つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

梅雨の歳時記(半夏生)

2016年06月29日 | 行事・歳時記

梅雨の雨が続きます。撮る花といえばアジサイぐらい… 

 

この季節で気になっていた言葉に「半夏生(はんげしょう)」があります。

 

「半夏生にはタコ食べるのよ」とヨメさん。

何でそうなのか分かりません。そもそも、半夏生とは何なのか。

 

そこで調べてみたところ、実にややこしい。

 

半夏生という「日」

夏至から数えて11日目にあたる日のこと。また、「太陽の黄経が 100 度になる日」とも。

太陽の黄経? 下がその説明図です(ウィキメディア・コモンズより)。

地球から見た、太陽の見かけ上の通り道が「黄道」。春分のころの太陽は黄経0 度で、夏至のころが黄経90 度。

黄経100 度は、夏至を少し過ぎたあたり。そのころが「半夏生」。

 

太陽暦では7月2日ころ(2016年は7月1日)で、古くから、このころまでに田植えを終える目安とされていたそうです。(暦の上で半夏生は「雑節」という扱い)

農家にとっては、田植えを終えてヤレヤレという休息の時期ですね。

地方によっていろいろな風習があり、関西では、植えた稲の苗がタコの足のように大地にしっかり根を張り、豊作になるようにとの願いから、タコを食べるとか。

ヨメさんが言っていた「タコ食べるのよ」というのは、そういう意味らしいです。

 

奈良・大阪・和歌山では「半夏生餅」といって餅をつく農家も。

四国・香川では、農作業を手伝ってくれた人達にうどんを振る舞う風習があり、これにちなんで香川のうどん業界が1980(昭和55)年、7月2日を「うどんの日」に制定(そば・うどん業界.com 参照)。

福井県では、焼き鯖を食べるそうです。

その他の地方にも色々な風習が…(ウィキペディア 参照)

 

農作業に伴う大事な日であることは分かりました。(この日に『毒気が降る』とか、古い言い伝えもあったようですが、現代では本気にしない方がよさそう。)

 

言葉の由来になった草

「半夏生」という言葉は、「半夏(はんげ=カラスビシャク)という草が生えるころ」からきているというのが一説。

カラスビシャクはサトイモ科の雑草。根茎の乾燥したものが漢方の生薬として使われ、吐き気止め、去痰、鎮静効果があるとされます(武田薬品の健康サイト 参照)。

 

カラスビシャク(半夏)(ウィキメディア・コモンズ より)。

蛇が舌を出したような、変な草ですね~

形が柄杓のようだけど、小さくて使えないので動物の名前をつける、「カラスノエンドウ」と同様の命名。雑草はこういうのが多いです。

この半夏=カラスビシャクが生えるから「半夏生」というのは、一応納得できる話です。

 

ハンゲショウという草

ところが、「ハンゲショウ」という草が別にあるので、話がややこしくなります。

むしろ今ではこちらの方が良く知られ、カラスビシャクは忘れられた存在に。

 

ハンゲショウは水辺に生えるドクダミ科の草。

梅雨のこの時期に、地味な花(花穂)が伸びて咲くころ、花に近い上部の葉が白くなります。葉先や葉の裏側は緑のままなので、半分化粧していると言う意味の「半化粧」、あるいは「カタシログサ(片白草)」とも呼ばれます。

 

大阪・長居植物園で、実際に撮って来ました。

ハンゲショウ(半夏生)。

 

アップにすると、なるほど葉の一部だけが白くなっている、変わった植物です。

もじゃもじゃ伸びているのが花。

花が地味すぎるため、葉が花の代わりに白化して目立つことで虫を誘っているのでは、とも言われています。

 

雑草のカラスビシャクとは違って、庭園に植えられることもあり、京都の建仁寺塔頭・両足院では「半夏生の庭園特別公開(6月6日~7月6日)」が開催中。

 

長居植物園のアジサイ園の近く、メタセコイヤの池のほとりに生えているハンゲショウ。

“生きている化石”メタセコイヤに囲まれ… 植物の悠久の歴史。

 

暦の上の日であったり、植物の名前であったり、ややこしい半夏生。

さしあたり7月1日、わが家ではタコが食卓に出そうですが…


イギリスはどこへ(EU離脱)

2016年06月24日 | 日記

注目されていた、イギリスのEU離脱の賛否を問う国民投票。

開票の結果、事前の世論調査の見通しとは逆に、離脱の票が過半数を占めました。

イギリスは今後、EU離脱に向け、手続きを進めることになりそうです。下の開票結果はBBCの集計。

 

離脱派が僅差で過半数に(NHK NEWS WEB ライブブログ より)。

 

イギリスの国論を真っ二つにしたうえ議員に死者まで出したこの国民投票、やはり移民の問題が大きいんでしょうね。

離脱派によれば、貿易の問題は各国と個別に自由貿易協定を結べば済むこと。そのほうがEUよりうまくいくと踏んでいるようです。

さしあたり、中国との協力が浮上しそうです。

 

この結果を受けて、というか開票途中から為替も株も大混乱。

ポンドは暴落。あおりで円高となり東証も暴落、えらい騒ぎです。

EUへの不満が他の国にも波及して、やがてEUがバラバラになる可能性も…

 

イギリスはどこへゆく… (フリー画像、GATAG より)

 

株も持ってないし、円相場にも手を突っ込んでいない当方としては、特に深刻になる必要もないわけですが、景気がどうなるのかなあ… とか、漠然とした不安を感じます。

 

ただ、当面はそれほど影響はないので「ポンドが暴落したら、イギリス旅行、安つくんちゃう? ええやん!」という向きもあるかも。

(昔、こんな風にマゼ返した知り合いがいたなァ)

 

英国紅茶も安くなるかな?

成城石井で買った「東インド会社」のアールグレイ。世界史で出てきた「東インド会社」まだあるの? 

よく分からないですが、昔日の大英帝国の栄光と言えなくもない、良い香り。

 

外は雨。ニュースで見たロンドンも雨模様。

紅茶を飲んで… 気取ってみました。

 


涼し ゆりまつり

2016年06月21日 | 行事・歳時記

奈良市・率川(いさがわ)神社の「ゆりまつり」を見てきました。

毎年6月17日に行われる同神社の例祭で、正式には「三枝祭(さいくさのまつり)」。

 

岡部伊都子さんの随筆で、初夏の奈良を彩る、この涼しげな祭りがあることを知ったのは30年以上前。以来、機会があれば見てみたいものだと思っていました。

三島由紀夫の小説「奔馬」にも書かれ(まだ読んでませんが…)、全国的にも知られています。

 

推古元年(593年)創建と伝えられる、奈良市では最古の率川神社

三棟の本殿があり、御祭神の「媛蹈韛五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)=神武天皇の皇后」を中央に、左には父の「狭井大神(さいのおおかみ)」、右には母の「玉櫛姫命(たまくしひめのみこと)」が祀られています。

 

率川神社は、奈良・桜井市の三輪山を御神体とする大神(おおみわ)神社の摂社。

その三輪山の麓、狭井川のほとりに御祭神が住み、付近には笹ユリが咲き誇っていたと伝えられるところから、酒樽を笹ユリで飾る「三枝祭=ゆりまつり」が行われるようになったとのこと。

 

提灯にも笹ユリの絵が。

 

午前10時半から神事が始まり、笹ユリで飾られた酒樽や神饌(しんせん)が本殿前に供えられます。

たくさんの笹ユリは、前日に三輪山から運ばれたもの。

ユリのかぐわしい香りが辺りに満ちていました。

 

宮司の祝詞などのあと、雅楽が奏される中、4人の巫女が笹ユリを手に「うま酒みわ(三輪)の舞」を華麗に舞います。

写真的にも一番のハイライトなのですが、下のような写真は塀に囲まれた本殿右手の報道席からしか撮ることが出来ません。なので、やむを得ず同神社のホームページから引用させてもらうことに…

        「うま酒みわの舞」(率川神社のページより)。

 

観客席から見るとこんな感じです(正面が本殿)。

観客席の前の方には200人以上の神社関係者や招待者。一般の参拝者は最後方から見ることになります。

 

見えにくい位置の観客席にはテレビ画面が設けられ、神事の模様を映していました。

 

というわけで、アマチュアの写真愛好家には大変撮りにくい神事だということが、来てはじめて判明。

ただ、そこは望遠レンズとトリミングを駆使、それなりのカットにはなりましたが。

 

巫女が手にする清楚な笹ユリ。

 

 

 

 

 

すがすがしく、本当に美しい舞でした。

 

神事のあと、参拝者にお披露目された神饌と2つの酒樽。

 

神饌。

 

神饌の説明(配置は神様から見て)。

 

笹ユリで飾られた2つの酒樽は台の形や、中身のお酒の種類が異なっています。

向かって右側の、脚つきの曲桶「罇(そん)」。中身は濁り酒の「黒酒(くろき)」。

 

左側は、台付きの壺「缶(ほとぎ)」。中身は清酒「白酒(しろき)」。

 

境内では、巫女さんが参拝者に御神酒を振る舞っていました。

 

私も並んで御神酒を頂きました。

 

酒器を飾る笹ユリ。何と涼しく美しいこと…

 

お酒は濁り酒でした。「黒酒(くろき)」ですね。

 

ユリの絵馬がありました。ほかに、縁結びの「恋文みくじ」や安産・子育てのお守りも。

 

午後1時過ぎからは七媛女(ななおとめ)・ゆり姫・稚児行列が市内を巡幸。

稚児行列に参加する子どもたちとお母さん(行列前の安全祈願祭で)。

 

行列の出発。ユリの花車を引く子どもたち。

 

近鉄奈良駅近くの繁華街を歩く七媛女。首にかけているのは勾玉。

 

こちらは「ゆり姫」。

 

前日はかなりの雨で心配しましたが、例祭の17日はお天気になり幸いでした。

 

ところで、笹ユリは今では希少な花になっています。笹ユリを育てる住民の協力がなければ、この祭りも続けられないでしょう。

その活動について書かれた次のブログ(産経新聞の記事の紹介)を見つけましたので、御参考に…


 ・『tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」』

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撮影カメラ・レンズ

   キヤノンEOS 6D

      EF70-300mm F4-5.6L IS USM 

    EF24-105mm F4L IS USM


こんな絶景撮りたい(濃溝の滝)

2016年06月15日 | 風景・建物

庭でネジバナを撮っているのもいいんですけど、たまには絶景と言われる場所へ行って撮ってみたい…

と思いながらネットサーフィンをしていると、Amazing Graph という写真関係のサイトで紹介されていた、とてもきれいな風景を見つけました。

千葉県君津市の清水渓流公園にある「濃溝(のうみぞ)の滝」。

すでにご存じの人も多いかもしれません。なんでも、Instagramで一躍有名になったになった絶景スポットだそうで、東京の都心から1時間で行けるというアクセスの良さから、最近訪れる人が増えているそうです。

 

Amazing Graph には高品質のユーチューブ動画が掲載されています。ぜひ全画面モードにしてご覧ください。

神秘的ですね…

「ジブリの世界のよう」という声も。

新緑のころ、朝6時ぐらいの撮影のようです(朝日が差し込む時間は、季節によって異なります)。

周辺は整備されていて、近くには温泉施設「千寿の湯」が。

紅葉の季節も美しいとか。

 

 大阪からは遠すぎて、行く機会がなさそうなのが残念ですけど…


ネジバナ咲く

2016年06月15日 | 

梅雨の晴れ間、庭にネジバナが咲いていました。

 

ネジバナ。

どこにでもあるラン科の野草ですが、らせん状に咲く小さな花が可愛いですね。

2012年2013年にも撮っています。

 

アップにしてみました。

ラン科の花に特徴的な唇弁(リップ)があります。ネジバナの唇弁は、白いゼリーが固まったような感じ。

マクロレンズで見る花の世界は本当に不思議。

 

ネジバナを詠んだ短歌があります。

 

   ねじ花のてっぺん目指し小さき虫

           登りゆくなり彼らの宇宙          日野 きく

 

大阪で発行されている浄土真宗の月刊誌「御堂さん」6月号に載っていました。

 

庭の片隅には、見慣れないキノコも。

これは何?

梅雨時はよくキノコが生える季節。俳句では総称して「梅雨茸(つゆだけ)」と呼ぶそうです。

 

   梅雨茸や・・・  (一句浮かばない)

 

和歌にしても俳句にしても、そう簡単には詠めませんね~

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撮影カメラ・レンズ

  Canon  EOS KissX4  

      Canon  EF-S (MACRO)  60mm  F2.8  USM

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関連記事

  ・『ネジバナとは』(NHK みんなの趣味の園芸)


長居植物園のアジサイ

2016年06月12日 | 

6月4日の梅雨入りの続き。

tenki.jp によると、『12日は西日本は次第に雨で、12日~13日にかけては東日本、北日本も含めて広く雨でしょう。梅雨入りしてから一番のまとまった雨となり、ムシムシ感も倍増しそうです。 』との予報。

昨日クーラーを掃除、いよいよ冷房スタートです。

 

以下、まだ載せていなかった大阪・長居植物園のアジサイの写真などを。

 

最初に、長居植物園「花と緑と自然の情報センター」2階で開かれていた 「花菖蒲とアジサイ展」(6/3~6/12)から。(きょう会期最終日… )

 

江戸系・肥後系・伊勢系と、系統ごとに展示された花ショウブ。

 

伊勢系「伊勢路の春」。

 

江戸系「紅梅の薫」。

 

アジサイはたくさんの品種が展示されていました。

 

品種名の札が見当たらなかったので、写真だけで…

 

 

 

 

「花菖蒲とアジサイ展」を見たあと、実際に植えられているアジサイ園へ行きました。

 

長居植物園のアジサイ園。約30品種、6200株が植えられています。

 

オーソドックスなブルーのアジサイ。

 

入り口付近にあった可愛い花。あとで調べてみると「ダンスパーティー」という、人気の品種でした。

 

ガクアジサイの仲間。

 

花のつき方がカシワバアジサイに似た品種。森林の中では、こうした地味な花も美しい…

 

これは何? たぶん、ガクアジサイ"隅田の花火"。

 

これもガクアジサイ。

 

植物園なので観光地ほど人は多くなく、静かに散策できるのが良いですね。

 

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撮影カメラ・レンズ

    Canon EOS 6D  

     EF70-300mm F4-5.6L IS USM 


「Windows 10 」強制アップグレード問題

2016年06月11日 | 家電

マイクロソフトの新OS「Windows 10」への無償アップグレード(7月29日終了)が“強制”されていると、問題になっている件、NHKニュースウオッチ9や新聞各紙でも報道されました。

日本マイクロソフトが6月10日、品川本社でWindows 10についての説明会を開いたのがきっかけ。

説明会では、同社業務執行役員の三上智子氏(Windows&デバイス本部長)が、セキュリティ強化など「Windows 10」のメリットを色々強調。しかし、出席した報道各社が聞きたかったのは、もっぱら無償アップグレード“強制”トラブルの方。

これに対してマイクロソフト側は、「強制ではない」「アップグレード回避や、元のOSに戻す手段がある」と説明。無償アップグレードに関する問い合わせに対応する人員を6月末までに通常の4倍に増やすことを明らかにしました。

(詳しい質疑応答はIT pro by 日経コンピュータ 参照)

 

性能より手段が問題

昨年7月登場したWindows 10は「最後のWindows」になるそうです。

「Windows 11」や「Windows 12」は登場せず、マイクロソフトはWindows 10を定期的に改良していく方針。

特長としては、新しいユーザーインターフェースと、セキュリティーが強化されていること。

 

性能自体は良いのでしょうが、個人的には現行の「Windows 7」のままで十分なので、様子見していました。

だいたい、マイクロソフトのOSはこれまで出来が悪いバージョンもあったので…

 

個人的な感想を言うと、

 ・ XP---使いやすく、息の長いOS

 ・ Vista---いたずらに表示に凝って、動作が重すぎ

 ・ 7 ---動作が軽く好評。今も企業を中心に根強い人気

 ・ 8 ---ユーザーインターフェースを刷新、タッチ対応にしたが大不評

 ・ 8.1---あわてて元のインターフェースに一部戻したもののデザインがイマイチ

という感じでしょうか。

 

こういう経過から、警戒心が強くなり、すぐWindows 10に飛びつく気にならないんですよね。

ところがマイクロソフトは、むりやりWindows 10にさせる“強硬手段”に出ました。

 

4月ごろから、デスクトップにこんな表示が出るようになりました。

 

さらに、こちらが頼んでもいないのに、勝手にWindows 10 にアップグレードする日時が決定されています。

普通の人は、まずこれでアタマに来ますね。

 

そのままだと、Windows 10 がインストールされるので、オロオロ。

「予定の変更」を選ぶと…

 

選択できる日時は数日先までしかありません。

はて、どうしたものか… 

 

ネットでも、困惑した経験談や、「こんなもの、ウイルスと同じだろ!」という批判があふれています。

いつの間にかWindows 10 をインストールされてパソコンの具合が悪くなったというケースも多々。不具合の例を調べてみると、ウイルスソフト絡みのほか、ビデオカード、キーボード入力、その他の機器を動かすドライバなどに問題がある場合が多いようです。

また、Windows10にした後に、非常に重い自動メンテナンスが始まり、終了まで2時間から3時間かかるという報告も。

 

こうしたトラブルに、何日もわずらわされるのはご免です。

私の場合、楽しく写真生活を送れればそれで良いので…

 

そこで、日時を先送りしたり、「スケジュールを設定しない」を選んでいるうちに、いつの間にか上記のやっかいな表示は出なくなりました。

ただしつこく、以下のメッセージは出ます。その都度、右上の「×」でペケポン!

もう、「うるさい!! 」という感じ。

 

この強引さ、執拗さ。マイクロソフトはやりすぎではないでしょうか。

 

問題は国会でも取り上げられることに。

5月30日に、民進党の藤末健三参議院議員から、『パソコンの基本ソフトウェアの半強制的アップグレードに関する質問主意書』が提出されました(質問主意書の内容参照)。

これに対して6月7日に総理大臣名の答弁書が出ており、それによると『御指摘の「半強制的に同意を求める契約形態」の意味が必ずしも明らかではないが、仮に消費者が同意した使用許諾書の中に、消費者の利益を一方的に害する条項が含まれている場合は無効になる』という内容(答弁書=PDF参照)。

 

何やら、ポイントがずれた感がなきにしもあらず…

 

Windows 10にしない方法

6月10日の日本マイクロソフトの説明会では、Windows 10アップグレードを回避する方法も改めて説明されました。

 

しかし、わかりにくいですね。

 

根本的な方法として、マイクロソフトでは6月10日、デスクトップに出る更新を促すメッセージ自体を止める手順も公開しました(IT pro by 日経コンピュータ)。

手順は、マイクロソフトのブログ記事「Windows 10 へのアップグレードを抑止する方法」を参照のこと。

でもこの方法、真黒な例のコマンドプロンプト画面での操作になるので、危険性も伴います。あまりおススメしませんね~

 

寡占企業の強引さ

なんでマイクロソフトがこんなに強引な商法をして平気なのか、それはパソコンのOSシェアでの寡占からでしょう。

現在、Windowsのシェアは依然90%を維持。Mac OS XやLinux に流れるユーザーも増えているとは言うものの、わずかです(マイナビニュース参照)。

マイクロソフトとしては「色々問題があっても、ユーザーは結局Windows 10 へアップグレードせざるを得ないだろう」と思っているに違いありません。

この姿勢が気に入りませんね~

 

画像処理ソフトのアドビも、Photoshop の単体販売をやめ、有無を言わせず月額制のクラウド版(Photoshop CC)だけにしてしまいました。経費で落とせるデザイン事務所などは良いかもしれませんが、個人にとってはユーザーでいる年数が増えるほど課金がかさむ、嫌なシステム。

でもメジャーなソフトゆえに、文句は言えません…

 

検索エンジンのグーグルも、完全に寡占となったあかつきには、何やら強引なシステムをユーザーに押しつけてくるのでは…

そんな予感もします。

 


ヨドバシカメラ撮影会2016

2016年06月06日 | イベント

ヨドバシカメラの第15回万博記念公園大撮影会(大阪)に6月5日、参加してきました。

 

梅雨入り翌日の大阪は、「午前中は雨、午後から曇り」という天気予報の通り朝からザーザー降りの雨。いささか重い気分で、カメラ用防水カバーなど一応の雨対策をして会場へ。

しかし、大阪モノレールの万博記念公園駅に着くと、雨はすっかり小降りになり、傘をささなくても良いぐらいに。

 

ラッキーですね。「晴れて!」という参加者の一念が通じたのでしょうか。

 

大撮影会のオープニング(万博記念公園「下の広場」で)。このころまで、細かい雨が降っていました。

(モデルの肖像権の関係から、撮影会での写真はフォトコンに応募する以外、ネットに載せるのは禁止。以下、これに配慮して顔が分からないぐらいの小さな画像にしています。この辺までがギリギリかなと… )

 

今回の撮影指導講師は、友田富造、東隆石、その江、伏見行介各氏。

モデルは、紗季、嬉子、井上千嘉、古河真奈、日野結里加、佐藤春佳、梅田瑠実の計7人のみなさん。

講師・モデルの紹介、挨拶のあと10:45 から午前の部がスタート。

私は去年と同じように(2015年6月1日の記事参照)、友田富造先生のグループについて行きました。

 

友田先生のグループ。

 

午前中のモデルは、紗季さんと嬉子さん。

 

雨はすっかり上がり、一層美しさを増した緑の中での撮影。

 

会場には、カメラ・レンズのほか三脚やストロボなど関連機材メーカーのブースが並んでいました。

運転免許証の提示で、高価なレンズも借りられます。

マイクロソフトのブースでは、Surface Book を使ったフォトレタッチのデモンストレーションがありました。

 

午後は、その江先生のグループに入りました。モデルは井上千嘉さんと梅田瑠実さん。

 

午後の部は、明るい日差しもあり絶好のコンディション。

 

講師のセッティングやアドバイスのおかげか、案外いいポートレートが撮れたのですが、載せられないのが残念。いつものように、ヨドバシのフォトコンテストに出すことにしています(全然、入賞しないけど…)。

 

ところでオープニングでの説明によると、ヨドバシは今年、各地で行われる撮影会の年間最優秀作品に「年度賞(仮称)」を出すことにしているそうです。

それと、大阪では秋にも撮影会があるとか?(聞き間違いかもしれませんが…)。楽しみですね。

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関連サイト

  ・from our Diary. MASH「写真は楽しく!」 (フォトプロダクション社長のブログ)


梅雨入り

2016年06月04日 | 日記

6月4日、九州から近畿、東海地方まで梅雨入りしたそうです。(tenki.jp 参照)

 

え、いつの間に…

気象庁が、九州南部と北部、中国、四国が梅雨入りしたとみられると発表したのが4日午前。

この日午後2時には、近畿地方と東海地方の梅雨入りも発表されました。

5日には関東が梅雨入りの可能性もあるとのこと。

 

一気に雨の季節に。

 

というわけで、梅雨の花・アジサイの写真です。

 

大阪・長居植物園で撮影。

 

植物園の一番奥にあるアジサイ園が見ごろになっています。

花と緑と自然の情報センター2階アトリウムでは、「花菖蒲とアジサイ展」(6/3~6/12)も始まりました。アジサイの他の写真は、後日掲載します。

 

それにしても、雨が降ってほしくないイベントも多いですよね…

6月5日は、万博公園でヨドバシカメラの撮影会があります。

待望のモデル撮影会。雨よ、降らないで。お願い…

 

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撮影カメラ・レンズ

    Canon EOS 6D  

     EF70-300mm F4-5.6L IS USM 


ツアー・オブ・ジャパン2016 (続き)

2016年06月03日 | イベント

全国を巡る8日間の自転車ロードレース「第19 回ツアー・オブ・ジャパン」(5/29~6/5)。

参加チームは今、どこで熱い戦いを繰り広げているのでしょうか…

 

以下、第19 回ツアー・オブ・ジャパン」の初戦・堺ステージの続きです。

 

ツアー・オブ・ジャパン前哨戦「堺国際クリテリウム」(10周)。

堺・大仙公園周回コースのうち、数少ないS 字カーブ。ここで主に撮っていました。

 

「堺国際クリテリウム」。風を切ってカーブを曲がる迫力はすごい。

 

チームがまとまって集団になる終盤。集団を引っ張るピンクのウエアはイタリアの「ランプレ・メリダ」。先頭は新城幸也選手のようです。

 

「堺国際クリテリウム」のあと行われた、JBCF(全日本実業団自転車競技連盟〉クリテリウム。

 

JBCFクリテリウム。

 

JBCFクリテリウムの特別戦「Jフェミニンツアー」。

女子の戦いも良い… (先頭は、たぶん優勝した吉川美穂選手。あいまいでスミマセン)。

 

本番のツアー・オブ・ジャパン個人タイムトライアル。

 

 

会場の大仙公園内には、各チームのチームカ―が並んでいました。

 

練習するオーストラリア「アヴァンティ・アイソウェイスポーツ」の選手。

現在進行中のツアー・オブ・ジャパン各ステージでのレース結果を見ていると、このチーム、強いですョ~ (レース結果「コミュニケ」ページ参照)。

 

チームカ―は、特別協賛する富士重工業が提供しているとのこと。

 

サインに応じる、イタリア「ランプレ・メリダ」の選手。

 

人気がある「ランプレ・メリダ」の販売コーナー。キャップは2000円。

買おうかな、とも思いましたけど、行列が出来ていて…

 

ツアー・オブ・ジャパンのオリジナルグッズを販売。

 

芝生広場には、地元自治会による焼き鳥などの屋台も並び大盛況。

人出は、主催者発表で7万6000人とのことでした。

 

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撮影カメラ・レンズ

   キヤノンEOS 6D

      EF70-300mm F4-5.6L IS USM 

   ソニーRX100