つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

てんま天神梅まつり2020

2020年02月29日 | 行事・歳時記

大阪天満宮の盆梅を見てきました。恒例の「てんま天神梅まつり~盆梅と刀剣展~」(2/11~3/8)。

行ったのは2月23日で、今年全般に梅の開花が早かっただけに、見ごろも終わりの感じでしたが、樹齢百数十年から二百年といわれる盆梅はそれなりに見ごたえあり。

驚いたのは、今年の趣向として15分おきに昼と夜の照明が切り替わること。

ライトに浮かぶ紅白の梅。夜の照明のもとでは普通とは違った印象。以前からこの盆梅展を見てきていますが、初めてのことです。

ふすまや障子に鮮やかな色彩が投影されます。

天満宮の祭神・菅原道真をテーマにしたデジタル映像も。

最初に現れるのは激しい雷。大宰府に左遷され 失意のうちに生涯を閉じた菅原道真ですが、その死後に相次いだ落雷、貴人の怪死を、京の人たちは「道真の祟り」と恐れたそうです。そして道真の祟りを解くため、神として祀ったのが北野天満宮。

映像はやがて、風に舞うおびただしい花びらとなり、有名な道真の歌「東風(こち)吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 主(あるじ)なしとて春を忘るな」の文字が映し出されます。

どちらかといえば年配者の趣味という印象がある盆梅展ですが、現代風の演出のおかげで若い人も見に来ているとか。

会場の最後の広間には、天満宮とゆかりのある著名な刀剣が展示され、ここも昼と夜の照明が切り替わっていました。

伊勢神宮に納められていたという太刀と鉾(ほこ)。神様に供える刀は反りのない直刀なのだそうです。

別の広間で行われた篠笛の演奏。天満宮のパンフレットには『梅花を寿ぐ篠笛の音~ほのかに聞こゆるもいとをかし~』と。

奏者は玲月流初代・森田玲氏(写真右)と門下生。観梅にふさわしい、しっとり情緒のある曲から賑やかな祭囃子まで、和の調べをたっぷり聴かせてもらいました。

会場出口わきの庭では、盆梅ではない、植えられた梅がまさに満開。

もう、だいぶ散ってますね~

 

もうひとつの目当てだった「天満天神梅酒市」は新型コロナウイルス感染拡大のあおりで中止。「梅酒は口にするものなので危険」ということのようです。全国から約100種類の梅酒が大集合するイベントでしたが、左党としては、残念・・・

この日はほかに、陶器市や猿の曲芸なども。

 

お土産に、梅昆布茶などを買って帰りました。

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撮影カメラ・レンズ

    Canon EOS 6D Mark II EF24-105mm F4L IS USM

    Galaxy S10


ヨドバシ春のモデル撮影会

2020年02月19日 | 撮影会・コンテスト

ここのところ寒い日が続きますが、春はもうすぐ。ヨドバシカメラの春のモデル撮影会の予約が始まっています。

(*3/12追記 新型コロナウイルスのため、名古屋、関東、大阪は中止になりました。京都は開催)

 

スタートは京都の和装モデル撮影会! 嵐山で昼食付き。いいじゃないですかァ・・・ オジサン世代にとっては、魅力いっぱいのイベントですが、参加費は1万円と少々高め。定員を絞って高めというのが京都撮影会の最近の傾向で、懐に余裕のある方におまかせします。

名古屋の港もいいなァ。

閉園になるという東京・としまえんは、遊園地としての名残のイベント。

個人的には、恒例の万博記念公園モデル撮影会を、さっそく予約しました! こちらは男性4,500円、女性2,000円 当日参加は6,000円となっています。昔よりちょっと高くなりましたね。

集まるカメラマンは相当多そうですが、それにあわせて、最近はモデルさんや講師の人数も東京並みに増えてきています。最新のカメラ・レンズを借りられるのもいいところで、協賛メーカーも個数を十分用意、ほぼ希望の機材を手にできるのでは。

2019年春の大阪万博記念公園撮影会に参加したモデルさんたち。これだけの数だと、お好みのモデルさんがきっと見つかる?

 

カメラマンは、もちろん男性が多いですが、このごろカメラ女子も結構目立つようになりました。参加者の多くはフォトコンテストでの入賞狙い。

しかし、このフォトコン審査員でもあるプロ写真家のブログ『from our Diary. MASH「写真は楽しく!」 』によると、参加者が多いだけあって、入賞の競争倍率はかなり高い模様。

昨秋の東京・昭和記念公園撮影会コンテストの場合、『応募点数は1202枚。最優秀賞1、優秀賞3、入賞10、佳作10、審査員賞11の35の入賞、入選なのでその確率は34倍です。』(同ブログより)とのこと。

大阪はそれほど狭き門ではないでしょうが、ウ~ン、これまで入選にかすりもしなかったのは無理もないか・・・(自分の腕の悪さをタナに上げて)

 

ま、趣味なので、今年も楽しくやりましょう・・・


新型肺炎でカメラの祭典中止

2020年02月14日 | カメラ

年に一度のカメラの祭典「CP+(シーピープラス=Camera & Photo Imaging Show)2020」が2月14日、新型コロナウイルスによる肺炎の影響で中止になりました。CP+が全面中止になるのは初めての事態です。

2月27日(木)から3月1日(日)にかけて、横浜市のパシフィコ横浜で開催を予定。いったん2月6日の段階では、会場に消毒液を設置、来場者や出展関係者にマスクの着用などを推奨することで、予定通り開催するとしていましたが、最近の状況からリスクが大きすぎるとCP+事務局が判断したようです。(一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)の発表文=PDF

こんなことを言っては問題があるかもしれませんが、横浜ですからね・・・

新型肺炎の感染者が次々判明しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」が停泊している港で、神奈川県内では日本人に死者も出ている状況。開催中止の判断は妥当だと思います。

個人的に、これまで4回見に行っているCP+。カメラの新製品を手にとって試せるのが魅力ですが、相当な混雑の中で不特定多数の人が触ったカメラに触り、さらに顔を近づけて撮影する・・・というのは、今回の新型肺炎の感染力からすると、ものすごくリスクの大きいイベント。楽しみにしていたカメラファンは残念でしょうが、仕方ないですね。

オリンピック開催年の恒例で、キヤノンが「EOS-1D X Mark III」、ニコンが「D6」というプロカメラマン向け最高級一眼レフを発表したばかり。

もしCP+が開催されて行っていたとしたら、まず間違いなくこの2つのカメラを試したでしょうね~

     キヤノンEOS-1D X Mark III                      ニコンD6

とくにキヤノンEOS-1D X Mark III は、最高約16コマ/秒の連写が素晴らしい。ミラーレスと違って、ミラーやシャッター幕を機械的に上げ下げするので物理的な限界があるはずですが、よくまあここまで技術を極めたものだと感心します。その上、前モデルより 90g 軽くなっているとのこと。エンジニアの努力を感じますね。

一方、ニコンD6 はAFが物凄いらしいです。

いずれもわれわれ素人には(価格的に)手の出ないカメラですが、一眼レフ最高峰の世界というのは、たまらない魅力。

CP+では見られなくなったので、いずれショールームなどで試してみたいと思います・・・

 

 


早春賦~長居植物園2020~

2020年02月06日 | 

立春を過ぎても、寒い日々が続きます。

『春は名のみの 風の寒さや・・・』(早春賦)という歌詞の通りですが、大阪・長居植物園で、早春の花々を撮ってきました。

入口の大花壇。リナリアなど。

パンジーやビオラ。

白い花はキンギョソウ「ソネット」。

まだ、か細い下萌(したもえ)。でも降り注ぐ日の光は、寒のころと違って明るく。

ニホンズイセン(日本水仙)。

入口近くの案内表示あたり。

バラ園近くで梅がちらほら咲き。

白梅。プレートに「曙」とありました。

いつも行く、竹笹見本園近くのソシンロウバイは、見ごろ過ぎ。

大池のほとりのチューリップ。さすがにまだ早い感じ。

池の北側、ボタン園の隣にクリスマスローズをたくさん植えた一角がありました。

クリスマスの頃だけでなく花期が長い花だそうで、これからがシーズン。何種類も咲いていました。

うつむきがちで一見地味ですが、種類が多く、神秘的なところもあって人気の草花。

大池の北側、日当たりのいいところでは、早くも見ごろになった梅が。

早咲き品種のようです。

 

「分扉(ぶんぴ)」というプレートが。やさしい色・姿。

「分扉」。

こちらは強烈な色の「五節の舞」。

白梅の向こうには、ハクチョウに餌をやるおじさんがいました。

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撮影カメラ・レンズ

    Canon EOS 6D Mark II

    EF70-300mm F4-5.6L IS USM