つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

登美丘高校ダンス部のパフォーマンス

2017年10月30日 | イベント

(著作権の関係でYouTube 動画がブロックされたので、10/30再編集。記事も追加しました。)

 

メジャーになった登美丘高校ダンス部

「ベルヒル ハロウィンまつり」(10/28、29)が28日、堺市の商業施設「ベルヒル北野田」で開かれ、地元の大阪府立登美丘高校ダンス部(TDC)が踊りを披露しました。

 

この登美丘高校ダンス部、「高校の部活動の域を超えてる!」と全国的に評判。

今年8 月、「第10 回日本高校ダンス部選手権」で踊ったバブリ―ダンス「ダンシング・ヒーロー」が、すごかったです(結果的には準優勝でしたが=ユーチューブ参照)。

高校生とは思えない大人びたメイクとバブルの80 年代を思わせる衣装で “キレッキレ”の踊り。同校のプロモーションビデオがユーチューブにアップされると、再生回数1000万回を突破する人気に。

ユーチューブには、ほかにも同ダンス部のたくさんの動画が氾濫。

とうとう、「ダンシング・ヒーロー」を歌った荻野目洋子さんとNHKでコラボすることに(10月31日 19:30〜20:15 『うたコン』)。

これに先立ち、テレビ朝日 「ビートたけしの知らないニュース」(10月29日 18:57〜20:54 )でも紹介されました。

今年の夏の高校野球大会CMでも、興国高校(大阪市)の生徒と一緒に踊っています。

 

登美丘高校ダンス部を全国トップレベルに育てた、コーチ akane さんの厳しい指導ぶりも話題に。

 akane さんのtwitter はこちら。日本高校ダンス部選手権 を主催する産経新聞のインタビュー記事も紹介されています。

 

ということで、いまや完全にメジャーになった登美丘高校ダンス部。どんなダンスが見られるかと思って、カミさんと一緒に見に行きました。

 

狭い仮設ステージなので、あの激しい「ダンシング・ヒーロー」を踊るのはムリだろうな~ と思っていましたが、予想通り、別の振り付けでした。(あとで調べると、同ダンス部は すでに3年生が引退し、1、2年生が中心に。 当ブログを見た方から、今回は1年生だけでのパフォーマンスだったようです、とのコメントを頂きました。)

軽快なテンポの4 曲。厳しい練習で鍛えられているだけあって、さすがにうまい!

可愛い衣装、笑顔が良かったですね。

 

動画にしてみました。

 

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10/30 追記

 最初10月28日に、いったん動画を入れてアップしたあと、YouTube から、こんな通知が。

 

えっ 著作権侵害の申し立て!! 

ヤレヤレ面倒なこと。どうしたものか…と思案。一応29日中はアップした動画を視聴できました。

30日になるとブロックされ、視聴できなくなってしまいました。が、しばらく経つと視聴可能に。どうなってるの?

 

今後もイベントを録画する場合には必ず問題になる、避けて通れない問題なので、詳しく調べてみると、YouTube はあらかじめ著作権者から提出されたリストに基づいて、アップされた動画を自動的にスキャン。著作権に触れる樂曲があると、著作権者の要望(ポリシー)に基づいて、そのまま視聴させるかブロックするかの対応をとっているようです。

著作権に触れた場合でも、その動画がすぐアウトになるわけではなく、たとえば宣伝になると著作権者が判断すれば、そのまま視聴を容認、その代り動画に広告を載せ、広告料は著作権者がいただく… といった対応も可能。

 

今回の動画に含まれる4 曲のうち、ほかにも「著作権で保護されたコンテンツが含まれています」という指摘のある曲はありましたが、ブロックされた曲は、星野源さんの『恋』( Victor Entertainment )だけ。なにしろ、ミュージックビデオの再生回数が1 億5000 万回を超えている人気曲。

 

(複数の曲が入っている一つの動画で、「視聴容認」の著作権者と「視聴ブロック」の著作権者が混在している場合YouTube の対応はどうなるのか? よく分かりませんね。まだ調べ切れていません。)

 

ともかく、『恋』の曲で踊ったダンスシーンだけ外し、動画を再編集して10月30日、再度アップしてみました。

これで問題はないと思うのですが…

 

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撮影カメラ   ソニーRX100


ハロウィン(EOS 6D II 動画 試し撮り)

2017年10月26日 | イベント

いつから盛んになったのか… ハロウィンという10 月31 日の行事。

 

もとは古代ケルト人が起源の祭で、秋の収穫を祝い悪霊を追い払う意味があったとのこと。キリスト教とは関係がないそうです。

登場するのは魔女、かぼちゃのお化け、ゾンビ、ガイコツ、コウモリなど気味悪いキャラクター。いまでは仮装した若者が繁華街で乱痴気騒ぎするのがメインのようなお祭りに。

 

過去にアメリカでこれにまつわる事件が起きたこともあって、個人的にはあまり好きでないのですが、商業施設ではクリスマスまでの“つなぎ”商戦に使われている面がありますね。

仮装したり、お菓子をもらったり。それで子どもたちが喜ぶなら、良いのかもしれませんが…

 

大阪・ミナミの なんばパークス でハロウィンの飾り付けを見てきました。キヤノンEOS 6D Mark II での動画の試し撮りを兼ねています。

なんばパークス。

 

今年、ハロウィンの10 月31 日は平日なので、イベントのメインは10 月28 日(土)、29 日(日)。

パークス内の店を回ってお菓子がもらえる「ハロウィンパレード」は、仮装した8 歳までの子供たちが対象。

 

5 階の「せせらぎの杜(もり)」では、かぼちゃのランタンが飾られていました。

 

午後5 時から点灯。ちょっと不気味。

 

さて、キヤノンEOS 6D Mark II で撮った動画です(フルHD、1 分50 秒)。

 

 6D II の動画機能については、4K 動画が撮れない、ヘッドホン端子がないなど残念なところがありますが、画質はそう悪くない感じがします。

内蔵マイクも、初代6D のモノラルからステレオになったので、まずまずかと。

外付けマイクとの比較は、また後日に試す予定。

試し撮りの日々が続きます…

                        ◇

それはそうと、ソニーがまたしても素晴らしいカメラを発表しました。

α7R III 」。

4240万画素という高画素と、最高10コマ/秒もの高速連写を両立させたという点で、ニコン「D850 」に対抗する機種。

さらに、イメージセンサーを1 画素ずつずらして撮影、約1億6960万画素分の情報を1 枚の画像に凝縮する「ピクセルシフトマルチ撮影」機能を新搭載。

どこまでカメラは進化するのか、驚くばかりです。

実機を触ってきたいですね。 ちょうどハロウィンの10月31日から予約販売開始。各地のソニーストアで先行展示もされます(ソニーのプレスリリース参照)。

 


月下美人など(EOS 6D II 試し撮り)

2017年10月19日 | ネイチャー

大阪・鶴見緑地の「咲くやこの花館」で、普通は夜に咲く「月下美人」が昼間咲いているというので、撮りに行ってきました。

 

今回は、キヤノンEOS 6D II の試し撮り“ネイチャー編”を兼ねて…

 

「月下美人」。

咲くやこの花館1 階のアトリウムで、2 輪展示されていたうちの良い方を撮影。

 

「月下美人」は、熱帯アメリカなどが原産のサボテン科の多肉植物で、夏から秋にかけて夜に開花。

同館では暗室と人工照明を使って昼夜を逆転、昼間に開花させています。

 

開花後、水に浮かべられていた「月下美人」。

 

これも夜咲くサボテン科の「ドラゴンフルーツ」(イエローピタヤ)。

大きな花ですね。1 階受付近くにありました。

 

夜咲きサボテンの開花情報については、同館のホームページを参考に。開花中は常時更新されているようです。

 

こちらは「ダイヤモンドリリー(ネリネ)」。

名前の由来は、花びらの表面がラメを散りばめたようにキラキラ輝くところから(写真では分かりにくいですが)。

ダイヤモンドリリーと秋の山野草販売会・咲くや塾」というイベント(10/15、10/16)終了後、受付に飾られていたもの。

 

「ダイヤモンドリリー」。

 

このあと、館内の温室を熱帯雨林植物室から順番に回ってみました。

 

熱帯雨林植物室の窓ガラス。湿度を高くしてあるので露がびっしり。

 

ランの花にも水滴が。

 

季節を問わず咲く、美しいランの数々。

 

 

 

 

ホワイトバランス オート(ホワイト優先)で撮っていたところ、神秘的な色合いになりました。品種名は『ブラッソカトレヤ(ブラッサンセ)「リチャードミューラー」』。

実際より青みを帯びているのですが、これはこれで面白い感じ。EOS 5Ds から導入された「ホワイトバランス オート(ホワイト優先)」。6D II にも搭載され、気に入っています。

 

 

熱帯スイレン。

 

ジャングルを再現した茂みと滝。

 

噛みつきそうな奇妙な形の花。ランの仲間?

自然の造形は不思議ですね。

 

赤いゼリーのよう。

 

次は熱帯花木室へ。

 

「パボニア・グレドヒリイ」。

 

「ピンポンノキ」。

名前の由来は、中国名「頻姿(ピンポー)」から来ていて、卓球とは関係がないそうです。

 

「ヘリコニア・プシッタコルム」。

 


「チャボ イランイラン」。

香水の原料になります。

 

ネコのしっぽのような「ベニヒモノキ」。

 

熱帯花木室の小屋に飾られていた お面。

 

ハイビスカスのコーナーで。

 

「ヒビクス‘アーチェリー’」。

 

乾燥地植物室。サボテンの花。

 

高山植物室。野生のシクラメン。

 

ネリネの仲間かな?

 

なお、高山植物室で一番の見ものだった「ヒマラヤの青いケシ」は未成熟のため、しばらく見られないとのことです(同館ホームページ参照)。

 

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D Mark II

     EF70-300mm F4-5.6L IS USM

   (RAW現像時に画像補正。トリミングあり)


秋雨有情

2017年10月15日 | 日記

週末の14(土)、15(日)と雨がシトシト。

週明け以降も雨が続くとの予報。

一年のうちでも、本来は素晴らしい季節なのに、まさに無情の雨。

 

雨で散ってしまった、かぐわしいキンモクセイの花(近所で)。

しみじみとした情緒はありますね。「無情」ではなく「有情」…

 

15 日は、「第14 回泉州YOSAKOI ゑぇじゃないか祭り」の本祭の日。

撮りに行くつもりだったので、ギリギリまで迷いましたが、雨が止みそうにないため断念しました。この「ゑぇじゃないか祭り」は、なぜか妙に雨にたたられることが多い、よさこいイベントです。

ほかにも、「まんパク in 万博 2017」(10/7~10/9 / 10/13~10/16、万博記念公園)など各地で行われた日曜イベント、どうなったでしょうか。

 

雨で行きどころがなくなり、ぶらりと大阪・ミナミへ出てスナップ。

 

    秋雨は無声映画のやうに降る    仁平 勝

 

というわけで、モノクロで撮ってみました。

 

 

 

なんば高島屋前で出会った、衆院選の街頭演説(画像を一部修正しています)。

歩道を埋める傘の波。すごい人数でした。

 

投票日まであと1週間ですね。

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撮影カメラ    ソニーRX100


秋祭り だんじり熱狂

2017年10月13日 | 行事・歳時記

9月から10月にかけて秋祭りの季節。

大阪の堺・泉州一帯では、だんじり祭りが盛大に行われました。

 

だんじり(地車)といえば、岸和田市の祭りに代表される、高速でスピードを落とさないまま90度の角を曲がる「やりまわし」が有名。転倒事故、けが人、場合によっては死者も出る荒っぽい印象がありますね。

でも、そうでないだんじり祭りを行う地域も。

 

堺市・登美丘地区の「だんじりパレード」(10/8)は、にぎやかな照明と朗々たる歌声、だんじりを傾けたり回転させたりするパフォーマンスを競うイベント。

 

だんじりパレード(南海電鉄北野田駅前で)。

 

登美丘地区は、堺市に編入される前、旧南河内郡登美丘町だったエリアです。

このうち北野田、南野田、丈六、高松の4 地域と北野田駅前商店街連合から計5 基のだんじりが出て、2日間町内を練り歩いたあと8 日午後7 時ごろ、南海電鉄北野田駅前ロータリーに集結。

竹山堺市長のあいさつの後、大勢の観客が見守るなか、紙吹雪が乱舞する “ド派手” なパフォーマンスが始まりました。

 

堺・泉州のすべてのだんじり祭りを見たわけではありませんが、こんな派手なイベントをやるところは珍しいのでは…

 

ダイジェスト版の動画をつくってみました(フルHD 、5 分49 秒)。

 

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撮影カメラ   ソニーRX100

 


大阪駅 フラワーアート2017

2017年10月11日 | 

JR 大阪駅へ寄ったついでに、大阪ステーションシティの5 階、時空(とき)の広場で開かれている「フラワーアートミュージアム2017」(9/29~10/16)を見てきました。

 

建築家・安藤忠雄氏の発案で2012 年から始まり、今年で6 回目。大阪駅のホームを蔽う大屋根上の広場に出現した、空中のお花畑。

 

ダリヤ、マリーゴールド、コスモスといった、秋の花々を中心にした植え込み。

ほかにはジニア、アスター、ケイトウ、リーガスベゴニア、バラ、アメジストセージ、ガーベラ、センニチコウ、小輪系ユリなど。

 

花畑の中に置かれた、センスのいい飾り。

 

アレンジした人は小鳥が好きなのかな?

 

スマホで撮った花の写真をSNS に投稿、その画面を大阪ステーションシティの店舗に提示すると、割引や色々なサービスが受けられるとのこと。(#フラワーSNSキャンペーン=ホームページ参照)

 

 

 

 

 

白飛びしてしまいましたが、丸めた紙は楽譜。

 

ハロウィン花壇。

 

 

 

 

 

 

 

庭で楽しむ食事のイメージ。

 

 

 

花に囲まれて、読書はいかが…

 

期間中、花にまつわる色々なイベントがあり、最終日の10月16日には展示した花を計1200人にプレゼント(大阪ステーションシティ店舗の1000 円以上のレシートが必要)。

 

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D II

   EF24-105mm F4L IS USM


奈良・采女祭 続き

2017年10月06日 | 行事・歳時記

中秋の名月の10月4日に奈良・猿沢池で行われた、采女祭(うねめまつり)の続きです。

奈良時代の伝説に基づく幻想的な行事。

伝説については、奈良市観光協会のページから引用させてもらいます。

 『猿沢池の西北の隅に鳥居を背にした珍しい後ろ向きの神社があります。 これが采女神社で『大和物語』によりますと「奈良時代に帝に仕えていた采女(後宮で帝の給仕をする女官の職名)が、帝のご寵愛が衰えたのを嘆いて猿沢池の池畔の柳に衣を掛け、入水したので、その霊を慰めるために社を建てた。しかし、采女は我が身を投じた池を見るにしのびないと一夜のうちに社を後ろ向きにした。」と伝えられています。』

 

祭はこの采女の霊を慰めるもので、午後5時から祭の参加者による花扇奉納行列、午後6時から采女神社で神事。続いて午後7時から猿沢池で管絃船の儀がありました。

 

今回は管絃船の儀だけ撮影しています。

 

猿沢池と中秋の名月(Photoshop で比較明合成)。

 

最初に、采女伝説を語る『采女うたものがたり』(中橋怜子さん)が、池をめぐる船の上で演じられました。

 

采女の悲しい物語をドラマチックに歌い上げる中橋怜子さん。

 

大勢の人が見守る中、雅楽の響きとともに2 隻の管絃船(龍頭・鷁首)が池の上をゆっくり、滑り出します。バックにはライトアップされた興福寺の五重塔。

 

龍頭(りゅうとう)の管絃船。

船の上には、秋の草花で作られた長さ2メートルの花扇や花扇使ら。

 

十二単姿の花扇使(右)。

 

流し灯籠の間をぬって進む、鷁首(げきしゅ)の管絃船。

鷁首は想像上の鳥で、何となく手塚治虫の「火の鳥」のよう…

 

鷁首の管絃船。

 

鷁首の管絃船には、白拍子姿の女性たちや「ミス奈良」、奈良市の姉妹都市・福島県郡山市から参加した「ミスうねめ」らが乗船。

 

郡山市の「ミスうねめ」(手前の2 人)。

同じように采女伝説がある郡山市では、毎年8月に「うねめまつり」が盛大に行われ、公募で選ばれた「ミスうねめ」が参加。奈良からも「ミス奈良」や関係者が招待されているそうです。

 

管弦の儀の最後に、池の中央で花扇が水中に投じられ、采女の霊を慰めました。

池に投じられる花扇。

 

2 つの采女伝説

ところで、福島県郡山市にある采女伝説についてですが、その内容はかなり異なっています。

以下、「うねめまつり」のホームページから引用させてもらいました(かなり長いです)。

 

 『約千三百年前、陸奥の国安積の里(現・郡山市)は冷害が続き朝廷への貢物ができないほどだった。このため奈良の都から巡察使葛城王が訪れた。
 里人たちは窮状を訴え貢物の免除をお願いした。しかし、その願いは聞いてくれなかったという。
その夜、王をもてなす宴が開かれ、王は里長の娘、春姫を見そめた。春姫は心から王をもてなし、

 安積山影さえ見ゆる 山の井の 浅き心を我が思わなくに

どうしてご機嫌が悪いのですか。安積山のふもとに山の井の清水があります。
 安積山の影を水面に映し、浅い井戸のように思われますが、どうして、どうして、とても深い清水です。
それと同じで私たちが王をお慕いしている気持ちはとても深いものです。どうかご機嫌を直して下さい。
 「安積釆女とその時代」より(今泉正顕氏著)

と詠み献上した。

王は大変喜び、春姫を帝の采女として献上することを条件に、貢物を三年間免除することになった。春姫には、次郎という相思相愛の許嫁がおり、悲しみをこらえて別れた。
 都での春姫は、帝の御寵愛を受けていたが、仲秋の名月の日、次郎恋しさに猿沢の池畔の柳に衣をかけ、入水したように見せ、愛する次郎の待つ安積へ向かった。
 里へたどりついた春姫は、次郎の死を知り、雪の降る夜、あとを追って次郎と同じ山の井の清水に身を投じた。やがてみちのく安積の里にも春が訪れ、山の井の清水のまわり一面に名も知れぬ薄紫の美しい可憐な花が咲き乱れていた。

 だれ言うともなく、二人の永遠の愛が地下で結ばれ、この花になったのだと噂をした。「安積の花かつみ(学名ヒメシャガ)」とは、この花のことです。この采女物語は今、郡山の夏の夜を彩どるうねめまつりとして受けつがれております。』

 

奈良も郡山も、どちらの伝説も、物悲しいですね。

 

こうした悲しいことが起きないようにということか、猿沢池の采女神社は縁結びの神社となっています。

縁結びのお守りや絵馬が並んでいました。

 

采女神社。鳥居の奥に、猿沢池に背を向けた社殿が。

 

記念撮影に応じる「ミス奈良」のみなさん。

 

このお祭り、とにかく大変な人出。猿沢池の周りに並ぶ露店もにぎわっていました。

 

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D Mark II

     EF70-300mm F4-5.6L IS USM

  ソニーRX100


奈良・采女祭

2017年10月05日 | 行事・歳時記

中秋の名月の10月4日、天候に恵まれて各地の観月の宴はにぎわったことでしょう。

 

どこへ行こうか迷った末、先日の「ならまち」散歩に続いて再び奈良へ。猿沢池で催された「采女祭(うねめまつり)」を見てきました。

神秘的で色鮮やかな天平の王朝絵巻。

初めてでしたが、なかなか良かったですね。

 

少々疲れたのと、祭についての勉強に時間をとられたので、とりあえず1 枚だけアップします。

 

采女祭の管弦の儀。

 

残りの写真は次回に。

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撮影カメラ・レンズ

  EOS 6D Mark II

     EF70-300mm F4-5.6L IS USM


ミナミ点描(EOS 6D II 試し撮り)

2017年10月02日 | 風景・建物

キヤノンEOS 6D II 、「ならまち」での晴天の描写はまずまずでしたが、暗めの被写体はどうでしょうか。

買ってすぐ、夕方の大阪・ミナミに出かけて撮った写真です。

DPP で画像補正。モノクロもあります。

 

夕暮れの道頓堀川。

 

法善寺水掛不動さん。

 

法善寺横丁の石畳。バリアングル液晶でのローアングル撮影。

 

ふぐ料理の店。法善寺横丁周辺で。

 

水掛不動さんと法善寺横丁を結ぶ小路。慈悲地蔵尊の小像が並んでいました。

 

法善寺横丁。

 

「なんばマルイ」1 階のクレープの店。

こういうソフトな中間調の画像は、拡大してみるとノイズが目立ちやすいですね。

 

なんば高島屋前で。カメラを歩道の鉄柱にのせ、シャッター速度 2 秒で連続撮影。絞りF22、ISO 100 。

 

撮ったISO 感度はまちまちですが、ISO1600 ぐらいになると、それなりのノイズは出ます。

カメラの設定で「高感度撮影時のノイズ低減」を初期設定の「標準」にすると、ほとんどノイズは目立たず。ただし、細部の解像感はかなり落ちます。「弱め」の設定ぐらいが個人的には好みかな、という印象でした。

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D II

   EF24-105mm F4L IS USM

   EF50mm F1.8 STM


ならまち散歩(EOS 6D II 試し撮り)

2017年10月01日 | 風景・建物

キヤノンEOS 6D Mark II の試し撮りに、ハギの花咲く奈良・元興寺へ。

ついでに、「ならまち(奈良町)」も散歩してきました。「ならまち」は猿沢池の南側、古い町屋風の民家や商店が残る地域です。

 

撮影にはEOS 6D Mark II とEF16-35mm F4L IS USM、EF70-300mm F4-5.6L IS USM を使用。RAW 現像時にDPP で明暗・色調を調整(過度の補正はしていません)。画像は今回大きめ。一部モノクロがあります。

 

猿沢池。10 月3、4 日の「采女(うねめ)祭」に使われる管絃船が浮かんでいました。

 

管絃船の龍頭(りゅうとう)。

 

こちらは鷁首(げきしゅ=水鳥)の管弦船。

 

采女祭は猿沢池のほとりにある采女神社の行事。

10 月3 日の神事に続いて、「中秋の名月」の4 日午後5 時から花扇奉納行列があり、午後7 時から天平衣装をまとったミスうねめ、ミス奈良を乗せた2 隻の管弦船が池をめぐります。名月に合わせた雅(みやび)な催し。

 

散歩に通りがかった29 日は、これに先立ち、一般客を乗せて池を巡る「管絃船乗船体験」が行われているところでした。

ふだんは乗れない管弦船で、天平貴族の気分を味わうのも一興。

ただ、料金(協力金)が大人1,200 円とやや高めなのと、カンカン照りの昼間に池を巡っても… と思い、今回は見送り。

 

猿沢池から南へ、ならまちを歩いて元興寺へ向かいました。

 

途中で見つけた、おしゃれな青空ピザの店「Kinari Pizza 」。

 

大和茶のお店。

 

ハギが咲き乱れる元興寺(がんごうじ)に着きました。

 

世界遺産「古都奈良の文化財」の一つ、元興寺

 

元興寺は、飛鳥に建てられた法興寺(飛鳥寺)を平城遷都にともなって移築した古寺。広大な寺域を誇りましたが、今は極楽堂(本堂=国宝、写真右側)と、僧坊遺構の禅室(国宝、写真左側)などを残すのみ。

かつての境内の大部分は、ならまちの民家や道路の下に埋もれているそうです。

 

禅室(左)から極楽堂(右)を見たところ。

 

飛鳥時代の瓦が再利用された、禅室の東南隅と極楽堂の西側屋根。このお寺のみどころです。

悠久の歴史を物語る古びた色合い。大変重い瓦だとのこと。

 

禅室の屋根裏に使われている木材の一部は、法隆寺より古く、約1400 年前に伐採された世界最古の現役木製建築部材(ヒノキ)だという研究結果が出ています。7 年前、ニュースを見て、特別公開されていた禅室を見学したことがあります(屋根裏までは見ず)。

現在、禅室内部は通常非公開。

 

極楽堂。こちらは自由に拝観できます。

 

極楽堂のハギ。

 

白ハギの落花。

 

境内の石仏・石塔群を見学する子どもたち。

 

石仏、石塔は近隣から集められたもので、田んぼの稲のように整然と並べられているところから、「浮図田(ふとでん)」と呼ばれます。

桔梗が美しく、8月ごろが見頃。

 

白いヒガンバナが咲いていました。

ローアングルからの撮影に、EOS 6D II のバリアングル液晶がとても便利。

 

供えられた、心づくしの花。

 

木漏れ日の石仏群。

 

爽やかな手水舎。

 

禅室横のフヨウ。

 

以下、この寺を撮ったこともある写真家・入江泰吉氏へのオマージュをこめてモノクロにしてみました。

EOS 6D II で、どこまで迫れるかな…

 

禅室。

 

禅室。

 

禅室。

 

極楽堂の鐘。

 

極楽堂で。

 

帰りは再びならまちを通って、近鉄奈良駅へ。

 

奈良町情報館。名所・旧跡や店の情報を紹介。特産品販売、レンタサイクルも。

 

鰻料理の「江戸川 ならまち店」。説明パネルによると、明治初期に建築された呉服商の古い町屋で、現在一部を飲食店にしているようです。

 

軒先にぶら下がっている赤いぬいぐるみは、「庚申(こうしん)さんの身代わり申(さる)」。家の中に災いが入ってこないように、という魔よけ。ならまちの家では良く見かけます。

 

こちらの刃物店も、味わいのある構えですね。

 

 

下御門(しもみかど)商店街。これから先、「餅飯殿(もちいどの)センター街」へアーケードが続きます。

 

「折衷旬彩 香月」。いかにもお酒のおいしそうな料理店。

 

FM局「ならどっとFM 78.4MHz」がありました。

 

 
個性的な店舗が並ぶ「夢長屋」。
 
 
 
小スペースを貸し出し、起業家を支援する「夢CUBE」。
 
それにしても、「もちいどの(餅飯殿)」はどうしても「もいちどの」と読んでしまう…
 
 
 
各国語が並ぶ土産物店。
 
 
 
オリエンタルな色が美しいペルシャ雑貨の店。
 
 
 
テレビで紹介されたという天ぷら屋さん「魚万 もちいどの本店 」  。
 
 
 
 
 
 
ふくろうと遊べるカフェ。珍しい!
 
小さな可愛いふくろうがいました。
 
 
ならまち、色々面白い店がありますね。
 
 
 
 
近鉄奈良駅に近い「麺闘庵(めんとうあん)」。きつねうどんの揚げの中にうどんが入っているという、けったいな名物店。テレビの取材が相次いでいるようで…
 
 
 
お馴染み、奈良漬の山崎屋
 
ここで奈良漬を買って帰ってきました。