引き続き継色紙(伝小野道風筆)をアップします。
前回同様、この絶妙な空間を勝手に触るのが勿体なく、上からなぞっての臨書です。
神可きの見むろ能山濃さ可木者ヽ 閑みの美无慮耳し遣梨あひ二介り
神がきのみむろの山のさかき葉は かみのみむろにしげりあひにけり
神垣の御室の山の榊葉は 神のみむろに茂り合ひにけり
約半分が変体仮名で、今の時代には読みにくく、
下の句に出てくる无慮(むろ)などはその典型でしょう。
さてその“みむろ”(美无慮)、古今集の元の歌(1074番)では“みまえ”(御前)となっています。
いずれにせよ、緑一杯に繁茂する榊葉を通して、神様を崇めたてまつった歌ということには違いがないようです。
前回同様、この絶妙な空間を勝手に触るのが勿体なく、上からなぞっての臨書です。
神可きの見むろ能山濃さ可木者ヽ 閑みの美无慮耳し遣梨あひ二介り
神がきのみむろの山のさかき葉は かみのみむろにしげりあひにけり
神垣の御室の山の榊葉は 神のみむろに茂り合ひにけり
約半分が変体仮名で、今の時代には読みにくく、
下の句に出てくる无慮(むろ)などはその典型でしょう。
さてその“みむろ”(美无慮)、古今集の元の歌(1074番)では“みまえ”(御前)となっています。
いずれにせよ、緑一杯に繁茂する榊葉を通して、神様を崇めたてまつった歌ということには違いがないようです。
きっちり並べていないのに落ち着いて感じるのは絶妙なバランスの関係でしょうね。