つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

キヤノン「1D X Mark II」リーク情報

2016年01月30日 | カメラ

キヤノンの新しいプロ用フラッグシップ一眼レフ「EOS-1D X Mark II」 のスペックと画像が、デジカメinfo にリークされていました。

「EOS-1D X Mark II」とされる画像(デジカメinfo より)。

読者からの提供のようですが、非常に鮮明で、ほぼ間違いないと思われます。

 

外観は、現行の「1D X」から大きく変わっていませんが、ペンタ部の上に出っ張りがあります。内蔵されたGPS部分でしょうか。

このほか、上面や背面の写真も デジカメinfo に出ています。

これだけ情報が出てくるところからみると、キヤノンの正式発表も間近。「CP+ 2016 」では、ニコンの「D5 」との“横綱対決”として注目を集めることになりそう。

 

スペック上でみるとどうでしょうか。現在リークされている情報をもとに、ニコン「D5 」とキヤノン「EOS-1D X Mark II」を比べてみました(キヤノンはあくまで噂なので不明な点もあります、ご留意を)。

  ニコン D5 キヤノン 1D X Mark II
有効画素数 2082万画素 2020万画素
画像処理エンジン EXPEED 5 デュアルDIGIC6+
AFポイント数 153点(選択可能55点)
クロス99点
61点、範囲拡大
クロス41点
AF限界(低照度)) -4EV -3EV
F8対応AFポイント 15点(選択可能9点) 61点すべて
高速連写 12コマ/秒(AF/AE追従)
14コマ/秒(ミラーアップ時)
14コマ/秒
16コマ/秒(ライブビュー時)
連写可能コマ数 RAWで200コマ RAWで170コマ
ミラー駆動 新システム、像消失を短縮 新システム
最高ISO感度 常用 102,400
増感 3,280,000
常用 51,200
拡張 409,600
4K 動画 対応 30fps 対応 60fps
液晶モニタ 3.2型236万ドット
タッチパネル
3.2型、162万ドット
タッチパネル
GPS 外付け 内蔵
メディアカード XQD2枚、CF2枚の2タイプ
から選択可能
CFast2.0とCF
画像補正   カメラ内DLOでレンズ収差、
回折補正
大きさ 160mm x 158.5mm x 92mm 158mm x 167.6mm x 82.6mm
重ささ(本体のみ) 1235g(XQDタイプ)
1240g(CFタイプ)
1340g(本体のみ?)

 

ごくおおざっぱに比較すると、高速連写でニコンが12コマ/秒と、現行のキヤノン「1D X」に追いついたところ、キヤノンは14コマ/秒とさらに引き離しています。

一方ニコンはAFを大幅に強化、高感度性能でもキヤノンを上回っているように見えます。

4K動画や液晶モニタのタッチパネルは両社とも対応。

いずれもダブルスロットですが、使用するメディアカードは、ニコンがXQDかCFの2タイプ。キヤノンはCFast2.0とCF。方向性が分かれました。

キヤノンが、パソコンでしかできなかった、レンズ補正のDLOをカメラに入れてきたのは驚きました。

 

さて、実際に使用した場合の優劣はどうなんでしょう。そして、オリンピックで活躍するのはどちら?

これからのレビューが楽しみです。


キヤノン新社長に“カメラ畑”真栄田氏

2016年01月28日 | カメラ

キヤノンが27日、社長兼COO(最高執行責任者)に、主力のデジタルカメラ部門を統括してきた真栄田雅也専務(63)が昇格する人事を発表しました。

御手洗冨士夫会長兼社長兼CEO(最高経営責任者)(80)は会長兼CEOを続けるとのこと。

人事はいずれも3月30日付。

 

社長交代を発表したキヤノン(「CP+ 2015」会場のブースで)。

 

カメラ会社の人事を気にするのは、カメラを趣味として純粋に楽しむ上で、あまりよくないこと。

自分が経験してきた会社人事と重ねたりてしまいますしね…

ただ、ユーザーとしては、どうしても関心があるところです。

 

事務機など他部門の割合も大きい同社の中で、カメラ開発に取り組んできた真栄田氏が社長になるというニュースに、「ほう、これはよかったなァ」というのが率直な感想。

雑誌のインタビューにもしばしば登場、新製品についてわりとフランクに語るお馴染みの人でしたし、「これでキヤノンのカメラは安泰」と信じたいですね。

開発費は削らないでしょうし、今まで通り次々新製品が出てくるのでは。

 

ただ、社長という立場上、冷静に考えてみると、そう単純ではない面も…

デジタルカメラ市場は、世界的にキヤノンがシェアトップを維持しているとはいえ、厳しい環境。とくに中国市場の落ち込みが大きいようです。

これからキヤノンに必要なのは、成長が見込める新規事業。

監視カメラなどネットワークカメラの世界最大手、スウェーデンのアクシスを買収したのもそのひとつ。

東芝が売却を決めた医療機器子会社「東芝メディカルシステムズ」の買収にも乗り出すそうです。

そうなると真栄田新社長も、一般向けのデジタルカメラだけに力を入れるわけにはいかないでしょう。

 

それにカリスマ・御手洗氏の考え方。

一時社長の座を譲ったものの、経団連会長を務めたあと、また社長に復帰した御手洗氏。真栄田新社長の業績次第ではどう動くか分からない所がありますから。

 

ユーザーとしては、魅力のあるカメラ、レンズを(できれば安く)発売、サポートもしっかりしてくれれば、それで良いことなんですが…

 

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関連記事

 ・キヤノンのニュースリリース

 ・『キヤノン新社長に真栄田氏 「強い製品と効率的生産を構築」  』(日経新聞)

 ・『キヤノン、次期社長に真栄田氏 新規事業早期育成託す』(日経新聞)

 ・『キヤノン社長兼COOに真栄田専務 御手洗氏は会長兼CEOに 』(日経新聞)

 


富士「X-Pro2」あれこれ

2016年01月22日 | カメラ

「X-Pro2」タッチ&トライ

富士フイルムが1月15日に発表した、ミラーレス一眼カメラ「FUJIFILM X-Pro2」(2月18日発売)。

富士フイルムフォトサロン大阪で触ってきました。

 

FUJIFILM X-Pro2」。

レンズはXF35mm F1.4 R が付いていました。

 

2012年2月に発売されたフラッグシップ「 X-Pro 1 」の後継機で、4年ぶりのモデルチェンジ。

レンジファインダー式フィルムカメラを思わせる外観は踏襲。

個人的に、このカメラに魅力を感じるのは、外観のデザインが大きいです。ちょっと懐古趣味的ですが…

 

手に取ると、「X-Pro 1 」 と同じように重厚。防塵防滴になったこともあってか、がっしりしたボディ。寸法は以下のように「X-Pro 1 」より1mm程度大きくなり、重さは45g増。

X-Pro2 
 本体寸法(幅)140.5mm ×(高さ) 82.8mm ×(奥行き) 45.9mm(奥行き最薄部34.8mm) 
 重さ 約495g (付属バッテリー、メモリーカード含む) 

X-Pro1
 本体寸法(幅)139.5mm×(高さ)81.8mm×(奥行き)42.5mm (奥行き最薄部 34.1mm)
 重さ 約450g(付属バッテリー、メモリーカード含む)

 

この大きさ重さが微妙なところ。「もう少し小さく、軽くしてくれたら良かったのに」という思いも。フォトサロンの人によると、光学ファインダーを搭載するとどうしてもボディーが大きくなるとか。

 

ファインダーについて

光学ファインダー(OVF)は一眼レフと同じように、現実の世界を(レンズ越しに)そのまま見ているため、クリアで動きも自然なのが特長。一方、電子ビューファインダー(EVF)はイメージセンサーによるデジタル映像ながら、露出やホワイトバランスなどを反映した「実際に写る映像」。

この両方の長所を生かし、切り替えて使えるのが「X-Pro 1 」でした。「X-Pro2」は、それをさらに進化させた「アドバンストハイブリッドマルチビューファインダー」を搭載。OVFで見ている時でも、右下隅に小型EVFを表示することができます(写真は富士フイルムのニュースリリースより)。

光学ファインダー(OVF)で見ている状態。右下にEVFの小窓を表示。

 

EVFの小窓は、背面のコマンドダイヤルを押しこむたびに、視野率100%、2.5倍拡大、6倍拡大の3通りで表示されます。6倍拡大にするとピントが合っているかどうかも分かります。マニュアルフォーカスで撮る時に便利。

ふと気づいたのは、この右下の位置というのは、レンジファインダー式の場合、レンズの先端が見えるあたりです。視野がケラれる、この無駄な部分をEVF表示に活用できないか、と富士フイルムのエンジニアは考えたのではないでしょうか…

小窓を表示すると、ちょうどレンズの先端が隠れます。

実際には、小窓はかなり小さいので見づらいですが、慣れれればいけるかな、という感じ。

 

ファインダー表示切り替えは、ボディー前面のレバーで操作。

ファインダー切り替えレバー(富士フイルム製品ページより)。

 

切替レバーを右に引くたびに、EVF、OVFが切り替わります。

OVF選択時にレバーを左に押せば、EVF小窓付きOVFに。

何度もやっているうちに指が痛くなってきました。そもそも、ファインダーは、そう頻繁に切り替えるものではないですが。

 

ここで、もうひとつのフラッグシップ機「X-T1」と比較してみると、ファインダー倍率の違いから、視野全体としては「X-T1」の方が大きく見えます。

ただし、EVF表示のスピードは「X-Pro2」のほうが速い。パッパッと表示されるのは「X-Pro2」。これに対して「X-T1」の表示はやや“モッタリ”した感じがします。

X-Pro2」では、『ファインダーの表示速度を最速85fpsに向上させ、動体撮影時の残像現象を極限まで低減。レリーズ後のブラックアウト時間も、約150ms に短縮している』(富士フイルム)とのこと。

 

遅まきながら、視度補正ダイヤルも付きました。たいていのカメラには付いているもので、「 X-Pro 1 」になかったのはおかしいくらいでしたが…

 

フォーカス

AF測距点は77点(最大273点)と多くなり、全画面の約40%(画面中央部49点)がスピーディな像面位相差エリアに。

 

背面の液晶モニタ右横に、フォーカスレバーが付きました。

スティック操作で、縦・横・斜めの8方向にフォーカスエリアを瞬時に移動することができます。これは便利です。

 

ISOダイヤル

ボディー上面。

シャッターダイヤルに、ISOダイヤルが組み込まれています。

シャッターダイヤルの外周部を持ち上げて回す、往年のフィルムカメラを思わせる方式。

 

「ここまで、懐古趣味にこだわるか…」というのが正直な印象。

ISO(昔はASA)感度の選択肢が少なかったフィルムと違って、今はいくらでもISO感度を変えられる時代。この方式では頻繁にISOを変えにくいのでは…

意見が分かれると思います。

まあ、ISOオートにすることもできるので、それでいいじゃないかと言われればそうですが…

 

画質は…

Xシリーズでは最高の画素数、2430万画素APS-Cセンサー「X-Trans CMOS III」を搭載。画素数が増えたのに、高感度域が拡大しています。ISO12800まで標準感度。

撮影データの持ち帰り不可でしたので、液晶モニタを見る限りですが、きれいな描写に見えました。

係の人の話では、販売される頃には、いまネットにアップされている試作機の実写画像よりだいぶ良くなるということでした。

 

発表当日の富士フイルムの説明会によると(価格.comマガジンなど参照)、画質・ノイズ性能とも「X-Pro2」は「X-T1」を上回り、3600万画素のフルサイズ機(ニコンD810 ?)と互角の性能を持つとアピールしていたそうです。

「ホンマかいな?」と思いますが、こればかりは実際に使って、画像をパソコンで見てみないとわかりません。

販売開始後、いずれレンタルの対象になるでしょう。借りて試して見たいと思います。超微粒子白黒フィルム「ACROS」の新フィルムシミュレーションなども見てみたい…

 

さて、価格は実売19万円前後とか。プレミアムカメラとはいえ、お高いですね~

 

Xシリーズに賭ける富士フイルム

2011年に発売された「X100」以来、富士フイルムのXシリーズは5周年を迎えました。

「違いの分かる男のナントカ…」という古いCMではありませんけど、そんな感じの“プレミアム感”を前面に出した戦略が大ヒット。販売実績も上々の様子。

 

写真家・田中希美男氏のツイッターに、富士フイルムの力の入れ方が分かる、次のようなエピソードがありました。

『富士フイルムがXシリーズ5周年にあわせ大々的な発表会を六本木・東京ミッドタウンのカンファレンスホールで開催しました。X-Pro1の後継モデルや新型ストロボなど5機種(コンパクトカメラを加えれば6機種)。海外から多くの招待客も来ていて、プレゼンはすべて英語で長時間でした。』

『富士フイルムの新製品発表会は、タッチアンドトライや特別写真展が別会場で用意されていて、さらに午後8時ごろからはザ・リッツ・カールトン東京ホテルでドレスコードありのカクテルパーティーが開催されます。こんな大がかりな発表会はめったにはないことです。』

 

えらく大々的な発表会だったようです。

とくに、海外でXシリーズを使う写真家「X-Photographers」を厚遇している感じ。

photographyblog という海外サイトに、最近「X-Pro2」で撮った東京風景がたくさんアップされているのですが、これを撮ったフォトグラファーも、この発表会の招待客だったかもしれません。

Fujifilm X-Pro2 Sample Images

Final Cut: The Fujifilm X-Pro2 in Tokyo

 

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撮影カメラ     ソニーRX100

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関連記事・サイト

 ・X-Pro2 スペシャルサイト

 ・富士フイルム ニュースリリース

 ・『富士フイルムの高性能ミラーレス「FUJIFILM X-Pro2」詳細レポート!』(価格.comマガジン)

 ・『富士フイルム新製品発表イベントレポート 』(デジカメWatch)

 ・『Xシリーズ旗艦モデル「FUJIFILM X-Pro2」 』(デジカメWatch)

 ・『レンジファインダースタイルのミラーレス「FUJIFILM X-Pro2」発表』(ITmediaデジカメプラス)

 


お題「好きな映画」

2016年01月20日 | 日記

gooブログの「お題」に参加してみました。

日本映画では、よく黒澤映画を見ていましたが、『好きな映画』ということになると、今振り返ってみると『瀬戸内少年野球団』(1984年)あたりが、良かったなと…

淡路島を舞台にした、阿久悠の自伝的小説が原作。監督は篠田正浩。

とりたてて名作というわけでもないし、ドラマチックでもないですが、女教師役の夏目雅子の美しさと、ウキウキするようなジャズのテーマ曲「イン・ザ・ムード」、それから瀬戸内の明るい海の色が印象に残っています。

敗戦直後の切ないストーリーを、子どもたちの元気な演技が救っている感じ。

 

この子役の一人が、NHKの朝ドラ「あさが来た」で大番頭・雁助役を演じている山内圭哉さん… というのを、昨日(1/20)知って「へえ、そうだったの~」とびっくりしました。

『瀬戸内少年野球団』では、教室で級友と顔に墨を塗りあってケンカしたり、やんちゃな役回りでした。

その後、中島らもの飲み友達になったそうです。大阪弁の、なかなかオモロイ俳優。

 

それはともかく、最近のように、どんより寒い日が続くと、淡路島の明るい海でも見たい気分…

淡路島の海。(『瀬戸内少年野球団』の一シーンではありません。10年前撮った写真。)

 


最強寒波到来

2016年01月18日 | 日記

しばらく暖冬が続いていましたが、東京に雪が積もった18日に続いて、19日以降、厳しい寒波が来るとの予報。

tennki.jp によると、「しばらくは強い冬型の気圧配置が続き、今季最強の寒波が居座るでしょう。 」とのこと。

「居座る」というのが、何とも嫌です。

 

今日18日、梅田のグランフロント大阪に立ち寄ると、強い風が吹き黒雲がただならぬ感じ。(右下はスケートリンク「つるん つるん」)

“厳冬”が来る前ぶれでしょうか。

 

ABC朝日放送の夕方の番組「キャスト」の、「うめきた天気」生中継が始まるところでした。

場所は、広場の大階段の上。吹きさらしなので、防寒着で重装備のスタッフもかなり寒そう。

 

普通なら生中継の様子を見物するところ、とにかく風が強いので、待てずに早々に帰ってきました…

 


ニコン「D5」を触ってみた

2016年01月16日 | カメラ

ニコンのプロ向けフルサイズ一眼レフ「D5 」(3月発売予定)。

2014年発売のフラッグシップモデル「D4S」の後継で、オリンピックイヤーに満を持しての登場。

 

リオデジャネイロ五輪で、キヤノン「EOS-1D X」の後継機(まだ発表されてませんけど)とシェア争いが見ものです。

 

ニコンプラザ大阪で実機が展示されていたので、触ってきました。

 ニコン「D5 」。

 

横から見たところ。

 

背面。

ボタンの位置や機能が「D4S」からかなり変更されているようです。

 

超広角ズームレンズ「AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR」が付いていました。

 

持ってみると大きく、ずっしりとした重量感。レンズ(680g)込みで2kgを超えます。

いやはや現代のプロ用機は… 性能もモンスターですが、重さもヘビー級。

 

高速連写12コマ/秒

 

なにはともあれ、高速連写を体験。フラッグシップ機のすごさが誰にでも分かるのは、連写を試したときですね。

連写性能は、「D4S」の約11コマ/秒から、約12コマ/秒(いずれもAF・AE追従)にアップしています(キヤノン「EOS-1D X」と同じ)。

 

連写音を動画にしてみました(YouTubeにアップ)。

これが12コマ/秒の世界。

実際はもう少し硬めの音ですが、鳥が羽ばたくような、こたえられないフィーリングです。

「いいなァ~」とうっとり。

 

連続撮影可能コマ数も、RAW(14ビット・ロスレス圧縮)で、最大200コマ連続で撮れるとのこと。すごいです。ただし、これは『Lexar Professional 2933x XQD 2.0のメモリーカード(読み込み転送速度最大440MB/秒)を使用した場合』(ニコンの製品情報ページ)となっています。(同メモリーカードについては デジカメWatch参照)。

高速連写能力を最大限生かすには、転送速度の速いメモリーカードを使うことが必要になってきます。

 

153点AFシステム

連写スピードとともに、新しい「D5 」の特筆すべき進化は、AFシステム。

AFポイントは、「D4S」の51点から大幅に増えて153点に。ただ、任意に選択できるのは55点。

下の図(いずれもニコンのページより引用)で、四角形のポイントが実際に選べるポイント。小さな点で示されているのは選択不可。

  

ニコンによると、AFエリア全体として「D4S」との比較で130%以上の広い範囲をカバーしているそうです。

ポイントの配置を比較してみると、とくに左右に広がったように見えます。

広範囲という以上に、“高密度”になった印象。

 

また「D5 」の場合、99点がクロスセンサー(赤い四角形と点)。クロスセンサーは正確なので、中央から離れた部分でピントを合わせたい構図でも、“ガチピン”が期待できそう。

また、小さな被写体や、全体にコントラストが低い被写体でも高いAF検出力を発揮するとしています。

 

暗い場所に強くなったのも大きいです。

中央のフォーカスポイントでは、-4EVというほとんど真っ暗な環境でも対応。その他のフォーカスポイントすべてが-3EVに対応しているとのこと。

 

こうした性能を達成するために、ニコンは演算速度の高いAF専用のエンジンを搭載したそうです。並々ならぬ意気込みが伝わってきます。

 

残念ながら、ニコンプラザ大阪では、速く動く被写体もなく、また撮影データの持ち帰りができない状態だったので、ピントの食い付き方などは確認できませんでした。

CP+ 2016」(2/25~2/28)で、動きものを撮れる体験コーナーが用意されればうれしいですが… (でも発売前なので、データ持ち帰りはムリかも…)

 

高感度性能

画素数アップにもかかわらず、高感度性能が上がったそうです。ニコン史上最高という常用感度ISO 102,400 に設定してみました。

 

「D5 」ではISOボタンがシャッター周りに移動。このISOボタンを押しながら背面のコマンドダイヤルですぐISO感度を変更できます。

スポーツの撮影など、「1/2000秒のシャッター速度は死守。レンズはF4止まり。あとはISO感度の操作だけで“勝負”」という状況で、すばやくISO 感度を変えるのに便利かも(プロの仕事を想像してみただけですが…)。

 

ISO 102,400 に設定、ライブビューで撮影(絞りF5、1/8000秒)。

 

再生画像。中央付近をクローズアップ(ピントは合ってないかもしれないので度外視を)。

 

(液晶画面で判断する限り)ウ~ン、ザラツキがあって、画質にこだわる場合は厳しそう。しかし、ISO 102,400で一応 “撮れる” というのは驚異です。

その上、ISO 3,280,000相当(!)までの増感もできるという話。ぶったまげますね。

『これまで撮れなかった暗闇の被写体もカラーで撮影できます。』とニコン。夜に活動するアナグマとかの野生動物を想定しているのでしょうか。

野生動物専門のカメラマンのみなさん、そろってニコン「D5」に乗り換え!? (冗談)

 

タッパネル

こうしたプロ用機で背面液晶にタッチパネルを採用したのは、ちょっとした驚き(ニコンのページ参照)。

 

しかし、試そうとしてもできないので戸惑ってしまいました…

係の人に聞いて分かったのは、タッチパネル機能は限定的だということ。

オリンパス、パナソニックなどミラーレスのカメラが備えている、多彩なタッチパネル機能はありません。

対応しているのは、再生画像切り替え、再生画像クローズアップ、ライブビュー時のAFポイント移動、著作権情報やコメント入力など。

 

ライブビューモードでは、タッチでAFポイントが変えられます。2本の指でスマホのように再生画像を拡大するのもOK。

ただ、メニューの色々な設定を、タッチだけで変えられるようにはなっていません。

 

著作権情報の入力画面。タイプするようにタッチ操作で入力できます。

アマチュアの人はあまり使わない機能でしょうけど、プロには大事。「オレが撮った写真だよ!」と主張するために…

 

タッチ機能はハードではなくソフトの問題だと思うので、今後ファームウェアのバージョンアップで使える機能が拡大するかもしれません。もちろん、そうならないかも。ニコンさんの気持ち次第。

 

ここで、「D4s」から「D5」への主な変更点をまとめてみると以下のようになります。

           D4s                     D5

有効画素数  1623万画素  →  2082万画素
ISO 感度    100~25600    →  100~102,400
          (D4sはISO 409,600まで、D5はISO 3,280,000相当まで増感可能)
高速連写    約11コマ/秒  →  約12コマ/秒(AF・AE追従)
AFポイント   51点(クロス15点)  →  153点(クロス99点) 
AF検出範囲  -2~+19EV  →  -4~+20EV
液晶モニタ            →  タッチパネル採用
動画       フルHD    →   フルHD・4K UHD
重量       約1350g   →  約1405g(XQDタイプ)・1415g(CFタイプ)

「D5」のスペックは、連写コマ数こそ現行のキヤノン「EOS-1D X」と並びますが、多くの点でキヤノンを上回っています。

さて、キヤノンはどう出るでしょうか。

 

ニコンプラザ大阪に展示されていた「D5」のサンプル画像。

体操競技の、一瞬をとらえているのに、ものすごくシャープ。どうやったらこんな写真がとれるんだろう…

 

野生動物とスポーツの写真が多かったです。

 

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撮影カメラ    ソニーRX100(動画も)

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関連記事

 ・ニコンのニュースリリース

 ・『ニコン、フラッグシップ一眼レフ「D5」正式発表 』(デジカメWach)

 ・『ニコン「D5」を正式発表 3月に発売』(ITmedia デジカメプラス)


とんど焼き

2016年01月15日 | 行事・歳時記

正月のしめ飾りなどを焚き上げてもらうため、とんど焼きに行ってきました。

 

堺市にある出雲大社大阪分詞

縁結びの神様、出雲大社(島根県)の、全国に数多くある分詞のひとつです。

大阪にも出雲大社があるんです… 知らない人が多いかも。

 

出雲大社の特徴、大きな注連縄。

 

境内で行われた、とんど焼き。遅めに行ったので、ほとんど煙になっていましたが…

 

正月の飾りを焚き上げてもらい、しばらく火にあたりました。

これでお正月も終わり。ほっとした気分に…

 

お餅を焼いて…

 

参拝の人たちにふるまっていました。

 

すまし汁に入ったお餅を頂きました。体が温まり、有難かったですね。

 

風邪の予防になるといわれる、ミカンの黒焼きも配られていました。

 

個人的に、子どものころから「とんど焼き」と言ってきた、この伝統行事ですが、「どんど」「左義長」など地方によって呼び名が違うようです。

ネットで調べていたら、NPO法人地域資料デジタル化研究会という団体が全国的に調査した結果がありました。

それによると、次のような割合だったとのこと。

 (1)「どんど焼き」 105件(48.4%)
 (2)「とんど焼き」 20件(9.2%)
 (3)「左義長」 18件(8.3%)
 (4)「道祖神祭」 17件(7.8%)
 (5)「どんと焼き」 10件(4.6%)
 (6)「鬼火たき」 6件(2.8%)
 (7)「サイノカミ」 6件(2.8%)
 (8)「どんどん焼き」 5件(2.3%)
       *NPO法人地域資料デジタル化研究会の調査による

小正月行事「どんど焼き」の全国(世界)調査集計(平成27年版)』と題するこの珍しい調査、民俗学的でもあり、かなり詳細なもの。時間があればじっくり読んでみると面白いと思います。

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撮影カメラ    ソニーRX100


今宮戎の福娘2016 Part 2

2016年01月12日 | 行事・歳時記

「十日戎」の続きです。

今宮戎神社では12日から賽銭を数える賽物(さいもつ)勘定が始まりました(産経WEST)。

銀行員が約2週間かけて集計するそうです。

参拝者数は100万人以上、賽銭は例年並みの約4600万円を見込んでいるとか。

 

単純に計算すると1人平均46円。賽銭の金額ってそんなもんですかね… 

まあ、「エビで鯛を釣りたい」のが庶民の願い。

「えべっさん」頼んまっせ!

 

以下、福娘さんの写真をどうぞ…

 

縁起ものの「吉兆」。小判や米俵のほか…

 

打出の小槌、鯛などが人気。

 

 

 

 

 

 

こちらは留学生のようですね。

 

 

 

 

福笹と一緒にポーズ。

スマホやコンパクトカメラで記念撮影する人が多かったです。

 

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撮影カメラ・レンズ

    キヤノン EOS 6D

    EF24-105mm F4L IS USM


今宮戎の福娘2016 Part 1

2016年01月11日 | 行事・歳時記

今宮戎神社の十日戎。

今年は1月9日(宵戎)、10日(本戎)、11日(残戎)が、土、日、祝日(成人の日)の三連休にハマり、しかも好天続き。

宵戎に行ってきた知人から「本戎は混むぞオ~」と言われながら、覚悟して、その本戎に行ってきました。

 

南海高野線の今宮戎駅を降りてすぐのところにある今宮戎神社ですが、駅の前から行列が出来ていて、なかなか動けません。

神社に入るまでに30分。

 

境内に入ったものの、押すな押すなの大混雑。

本殿にたどりつくのに、さらに20分ほどかかりました。

「押さないでください! お賽銭を後ろから投げないでください!」のアナウンスがひっきりなし。

 

まあ、昔から「えべっさん」はこういうものだと思っていましたから、これが普通。逆にこの喧騒がないと寂しいですよね。

 

福笹に縁起物の「吉兆」(きっちょう、又はきっきょう)を付けてもらうところ。

笹を持った人が押し寄せ、中にいる福娘さんが、全く見えません。

 

この中で撮るのですから大変です。

あまり、ほかの人の邪魔になってもいけませんし。

 

「思い出のシャッターチャンスは1枚で!」と、警備のアナウンス。

いやあ、それはつらい… (我々写真マニアには… )

 

とはいえ、何とか福娘さんを撮ってきました。

 

こういう娘さんに福笹を飾ってもらうと、本当に幸運がやってきそうな気がしますネ。

 

                             ◇

今年の今宮戎の福娘に応募したのは、関西の大学生など3123人。その中から書類審査や面接で40人が選ばれ、留学生10人を加えた計50人が、そろいの烏帽子(えぼし)装束で、十日戎の福笹授与や神社の色々な行事に参加しています。

着物の色は、昨年ピンクでしたが今年はブルー系。これも爽やかで美しいです。

 

他の写真は次回に… 

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撮影カメラ・レンズ

    キヤノン EOS 6D

    EF24-105mm F4L IS USM

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関連記事・サイト

 ・今宮戎神社の福娘ページ

 ・『福娘を発表、50人の笑顔咲く 大阪・今宮戎神社』(朝日新聞デジタル)

 ・『幸せの使者40人決まる 今宮戎の福娘』(大阪日日新聞)

以下は当ブログ記事(毎年、同じようなことを書いています)

 ・『今宮戎の福娘2015 Part 2』(2015年1月12日記事)

 ・『今宮戎の福娘2015 Part 1』(2015年1月11日記事)

 ・『今宮戎の福娘 Part 2』(2014年1月10日記事)

 ・『今宮戎の福娘 Part 1』(2014年1月10日記事) 

 ・『えべっさんの福娘』(当ブログ2013年1月9日記事)

 


2016年正月点描(大阪天満宮・新年会)

2016年01月08日 | 行事・歳時記

元日に住吉大社で初撮りのあと、2日に家族連れで天神さん(大阪天満宮)へ初詣。

大阪天満宮は毎年の恒例ですが、すごい人出で入場制限していました。

 

手水舎(手前)。向こうは続々と詰めかける人の波。

 

受験生が何回かお世話になる大阪天満宮。合格祈願のお守りが目立ちます。

 

着物姿の二人。近年、着物での参拝は本当に珍しくなりましたね。

 

毎年の習慣で、お神楽を(2000円)。

朱塗りの矢をもらえます。

 

青空のもとで、いいお正月…

境内には露店がずらり。

ここらでタコ焼きを食べたあと、お好み焼屋でも行こうかという話になりました。

 

天神橋筋商店街の「じゅうじゅう屋」で。

けっこうボリュームがあるので、昼ご飯の代わりに。

 

でも、正月にこれだけではねェ…

後日、親戚と集まって新年会をしました。

 

大阪・都島の「東大美(ひがしだいみ)」で。

西天満の読売新聞前にある「大美」の姉妹店で、2店とも雑炊が名物の日本料理店です。

ここで、カニ鍋を中心としたメニューを親戚が予約してくれていました。

 

先付け。お正月らしいですね。

 

お造り3種。

 

松葉ガニ。

 

カニを食べたあと、雑炊に… 実に美味しかったです。

 

飲み物は、ビールのほか、冷酒を注文。

これは、石川県・能登の銘酒「みなもにうかぶ月」。

淡麗の極み、とでも言えるかもしれません。非常にまろやかで繊細なお酒。

生産量が少ないので、入手困難という話も…

 

こちらは、金沢の純米酒「黒帯」。命名者は英文学者の吉田健一とのこと。

燗で飲みます。口当たりが良くて、何杯でもいける感じ。

「東大美」では、良く飲まれているお酒だそうです。

 

追加注文の、牛肉の昆布巻き。やさしい味わいでした。

このほか、鰻の棒寿司を注文。これも美味しい。

デザートはメロンでした。

 

西天満の「大美」もそうですが、「東大美」も良い味付けのお店。テレビや雑誌でも紹介されています。

テーブル席のほか、掘りごたつ式の座敷があります。

昼間はランチに利用する人が多いようです。

 

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撮影カメラ     ソニーRX100


1億画素の時代

2016年01月07日 | カメラ

2016年カメラの話題、華やかにスタート。

ニコン「D5 」「D500 」の正式発表もさりながら、中判デジタルカメラのPhase One が1億画素のカメラを発表したニュース。ひとつの新しい時代の幕開けを感じさせます。

 

Phase One って何? 中判デジタルカメラって…

普通のカメラ店にはない、価格が数100万円するプロ用の機材とあってみれば、一般には馴染みがない話かも。

私もそのクチで中判カメラ自体、フイルムの時代にも使った経験がありません。

「CP+ 2015」では、ハッセルブラッドを触りましたけど…(2015年2月20日記事

 

 ただ、すごい時代になった、と思います。

 

Phase One のホームページ。1億画素中判カメラについて説明した動画がありますが、英語なのでちょっとね…

 

Phase One はデンマークの中判デジタルカメラ・デジタルバックメーカーで、日本ではDNPフォトイメージングジャパンが販売しています。

デジタルバックというのは、もともと中判フィルムカメラ後部のフィルムバックのかわりに装着して、デジタル化するためのもの。しかし、最近は中判カメラ自体もデジタルに最適化してきているようです。

Phase One が昨年6月に発表した「フェーズワンXFカメラシステム」もそうしたカメラシステム(デジカメWatch参照)。発表時点では8000万画素、6000万画素、5000万画素の3種類のデジタルバックをそろえており、今回ついに1億画素のデジタルバックがお目見えしたということ。

1億画素のデジタルバックについては、ソニーとの共同開発だそうです。

 

さきの動画の中に出てくるサンプルがホームページにあります。ギンギラのファッションですね。

ホームページ上でクリックすると、アップで見られるようになっています。

見てみると確かにすごい。

 

同じく動画に出てきた南極の写真もダウンロードできるようになっていました。

タテ位置の南極の山岳風景(8327×10580)をダウンロードしてみると、504MBもありました!

 

ヨコ位置の南極写真をPhotoshopに取り込んでみました。

この写真は天地をトリミングしている関係か、画素数は少なめ(9254×5280)。(撮影:Peter Eastway)

私のパソコンでも十分扱えます。

 

これをピクセル等倍に拡大してみてびっくり。

中央に点々と写っていたのはペンギンでした!

この物凄い精細感。

 

雪山のトーンの滑らかさにも感動します。

すごいカメラです。

 

この1億画素センサーのスペックは以下の通り。

・サイズ:53.7×40.4mm
・画素ピッチ:4.6μm
・感度:ISO50-12800
・色深度:16bit
・ダイナミックレンジ:15ストップ

ちなみに「ストップ」というのはダイナミックレンジを表す単位で、良く知りませんが15ストップというのは凄いものらしい…

すでに35mmフルサイズ(35.9×24.0mm)の「α7RII」で4240万画素のセンサーを商品化しているソニーにとって、今回のセンサーを作るのはそう困難ではなかったと思いますが、改めてソニーの技術水準は高いという印象。

 

用途はプロの風景撮影、ファッション広告など。

現行の8000万画素システムでも500万円台なので、それ以上の価格になることは確実。

ま、素人には縁のない話題でした…

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関連記事・サイト

 ・『Phase One、1億画素の中判デジタルカメラ 』(デジカメWatch)

 ・ProCameraman.jp


2016年正月点描(住吉大社)

2016年01月04日 | 行事・歳時記

2016年、お天気続きで温かい新春です。

吹く風も春風のよう。桜が咲くのでは… という感じ。

この天候のように、今年が穏やかで平和な年であってほしいと思います。

 

元日に大阪・住吉大社で初詣・初撮りをしてきました。

南海高野線の住吉東駅から住吉大社へ。

いつもは裏門から入るのですが、正月は参拝者が詰めかけるため(三が日で約250万人)、交通規制で裏門は出口専用に。境内に入るには周囲をぐるっと迂回して、正面から入るほかありません。

迂回路の途中には摂社末社が建ち並び、露店もたくさん出ています。

 

末社のひとつ、「種貸社(たねかししゃ)」に立ち寄り。

資金調達、子宝の神様です。

手水舎(てみずしゃ)には一寸法師の像。

一寸法師の舞台は住吉大社。子に恵まれない老夫婦が住吉の神様にお祈りし、授かった子が一寸法師。針を刀にお椀の舟と箸の櫂で漕ぎだしたのは住吉津だったそうです。

 

「御神酒盃戴所」で、お神酒(みき)を頂きました。

「ようお参りでした」と参拝者にお神酒をふるまう巫女さん。

左党にとっては、まことに有難く、すがすがしい気分…

 

傍では「東北支援販売会」の看板の下、カニ汁、甘酒のほか「牡蠣味噌」や「金華さば」など宮城特産の缶詰を売っていました。

 

軒を連ねる露店。

サザエ、豚バラ、焼鳥… うまそうですねェ。

 

これは、じゃがバタ―かな?

 

参拝の女性が抱いていた、晴れ着のワンちゃん。

撮らせてもらうと、カメラ目線に。

 

ようやく住吉大社の正面にきました。反橋(太鼓橋)を渡って本殿へ向かいます。

ものすごい混雑。「橋の上で写真を撮ったり、立ち止まらないで」と警備の警官が連呼。

 

本殿前の手水舎。

 

 神矢やお守りを求める人が次々と。

 

おみくじを結ぶ人。

 

この女性は笑顔でしたので、たぶん良い運勢だったのでしょう。

 

太鼓橋を渡ってすぐの第三本宮、第四本宮に参拝。ついで第二本宮、第一本宮へとまわりました。

 

すごい量のお賽銭(第三本宮で)。千円札もありました。

私はといえば、以前は100円硬貨でしたが、最近は45円(始終ご縁)が基本。わずかでスミマセン…

 

第二本宮。このあたりは比較的すいているところ。

 

静かにお祈りできます(第二本宮で)。

 

神矢についているのは、えとの猿の人形でしょうか。

 

こちらは猿の絵馬。

 

次に第一本宮へ。これが大変でした。

第一本宮へ向かう人の波。なかなか動きません。「今年はいつもより多いんとちゃうか」という声。

少し動いては立ち止まり、を繰り返し…

 

とうとう、あたりが暗くなってしまいました。

後ろから照らされるライトに浮かび上がる人、人、人…

 

ようやく賽銭を投げられる距離まで近づきました。並び始めてからここまで約40 分。

ビニールを隔てた中で座っているのは、厄除・家内安全など正月の本殿特別祈祷を受ける人たち。

ビニールがないとお賽銭が飛んできますものね。

 

第一本宮の最前列に。

さすがに荘厳ではあります。

 

さて、帰り路。

住吉踊を奉納する囃し声が聞こえていたので、その方向へ向かったのですが、暗くて途中で迷ってしまいました。

水に映る露店の灯り。ここからは露店の“迷路”のようなところでした。

 

行けども行けども並ぶ露店。

 

この道はどこへ?

 

ワッ、お化け屋敷!

 

とにかく人の行く方向へ。

 

良かった~。もとの太鼓橋のところへ出ました。

関西夜景100選にも選ばれており、夜も風情があります。さすがに昼より人の波はおさまりましたね。

 

神矢を掲げて帰路につく参拝者。

この神矢は豪華ですね。高いですよ~(1万円ぐらい?)。

 

撮影について : 夜間のISO 感度は、ISO 1600 から最高12800まで上げています。それでも真っ暗なカットも。その場合はRAW現像時、強引に明るく補正。すると細部がきれいに浮かび上がってくるから不思議。

さすがに、暗所に強い「EOS 6D 」です。

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 撮影カメラ・レンズ

   キヤノン EOS 6D

    EF24-105mm F4L IS USM