つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

ボタンとサクラソウ

2012年04月29日 | 

ゴールデンウィーク初日の28日、行楽の家族連れでにぎわう大阪・堺市の大仙公園へ。

公園の中にある日本庭園で、ボタンとニホンサクラソウが展示されていました。

数寄屋風の休憩所の前に展示されたボタンとニホンサクラソウ。

 

赤い日傘の下のボタン。情緒がありますね。

 

「島大臣」という名のボタン。

 

ずらりと並ぶさまざまな品種のニホンサクラソウ。

江戸時代から愛好され、数百もの品種があるといわれます。

 

「日の丸」というシンプルな名前。

 

フリルがたくさんある「岩戸神楽」。

 

 

            「絞竜田」

 

            「銀覆輪」

 可憐な花のバリエーション。よくみると面白いです。品種が多いだけに栽培に凝りだすと、やめられなくなるかも。

 

 

サクラソウとは対照的に、ボタンは大輪の魅力。「紅輝獅子」という名前です。

 

「芳紀」。日陰でも目にしみるような赤さ。

 

休憩所の中に展示されたボタン(品種不明)。和風のたたずまいにいろどりを添えて…

 

休憩所の軒先で。「福寿殿」。遠くに見えるのは中国風の「甘泉殿」。

日本庭園のさらに奥にも中国風の「桃源台」が設けられ、周囲はボタン園になっています。

 

池のほとりにある休憩所は、のんびり過ごすのに良いところです。

抹茶を頂きました。

干菓子とのセットで200円(生菓子とのセットは400円)。

中世に海外貿易で栄えた堺らしく、茶碗の絵も南蛮風。

 

庭園を散策すると、遅咲きの桜が咲いていました。

サトザクラの一種のようです。

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撮影カメラ・レンズ

  Canon  EOS KissX4  

      TAMRON  AF 28-300mm 3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical[IF]Macro

      EF50mm F1.8 II

撮影データ

  絞り優先  (F1.8~F8.0)  

  ISO感度  100~400

  露出補正  適宜プラス補正

   画質  RAW

  ホワイトバランス  オート 

  ピクチャースタイル  スタンダード

 


ニコンが低価格フルサイズ一眼?

2012年04月27日 | カメラ

デジカメinfoに、ニコンの低価格フルサイズ一眼レフ「D600」の噂が出ています。

ネタ元はNikon Rumors

以下、確度の低い噂とのことなので、まだまともに受けないほうがよさそう。

  • センサーは、たぶん2400万画素(ソニー製でニコンがカスタマイズしたもの)
  • おそらく1500ドル程度の低価格
  • ボディ内におそらくAFモーターを内蔵しておらず、D3200やD5100と同様に、AF-Sレンズでのみ動作する
  • 発表はフォトキナ(2012年9月)の前
  • その他、低価格のレンズの噂など…

日本円で12万円台ですか。安くて魅力的ですね。

フルサイズで2400万画素というのは、今となっては余裕がある画素数。高感度も期待できそうです。

でもこういう価格帯でフルサイズ機を出したら、他の製品を食ってしまうのではないでしょうか。D800などは性能が飛びぬけているので、あまり売れ行きに影響を受けるとは思えませんが…

 

こんなカメラがあったらいいな、というユーザーの願望だけかもしれません。

ただ、キャノンにも「エントリー向けフルサイズ機」の噂が出ていただけに、ひょっとするとこの秋、期せずして2社から同じタイプが登場したりして…


フェルメール展

2012年04月26日 | 日記

展覧会のテーマの続きになりますが…

東京ではいい展覧会がありますね。

とくに、今年は私の好きなフェルメールの絵が見られる展覧会が集中。

  • 終了

       「フェルメールからのラブレター展」 東京 Bunkamura ザ・ミュージアム
        2011年12/23~2012年3/14

  • 開催中 

        「フェルメール 光の王国展」   (リ・クリエイト画像)

        1/20~7/22  フェルメール・センター銀座

  • これから 

        「ベルリン国立美術館展 ~学べるヨーロッパ美術の400年」 

        6/13~9/17  国立西洋美術館(東京)

        10/9~12/2  九州国立博物館(福岡)

 

        「マウリッツハイス美術館展」 

        6/30~9/17  東京都美術館(東京)

        9/29~2013年1/6  神戸市立博物館(神戸)

 マウリッツハイス美術館展のCMでは武井咲さんが、あの青いターバンの少女に扮しています。これ、なかなかいいです。

 

 

 フェルメールは生涯30点ぐらいしか作品を残さなかった画家ですが、それが希少価値を生んで、いまや 美術展でフェルメール展なら当たるといわれるぐらい。昔のルノワールの感じ。

その代わり、作品を所蔵する海外の美術館は神経質で、出展に慎重とか。

「青いターバンの少女(真珠の首飾りの少女)」は、かなり前、日本に来た時、実物を見ました。

わりと小さい作品でしたが、不思議に目にしみ入るようなターバンの青色と、謎めいた少女の瞳が記憶に残っています。

こんな風に、純な瞳で見つめられたら、かなわないな…

と思ってしまいます。

 

 

 


草原の王朝 契丹

2012年04月25日 | 日記

大阪市立美術館(天王寺)で開かれている「草原の王朝 契丹」展へ行ってきました。

もともと、九州国立博物館が取り組んできた大型特別展。昨年(2011年)9/27、福岡からスタート、静岡、大阪、東京の順で巡回展示しています。

福岡、静岡はすでに終了。これからは大阪(大阪市立美術館 4/10~6/10)、東京(東京藝術大学大学美術館 7/12~9/17)の2会場で見ることができます。

展覧会のホームページはこちら。

大阪市立美術館。

吹き抜けのシャンデリアがまぶしい。

 

「契丹」(遼)は、10世紀から12世紀前半にかけて北アジアの草原地帯に栄えた王朝。

そういえば、高校の世界史で習ったような…  

歴史的な資料が少なく、一般にはあまり知られていない王朝ですが、200年あまりにわたり、今の中国東北部、モンゴル、ロシアの東南部にかけて広大な領土を持ち、繁栄していたそうです。

2003年、中国・内モンゴル自治区のトルキ山古墓(こぼ)で、契丹皇族女性の豪華な彩色木棺が発見され、「世紀の大発見」と話題に。

この彩色木棺の保存修復に九州国立博物館が協力した縁で、今回の展覧会が実現しました。

 

契丹展のパンフレット。3種類あり、展示品の写真がつながるようになっています。

左下と右上が埋葬時の金製仮面(陳国公主墓出土、1018年)。中央左が鏡箱(トルキ山古墓出土、10世紀前半)。中央右が鳳凰文盤(耶律羽之墓出土、942年)。

詳しくは展覧会のホームページを見て下さい。「美しき3人のプリンセス」というページが面白いです。

展示品では、細かい彫刻や装飾が施された彩色木棺に圧倒されました。ほかにも、金製品やメノウの首飾り、ガラス器、陶磁器など、精巧で豪華な美術品がずらり。

草原を移動しながら生活していた騎馬民族ですが、想像以上に高い文化を持っていたんですね。

 

美術館2階の喫茶「榴樹(るーじゅ)」で一服。泡立てコーヒーがソフトな味でした。

下は展覧会のお土産。

モンゴル杯(上)、メノウのストラップ(左)、七宝のブックマーク(右)。

 

美術館を出たあと、つでに隣接の慶沢園(元住友家の庭園)を散策してみました。

慶沢園。後ろは建設中の超高層ビル「あべのハルカス」。

ツツジが咲き始めていました。

カエデの新緑と滝。

池の飛び石。

八重桜がまだ咲いていました。

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撮影カメラ 

       Canon EOS Kiss X4   EF50mm F1.8 II

       リコーCX1(パンフレット、土産品)

Kiss X4撮影データ

       絞り優先AE  (F1.8~F8)

       ISO感度 200

       画質  JPEG

       ピクチャースタイル  スタンダード

       ホワイトバランス  オート

 


ライカの新機種

2012年04月23日 | カメラ
◇ライカの噂話
Leica News & Rumorsより。ライカにも噂サイトがあるのですね。
 
ライカファンでもないし、なにしろ高いカメラなので、買えるわけもないのですが、興味を持ったのが2点ほど。
 
  • 新しいLEICA X2は18メガピクセルセンサー機になる。
  • 新しいLEICA Monochrome M レンジファインダー機は、ブラックでフロント面には赤のドットやほかのマークは付かず、LEICA M9-Pと同じ様に、上部プレートにLeica Monochromeのロゴが刻まれるだけになる。液晶スクリーンは付きそうだ(最初、液晶がつかないと報告していた)。
LEICA X2は、コンパクトカメラLEICA X1の後継機。X1はAPS-Cサイズ、12.2メガピクセルなので、画素数が増えると期待されているようです。
LEICA X1が写真コンテストの賞品になっていたので(Kakaku.comのPHOTOHITO)、ちょっと気になっただけ。コンパクトカメラといっても20万円ぐらいします。もらえたらうれしいけど、ダメだろうなァ。
 
 
新しい『LEICA Monochrome M レンジファインダー機』については、モノクロ専用機が出るという、かなり前から出ていた話ですが、個人的にはどうにも理解しにくいコンセプトです。
 
このカラー時代に、モノクロ専用機を出す意味がはたしてあるのか…
 
で、色々メリットを考えてみました。
  • 古き良きライカへのノスタルジー
  • 撮像素子の前のカラーフィルターが不要
  • 撮像素子を明暗の情報だけに特化して使え、飛躍的に(?)高精細な画像が期待できる
  • 偽色や色ノイズ、レンズの色収差を考えなくてよい。
  • ファイルデータがカラーより小さく、速いレスポンスでサクサク撮れる
  • 旧型レンズの良さを生かし、味のある絵がとれそう
ベースになると予想されているLEICA M9-Pはフルサイズ機。それより解像感のある、ノイズの少ない絵になるとすると、中判カメラの画質に迫る、それこそ美術館に飾れるような高品質の画質になるかもしれません。(写真はLEICA M9-P)
 
  
カラーフィルターをなくすと、焦点が変わるでしょうし、モノクロ専用センサーを開発し、まったく新しいカメラをつくるとなると相当大変なこと。それだけの値打ちのある性能でないと…
 
たしかに、興味深いことではあります。
 

スプライトの映像

2012年04月22日 | 宇宙

雷雲の上に発生する光

4/22のテレビ NHKスペシャル「宇宙の渚」で、スプライト(sprite)なる珍しい映像を見せてもらいました。

宇宙ステーションからと、地上から飛行機を飛ばして撮影したみごとなものでした。

 

強烈な雷が発生するとその雷雲の上方に、瞬間的に赤い光の柱やクラゲのような形の発光が現れる現象。

NHKの高感度カメラのスローモーションで見ると、空中で強烈な閃光が走ったかと思うと上へも下へも光の粒がほとばしり、巨大な花火のようでした。自然の、恐ろしいほどのエネルギーです。

宇宙へ向かって放電が行われ、その電気が大きく広がって地球をすっぽり包んでいるのだそうです。地球は電気の星でもあるとか。そんなこと思ってもみませんでした。

 

試しにフリー画像を探してみると、学会の研究発表のような画像がありました(英語でないので内容は不明)。

Secuencia de inicio y desarrollo de un spriteSecuencia de inicio y desarrollo de un sprite / Kanijoman

 稲光のように雷雲から光の帯が連続するのではなく、はるか上空の、何もないところで突然光が現れ爆発するように見えます。不思議ですね。

ウィキペディアによると『高度約50~80kmで発光し、鉛直方向の大きさは20km程度、水平方向の大きさは数km~70km程度である。』と書かれています。

 専門の研究者以外の一般の人にも関心が広まっているそうです。

 

個人的には、雷は苦手。普通の稲光さえ怖くて撮る気がしません(雷写真コンテストなんていうのがあるんですけど…http://www.otowadenki.co.jp/contest/)。

NHKさん、雷雲の上を飛ぶ取材で危険性はなかったんでしょうか… クワバラ クワバラ …

 


初音ミクさまさま

2012年04月22日 | 日記

J-CASTに『「初音ミク効果」健在 特集の「学会誌」売り切れ』という記事が出ていました。

それによると、

『 情報処理学会は2012年4月20日、ツイッターで、4月15日に発行した学会誌「情報処理」5月号の一般販売分が19日に売り切れたと発表した。増刷は困難なため、同日から特集のみを別刷りした冊子(700円)の予約販売をAmazonでおこなっている。 「情報処理」5月号は、表紙に初音ミクが登場し、「CGMの現在と未来」と題する初音ミクやニコニコ動画を扱った特集を掲載していた。ツイッターによれば、「一般販売が売り切れたのは1960年の学会設立以来、初めての出来事」だ。』

とのこと。お堅い学会誌が売り切れるとは、すごいですね。

その学会誌の表紙です(フリー画像)。

情報処理2012年05月号
バーチャルアイドル、初音ミクさえつければどんな商品でも売れる時代。
経済効果は莫大なものがあります。
たとえばセガのこんな派手なサイト『SEGA feat. HATSUNE MIKU Project』も。
 
実際の劇場を一杯にしたり…どこまでいくんでしょうね。
 

D800とD800Eの違い

2012年04月22日 | カメラ

実写画像で比較

人気を集めているニコンの36.3メガピクセル一眼レフ「D800」と「D800E」の実写画像比較が「The Luminous Landscape」というサイトに出ています(デジカメinfoで知りました)。

どちらも中判デジタルカメラに匹敵する高精細、豊かな階調の画像をめざして、ニコンが開発した新鋭機。「D800E」はローパスフィルターを無効化したことで、より高精細な絵が撮れるということですが、さて実写画像の違いは…

上記サイトの『Nikon D800 / D800e First Comparison』という記事に掲載されている、ニッコール85mm f/1.4Gで撮影した建設現場。この全景写真をネットで見る限り、あまり差はありません。目を凝らして見ると「D800E」のほうが、背景のビルがややくっきりしているかな、という程度。

 

しかし、100%画像に拡大するとその差は明瞭。明らかに「D800E」(左)のほうが解像感が高い(下は上記サイトの画面をキャプチャーしたもの。ブログ画面からはみ出している場合は、下のスクロールバーを動かして下さい)。

 

 

マクロ画像で見る違い

この風景を撮影した時の天候が同じではないのでは、という指摘があったので、同サイトでは後日、シグマ150mm f/2.8 APO OS (マクロ)で撮影したお札の映像ものせています。

重い三脚を使い、ミラーアップして、厳密に同じ条件で撮影したそうです。100%拡大画像を見ると、やはり「D800E」(上)の方が数字の中の模様がくっきりしています。

一方、「D800」(下)の方は、わずかではありますが、にじんだような感じ(いずれも画面キャプチャー)。

←D800E

 

←D800

 

ローパスフィルターを無効化したことで発生する「D800E」のモアレについては、画像を見る限り分からず、コメントされていません。

「D800E」 高解像感を確認

はっきり言って両機種の解像感の差はありますね。「D800E」の解像感はすごいといわざるを得ません。もっとも、そうでないとニコンとしては2種類のカメラを出した意味がありません。

ローパスフィルターはモアレや偽色を防ぐために付けられているのですが、「D800」の画像を見ると、わずかながら解像感を低下させる副作用があることがよくわかります。

 

ただ100%画像に拡大してやっとわかる、この程度の差というのは、どう評価したものか… 

中判~大判プリントにした場合、判別できるものでしょうか。

同サイトによると、わずかな差とはいえ、答えは「YES」だそうですよ。

 


超美麗なNYの動画

2012年04月21日 | 写真テクニック

タイムラプス撮影

DDN JAPAN という、世界の音楽・映像情報を配信するサイトを見ていたら、きれいな動画がありました。

「Mindrelic - Manhattan in motion」という、ニューヨークの風景をタイムラプス=微速度撮影(DDN JAPANでは低速度撮影と表記)で撮った作品です。(同じものをユーチューブから貼り付け)

 

 

 大都会のすべてを凝縮したような映像。見とれてしまいます。音楽もいいですね。

実はこの作品、去年夏にvimeoという動画共有サイトに投稿されていたもの。

作者はMindrelicとなっていますが、おそらくハンドルネームのようなものではないかと思います。

Mindrelicのサイトには古代エジプトの目のマークが。Mind relicと区切ると「心の遺跡」とも読めます。

本名はニューヨーク州ロチェスターに住むJosh Owensという人らしいです。

普段、どんな仕事をされているのでしょうね。

 ◇やはり5D mark II

 vimeoのサイト(ユーチューブより画質・音がいい)には、撮影機材もきちんと紹介されています。

カメラはCanon 5D mark IIが1台、 Canon 7Dが2台。

キャノンのデジタル一眼レフでタイムラプス撮影をするために開発された"The little bramper" という装置を使っています。

また、映像を見ていると左右や上下にカメラが滑るように動く「パン」「チルト」というカメラワークを駆使しているのですが、これにはドリーという映画用の移動式カメラ台を使っているようです。

タイムラプス撮影では一定の間隔をおいてシャッターを切っていくので、ドリーもそれに合わせた非常にゆっくりした速度で動かす必要があります。そのために手動式ではなく、自動的にコントロールできる装置がついたもののようです。

ドリーというものの実物を見たことがないので、色々検索していると、Josh Owens氏の使ったのとは別物ですが、もっと簡単な手動式のドリーの映像がありました(ユーチューブより)。

 

 

なるほど…。こうやって撮影するとかっこいい映像になるんですね。これに5D mark II(あるいはmark Ⅲ)をのせればいいわけ。

でもJosh Owens氏のManhattan in motionのような映像を撮ろうとしたら、相当の情熱というか、心のパワーが要りますね。あとの映像編集も大変でしょうし(それが楽しいのかな)…

 


キャノンが新高画素カメラ?

2012年04月19日 | カメラ

あくまでも噂ですが…

デジタルカメラの最新情報に詳しく、いつも参考にさせてもらっている「デジカメinfo」というサイトがあります。

このサイトで、キャノン関係のネタ元の一つになっているのが「Canon Rumors」。

キャノンとは無関係のRumors(噂)サイト。しかし、米国のカメラ通が作っているのか、あるいは読者からの情報提供が多いのか、かなりの確度がある感じ。

そこに、EOS 5D MarkⅢの次のフルサイズ高画素カメラは来年に出るかもしれない、という観測が出ていました。

5D MarkⅢの次は… 

 

来年にも40メガ超カメラ?

『ビッグ メガピクセル機は2013年に?』というタイトル。

ざっと読むと、こういう内容です(誤訳があればご容赦を)。

『キャノンは、2013年までは35メガ超のカメラを出そうとしないだろう、といういろんな報告がある。それが40メガ超になるという話さえ聞いている。キャノンとしては、今のところデジタル一眼レフには20メガ台が最適と考えているだろうが、顧客の要望で遅かれ早かれメガピクセル競争に参加せざるを得なくなるだろう。1年以内にそうなることは避けられない感じだ。

3500ドルの5D MarkⅢと6799ドルの1D Xには大きな価格のギャップがある。このギャップは埋める必要があると思う。APS-H機はなくなったので、(それにかわる)4500-5000ドルぐらいのものが出てくるべきだ。5D MarkⅢの当初の売れ行きから判断すると、ハイエンドなデジタル一眼レフのためなら、みんなもっと金を出してもいいと思っている。』

これがいわゆる、うわさの「3D」にあたるのかも…

ソニーがニコンD800タイプのフルサイズ機を出すという別の観測もあるそうです。ソニーは、APS-C機のα77ですでに24.3メガピクセルを達成していますしね。これから高画素競争は避けられないかもしれません。

上記「Rumors」でちょっと気になったのは価格。日本円で(約81.5円/ドルとして)28万5000円の5D MarkⅢと55万4000円の1D X とは? 米国の方が2~3万安いような気がしますが、どうしてなのかな。

40メガ超機が実現するとして、36万6000円~40万7000円ぐらいですか。そのぐらい出しても惜しくない? フーム、このサイトを運営している人(チーム?)はプロのユーザーでしょう。

 


造幣局通り抜け Part 2

2012年04月19日 | 

明治16年(1883年)、「造幣局の局員だけの花見ではもったいない。市民とともに楽しもう」と始まった、構内の桜並木の一般開放。一方通行なので、いつしか「通り抜け」という呼び方が定着。戦時中の中断をはさんで、現在まで大阪の風物詩として続いています。

造幣局のホームページによると、桜も煤煙で枯れたり、戦災で焼けたりして何度か植え替えられているようで、いま主流の品種は「関山(かんざん)」だとのこと。

濃いピンク色が目立つ「関山」。まだ三分咲きといったところ。

「関山」のアップ。

 

「一葉(いちよう)」の大きな木の下。満開の花に顔が隠れてしまうほど。警備の人が「立ち止まらないで、お進みください」と繰り返していますが、やっぱりほとんどの人はここで立ち止まって、記念撮影。

 

うす緑色をした珍しい桜「鬱金(うこん)」。

 

「紅虎の尾(べにとらのお)」。古くから京都で栽培されていた桜。虎の尾のように咲くところから、この名前が付いているそうですが、この枝ぶりはどこか可愛い。

 

緑の葉との取り合わせも美しい「綾錦(あやにしき)」。北海道・松前町で栽培された桜。

 

「雨情枝垂(うじょうしだれ)」。通り抜けでは数少ないしだれ桜。人気があります。

「雨情枝垂」は、比較的早く咲く桜で、今回はちょうど見ごろを見ることができました。これまでの経験では、会期後半になると散り始めていたことも。

詩人の野口雨情氏の邸内(宇都宮市鶴田町)にあったところから、名付けられたそうです。

 

レトロな造幣局の建物(庁舎・工場)とも調和した「糸括(いとくくり)」。

 

「思川(おもいがわ)」。意味深な名前ですが… 栃木県小山市の修道院にあった桜から育成された品種で、名前は修道院の下の川の名にちなんだもの。

 

「都錦(みやこにしき)」。京都御所にあった桜。

背景の建物が、レトロ調ながら新しいです。はて、こんな建物があったかなと思って調べてみると、2009年4月に、それまでのレンガ造りの「造幣博物館」がリニューアルオープンしていました。でも、ほかの建物もきれいになったような気がしますが…

 

「朱雀(しゅじゃく)」。昔、京都・朱雀にあった桜。

「日暮(ひぐらし)」。こういう、色がくどくない、あっさり系の桜も好きですね。年のせいでしょうか。

 

同じような雰囲気の「雨宿(あまやどり)」。葉かげに垂れて咲く形が、雨をよけているように見える、というわけ。花はほとんど白に近く、清楚です。

 

毎年1品種を取り上げ紹介される、恒例の『今年の花』。今回は「小手毬(こでまり)」。

あまり他では見られない珍種の一つとか。

「小手毬」のそばで、テレビ局が番組のリハーサルをしていました。

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撮影カメラ・レンズ

  Canon  EOS KissX4  

      EF-S  60mm  F2.8 マクロ  USM

撮影データ

  絞り優先  (F2.8)  

  ISO感度  200

  露出補正  適宜プラス補正

   画質  RAW

  ホワイトバランス  太陽光 / オート 

  ピクチャースタイル  スタンダード

 


造幣局 桜の通り抜け Part 1

2012年04月18日 | 

大阪・造幣局の桜の通り抜けが、今年も4月17日(火曜日)から始まりました。23日(月曜日)までの7日間。

平日は午前10時から午後9時まで。
土曜・日曜は午前9時から午後9時まで。

ソメイヨシノが散るころに見ごろを迎えるのが通り抜け。今年は八重桜を中心に129品種、354本が咲き競っています。

←左の写真は普賢象(ふげんぞう)。  

 

初日に行ってきました。

造幣局南門(天満橋側)から北門(桜宮橋側)への一方通行(距離約560メートル)。平日でも相当な人出です。土日になると、人を見に行くようなもの、といわれています。

 

朝は快晴、カンカン照りの日でしたが、造幣局に着くと雲が出てきました。

桜の色を優しく写すためには、薄曇りのほうがいい場合が多いです。

 

散策路の頭上を覆う「糸括(いとくくり)」という桜。

 

「糸括」のアップ。

 

入り口付近にある「林一号」。仙台の植木屋・林氏が最初に育成した新しい八重桜だそうです。

「林一号」。出口近くにもありました。少し雰囲気が違って見えます。

 

「東錦(あずまにしき)」。東京・荒川堤にあった里桜。

 

これも東京・荒川堤にあったといわれる「一葉」。花芯から1本の葉化した雌しべがでることからこの名前が付けられたそうです。

 

「大提灯(おおぢょうちん)」。満開の花をつけた枝が空を覆うように広がっています。

 

「楊貴妃(ようきひ)」。通り抜けではおなじみの品種で、人気があります。

昔、奈良にあった名桜。花色も優れた豊満な桜ということから、中国の楊貴妃を連想して名付けられたそうです。

「楊貴妃」。堂々たる大木。この花の下にいると幸せな気分になります。

 

ほかにもたくさんの品種があります、続きは次回に。

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撮影カメラ・レンズ

  Canon  EOS KissX4  

      TAMRON  AF 28-300mm 3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical[IF]Macro

      EF-S  60mm  F2.8 マクロ  USM

撮影データ

  絞り優先  (F2.8~F5.6)  

  ISO感度  200~800

  露出補正  適宜プラス補正

   画質  RAW

  ホワイトバランス  太陽光 / オート 

  ピクチャースタイル  スタンダード

 


カシオの「自分撮りデジカメ」人気

2012年04月15日 | カメラ

発売前に販売終了とは?

『カシオの自分撮りデジカメ「EXILIM EX-TR150」、発売前に販売終了を告知』という記事が色々なサイトに掲載されています。

予約が殺到して、予定の生産台数に達したので、発売前に生産終了してしまうという、珍しいケース。お店では買えない“幻のカメラ”になってしまいました。

オークションでは高値になるかも!?

 

 日経トレンディネットによれば、

 『カシオ計算機は2012年4月13日、コンパクトデジカメの新製品「EXILIM EX-TR150」(実売価格は3万円前後)の国内向け生産と販売の終了を告知した。2012年4月5日に発表した新モデルで、4月20日に販売を開始する予定だった。発売を迎える前に生産終了となるのはきわめて異例。広報担当者によると、「予想以上に事前予約が殺到し、予定の生産台数に達した。国内向けモデルの追加生産の予定はない」ためだという。』

とのこと。

あくまでも国内向けについてで、海外向けには生産・販売するでしょう。というのは、中国や台湾で大ヒットしているらしいのです。

同じ日経トレンディネットが、3月19日の記事「カシオの不人気デジカメが台湾や中国で大ブレイクした理由」で書いています。

『…EXILIMシリーズの海外戦略を担当する、…藤井 寛氏によると、ブレイクのきっかけは2011年8月ごろだという。藤井氏は「若年層の間で人気のある香港在住の人気モデルが、自身で購入したEX-TR100で自分撮りした姿をたまたまSNSで公開した。それを見た若者たちの間で、『こんなきれいな自分撮りは見たことがない』『どんなカメラを使っているのか』とSNSで話題になった。これがきっかけで急激に火がついていった」…』

売れない印象だったが…

 この旧バージョンのEX-TR100を店頭で見たことがありますが、デザインが奇抜すぎて売れないだろうなあ、と思っていたらその通り、国内では不人気。それが、中国、台湾でブームになり、プレミアまでつくありさま。わからないものですね。

そういえば、2月に横浜で開かれた「CP+(シーピープラス)2012」で、このタイプをPRしていました。

カシオのブースで撮った写真。

 

おそらくデモ機で、EX-TR150そのものではないと思います…

 

そうか、プリクラだ

 EX-TR150は、付属のタッチペンを使ってデコレーションを楽しむ機能が追加されているそうです。

仲良しの女の子たちが自分撮りして、デコレーションする。これは全くプリクラですね。

なるほど、若い女性には受けるかもしれません。顔がきれいに撮れるそうですし。

オジサンとしては全く興味がありませんでした。(だいたい、オジサンが自分撮りしている姿というのは…想像するだけでキモチ悪い)

カシオの EX-TR150のページはこちら。(今からでは入手困難…)

 

 


京都御苑・二条城の桜

2012年04月14日 | 

5日後の京都御苑 再訪

4月7日に続いて12日、京都御苑を再訪しました。御所の一般公開などでとかく見逃してきた、御苑内にある色々な桜を見てみたかったので。

地下鉄今出川駅に近い御苑の北側、近衛邸跡。前回と同じ場所、ほぼ同じ時間からスタートしましたが、撮れた写真はかなり違った感じになりました。

天気の影響が大きいですね。前回は晴れ時々曇り、どこか色調が青ざめ、コントラストも弱め。この日は快晴で、明暗や色彩がはっきりしています。

桜の開花も進み、別の表情。「二度と同じ桜の写真は撮れない」ともいわれます。たしかに天候も含めて、一期一会です。

優美なシダレザクラ(糸桜)。背景は京都御所。

 

紅色のシダレザクラ。やはり一番人気があります。

これはあくまで資料写真的に撮ったカット。桜を撮り続けている竹内敏信氏によると、「シダレザクラは全体を撮るより、枝のカーブを生かして、クローズアップすると気品が生まれる」と。それは分かっているのですが、無数の枝の中からどれを選ぶかが難しいのです。

 

紅色の花。竹内敏信氏の作品と比較するとアップしすぎかも。でもこういうカットが好きなんですよね~ つい撮ってしまいます。

ズームで撮る

花の撮影については、いろいろバリエーションのあるカットを撮りたいので、個人的にはズームレンズで手持ち撮影です。めったに三脚は使いません。

問題は、AFのピントがなかなか気に入ったところに合わないこと。なので、しつこく何枚も撮ります。あとで見てみるとどのカットもピント位置が微妙に違っていますが、その中から気に行ったピント位置のカットを選択しています。

手持ちでマニュアルフォーカスはムリ。とくに今のファインダーはマニュアルで精密なピントを合わせられるようになっていません。(昔はスプリットイメージとか、マニュアルで合わせやすいフォーカシングスクリーンがありました。眼も良かったし、ピントを合わせるのが苦にならなかった…)

三脚を使えば、ライブビューモード、マニュアルフォーカスでかっちりピントを合わせられます。基本としては、こちらがお勧め。ただ機動性はなくなります。また、観光地での三脚は、迷惑にならないよう、配慮が必要。この気配りが結構しんどいので、結局多くの場合手持ち撮影しています。

白いシダレザクラ。完全な逆光で撮ってみました。モノクロに近い印象。枝の姿がもっと良ければ作品になりそう。

 

御所の西側辺りの満開の桜。青空が桜にはよく似会います。

里桜の一種のようですが、表示がなくはっきり分かりませんでした。

 

御所の門を背景に、朝日に輝く桜。よくある構図ですが。

 

中立売御門の近くにある、車環桜(くるまがえしざくら)。

里桜の一種で、その昔、後水尾天皇があまりの美しさに車を引き返させたといわれます。

全体を撮るとパッとしませんが、アップにすると、可憐な感じで魅力がある桜です。

 

八重桜も咲いていました。

 

 ◇知られていない名物桜

御所の東側にある「桜松」。美しいというより、知る人ぞ知る“名物”。

もとは、樹齢100年と推定される黒松の樹上に生えていた桜。1996年に松は枯れて倒れてしまいましたが、桜は松の空洞を通り地上まで根をおろしていたため、今も花を咲かせています。

気になってよく見に来るという近所の人が「毎年よう花を咲かすなあと思て、見てますねん」。 

 

御苑の南西、閑院宮邸跡の門前に咲くオオシマザクラ。

オオシマザクラは白と緑。ピンクの桜の色合いとは別の美しさ。

 

閑院宮邸跡を見学して、宮家の雰囲気もちょっぴり体験。

閑院宮家は伏見宮家、桂宮家、有栖川宮家と並ぶ四親王家の一つ。

御苑は、もともと明治維新までこうした宮家や公家など200もの屋敷が立ち並ぶ公家町でした。東京遷都のあと、ほとんどの宮家・公家は東京に移り、御所の周囲も一時荒廃したそうです。明治天皇がそのありさまを嘆き、景観を維持するよう指示、その後は公園として整備されました。

閑院宮邸跡は、2003年から2006にかけて修復され、今は御苑の自然や歴史についての資料を展示、無料開放されています。

二条城でマクロを試す 

少し休憩したあと、二条城へも行ってみました。

ここからは単焦点(60mm)マクロレンズを使用。

 二条城「桜の園」のサノザクラ。

「桜の園」、アマヤドリという品種。

ここは遅咲きの八重の品種も多く、まだ蕾の木が目立ちました。

 

 

紅色のシダレザクラ。休憩所などがあるにぎやかな場所です。

 

華やかですね。

 

春爛漫の京の一日でした。

 

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撮影カメラ・レンズ

  Canon  EOS KissX4  

      TAMRON  AF 28-300mm 3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical[IF]Macro

      EF-S  60mm  F2.8 マクロ  USM

撮影データ

  絞り優先  (F5.0~F8.0)  

  ISO感度  100~200

  露出補正  適宜プラス補正

   画質  RAW/JPEG (JPEGを使用)

  ホワイトバランス  オート 

  ピクチャースタイル  スタンダード

 

 


コンパクトデジカメで2000万画素!

2012年04月14日 | カメラ

1/2.3インチ2000万画素

シャープが、1/2.3インチで2000万画素のCCDイメージセンサーを発売したというニュースが出ていました(EDN Japan)。感度については、画素セルを小型化したにも関わらず従来品と同等とか。

1/2.3インチのイメージセンサー(撮像素子)はコンパクトデジカメ用。今年8月から量産するそうです。この秋にも2000万画素のコンパクトデジカメが登場するかもしれませんね。

すごい時代になったものです。

1/2.3インチのセンサーの大きさは約6.2mm×4.6mm。面積で35mmフルサイズ(36mm×24mm)の1/30しかありません。

そこに2000万画素を詰め込んでいるのだから、想像を絶する技術。この材料で35mmフルサイズセンサーを作ったら、30倍して、え~と、6億画素ですか。

6億画素一眼レフ!?  計算間違ってないですよね。

 

センサーの技術的水準はそれが可能なところまで来ているようです。ただ写真の画質は画素数だけではないし、そんなに膨大なデータの画像をカメラで扱えるか、そもそも、そんなデータが写真に必要かどうか別問題ですが。

どのメーカーに供給?

そう言っているうちにも、ほぼ間違いなく2000万画素のコンパクトデジカメが売り出されます。気になるのはどのメーカーがこのセンサーを採用するかです。

デジタルカメラ業界は、センサーやボディー、電子部品など様々なパーツを他社に供給しあう構図になっているようで、一眼レフのCMOSを自社生産しているキャノンでも、コンパクトデジカメのセンサーはソニーから買っていたそうです(いまはどうか知りません)。ペンタックスも最初サムスンから供給を受けていたセンサーをK-5からソニー製に変えたとか。

要するに自社開発のコストか、他社から買うコストか、それが問題。価格と品質が折り合えば、キャノンもニコンもこのセンサーで2000万画素のコンパクトデジカメを出すかもしれません。

ただそうなると、一眼レフの優位が揺らいでくるような気もしますが。