つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

リコー THETAのことなど(ショ―ルームリニューアル)

2017年12月28日 | カメラ

リコーのイメージングスクエア大阪が9 月に、それまでの中央区南船場から、マーチャンダイズマートビル(OMM、中央区大手前)に移転、機能拡張してリニューアルオープンしました。

中之島周辺の夜景撮影のついでに寄ってきました。

 

リコーのイメージングスクエア大阪

 

明るく開放的なショールーム。

 

 

ペンタックス / リコー製品がずらり。

 

全天球カメラ「THETA 」のコーナー。最新のハイエンドモデル「THETA V 」がありました。

 

電源を入れ、ボタンを押すだけで360° の映像が簡単に撮れます。今回4K 動画に対応し、4ch マイクも搭載。

 

スタッフの人が、THETA で撮る360° 動画というものがどんなものか、デモをやってくれたので、短いムービーにしてみました。

 

画質もきれいだし、360° の映像世界はインパクトがありますね。スマホやパソコン画面に写して、指で操作すると視野を自在に変えられるのも面白い。

自棒り棒に付けて、急流をゴムボートで下る様子を撮影した動画もありました。

 

4 年前に登場した「THETA 」ですが、SNS の広がりに乗り、2015 年ごろには、当時の製品「THETA S 」が売れて売れて、品切れ状態に。その後次々に新モデルも登場、リコーのカメラの代表的存在になっています。

 

実は登場した当初、「変わったカメラが出たな~」というだけで、個人的な感想としてはこんなにウケて売れると思っていませんでした。おもちゃのような感じがして…

オジサンというのはやはり、トレンドに疎い。というか自分自身の不明を恥じるばかりです。(かりに、企業の企画開発担当だったら、完全に失格! )

 

好みとして、やはり目がいく一眼レフ。2432万画素のAPS-Cサイズ注目モデル「PENTAX KP」。

最高でISO 819200、“超絶”ともいえる高感度性能がすごいのです。5軸対応5段の手ぶれ補正も強力で、夜の撮影にぴったり。

 

ペンタックスは、星の追尾撮影用のアストロトレーサーといい、なかなか独創的で実用的なカメラを出します。(フイルム時代には一眼レフ2 台を愛用、ペンタックスユーザーでした。今はレンズ資産がキヤノンになったので、ちょっと離れていますが…)

 

広くなった併設ギャラリーでは、加藤正明さんの写真展「マチュピチュからパタゴニアへ II 」を開催中(2017年12月20日~2018年1月15日)。

「当写真展は写真撮影、SNS投稿 OKです」との掲示があったので、撮らせてもらいました。

 

 

 

 

 

素晴らしい風景写真。

強風の吹き荒れる地、パタゴニアの鋭く切り立った山並み、澄み切った鮮やかな色彩が印象的でした。

 

リコーのイメージングスクエア大阪のアクセスは良く、京阪電車「天満橋」、地下鉄谷町線「天満橋」駅に直結のOMMビル1階にあります。

カメラ好きの方なら、一度立ち寄られてはいかが…

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関連記事

 ・『リコーイメージングスクエア大阪がリニューアルオープン』(デジカメWatch)

 


クリスマスも終わり

2017年12月25日 | 日記

12月25日で、一連のクリスマスイベントも終わり。

これを境にイルミネーションが消えるスポットも多く、寂しくなります…

 

先日、大川の夜景を撮りに行ったとき、スナップした1 枚。

OSAKA光のルネサンス2017」に関連した、中之島周辺の水上さんぽツアー。

メガSUPボードという4 人乗りのボードで、パドルで漕いで水上を散歩していました。(日本シティサップ協会のページ参照)

 

面白い乗り物があるんですね。春には、もう少し大型のボードを使った水上運動会もあったそうです。

 

いよいよ年の瀬。

大掃除や年賀状書きなど忙しくなり、やりかけの「OSAKA光のルネサンス2017」動画は少し先延ばしになりそうです。

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撮影カメラ   ソニーRX100

 


キヤノン6DII の 4Kタイムラプスを試す

2017年12月24日 | カメラ

キヤノンEOS 6D Mark II は、4K 動画は撮れないのですが、「4K タイムラプス」は撮れます。

 

4K 動画のぼう大なデータをリアルタイムに処理するキャパシティーはないものの、たとえば1秒、3秒おきなら4 K 映像を記録することはできるということでしょう。

オリンパスでも、とりあえず「4K タイムラプス」ができるカメラを出したあと、本格的な4k 動画をサポートした例があるので、6D シリーズでも、将来本格的4K 動画に対応するための前ぶれではないかと、個人的には思っています。

 

4Kタイムラプス 撮るのは簡単…

タイムラプス撮影というと「難しいのでは」という先入観がありましたが、全然そんなことはないですね。

通常はタイムラプスをしない設定になっているので、最初に動画モードのメニュー画面で「タイムラプス しない」を「タイムラプス する」にする必要があります。

あとは何秒おきにシャッターを切るかの設定。

ざっとした感じで、雲の動きのようなゆっくりした被写体なら3 ~5 秒おき。速い被写体、距離的に近い被写体は1 秒おき、にすると自然な感じになるかなと思います。

で、撮る長さを何コマまでにするかを設定。

300 コマがデフォルトになっていました。3 秒置きだと約15 分の撮影になり、これで約10 秒のタイムラプス動画(30コマ/秒)ができます。

設定は大体デフォルトにして、まあとにかく撮ってみよう、と大阪・中之島(大川)の夜景を撮ってみました。

普段は公開されていないOMMビル西側屋上。「OSAKA光のルネサンス2017」のため特別開放されていました。

中之島周辺のイルミネーション、高速道路の車のライトが美しく見えました。

 

OMMビル屋上から中之島方面を遠望。

 

三脚にカメラを据え、シャッターを押したあとはただ待つだけ。

設定どおりにカメラがシャッターを切ってくれる(電子シャッター)ので、何もすることがありません。退屈です~

暗いので新聞や週刊誌は読めないし、電子書籍とかがあるとヒマをつぶせそう。

 

タイムラプス撮影が終わると、設定は解除されて通常の撮影モードになります。

これが良し悪し。

続けてタイムラプス撮影したいときは、またメニュー画面から「タイムラプス しない」を「タイムラプス する」に設定しなければなりません。

この手間が余計なんですが、タイムラプスではなく通常の撮影をメインにする限り、この仕様でいいのかも…

 

編集・出力が問題

4K に対応した動画編集ソフトが必要。このたび購入したEDIUS Pro 9 (ジャンプアップグレード版)はそれに対応。

ただ、4K 動画ファイルのデータ量は大きいので、PC の負荷がハンパではないみたいです。編集の間中、PC から「ウイーン」という悲鳴のような音が聞こえ、少しでもエフェクトをかけたりすると、まともに動かなくなります。

EDIUS Pro 9 の説明書きによると『4K 編集にはRAID-0 を推奨』とありますが、そうしたPC システムの環境を備え、また知識に精通した人がどれだけいるでしょうか…

 

4K 動画編集は一応できたものの、出力の段階になって、ハタと困ってしまいました。

ご存じのように、EDIUS はマニュアルがなくネット頼りです。

EDIUS Pro 9 で4K 出力するさいにどういうエンコーダーを使い、YouTube に問題なくアップできた、という設定参考例が、ネットではまだあまりないのです。

 

とりあえず良さそうな設定でYouTube にアップはしました。

これが本当に4K の品質で視聴できているものなのか、自信がありませんが…

 

 


大阪・中之島イルミネーション2017

2017年12月20日 | イベント

暮れも押し詰まり、私事多忙…

遅ればせながら、12 月15 日に撮った大阪・中之島のイルミネーションです。

 

大阪市役所正面の装飾。

 

美しい… というか、何となくクモの巣のような感じ。

 

端正なイルミネーション。

 

市役所南側の遊歩道。イルミネーションストリート。

ここを通り抜けて、大阪市中央公会堂のプロジェクションマッピングを見るのが定番。

 

中之島のイルミネーション「OSAKA光のルネサンス」は、光のアートフェスティバルとして平成15年にスタート、今年15 周年。

さすがに、以前ほどすごい混雑ではなくなったようです。少しの間なら三脚を立てて撮影することもできました。

 

今年初めてお目見えした台湾のランタン「台南・光の廟埕(ビョウテイ)」。


台南市民が今回のために絵を描いた約1,000個のランタンが、土佐堀川沿いにびっしり並んでいました。もともとは、台湾の元宵節(げんしょうせつ=旧暦1 月15 日)を祝う行事で、「光の文化交流」として実現したそうです。(廟埕とは寺院の前の広場のこと)

 

一つとして同じものはない、個性あふれるランタン。面白かったですね。

毛筆の文字を見ると、ああ日本と同じ文化圏だな~ と。

 

今回、動画も色々撮りましたが、とりあえず中央公会堂のプロジェクションマッピング(ウォールタペストリー)をアップします。

ノーカット版なので、少々長いです。

 

流行のプロジェクションマッピングの中では、あまりどぎつくない、おとなしい演出。

曲や建築物にピッタリ合っており、なかなか良かったのでは。

 

後半に流れている曲は、向江陽子さんの『光』です(公式PV 参照)。

 

後日、全体的にまとめた動画をアップする予定です。

イルミネーションはクリスマスの25 日まで。それまでに、間に合うかどうか…

 

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D Mark II

    EF24-105mm F4L IS USM

 


咲くやこの花館のクリスマス(動画)

2017年12月15日 | イベント

もうすぐクリスマス。

大阪・鶴見緑地の「咲くやこの花館」で開かれている『植物でたどるクリスマス』(11/28~12/24)を見てきました。

毎年この時期の恒例イベント。3 年前にも行ったことがあり(2014年12月20日記事参照)、大筋は同じ内容なので、今回は動画をメインに撮ってみました。

 

会場になっている1 階ホール、ステージのクリスマス飾り。

 

クリスマスイブまで開かれているマーケット。

 

館内の「ジョーディーズ・カフェ」には、グラタンやパンなどの食材も。しゃれた感じです。

 

世界のいろいろなクリスマスツリー、各種ポインセチアは例年通りの展示。

キリスト生誕にまつわる、東方3 賢者の贈り物のうち、「乳香(にゅうこう)」「没薬(もつやく)」の香りを実際に体験できる、ライブ解説が見ものでしたが、今年は原則撮影禁止。

ただ、立ちのぼる乳香の煙の映像がないと、動画としては物足りないですね。そこで特にお願いして、そのカットだけは撮らせていただきました。

 

 

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D Mark II

    EF24-105mm F4L IS USM


100万人のキャンドルナイト 2017冬(動画)

2017年12月11日 | イベント

大阪・西梅田で12 月6 日行われた「100万人のキャンドルナイト」。

ようやく動画2 本が仕上がりました。

2 本目のメイン動画のBGMは今回、YouTube などのフリー音源を使用しています。

 

 

 

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D Mark II

    EF24-105mm F4L IS USM

動画編集ソフト

   EDIUS Pro 9


100万人のキャンドルナイト 2017冬

2017年12月07日 | イベント

大阪・西梅田一帯で12 月6 日、「100 万人のキャンドルナイト」が行われました。

 

キャンドルの光の海になった西梅田公園。

 ← クリックで拡大

 

ビルの照明を一時的に消し、キャンドルのほのかな灯りを楽しむ、夏と冬の年2 回行われているイベント。

行ったのは今回が初めてですが、もう25回目になるとのこと。

西梅田エリアの「ヒルトンプラザイ―スト / ウエスト」「ハービスプラザ」「ブリーゼブリーゼ」「ザ・リッツ・カールトン大阪」などの商業施設、ホテル、企業が参加。メインの「キャンドル回廊」には、クリエイター、学生による光のアート作品が並んでいました。

JR 大阪駅の西側、「よしもと西梅田劇場」がある西梅田スクエアで、午後5 時45 分から点灯式。

 

よしもとのお笑い芸人たちが、ギャグをとばしながら、キャンドル作品に点火。

 

にっこり笑顔のマークが浮かび上がりました。

 

 

こちらは流れ星のデザイン(いずれも西梅田スクエアで)。

 

ヒルトンプラザイ―ストからスタートして、「キャンドル回廊」を西へ歩いて行きました。

ところどころにある作品の周りは、スマホやカメラで撮影する若い人でいっぱい。ブームのインスタやフォトコンテストに投稿するようです。本格的な一眼レフを持った人も多かったですね。

 

ヒルトンプラザイーストで。

 

ヒルトンプラザイースト。

 

ヒルトンプラザウエストの前。祈るような格好をしているのは小さな人形。

 

あと適宜、撮ったカットを並べてみます(作品にはそれぞれ作者名、タイトル、説明が付いていたのですが、そこまで記録するヒマがなく…)。

 

 

 

メッセージキャンドル。

 

 

 

 

 

 ハービスPLAZA。

 

毎日新聞社前。

 

西梅田公園。

 

 

 

 

 

 

「キャンドル回廊」の中ほど、「ザ・リッツ・カールトン大阪」の前では、スペアリブ、ビーフバーガー、ミートパイ、揚げパン、ピザ… といったテイクアウト料理のサービスも。シェフの料理がワンコインで食べられるので、賑わっていました。

 

動画も撮りました。後日アップします。

 

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D Mark II

    EF24-105mm F4L IS USM

    EF70-300mm F4-5.6L IS USM


冬の味覚

2017年12月05日 | グルメ

このところ、かなり冷え込んできました。

冬の料理がおいしくなる頃です。

 

親戚の法事のあと、会食した写真。場所はいつもの大阪・都島「東大美(ひがしだいみ)」(食べログ参照)。

丁寧で面白みのある和食を出してくれるので、楽しみです。

行った日は、店内ほぼ満員の盛況でした。

 

「インスタ映え」が流行語大賞になった今年。

娘もスマホで料理を撮影、SNSにアップしていました…

 

まずはお通しのアン肝。

「お~アン肝か!」

 

痛風を経験したものとしては、危険な美味(プリン体が多い)ですが…

“海のフォアグラ”  やっぱり絶品です。

 

タチウオ(たぶん)の小さな押し寿司と八幡巻などの前菜。

 

お造り三種。

マグロ、イカ、タイが定番のところ、タイではない魚(奥)。チヌ?

 

焼き物。

サワラ、トリのモモ肉と想像…

 

「アナゴの上用蒸しです」と出された、初めて見る料理。

上用(じょうよう)饅頭というものがあるので、その漢字を当てましたが、間違っていたらごめんなさい。

 

ふんわりと、すりおろした山芋(たぶん)の中にアナゴが入っています。

おいしい出汁とともに頂く、柔らかで上品な一品。

 

冬の味の代表、カニ。 食べやすくしてありました。

 

こちらも冬の味、テッチリ。熱々の1人用の土鍋で。

これならフグの取り合いにならなくていいですね。

 

シメは松茸雑炊。松茸の香りがほんのりと暖かい雑炊にからんで…

体はホッカホカ。

 

ぜいたくなひとときに感謝!

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撮影カメラ    ソニーRX100

                    Photoshop で色調補正。

 


ソニー「α7R III 」を触ってみた(実写画像も)

2017年12月04日 | カメラ

ソニーが11月25日に発売したフルサイズミラーレス一眼「α7RIII」。

 

「α7RIII」(ソニーストア大阪で)。

 

高画素・高速連写のフルサイズ一眼レフ・ニコン「D850 」に対抗すべく、ソニーの「α7RIII」も4240万と高画素で、 最高10コマ/秒の高速連写を誇ります。

ニコン vs ソニー、ハイレベルのガチンコ勝負といったところ。

 

ふだんはキヤノンEOS 6D II で満足している自分も、高級機というものはやはり魅力(魔力?)があって、実はかなり前に先行展示していたソニーストア大阪で触らせてもらい、実写もしてきました。

とにかく高価なので、当面買うあてはなかったのですが… (価格.com の最安値で、ボディーのみ359,523円=12/4時点)

 

展示機は標準ズーム「FE 24-70mm F2.8 GM 」付きでした。

性能は折り紙つきのGM レンズ。でかいですね。

 

背面のチルト式液晶はタッチパネル対応。AF エリアを選びやすいジョイスティック(マルチセレクター)も便利。

全体的には前モデルの「α7R II 」に似たデザインの小型ボディーで、ホールディング性が向上しているとのこと。

 

10コマ/秒の高速連写を試してみましたが、とても軽快。4000万画素級の大容量画像データをどう高速処理しているのか、不思議。

ソニーの技術、改めてすごいなァと思います。

 

実写画像

ソニーストアの店内をRAWで撮影し、 Image Data Converter で調整なしのまま現像しました。

 

α7RIII  FE 24-70mm F2.8 GM   絞り優先AE : 1/80秒、F2.8、ISO 100、露出補正なし、オートホワイトバランス、手持ち撮影

以下、実写画像は同様の設定です。

 

[等倍画像] 上の写真で、奥に掲示されている写真作品を等倍にアップしてみました。

「入選」の文字は読めます。さすがにタイトルや名前まではムリか… (シャッタースピードが遅めなので微妙にブレたかも)

新機能の「ピクセルシフトマルチ撮影」だったら、もっと高解像になり読めるかもしれません。イメージセンサーを正確に1画素分ずつずらして計4枚の画像を撮り、合成するという超精密撮影。三脚に据えてリモートコマンダーなどを使い、絶対にブラさず撮る必要があるので、今回は試せませんでした。

 

まだ秋だったので、コスモスの造花が。

 

造花を撮影。開放絞りでのピント合わせは、かなりシビアでした。ボケはきれいですね。GMレンズは素晴らしい。

 

クリの枝のオブジェ。

 

[等倍画像]  これも等倍にアップしてみました。(美しいものではないけど… プラスチックでうまく作ってあります)

 

店の話では、発売前の予約が大量にあり、納品は1カ月先になるということでした。ということは今注文しても年明けになる?

ソニーストアでも『入荷次第出荷』となっています。

 

高いカメラなのにそんなに買う人がいるとは、ちょっと驚き。

まあ、ハイアマチュアのほか、機材に金を惜しまないプロが買うのかも。

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関連記事

 ・『SONY α7R III(外観・機能編)』(デジカメWatch)

 ・『ポートレート写真家の萩原和幸さんが「α7R III」を体験』(デジカメWatch)

 ・『SONY α7R III / SHOOTING REPORT』(PHOTO YODOBASHI)

 ・『SONY α7R III レビュー』(フジヤカメラノブログ)

 ・『ソニー「α7R III」と「FE 24-105mm F4 G OSS」、実機のたっぷり撮影データで見るファーストインプレッション』(マイナビニュース)

 ・『DxOMarkにソニーα7R III のセンサースコアが掲載』(デジカメinfo )

 


キヤノンEOS 6D II を使ってみて(動画)

2017年12月01日 | カメラ

キヤノンEOS 6D Mark II を買って2 カ月。

静止画・動画の両方を試してきました。

静止画の画質については、すでに言われてきたとおり、初代6 D から大幅に良くなったわけではありませんが、「白優先」のオートホワイトバランスで撮ると、現代的なすっきりした写真になって、気に入っています。

「ダイナミックレンジが狭い」という当初の低評価も、通常の撮影では全く影響なし。「ウ~ン、そういえば逆光ぎみの時、白飛びしやすいかな…」と思ったこともありましたが、はっきりした検証をしたわけではないので…

ともかく、「何でもきれいに写るカメラ」という印象です。

 

“使える”動画機能

動画については、初代6D はライブビューAF がものすごく遅いので、動きもの相手ではAF が使い物になりません。そのためMF(マニュアルフォーカス)で撮るしか方法がありませんでした。もともと、プロの動画撮影はMF だそうですが、アマチュアがMF を駆使するのは大変です。

しかし6D II は格段に速くなったライブビューAF を使い、動画がとても楽に撮れるようになりました。

「一眼レフ動画が、やっと、使い物になったナ」と感じます。

 

 

 6D II のバリアングル液晶。動画の場合、この液晶を見ながら撮影します。ファインダーでは見られません。(ビデオカメラのようにファインダーでも見られる“ハイブリッドファインダー”が待たれるところです)

タッチパネル式なので、ピントを合わせたい位置を指でタッチするだけ。「顔認識AF 」にしておくと、被写体の顔を、かなりの精度で追いかけます。

 

このやりかたで撮ったのが次の動画。(設定は フルハイビジョン 60P 、露出・ISO 感度・音量いずれもオート。三脚は使わず手持ち。)

ドイツ・クリスマスマーケット大阪2017 」での、女子高校生シンガー、アルメリノ・アナリンさんのライブ。(アトラクションスケジュール参照=PDF

18 分あまりの長い動画なので、時間の許す範囲でおつきあいください…

 

動画の一部を静止画として切り出してみました。

動画からの切り出し、もっと粗いかと予想しましたが、ネットで見る限りは十分な解像感。

フルサイズ機ならではの背景ボケも、いい感じ…

 

ステージを右に左に、元気に動くアナリンさん。液晶画面の顔認識AF マークが、チョコマカと一生懸命追っていました。

それでも100%の精度とはいかず、たまにAF が外れて顔がボケることも。(今回は動画ソフトで、ボケたシーンにイルミネーションの映像をかぶせてごまかした。)

 

この、100%ではない、というところが動画では悩みですね~

というのは、たとえば子どもたちのバレーの発表会で、最初から終わりまで動画撮影を頼まれたとき、一部であってもAF がボケたシーンがあると、許されないのではないか、ということです。

プロはどうするのか、聞いてみたいですね。やはりMF ということになるのでしょうか。

 

まあ、そういう場合は別にして、趣味で撮る動画としては、6D II は十分使えます。4K は撮れないもののフルHD の画質はいい。軽いし、手持ちでもOk。自由に動く液晶のおかげで楽な姿勢で撮影出来ます。(ヘッドフォン端子があればもっと良かった)

ついこの間まで、一眼レフでは静止画さえ撮れればいい、という考え方でしたが、6D II に出会って気軽に動画を撮る楽しみが増えました。

クロスフィルターをつけて、クリスマスらしい雰囲気も試してみました(写真は動画からの切り出し)。

 

海外の評価は厳しかったが…

なので、ずっと以前から気になっていた『EOS 6D Mark II は推薦には程遠い』(dpreview =デジカメinfo 訳)など、海外の酷評はどうも違うのではないか。 

実は、6D II は使いやすい良いカメラなのではないか、というのが使ってみての実感です。

だいぶ前の記事になりますが、『キヤノンEOSフルサイズ判一眼レフでは「イチ押しカメラ」かな』(Photo of the Day)と、写真家・田中希美男さんも高評価でした…