをアピールポイントにしたことがありました。)

EOS 5D Mark IV のセンサーをそのまま流用すると、「 EOS 6D Mark II 」は3040万画素に!(うれしい“妄想”)

 

もちろん、EOS 5D Mark IV より画素数を落としたデュアルピクセルセンサー(たとえば2800万画素程度)を開発することも考えられます。

ただ常識的に考えて、開発費をかけてまで、わざわざ低画素にしたセンサーを作るか? 

いやいや、機種の格付けをしっかり守るキヤノンなら、やりかねません。

 

そうなると、どういうことになるか。

同じ大きさのセンサーで、EOS 5D Mark IV より画素数を落とすことは、画素ピッチが広がること。これは高感度性能が上がることにつながるのではないか?

EOS 5D Mark IV より高感度性能が上がるかも!(これもうれしい“妄想”)

 

つまり、どっちに転んでも、6D ユーザーにとっては、うれしい結果が待っていることになります。

 

AF 機能向上も期待できそう。

 

連写性能はそうアップしなくていいのですが(いまでも撮り過ぎ)、バッテリーグリップが変わるのはバッテリーのパワーがアップするということかも。すると、おのずから連写パワーも上がるのでは…(また“妄想”)

 

キヤノンさん、ユーザーの希望をかなえてくださいね…

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関連記事

  ・『軽やかなフルサイズ2代目 EOS 6D Mark II 最新情報+6D・5D3との比較ページ【まとめ】』(とるなら~写真道楽道中記~ )

  ・『キヤノン EOS 6D Mark II は本当に7月20日に発表されるか?(CW) 』(YOUのデジタルマニアックス)


梅雨入り

2017年06月08日 | 日記

一斉に梅雨入り。

 

6月7日午前、四国、中国(山口県を除く)、近畿、東海、関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると、気象庁が発表。

中国と近畿は平年並みで、四国は平年より2日遅く、東海と関東甲信は1日早め。

 

いよいよ雨の季節です。

気象庁は、梅雨入り発表のタイミングを今日に決め打ちしていたのでは。

予報では7日だけが雨で、明日から西日本は晴れ! ですから。

 

あとは晴れる日が続くかもョ。

 

いらんことを書きますが、年を食ってくると、季節も何も素直には受け取れなくなって、いやなジジイになるものです。

 

梅雨の情景(昔の写真)。

 

アジサイ(これも昔の写真)

 

近頃、カメラファンにはうっとうしい話題が続きます。

ニコンの業績不振。

カメラ雑誌の「アサヒカメラ」「キャパ」とも売れ行きが右肩下がり。

カメラのキタムラは店舗大幅縮小。

 

でもカメラ好きは、好きなようにカメラを買い、好きなように撮ってればいいのでは。

 

ケ、セラ、セラ~ 

なるようになるさ~ です。

 


京都小旅行(たん熊北店でランチ)

2017年06月06日 | グルメ

西本願寺見学のあとの、ランチの話です。

 

せっかく家族で京都へ行くので、どこか良い食事処はないか、事前にガイドブックで探しました。

ずいぶん前に買った「京都通がすすめる とっておき京のお昼処100」(扶桑社)をパラパラ。

岡崎 つる家」「菊乃井 本店」「京都吉兆 嵐山店」「南禅寺畔 瓢亭」「懐石・宿 近又」… と、外国の賓客をもてなすような超高級料亭を筆頭に紹介されています。

ミシュランの三つ星クラスも。

ムリ、ムリ!

 

懐石・宿 近又」は風情あふれる京町屋。魅力がありましたが、家族連れには敷居が高い感じです。

「またそのうち、余裕が出来たらね…」と、とりあえずパス。

 

結局、西本願寺近くの京都東急ホテルにある「たん熊 北店」にしました。

レストランがある京都東急ホテルの地下1 階。

 

たん熊 北店」。

 

京都・鴨川に納涼床を出している「本家たん熊 本店 」とは別の経営で、本家・分家のような関係らしいです。

「たん熊北店」グループは、京都・木屋町の本店のほか、京都東急ホテルや東京都内にも店があります。

 

予約していた「お楽しみ籠盛り膳」(1人4000円)です。

丸い竹籠に盛り付けられた、前菜の「季節の八寸」。きれいですね。

からし蓮根、ナスの田楽(手前)など、見ただけで大体食材が分かると思いますが、左の小鉢の中身は説明を聞いたのに忘れてしまいました…

 

お造りの三種盛り。カツオのたたき、タイ、イカ。

 

次の焼き物については、天ぷら五種か太刀魚豆腐のどちらかを選べるようになっていました。

私と息子が選んだのは天ぷら。

サックリと軽く揚げてあり、それなりに良かったですが…

 

 

ヨメさんと娘は太刀魚豆腐。

 

結果的に、この太刀魚豆腐のほうが手の込んだ一品で、美味しかったようです。

太刀魚と豆腐を交互にミルフィーユのように重ねて焼き、朴(ほお)の葉でくるんでいます。

(ウ~ン、こういう面白いものと分かっていれば選んだのになァ…)

 

煮物は、豚の柔らか煮と冬瓜、子芋。

このだし汁が絶品のうまさ。

 

ご飯は「海鮮ちらし寿司」か「うすい豆のじゃこご飯」から選べました。

4人とも「海鮮ちらし寿司」を選択。味噌汁付き。

結構ボリュームがありました。

 

デザートは抹茶のムース。いかにも初夏らしい感じ。

左党の自分としては、かなり甘かった…

 

6月いっぱい使える「甘味アソート優待券」をもらいました。通常価格1000円が半額に。

 

計4枚ありますが、もう一度来ることがあるかなァ…

娘の知り合いが京都にいるので、会う時には使えるかも。

 

落ち着いた店の雰囲気、店員さんの応対ぶりは良かったですよ。

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撮影カメラ   ソニーRX100

 


京都小旅行(西本願寺)

2017年06月06日 | 旅行

本山に参拝

5月の末に、京都で個人的な仏事があり、その機会に西本願寺を家族で見物してきました。

家の宗派、浄土真宗本願寺派の本山にあたり、正式には本願寺。京都では東本願寺と区別するため「お西さん」という呼び名で親しまれています。

 

西本願寺の御影堂門。

ちょうど、門主の代替わりに伴う「伝灯奉告法要」が昨年秋から今年5月末まで営まれており、華やいだ雰囲気です。

全国から団体の参拝者が貸し切りバスで詰めかけていました。協賛行事のひとつとして、いつもは見られない書院や飛雲閣の特別公開もありました。

 

御影堂門を入った正面にある御影堂(ごえいどう)。親鸞聖人の木像を安置する巨大な建物で、国宝。

寛永13年(1636)再建。平成11年度から21年度にかけて「平成の大修復」が行われました。大屋根も内部も、とてもきれいです。

 

御影堂の内部。重要な行事はここで行われます。「伝灯奉告法要」のための参拝者用の椅子が堂内を埋め尽くしていました。

 ← クリックで拡大します。

 

金色さん然、最高レベルの荘厳(しょうごん)が施され、中央に親鸞聖人の木像。左右に歴代門主の御影。

 

右手にある阿弥陀堂(本堂)。これも国宝。要するに、いたるところ国宝です。

 

阿弥陀堂の内部。

よく言われることですが、西本願寺では本堂である阿弥陀堂のほうが、親鸞像を安置した御影堂より小さいのです。

 

とはいっても立派な阿弥陀堂。

中央に本尊・阿弥陀如来の木像、左右にインド・中国・日本の念仏の祖師と聖徳太子の影像が安置されています。

 

2 つのお堂にお参りしたあと、書院(国宝)を見学することに。

 

こういう機会でないと見られない書院。しかし撮影禁止!

 

キヤノンEOS 6D とEF16-35mm F4L IS USM でガッチリ撮ろうかとも考えていたこの旅行。

こうした撮影禁止の場所もあり、結果的にコンパクトカメラで済ましたのは正解と言えなくもないですが、残念なことは残念。

203畳敷きの「対面所(鴻の間)」など大広間を高精細、シャープに撮ってみたかったですね…

 

書院の中には面白いところが色々ありました。

「雁の間」では、飛ぶ雁を彫った欄間のすき間から、隣の「菊の間」の壁に描かれた月が見えます。「月に雁」。誰が考えたのか”雅(みやび)”な趣向。

「雀の間」は、竹林の中を飛ぶ雀が68羽描かれたとされているのに実際は66羽。ということで「さては2羽抜け出したか?」と画芸の極致を讃える伝説。

たくさんの巻き物が格子状の天井に描かれた廊下。「書物の大敵・鼠を退治するため猫が1匹だけ描かれています。探してみてください」と案内の人。みんな上を向いて探すこと… 私は見つけられませんでした。

観光客向きの話題ですが、詳しくは西本願寺のページをごらんください。

 

次に、同じく特別公開の「飛雲閣」へ。

「飛雲閣」。

金閣、銀閣とともに京都三名閣の一つ。秀吉が贅を尽くして建てた広大な邸宅「聚楽第(じゅらくだい)」の一部といわれます。

 ← クリックで拡大します。

 

観光客が記念撮影していたので、撮影OKと思い撮影(以前、撮影禁止だったという話も)。

しっとりと情緒のある庭園ですね~

三層からなる楼閣。上から二層目には三十六歌仙の絵。

 

庭園での音声ガイドによると「飛雲閣」はもともと池の中の島に建てられていたそうで、その名残りの、舟をつけるための石段がありました。別名「舟入の間」とも。

部屋の中では、予約によるお茶席の最中でした。

 

豪華な彫り物がある鐘楼。

 

最後に、有名な「唐門(からもん)」を見に行きました。

「唐門」(国宝)。

西本願寺を囲む築地塀の南側、特別な儀式の時しか使用されない門です。

桃山時代の絢爛たる彫刻で埋め尽くされ、あまりに見事なので日の暮れるのを忘れることから「日暮らし門」とも。

日光東照宮の陽明門と同様、濃密な世界です。

 

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一番上の方には唐獅子(からじし)、その下には麒麟(きりん)。

一説に、右の麒麟がキリンビールのロゴの元になったと。でも、そもそもキリンビールのロゴをデザインしたのが誰か分からないらしいので、何とも言えませんねェ…

 

扉に描かれた、様々な姿で躍動する動物。彫り師のすぐれた技量をうかがわせます。これも唐獅子?

 

左右には中国の故事をもとにした浮彫が。

古代中国では、俗世間での栄達を拒む高潔な人を良しとする思想があり、それを描いています。

 

唐門右側にある「耳を洗う許由(きょゆ)」。

何で耳洗ってんの?

皇帝・尭(ぎょう)が自分の天下を譲るという申し出を聞いた高潔な許由は、耳が穢(けが)れたといって川の水で耳を洗い、箕山(きざん)に隠れたという逸話。それを表現しています。

 

こちらは左側の巣父(そうほ)。そんな穢れた川の水を牛に飲ませることはできないと、牛を引いて引き返す図。

そろいもそろって、ポリシーのある方々。

いまの日本にはいないんじゃないでしょうか。

 

まあ、自分としても高潔ではない方なので、大きな口をたたけませんが…

 

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撮影カメラ   ソニーRX100


大阪城公園 「食」の新スポット

2017年06月01日 | 食・健康

外国人観光客の増加と、昨年のNHK大河ドラマの影響でにぎわう大阪城

天守閣の入館者は一昨年度、昨年度と2年続けて最高記録を更新したとか(大阪城天守閣のページ)。

結構なことです。

 

大阪城。

 

新しい2つの飲食施設

さらに、観光客や市民にとってうれしいのは、大阪城公園内に新しく2 つの飲食施設ができること。

JR大阪城公園駅前の「JO-TERRACE OSAKA」と本丸広場の「MIRAIZA OSAKA-JO」です。

(下のイラストは大阪城パークマネジメント共同事業体のニュースリリースより)

 

 

このうち「JO-TERRACE OSAKA」が間もなく、6月22日にオープンします。

先日JR大阪城公園駅へ行った時に建設現場を見ると、ほぼ完成していました。

JO-TERRACE OSAKA」。

 

JO-TERRACE OSAKA」。

 

JR大阪城公園駅から見たところ。階段を下りた正面が「JO-TERRACE OSAKA」。遠く大屋根が見える大阪城ホールへ続くストリートとなっています。

左の工事中の建物は、今年12月に開業する結婚式場「キャッスルガーデンOSAKA」。

 

「JO-TERRACE OSAKA」にはどんな店が入るのか、楽しみですね。

これまでのニュースリリースによると、出店するのは「キャッスルガーデンOSAKA」を含めて22 店舗。

飲食施設としては、スターバックスやタリーズなどの喫茶、パンケーキ、クレープ、イタリアン、鉄板焼き、和食、ハワイアン、たこ焼き・お好み焼、バーラウンジ、ビュッフェ、ベーカリーなど。

ほかにフラワーショップやスポーツ施設も予定されています。

 

これまで大阪城公園、とくにJR大阪城公園駅から大阪城ホールにかけての辺りはあまり食べるところがなく、カフェ・レストランとコンビニが各1 店あるぐらい。

大阪城ホールで音楽イベントがあると若い人がどっと詰めかけ、それを目当てに焼きそばやタコ焼きの屋台がズラリと並ぶ---そんな光景が繰り返されてきました。

ちゃんとした飲食施設が少なかった、大阪城ホールの周辺。

開演待ちの間、噴水の周りに腰かけ、屋台のファーストフードを食べる人も…

 

このたび「JO-TERRACE OSAKA」ができると、大阪城や大阪城ホールに来るお客さんに便利でしょうし、出店する側としてはそれに加えて、近くのビジネス街のサラリーマンのランチや勤務帰りの需要も見込んでいるようです。


6月22日(木)10:30からオープニングセレモニー。先着1000人にオリジナルコースターがプレゼントされるそうです。

 

歴史的建造物を改修する「MIRAIZA OSAKA-JO

子どもの頃、大阪城天守閣に来ると、そばに古びた洋館がそぐわない感じでそびえており、「あの建物は何かいな」と思っていました。

おそらく観光客もそう感じるのではないでしょうか。

 

天守閣のそば、本丸広場に建つ旧第四師団司令部庁舎。

天守閣から見るとこんな感じ(2007年撮影----古い写真ですみません)。

昭和6年に建設された旧第四師団司令部庁舎です。鉄筋コンクリート、地上3階、地下1階。戦後、大阪市警察本部や大阪市立博物館として使われたあと、閉館していました。

 

これを改修して飲食施設に生まれ変わらせようというのが「MIRAIZA OSAKA-JO」。

喫茶や豪華なレストラン、土産物店、アミューズメントの施設が入り、この秋にオープンする予定です。

 

本丸広場もこれまで適当な飲食施設がなく、個人的には売店のタコ焼きを食べた記憶しかありません。

最近、肉の串焼きなど移動販売の車が増えた程度。

せっかく外国から来る観光客に、気の毒な状況です。

MIRAIZA OSAKA-JO」---うまく軌道に乗るといいですね。