つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

サボテンの開花動画

2015年07月27日 | ネイチャー

毎日暑い日が続きます。

写真を撮りに行く気力がなく、天神祭もパス…

 

というわけで、ネットサーフィンしているうちに、美しいタイムラプス動画を見つけました。

動画サイトvimeo に、サボテン愛好家のEchinopsisFreak さんが投稿したもので、何種類ものサボテンの開花の模様が見事にとらえられています。

妖しいまでに美しい花々の姿ですね。

品種は、「花サボテン」とも呼ばれる、エキノプシス交配種のようです。

作者のホームページによると、これらは作者のコレクション。花が咲きそうになると室内に持ち込み、通常、夜中に6~8時間かけて咲くのをタイムラプス撮影(微速度撮影)。時間を縮めて編集したそうです。

シャープで動きが滑らかなのに感心しました。

 

どんな機材や編集ソフトを使っているのでしょう…

普通、接写すると、ピントが合っているところ以外はボケがち(とくにフルサイズの一眼レフは)なのですが、この動画はまるでアニメーションのようにきっちり描写されています。

案外、センサーサイズの小さい(被写界深度が深い)カメラを使っているのかな、とも思いますが、知りたいところです。


ゆかた美人を応援

2015年07月25日 | イベント

「梅田でゆかたイベント」(7月19日)という記事で、「城崎温泉 ミスゆかたコンテスト2015」大阪大会の模様を書いたところ、なんと、コンテスト出場の足立絵里さんからコメントが届きました!

写真を気に入って頂いたようで、ありがとうございます。

なので、本選の「城崎温泉ふるさとまつり」(8月4日)に向けて頑張っている足立さんを応援!

 

エントリーNo.7  足立絵里さん。

腹筋が自慢という、元気で明るい大学生。

 

城崎温泉のミスゆかたコンテスト2015 はWeb ページでも投票を受け付けており、facebookのアカウントを持っている人は、このページから「いいね!」で投票できます。

よろしければ足立さんに投票を。(いいのかな… こんなこと言って)

 

浴衣といえば花火。城崎温泉では7月24日から8月24日まで、平日の夜には毎日花火が打ち上げられます。(かなり昔、城崎に泊ったことがあります。川沿いをゲタでカラコロ歩いていると、ヤナギ越しにぱっと開く花火… とても情緒がありましたね)

8月4日には、さらに盛大な花火大会が予定されています。

 

また、城崎に行ってみたい~

 


シグマ「dp 0 Quattro」を試す Part 2

2015年07月23日 | カメラ

シグマ「dp 0 Quattro」試し撮りの続きです。

屋内の実写例

新製品体感イベント会場が設けられた大阪・梅田、ブリーゼタワー(BREEZE BREEZE(ブリーゼブリーゼ)」の中で撮ってみました。

ほんとは写真撮影はいけないんだそうです。ただ、おしゃれな店ばかりなので、つい…

 

絞りF4、1/125秒、ISO 200、露出補正:+0.6、ホワイトバランス:オート、カラーモード:ビビッド。

 

絞りF4、1/60秒、ISO 100、露出補正:+0.5、ホワイトバランス:オート(色残し)、カラーモード:ビビッド。

 

絞りF8、1/8秒、ISO 100、露出補正:+0.2、ホワイトバランス:オート(色残し)、カラーモード:ビビッド。

 

PHOTO YODOBASHI の実写インプレッションによると、Foveonセンサーの発色で特徴的なのは「赤の表現」だとか。

確かに上のショップ、ショーウインドウの赤色が美しいですね。

 

 絞りF4、1/125秒、ISO 100、露出補正:+0.7、ホワイトバランス:オート(色残し)、カラーモード:ビビッド。

 

ミックス光源下での服のホワイトバランスは難しいです。SIGMA Photo Pro 6.3 で色々調整した結果、上記の設定にしましたが、これが妥当な色かどうか自信がありません。

 *ホワイトバランスの「オート(色残し)」というのは、光源の色味を残し、その場の雰囲気を残したホワイトバランスを設定するもので、dp Quattroシリーズのみに適用される機能です。

 

上の写真の等倍画像。

ニットの服、ショルダーバッグのベルトの質感など、ここまで解像するとは驚異です。

 

絞りF4、1/30秒、ISO 100、露出補正:-0.7、ホワイトバランス:オート(色残し)、カラーモード:スタンダード。

ハイライトも暗部も諧調が豊かで、上質の雰囲気。

 

SIGMA Photo Pro 6.3

今回、シグマのRAW現像ソフト、SIGMA Photo Pro 6.3 を初めて使いました。細かな画像調整ができる良いソフトです。

画像データが大きいため、調整が反映されるまで数秒~十数秒かかることがありましたが、エラーなどはありませんでした。

 

SIGMA Photo Pro 6.3 の画面(画像補正のため、レビューウインドウを開いたところ。寸法が大きいので、モニタの表示によっては、はみ出すかもしれません)。

明暗、彩度、シャープネス、ホワイトバランス、カラーモードなどを設定できます。設定した結果がその通り画面に反映されるので直観的な操作が可能。使い方を知らなくても、すぐできるようになります。

 

面白いと思ったのは倍率色収差の補正。

dp 0 Quattro」は、倍率色収差が“極小”に抑えられているというカメラですが、全く無いわけではなく、画面の隅で輝度差が大きい場合、倍率色収差が出ることもあります。

これを「倍率色収差補正パレット」で補正してみました。

 

上の写真の左下隅を等倍に拡大してみます。

建物の白い壁と、植え込みとの境界に赤い線が出ていますね。これが倍率色収差による偽色(フリンジ)。

 

倍率色収差を補正するパレットで、「レンズプロファイル」にチェックを入れます。レンズデータをもとにした補正です。(キヤノンDigital Photo Professional の「デジタルレンズオプティマイザ」のような機能かも)

 

      補正前                  補正後

偽色がほぼ消えて(右の写真)、すっきりしました。

この補正による解像感の低下はないように見えます。

 

この操作だけで普通は十分だと思いますが、それでもまだ偽色が気になる場合は、「フリンジ除去パレット」を使います。(今回は使っていません)

     

発生しているフリンジが緑か赤か、に合わせてチェックを入れ適用量を調整します。

下のスポイトを使うと、劇的にフリンジが消えますが、同時に画面全体の色味も変わってしまう場合があるらしいので注意が必要です。

 

dp 0 Quattroは「買い」か?

LCDビューファインダーをつけたdp 0 Quattro。

 

外観が実に変わったカメラで、「こんなものを買う人がいるのか」と思っていましたが、使ってみると面白い。

ただ、使い勝手については、色々改良してほしいところがあります。

まず、液晶(3型、約92万ドット)が今一つ。ソニーRX100の液晶(3型、約123万ドット)に比べて、かなり視認性が見劣りします。

Foveon センサー で高精細な画像が撮れているのに、それをまともに確認できない、というこの落差。

だからLCDビューファインダーが“不可欠”になるわけで、ソニー並みの液晶が付けられれば、こんなでっかい付属品は不要になるはず。

 

ボディーの形状も改良の余地がありそう。

奇抜なデザインは、センサーから発熱部を離す、大きなバッテリーを使う(それでも撮影可能枚数200枚は少ない)、という内部メカ的な必要性から生まれたもので、ユーザーフレンドリーなものではないように思います。

モードダイヤルがなく、モードボタンや「QS」ボタンから設定しなければならないというのも、やや不便。

AF測距点も9 点と少ないし… などなど、言いたいことはいろいろあるのですが、それにもかかわらず、「欲しいな」という気を起こさせるのは何なんでしょうね。

 

センサーサイズそのものはAPS-Cサイズ相当で、有効画素数2,900万画素。その画質はフルサイズ機を超えています。

実はdp 0 Quattro を試写したのと同じ場所で、フルサイズのキヤノンEOS 6D (2,020万画素)でも撮影、比較してみました。解像感に関する限り、シャープネスをかけない状態ではEOS 6D の完敗。EOS 6D にシャープネスを中程度にかけ、「デジタルレンズオプティマイザ」で収差を補正してようやく同等になる感じ。(画角が違うので比較画像の掲載は見合わせました)

dp 0 Quattro の「中判カメラの画質」(シグマ)は、うたい文句通りでした。

超広角、高画質なので、切り取り方(トリミング)しだいでズームしたのと同じになる便利さもあります。

超広角なのに歪曲(ディスト―ション)がないのも素晴らしい。撮っていて気持ちが良いです。

それと、このデータ量が大きく扱いにくかったFoveon センサー を、何とか普通のデジタルカメラ並みに使いやすくしようとしてきたシグマの熱意です。

体感セミナーで山木社長のプレゼンテーションを聞いて、少しだけですがシグマファンになりました。

 

値段もそう高価なカメラではないし(7/25、価格.com で最安 96,369 円)、資金に余裕のある人は、買ってカメラの楽しみ方を広げるのもいいのでは…

(購入はLCDビューファインダー付きキットがお得です。7/25、価格.com で最安107,470円)

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関連記事

   ・『ディスト―ション・ゼロ「SIGMA dp0 Quattro」』(Kasyapa)

   ・『まっすぐ描写のシグマ「dp0 Quattro」で前ボケの迫力』(shiology)

   ・『SIGMA dp0 Quattro(外観・機能編) 』(デジカメWatch)

 


シグマ「dp 0 Quattro」を試す Part 1

2015年07月23日 | カメラ

7月18日に大阪・梅田のブリ―ゼタワーで開かれた シグマ「dp 0 Quattro」体感イベント の続きです。

実際に「dp 0 Quattro」を借りて、イベント会場の周辺で撮影してきました。

 

時間限定で借りた「dp 0 Quattro」。付属のLCD ビューファインダーがモノモノしく、実にマニアック!

 

LCD ビューファインダーが不要なら、左側にスライドして外せるようになっています。しかし付けた方が抜群に見やすいので、そのまま撮影しました。

いよいよ、以前から気になっていたFoveon センサーを試せます。ワクワクしますね。

 

貸し出しの条件は以下のようになっていました(シグマのホームページより)。

 1.お一人様、一回一機種の貸出しとなります。
 2.貸出し時間は30分です。
 3.運転免許証、パスポート等の顔写真付きの身分証明書をご持参願います。機材貸し出しの際にひかえさせていただきますので、あらかじめご了承ください。
 4.記録メディアや三脚、一脚などの撮影用品はご用意しておりませんので、必要な方はご持参願います。
 5.事前のお申込みおよび予約はできません。当日の受付順とさせていただきます。なお、貸出しの受付は各会場16:00までとなります。

貸し出し時間が30分とは短すぎると思っていたところ、実は30分で返却したあと再度借りることができました。なので、私の場合3回借りて計1時間半撮影(やりすぎ?)。

 

カメラの設定は基本的に、露出を「絞り優先オート」、ピント合わせを「AF+MFモード」に。画質はRAW+JPEG。SIGMA Photo Pro 6.3 でRAW現像、色調整しています。(RAW現像後のサイズは、5424×3616)。すべて手持ち撮影。

(SIGMA Photo Pro 6.3 は、シグマのホームページから誰でも無料でダウンロードできます。)

 

実写例

 絞りF8、1/250秒、ISO 100、露出補正:0、ホワイトバランス:晴れ、カラーモード:ビビッド。

 

さすがに「ディスト―ション(歪曲収差)・ゼロ」をアピールするカメラだけあって、建物の直線に歪みがなくシャープな描写です。

倍率色収差もほとんどありません。高精細のオリジナル画像を見ていただければ凄さが分かるのですが、データサイズが大きすぎてアップできません。代わりに、中央部分を等倍で表示してみました。

ピクセル100%、等倍画像。

シャープネスは全くかけていません。それでもこの精細さ。デジタル画像にありがちな、不自然なエッジの強調がなく、スパッと切り落としたカミソリのような描写です。

ウ~ム、これがFoveon センサー なのか…

 

 絞りF8、1/160秒、ISO 100、露出補正:0、ホワイトバランス:晴れ、カラーモード:ビビッド。

 

こういう建物を撮ると、このカメラの良さが際立ちますね。

 

絞りF8、1/60秒、ISO 100、露出補正:-0.4、ホワイトバランス:晴れ、カラーモード:スタンダード。

35mm判換算21mm の画角は街をダイナミックにとらえられます。西梅田、ハービス大阪の近くを散歩しながら撮りました。

 

上の写真の等倍画像。レンズの“切れ”を感じます。

 

ところで、ピント合わせを「AF+MFモード」にしたのは、シビアなピント合わせをしようと思ったためなんですが…

「AF+MFモード」はオートフォーカスでピントを合わせた後、マニュアルでピントの微調整が可能。シャッターボタンを半押ししたまま、フォーカスリングを少し回すと、拡大表示になるので、そのままフォーカスリングを回し続け、ピントを微調整。フォーカスリングの回転を止めると、約1秒で通常表示に戻るので、構図を整えて撮影という手順になります。

ところが実際にやってみるとなかなか難しい。三脚を使わなかったため、拡大画像がブレブレ。ピントの山をつかみにくいのです。モタモタしているうちに、拡大表示がすぐ通常表示に戻ってしまったり。

このモードは、やはり三脚を据えてがっちり撮るスタイル向きかも。それと、慣れが必要ですね。

結局、途中からAF だけで撮ることに。

それでも、超広角レンズの被写界深度の深さに助けられ、ピントは大体合っていました。

 

 絞りF8、1/25秒、ISO 100、露出補正:-1、ホワイトバランス:オート、カラーモード:ビビッド。

 

絞りF8、1/100秒、ISO 100、露出補正:0、ホワイトバランス:晴れ、カラーモード:ビビッド。

 

街路樹など葉っぱの緑は、カラーモードがスタンダードよりは、ビビッドを選んだほうが良いようです。

 

絞りF8、1/160秒、ISO 100、露出補正:0、ホワイトバランス:オート、カラーモード:ビビッド。

 

ホワイトバランスやカラーモードは、RAW現像時に適宜変更しました。上の写真は「カラーモード:ビビッド」ですが葉が黄色っぽかったので、さらに「ホワイトバランス:晴れ」を「オート」に変更。そうすると赤味が弱まり、すっきりした緑色になりました。

 

絞りF8、1/10秒、ISO 100、露出補正:-1.1、ホワイトバランス:オート、カラーモード:フォレストグリーン。

 

ツタに覆われたビル。緑色を強く出したかったので、カラーモードをフォレストグリーンにしてみました。

 

絞りF8、1/80秒、ISO 100、露出補正:+0.7、ホワイトバランス:オート、カラーモード:フォレストグリーン。

 

これまでの個人的な経験から思うのですが、植物の緑色が最も鮮烈なのは富士フイルムのカメラではないでしょうか。それに比べると、「dp 0 Quattro」は、普通に(スタンダードなどで)撮った場合、光の状態によっては、やや渋い色調になるような気がしました。一方で色の諧調自体はとてもリッチで滑らかです。

 

絞りF8、1/250秒、ISO 100、露出補正:-0.4、ホワイトバランス:晴れ、カラーモード:ビビッド。

 

絞りF8、1/125秒、ISO 400、露出補正:0、ホワイトバランス:晴れ、カラーモード:スタンダード。

 

Foveon は高感度が弱いという印象があったのでISO 100 一点張りで撮影。しかし、ここでは試しにISO 400にしてみました。

上の写真で見る限り、ISO 400でも良い感じ。

影になった木の椅子の部分を等倍にしてみると…

 

等倍画像。

暗部ではそれなりのノイズがあるような… でも等倍でこの程度なら完全にOKです。

 

体感イベントでプレゼンテーションした山木社長の話(7月21日の記事)の続きになりますが、SIGMA Photo Pro 6.3 のRAW 現像はディテールを優先して、ノイズを少し残す方向で調整しているとのことでした。

このあたり、解像感を重視するシグマの考え方が現れているようです。

 

屋内の実写例は次回に。

 

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関連記事

  ・『dp0 Quattro、シグマのプロモーションのうまさ』(田中希美男氏ブログ)

 


シグマ「dp 0 Quattro」体感イベント

2015年07月21日 | カメラ

7月10日から発売された、シグマ「dp 0 Quattro」など新製品の体感イベントが全国4都市で開かれています。

東京、名古屋(いずれも終了)についで、7月18日、大阪で開かれたイベントに参加してきました(福岡は7月25日)。

 

シグマは、神奈川県川崎市の本社をはじめ首都圏では新製品イベントをしているようですが、今回のように全国規模での開催は珍しいことです。

午後からプレゼンテーションしたシグマの山木和人社長によると、東京のほか、名古屋でもたくさんのユーザーにきてもらったので、これからは東京以外でも新製品イベントに力を入れていきたい、との話でした。

 

「dp Quattro 」シリーズのカメラ。手前が新製品の「dp 0 Quattro」。

 

背面液晶が見やすいように、LCD ビューファインダーを装着した「dp 0 Quattro」。鏡筒の長さ、ユニークなグリップの形状など、ほかのデジタルカメラとは全く違う特異な外観。

 

「dp Quattro 」シリーズは、世界で唯一の「垂直色分離方式」Foveon X3 センサーを搭載した、レンズ一体型デジタルカメラ。中判カメラ並みの高画質が愛好家に支持されています。これまでに広角のdp1(35ミリ判換算で28mm相当)F2.8 、標準のdp2(同45mm)F2.8 、中望遠のdp3(同75mm)F2.8 が出ました。新製品の「dp 0 Quattro」は超広角 21mm相当 F4 。

この「dp 0 Quattro」を時間限定で借りて試写、データ持ち帰りができるというので、さっそく会場(大阪・梅田、ブリーゼタワー7階)周辺で撮影してみました。

「dp Quattro 」シリーズの実写画像はこれまで色々なレビューに出ているので、圧倒的な解像感は分かっていましたが、初めて実際に撮ってみて、すごさを実感しました。

試写した画像は後日掲載します。

 

山木社長のプレゼンテーション

社長自らプレゼンテーションするのは珍しいですね。すごく率直で能弁。

 

午後2時30分から始まった山木社長のプレゼンテーションは、「dp0 Quattro 」と、7月30日発売のズームレンズ「SIGMA 24-35mm F2 DG HSM|Art 」について。

 「dp0 Quattro 」は、21mm相当のワイドが欲しいという、dp ユーザーの声から企画されたもの。社内的には「売れないだろう」という声もあったが「数は売れないなりに、伝説になるようなものを作りたい」として、製品化が決定。『ゼロ・ディスト―ション、スーパーワイド』をコンセプトに、デジタル補正に頼らない高性能のみにこだわった、“常識はずれの”レンズ設計を目指したとのこと。

最初に試作品を見て「なんでこんなにレンズ長いの?」と山木社長もびっくりしたという鏡筒の長さは、レンズの全長を長くとって周辺光束をゆるやかに屈折させる、余裕を持ったぜいたくな設計のため。こうすることで倍率色収差などレンズ収差が出にくく、高水準な品質での量産にもつながるのだそうです。また、2枚の非球面レンズでディスト―ション(歪曲収差)を徹底的に抑え込んでいます(無限遠撮影時のディスト―ション 1% 以下)。

「コンパクトなカメラはディスト―ションをデジタル補正しているが、それではディテールが失われる。ディテールの消失は取り返すことができない」と山木社長は強調。

一方、これまでのDP シリーズで不評だったAF については、アルゴリズムを一新、かなり良くなったそうです。(実際、試写してみた感触ではストレスもなく正確で、なかなかいい感じでした。)

 

SIGMA 24-35mm F2 DG HSM|Art 」については、「フルサイズでは初のF2 通しのズームレンズ。単焦点レンズ3 本を一本にまとめた光学性能」とアピールしていました。

 

SIGMA 24-35mm F2 DG HSM|Art 」(キヤノンマウント)。

7 月30 日にシグマ、キヤノン用が発売されます。

動画を撮るのにも適しているようで、このレンズを使ったユーチューブ動画(近く公開予定)上映がありました。

 

プレゼンテーションの会場を埋めた参加者。質問も次々に飛び出し、シグマファンの熱気を感じました。

 

シグマオリジナルグッズの販売も。FOVEON ロゴ入りT シャツや、SIGMA ロゴのマグマップが並んでいました。

購入者には、同社会津工場お土産用のルーペを、抽選で進呈。アンケートに答えると、記念品としてSIGMA シールと大判ポスターがもらえました。

 

記念にもらった大判ポスター=dp2 Quattro で蓮井幹生氏撮影。(一部、折り目がついています)

 

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撮影カメラ   ソニーRX100

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関連記事

  ・『シグマ、新製品イベントでdp0 Quattroと24-35mm F2を披露』(デジカメWatch)

  ・『21mm相当「SIGMA dp0 Quattro」が7月10日に発売 』(デジカメWatch)

  ・『SIGMA 24-35mm F2 DG HSMの発売日が決定 』(デジカメWatch)

  ・『シグマの「箱入り娘」が描き出す、ゆがみのない超広角の世界――「SIGMA dp0 Quattro」』(ITmedia デジカメプラス)

  ・『実写インプレッション [dp0 Quattro]』(PHOTO YODOBASHI)

 


梅田でゆかたイベント

2015年07月19日 | イベント

7月18日、大阪・梅田周辺で行われた「~小粋な街あそび~梅田ゆかた祭2015」(7/18、7/19 )を見てきました。

 

「打ち水大作戦」

まず、JR 大阪駅周辺での「打ち水大作戦」。

昔からの知恵を生かしたヒートアイランド対策の「打ち水」は、全国的に広がっています。梅田ではJR大阪駅のドーム屋根に降った雨水を処理した中水を活用、グランフロント大阪など 4つの会場で実施。今年で4 回目。

午後4 時からグランフロント大阪の「うめきた広場」で、周辺のホテルや商業施設関係者、一般の買い物客がゆかた姿で参加、「梅田、涼しくな~れ」の掛け声にあわせて一斉に打ち水をしました。

 

「うめきた広場」での打ち水。

 

木の桶と柄杓(ひしゃく)だったら、もっと風情が出るんですけどね…

大量に用意するとなると大変でしょうし、やむを得ないかも。

ともかく、みんな楽しそうなので、これはこれでいい催しだと思います。

 

手元だけトリミングしてみました。

 

涼しげな水しぶき。

 

  「~小粋な街あそび~梅田ゆかた祭2015」はこのほか、「ゆかたde盆踊り」「ゆかたdeおもてなし」「ゆかたdeライブ・ゆかたdeワークショップ」などのイベントが行われました。

(「ゆかたde盆踊り」は、都会での盆踊りということで、3000人以上が参加する人気のイベント。2013年に撮っています=2013年7月21日記事)。

 

ミスゆかたコンテスト

城崎温泉 ミスゆかたコンテスト2015」の大阪大会が、JR 大阪駅の上にある「時空(とき)の広場」で開かれていました。

 

ミスゆかたコンテスト2015」大阪大会。城崎温泉のPRイベントです。

 

8月4日には城崎温泉で、メインの「ミスゆかたグランプリ決定イベント」が開かれ、ミスゆかた、準ミスゆかたに選ばれた人は1年間、城崎温泉の観光大使を務めます。

 

エントリーしている8 人のうち、欠席の1人を除く7 人がステージにゆかた姿で勢ぞろい。一人づつ自己紹介や得意芸を披露しました。

 

月島ほたるさん。

 

山本麻未さん。

 

柿原未友さん。

 

木瀬遥さん

 

 福本かえさん。

 

 足立絵里さん。

 

角田真依子さん。

 

このあと、ステージの周りをぎっしり埋めたお客さんによる投票が行われました。

私も投票。

誰にって? それは内緒。

 

優勝は月島ほたるさんでした。

 

月島さんが景品の抽選。

投票用紙の半券の番号が当たると、但馬牛のすき焼き用肉やステーキがもらえます。豪勢ですね。

 

景品の贈呈。ラッキーな人。

くじ運のない私はといえば、案の定ハズレ…

 

最後は撮影タイム。

 

カメラマンに取り囲まれる、ゆかた美人。

こうしてみると、いずれも甲乙つけがたい女性たち。華やかでした。

 

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撮影カメラ・レンズ

     キヤノンEOS 6D

     EF24–105mm F4L IS USM

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関連記事

  ・「打ち水大作戦 2015」 (打ち水大作戦本部)


冥王星の素顔

2015年07月16日 | 宇宙

 

これが冥王星。おそらく歴史に残る写真ではないでしょうか。最接近前日の7月 13 日、ニューホライズンズのカメラ「Long Range Reconnaissance Imager (LORRI)」が、768,000キロ手前から撮影。(Credits: NASA/APL/SwRI)

 

いよいよ、米航空宇宙局(NASA)の探査機「ニュー・ホライズンズ」が、冥王星に最接近した時(正確には最接近の直前)の画像が届きましたね!

上の写真で特徴的な「ハート形」の下の部分で、山脈のような突起が写っていました。

 

冥王星の赤道付近のクローズアップ。高さ3,500メートル級の若い山々がそびえる驚きの映像(NASAの写真説明より。Credits: NASA/JHU APL/SwRI)。50 マイル(約80. 5キロ)の縮尺が付けられています。

 

NASAによると、山脈の標高は3,500メートルぐらい。1億年ほど前にできたと考えられ、太陽系の年齢(約46億年)と比べると非常に若く、まだ形成過程にあるとしています。写真の領域(冥王星の表面の約1%)は、現在も地質学的に活動している可能性があるそうです。

この領域の“若さ”を推定する根拠は、クレーターが無いこと。冥王星の他の領域と同じように、この領域も数十億年の間に、たび重なる隕石の落下でクレーターができたはずですが、最近の(地質学的な)活動がその痕跡を消してしまったというのです。

(地球の造山運動のようなもの? )

巨大惑星の周りにある氷の衛星と違い、冥王星の周りに自分より大きな天体はないので、そうした大きな天体との重力の相互作用で熱せられる(その結果、地質学的活動を起こす)ことはなく、別のプロセスがこの山岳風景を形成しているとのこと。

(まだナゾなんですね…)

「氷の星の世界で、何の力が地質学的活動を起こしているのか、再考を迫られる」と研究者は話しています。

 

また、これら冥王星の山々はおそらく「水の氷」(地球では変な言い方ですけど…)で出来ていると考えられるそうです。冥王星の表面は、「メタンや窒素の氷」が覆っていますが、山を形成できるほどの強度はない。つまり、メタンや窒素とは別の硬い素材が山を構成しているはずで、最も可能性が高いのが「水の氷」。

冥王星の温度(-228℃~-238℃)では、「水の氷」は岩と同じ振る舞いをするのだそうです。

 

ここで「冥王星はマジ寒い!」(当ブログ“超訳”)と題したNASAの報道用イラストをご覧ください。

冥王星の温度について解説したNASAのイラスト(PDF)。(クリックで拡大)

 

冥王星の温度は、下から二番目。一番下の絶対零度より少し高いだけ。瞬間冷凍に使われる液体窒素(Liquid Nitrogen)より冷たいです。

お~寒!

 

冥王星の衛星カロンについて

 

 

 冥王星の衛星カロンの鮮明な映像。7月 13 日、ニューホライズンズのカメラ「Long Range Reconnaissance Imager (LORRI)」が、466,000キロ手前から撮影。(Image Credit: NASA-JHUAPL-SwRI )

 

冥王星には5 つの衛星が確認されていて、そのうち最大の衛星がカロン。

冥王星(プルートー)はギリシア神話で冥府の王プルートーから名付けられていますが、この衛星もギリシア神話で冥府の川の渡し守カロンにちなんだもの。

 

画像を見ると、手前には峡谷(長さ約1,000キロ)が見えます。右上隅の峡谷の深さは7~9キロありそうだとのこと。

クレーターが少ないことから、衛星の表面は地質活動によって再形成された比較的若いものだとしています。

(冥王星もカロンも、恐ろしげなネーミングにかかわらず、素顔は若々しかった。冥王星にはハートマークもありましたしね… )

 

冥王星とカロンは、同じ面で向き合いながら回転しています。大きさが地球と月ほど差がなく、冥王星もカロンに引っ張られた状態で回転しているのが次のGIFムービーで分かります(クリックで拡大)。

4月12 日から4月 18 日にかけて撮影された冥王星とカロンの動き。(Credit: NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/Southwest Research Institute)

フィギュアスケートのペアか、ハンマー投げみたいですね。

重力の作用というものを実感。

 

ニューホライズンズは残り4 個の衛星のうち、ヒドラの画像も撮影しています。

ヒドラ。ニューホライズンズからの距離は約64万3,700キロ、ごく小さい衛星なので画像はぼやけています。(Image Credit: NASA-JHUAPL-SwRI)

 

球体ではなく、じゃがいものような形ですね。

ちまみにヒドラとは、ギリシャ神話に登場する、9つの首を持つ蛇のような怪獣。

 

残り3つの衛星は、

ニクス(ギリシャ神話で夜の女神)

ステュクス(同、冥界と現世の間を流れる川、および女神)

ケルベロス(同、冥界の番犬)

 

いやはや…

 

ニューホライズンズの“冥界の旅”。これからも驚きの世界を見せてくれることでしょう。

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関連記事・動画

  ・『はじめての冥王星』(ナショナルジオグラフィック)

  ・NASAのアニメーション(ニューホライズンズの旅)

  ・NASAのアニメーション(冥王星最接近)


7月15日、台風前の夕焼け

2015年07月15日 | 風景・建物

台風11 号が近づいています。

 

下は気象庁の進路予報。

台風11号進路予報(15日18 時現在、気象庁ホームページより)。

 

このままだと、西日本直撃は免れない感じです。

 

同ホームページによる詳しい台風情報は以下の通り。

<15日18時の実況>
大きさ 大型
強さ 非常に強い
存在地域 日本の南
中心位置 北緯 28度10分(28.2度)
  東経 136度00分(136.0度)
進行方向、速さ 北 20km/h(12kt)
中心気圧 945hPa
中心付近の最大風速 45m/s(85kt)
最大瞬間風速 60m/s(120kt)
25m/s以上の暴風域 全域 170km(90NM)
15m/s以上の強風域 東側 700km(375NM)
  西側 390km(210NM)
<16日06時の予報>
強さ 非常に強い
存在地域 日本の南
予報円の中心 北緯 30度10分(30.2度)
  東経 135度00分(135.0度)
進行方向、速さ 北北西 20km/h(11kt)
中心気圧 945hPa
中心付近の最大風速 45m/s(85kt)
最大瞬間風速 60m/s(120kt)
予報円の半径 90km(50NM)
暴風警戒域 全域 260km(140NM)
<16日18時の予報>
強さ 強い
存在地域 四国沖
予報円の中心 北緯 31度55分(31.9度)
  東経 134度20分(134.3度)
進行方向、速さ 北北西 15km/h(9kt)
中心気圧 950hPa
中心付近の最大風速 40m/s(80kt)
最大瞬間風速 60m/s(115kt)
予報円の半径 130km(70NM)
暴風警戒域 全域 280km(150NM)
<17日15時の予報>
強さ -
存在地域 中国地方
予報円の中心 北緯 34度55分(34.9度)
  東経 133度10分(133.2度)
進行方向、速さ 北 15km/h(9kt)
中心気圧 980hPa
中心付近の最大風速 30m/s(55kt)
最大瞬間風速 40m/s(80kt)
予報円の半径 200km(110NM)
暴風警戒域 全域 280km(150NM)
<18日15時の予報>
強さ -
存在地域 山陰沖
予報円の中心 北緯 37度50分(37.8度)
  東経 134度25分(134.4度)
進行方向、速さ 北北東 15km/h(8kt)
中心気圧 998hPa
中心付近の最大風速 18m/s(35kt)
最大瞬間風速 25m/s(50kt)
予報円の半径

410km(220NM)

 

 15日夕方から風が強くなってきました。

西の空を見ると真っ赤な夕焼け。その中に、黒雲が浮かんでいました。嵐の予兆…

近くの公園で(15日19 時27分、撮影地:大阪)。

 

こちらは南の空。いかにも天気が悪くなりそうな、妖しい雲。

 

16 、17 日は雨を覚悟…

で、気になるのは17 日の京都・祇園祭山鉾巡行です。

これまで雨の場合も、懸装(けそう)品にビニールカバーをかけて決行されてきた山鉾巡行。

天候で中止になった例はあまりないそうです。しかし、暴風雨の中ではムリなのでは。

今年は写真を撮りに行くのをやめました。どうなるんでしょうね…

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撮影カメラ    ソニーRX100

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関連記事

  ・『祇園祭「山鉾巡行」に台風上陸か 実施は17日早朝判断』(烏丸経済新聞)

 


カフェ巡り(3) アサイ―ドリンク

2015年07月13日 | グルメ

7月12日あたりから、全国的に猛暑。

大阪では、13 日午後2 時に34 度まで上がりました。蒸し暑~

これだけ暑いと、冷たい飲み物が欲しくなります。

 

12日、大阪・難波のヤマダ電機にあるタリーズコーヒーで。

 

ハワイアンスタイルの飲み物や軽食をPRしていました。

「新登場」という、「アサイ―バナナ スワークル」(看板の右側、650円)を注文。

 

アサイ―バナナ スワークル」。

 

アサイ―とバナナのフローズン ドリンク。太めのストローで飲みます。

甘酸っぱいですが酸味は強くなくさっぱりして、冷たく美味しい。まさに真夏向き。

ハワイの朝食の定番は、アサイ―なんだそうです。

 

モデルやスポーツ選手が飲んでいるとかで人気の「アサイ―」なるものを試したのは初めて。

大体、オジサン世代は、この種の流行には疎く、どうも2 年ぐらい遅れているようなのですが、改めて調べてみました。

 

アサイ―は、ブラジル原産のヤシ科の植物。直径1センチぐらいの黒っぽい果実です。

果実の中身のほとんどは硬いタネで、食べられるのはわずか5%ほど。これをすりつぶしたものが、粉末や、サプリメント、ドリンクとして販売されているようです。

ブルーベリーの18 倍といわれるポリフェノールをはじめ、鉄分、カルシウム、ビタミン類、アミノ酸など栄養素を豊富に含み、アンチエイジング、疲労回復に効果があるとか。

 

「アマゾンのミルク」「スーパーフルーツ」とも呼ばれているそうです。

ともかく、体には良さそう。

 

これで元気をつけてから、ヤマダ電機のカメラ・パソコンコーナーをウロウロしてきました。

別に、カメラなどは買わず触っただけ。プリンターの一角に「3 D プリンター」がずらっと並んでいるのに驚きました。時代ですね~

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撮影カメラ   ソニーRX100

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関連サイト

  ・フルッタフルッタ

  ・ニコウトレーディング

  ・SAMBAZON


梅雨のキノコ

2015年07月11日 | ネイチャー

今年の梅雨は本当に良く雨が降ります。

ふと庭の隅を見ると、見慣れないキノコが生えていました。

 

このキノコは何? 初めて見ました。

 

薄い茶色でピンクがかっているようにも見えるので、「キノコ 茶色」とか「キノコ ピンク」とか適当にネットで検索したところ、良く似たキノコの画像が出てきました。

どうも、まだ幼い「ハツタケ」のようです。

 

きのこ図鑑」というサイトによると、『カサの形は幼い時は中央の部分が窪んだ饅頭型で成長すると平らに開いていき、最終的にはやや反り返った形になります。』とあり、松のあるところに生えるとのこと。

そのとおり、この写真の上の方には松を植えてあります。

『傷つくと青緑色に変色するという特性を持っている』そうです。上の写真でナメクジにかじられた(ナメクジがいました)傘の部分がうす青くなっているところから見て、まず間違いなさそう。

ハツタケは、昔から知られていた食用キノコ。良い出汁が出るので汁物にしたり、ハツタケご飯にして食べるそうです。

 

最初見た時は毒キノコかと思いましたが… 食用キノコだったんですね。

でも、もし間違っていたら…

 

林野庁のページには『日本には、四千から五千種類のきのこが存在していると言われていますが、正確な数は分かっていません。このうち食用とされているきのこは約百種類、一方、毒きのこは約四十種類が知られていますが、その他の大半のきのこについては、食毒が不明となっています。 』と書かれています。

大半のキノコが食毒不明となると、よほど詳しい人でないかぎり、自然に生えているキノコを採集して食べるのはやめた方が良さそう。

 

なので、庭のこのキノコ、食べずに眺めるだけにしておきます。

 

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撮影カメラ・レンズ

     キヤノンEOS 6D

     EF24–105mm F4L IS USM

     (大幅にトリミングしています)


冥王星にハートマーク?

2015年07月10日 | 宇宙

NASAの探査機「ニューホライズンズ」が7月14日に、太陽系の最果て、冥王星に最接近します。

少しずつ冥王星の写真が送られてきています。その最新映像の中に「ハートマーク」が!?

 

右下にハートマークがある!と、NASAの科学者は騒いでいます… (7月7日撮影、NASA提供。Image Credit: NASA-JHUAPL-SWRI)

 

冥王星って、“地獄の王”を連想する暗~い青ざめたイメージでした。でも、赤っぽくて、意外な感じ。

ハートマークのような、周囲より明るい地域は砂漠なんでしょうか、何となく変な感じ。何でこんなものがあるのか…

 

いやはや、謎の光を発する準惑星「ケレス」とか、噴泉衛星だとか… 太陽系の素顔が分かるにつれて、意外なことばかり。

 

あと数日で最接近映像が送られ、ニュースになるでしょう。日々の生活に追われる人も、ちょっとは目にとめてみるかも。

でも、「冥王星は愛の星だった」とか、イージーな見出しは… 見たくないな~

 


ソニー「FE90mmマクロ」トークショー

2015年07月09日 | カメラ

ソニーが6月26日に発売した、α7 シリーズ用の35mmフルサイズ対応Eマウントレンズ「FE 90mm F2.8 Macro G OSS」。

このレンズが、国内外のレビューでなかなか好評です。

 

   FE 90mm F2.8 Macro G OSS(ソニーの製品ページより)

 

高性能モデルであることを示す「G」を冠した、FEレンズ初の中望遠マクロ。

主な特長は以下の通り(ソニー製品ページより抜粋)。

・レンズ構成 11 群 15 枚
・美しいぼけ味と高解像度を両立
・周辺までクリアに描写
・「ナノARコーティング」で、フレア・ゴーストを抑制
・絞り羽根 9 枚(円形絞り)
・光学式手ブレ補正
・最短撮影距離 28cm
・最大撮影倍率 1.0 倍
・フィルター径 62mm
・最大径x長さ(mm) 79 x 130.5
・重さ 602g
・防塵防滴

 

馬場信幸氏トークショー

7月4日にソニーストア大阪で、プロ写真家・馬場信幸氏のスペシャルトークショーがあったので、聞きに行ってきました。(ソニーストア名古屋でも7月5日に開催)

 

「α E マウント交換レンズの魅力」と題した、馬場信幸氏のスペシャルトークショー(ソニーストア大阪で)。

FE 90mm F2.8 Macro G OSS」を中心に、「ツァイス Distagon T* FE35mm F1. 4 ZA」、「FE 28mm F2」用のウルトラワイドコンバーターレンズ 。計3 つのフルサイズ用レンズについて解説がありました。

 

FE 90mm F2.8 Macro G OSS

 トークショーで解説する馬場信幸氏。

 

馬場氏によると、ソニーは「ボケ描写はGレンズでやる」と言っているそうです。ボケにこだわってきた、前身のミノルタの伝統をGレンズに生かそうということでしょう。

今回の新製品「FE 90mm F2.8 Macro G OSS」も「ビューティフル・ボケ」が売り物。しかし、今年2 月の「CP+ 2015」で、このレンズを試してみた馬場氏にとっては、ボケ描写にやや不満もあったとのこと。

「このレンズの良いところも、悪いところもお話します」と馬場氏。

 

良いところは、素晴らしいシャープさ。

名古屋の植物園で撮影したアンスリュームの写真は、一部をアップにしても「ぞくぞくするほど(馬場氏)」鮮明。

絞り開放なのに、まるで顕微鏡写真のように細部まで写っています。

函館のレトロな建物内でのモデル撮影会の模様も見せてもらいましたが、モデル全身を撮った写真が、髪飾りからモデルの顔、衣装に至るまで、カリカリにシャープ(絞りはF2.8 ~ F4)。

すごい、驚きました。良いレンズですね。

 

ところでボケ味の方ですが、背景ボケは自然で柔らかく、いわゆる「二線ボケ」はありません。

馬場氏が唯一残念と指摘するのは、画面に点光源が入った時。本来丸い玉ボケが、口径食のため、周辺部では楕円形になります。

(「でも…」と個人的には思いました。キヤノンやニコンの高級レンズでも大抵、口径食というものは出るし、それが欠点というのは厳しすぎるかも…)

 

馬場氏は、ソニーのSTF レンズを基準に考えているんですね。ミノルタの伝統を受け継ぎ、理想的なボケを追求した「135mm F2.8 [T4.5] STF」(マニュアルフォーカス)。

(そりゃあ、STF レンズと比べればね…)

 

馬場氏は「STF レンズは、二線ボケもない、口径食もない。これこそ“ビューティフル・ボケ”。それに対して、この90mmマクロレンズは、これ以上ないくらいシャープで二線ボケもないが、唯一、口径食はある。」と解説。

しかし、その一方で、「とても面白いレンズ」と結論付けていました。

 

「α7II」に付けた「FE 90mm F2.8 Macro G OSS」が展示されていました。

 

レンズの前の方にあるリングを前後にスライドするだけで、 AF/MF を素早く切り替え、ピントを決められます。手ブレ補正機能があるので、手持ちのマクロ撮影に便利。

試してみて、魅力的なレンズだと思いました。

 

「ツァイス Distagon T* FE35mm F1. 4 ZA

ツァイスだけに高価で、35mmとしては大きいですが、馬場氏いわく「撮れば撮るほど、素晴らしいレンズ」。

前述の函館でのモデル撮影会での実写例を見ました。うなるほどシャープです。

函館の夜景。絞り開放でも中央部と下隅の部分が同じように鮮明な描写。ゆがみもなく、カッチリと写っています。

馬場さんは「絞り開放でも周辺部まで鮮明。コマフレアがなく、点が点として写る。ボケは柔らかく、二線ボケがない。ただし口径食はあります。」と、特長を解説していました。

 

FE 28mm F2」 + ウルトラワイドコンバーター

FE 28mm F2」はコンパクトさに重点を置いたフルサイズ用広角単焦点レンズで、これにウルトラワイドコンバーターを付けると、21mm F2.8 になります。

 

 「α7」に付けた「FE 28mm F2」(左)。右端が ウルトラワイドコンバーター。その左がフィッシュアイコンバーター

2種のコンバーターはいずれも「FE 28mm F2」のために開発されたもの。接続はとてもスムーズ。

 

ウルトラワイドコンバーター を付けた場合、画角が広くなるのは当然ですが、それ以外の付随的なメリットとして馬場氏が強調していたのは、ボケの質が良くなること。

「レンズの味が出る」そうです。

そのほか、ゴーストが出ないという特長も。部分的に二線ボケ(小さな点光源の場合)は出るものの、高く評価。「FE 28mm F2 だけでなく、他の単焦点レンズにも付けられるようにしてほしいと、ソニーに要望している。」と、話していました。

 

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関連記事

  ・『FE 90mm F2.8 Macro G OSSレポート』(PHOTOYODOBASHI)

  ・『"G"の称号を持つマクロ「SONY FE 90mm F2.8 Macro G OSS」』(マップカメラ・Kasyapa)

  ・『ソニーFE90mm F2.8 Macro G OSS は並外れてシャープなレンズ』(デジカメinfo / SLRGear


4Kブラビア×北川景子

2015年07月08日 | 家電

ソニーの4K 液晶テレビ「ブラビア」(7月4日発売)PR のためのムービー「北川景子 4K PROJECT 」が面白いです。(ソニーのスペシャルサイト

北川景子さんの精密な等身大デッサンで始まるところがしゃれていますね。突如、デッサンを破って登場する極彩色のファッションとの対比が印象的。

 

下はメイキング映像。

 

「今、一番美しい4K映像を作る」というコンセプトのもとで始まったというこの企画、巨大なデッサン(高さ2.2m×幅3.6m)制作が大変だったのでは。

『5月初旬、東京都内で数日間昼夜を問わず3名のアーティストの共同作業によって描かれ』 たそうです。(ソニーのプレスリリース

デッサンの原画は、6月29日から7月22日まで、東京・銀座 ソニーショールームで公開されているとのこと。

 

北川景子さんはキレイですね(クールで、ちょっとキツそうだけど…)。ソニーのコンパクトカメラ「RX100」の「旅のキオク」キャンペーンでも登場していました。(2014年3月19日記事参照)

 

4K テレビ 売れている!

デジタルカメラでは、いま4K 動画機能搭載の機種がにわかに増えて話題に。

一方、4K テレビについては、「高すぎる」とか「まだ過渡期」と言われていた記憶があります。最近の販売状況はどうなんでしょうか。

Jcastニュースに『売れる「4Kテレビ」価格下落 なかでもシャープ製は・・・』という記事が出ていました。

それによると、

『液晶テレビの販売が回復基調に乗りはじめた。なかでも、フルハイビジョンの4倍の解像度をもつ高画質の「4Kテレビ」が売れている。一方、平均価格は最近の1年で約4割下落して、20万円を割っているケースは少なくない。大手家電量販店では、「だいぶ買いやすく、値ごろ感が出てきています」という。』

とのこと。4K テレビが売れているんだそうです。

現在4K放送は、Channel4K(試験放送)、スカパー!4K で見られるとはいえ、まだまだ限られたもの。ただ、普段見ている地上デジタル放送やブルーレイなどの映像も4K映像にアップコンバートされるので、その画像がきれいだという話を聞きます。ユーチューブにある4K動画や、4K 対応のデジタルカメラで撮った動画を楽しめるのも4K テレビならでは。

また、4Kテレビの上位機にはCDより音が良いハイレゾに対応した機種もあって、高音質も魅力。

 

今は多少メーカーの宣伝にあおられている気もしますが、徐々に、ハイビジョンが4K に置き換わって行くだろうと思います。東京オリンピック(2020年)のころには、かなり普及しているでしょうね。

 

個人的には、2010年秋、エコポイントにつられて大型液晶テレビを買ってしまったので(同じような人が多かったのでは)、当分買う予定はありませんけど…

 

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関連サイト

  ・NexTV-F(次世代放送推進フォーラム)

  ・ひかりTV 4K

  ・『J:COM、4Kコンテンツに「NHKオンデマンド」の9本を追加、今後はハリウッド映画などの配信も検討』 (excite.ニュース BCNランキング記事)

  ・『4Kテレビ普及加速、平均20万円下回る 50型以上では半分占める勢い』(SankeiBiz)

  ・『シャープ、40~58V型の4K液晶テレビのエントリーモデル「AQUOS U30ライン」』(excite.ニュース BCNランキング記事)

  ・『「JAPAN PREMIUM」で攻めるパナソニック4Kテレビ戦略 』(AV Watch)

  ・『スカパー! 4KとREGZA 50Z10Xで体験する“家4K”の魅力 』(AV Watch)

 


「紫こうや」に遭遇

2015年07月05日 | 日記

世界遺産・高野山開創1200年を記念して、南海電鉄が3月から運行している絢爛優雅な三色の特別仕様車(特急)のうち、これまで撮れていなかった「紫こうや」に遭遇しました(大げさ!)。

 

特急「紫こうや」(7月3日午後8時21分、南海電鉄難波駅で)

 

「紫こうや」。特別仕様車のテーマ「高野山の四季」のうち、春の桜。

 

「紫こうや」。夏の青葉の車両。

これに加えて、秋のモミジ、冬の雪の計4両で編成。

 

南海電鉄のページによると、車体の紫色は『高徳僧のまとう袈裟の色であり、高野山に張り巡らされている五色幕の色のひとつである紫色を基調色とし、絢爛さと神秘性を表しました。』とのこと。

 

これで「赤こうや」「黒こうや」「紫こうや」の三色の列車写真がそろいました。

 

特急「赤こうや」(3月1日、南海難波駅の出発式で)。

 

特急「黒こうや」(3月20日、南海高野線堺東駅で)。

 

特別仕様車の運行は2016 年2 月まで。

ユニークな試みで話題になりましたが、実際に乗客の増加につながったのかどうか、気になって調べてみたところ、結果は上々だったようです。

南海電鉄が5 月27 日に発表した、4 月2 日から5 月21 日までの50 日間(1200年記念大法会期間)の輸送実績(速報値)によると、「こうや」の利用は前年比178.1%。(南海電鉄の発表=PDF


期間中の高野山来訪者は約60 万人。ゴールデンウイークを中心に、かなりの混雑だったと報告されています。さすがに世界遺産、集客力はすごいものがあります。

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撮影カメラ   ソニーRX100

                  キヤノンEOS 6D (赤こうや)

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関連記事・サイト

  ・『特急こうや 高野山開創1200年特別仕様』(南海電鉄)

  ・『高野山1200年 「赤こうや」発車!』(3月1日 記事)

  ・『「ドクターイエロー」「黒こうや」目撃』(3月26日 記事)


2015年 愛染まつり Part 2

2015年07月03日 | 行事・歳時記

大阪の夏祭り「愛染まつり」の続きです。

あべのハルカス」をバックに、JR 天王寺駅前から愛染堂へ練り歩く「宝恵かごパレード」。

 

「愛染まつり」は、このたび大阪市の無形民俗文化財に指定されたとのこと。1400年もの歴史を持つという祭りにしては、いささか遅すぎた感もありますが、まずはめでたい限りです。

 

愛嬌をふりまく愛染娘さん。

 

   愛染さんじゃ~   ほぉ・えっ・かぁ~・ごっ(宝恵かご)

   べっぴんさんじゃ~ ほぉ・えっ・かぁ~・ごっ

   商売繁盛~ ほぉ・えっ・かぁ~・ごっ

この囃し言葉を娘さんが声をそろえて言うと、可愛らしくて華やか。街がぱっと明るくなります。

 

去年の愛染娘さんで、今年の出発式の司会をした二人。パレードの盛り上げに一役買っています。

 

 

 

愛染堂に着き、境内の多宝塔の前で「かご上げ」が行われました。

 

大勢のカメラマンが待ち構える中、12人の愛染娘全員を「かご上げ」。(ただし、全員は撮っていませんので、あしからず… )

 

 

 

 

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撮影カメラ・レンズ

     キヤノンEOS 6D

     EF24–105mm F4L IS USM

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関連記事

  ・愛染まつり Part 2(2014年7月2日記事)

  ・愛染まつり Part 1(2014年7月1日記事)

  ・愛染まつり Part 2(2013年7月1日記事)

  ・愛染まつり Part 1(2013年6月30日記事)