古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

神垣の御室の山の榊葉は・・・(継色紙(伝小野東風筆)を拡大・なぞり臨書)

2016-12-12 06:26:22 | 書道
引き続き継色紙(伝小野道風筆)をアップします。
前回同様、この絶妙な空間を勝手に触るのが勿体なく、上からなぞっての臨書です。

神可きの見むろ能山濃さ可木者ヽ 閑みの美无慮耳し遣梨あひ二介り
神がきのみむろの山のさかき葉は かみのみむろにしげりあひにけり
神垣の御室の山の榊葉は 神のみむろに茂り合ひにけり

約半分が変体仮名で、今の時代には読みにくく、
下の句に出てくる无慮(むろ)などはその典型でしょう。

さてその“みむろ”(美无慮)、古今集の元の歌(1074番)では“みまえ”(御前)となっています。
いずれにせよ、緑一杯に繁茂する榊葉を通して、神様を崇めたてまつった歌ということには違いがないようです。


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1 コメント

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Unknown (mori)
2016-12-12 06:56:52
未だ更新されていないのかなと思った程素人目には先週の作品と似た感じです。
きっちり並べていないのに落ち着いて感じるのは絶妙なバランスの関係でしょうね。
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