スケート場

二女は感激屋で、主人公になってしまうという癖があり、浅田真央のスケートを見て、私も幼い頃からスケートをやっていれば、オリンピックへ出場でたのではないか？という妄想にとらわれて、お正月早々にスケートだということになった。

二女高校入学と同時に陸上部に入部した。

その頃は棒高跳びの女王イシンバエワが現れた時代で、棒高跳びで陸上部だ。

顧問は感激して新品の棒高跳びの棒を調達してくれたが、腹筋も筋力も無い二女が出来るわけがなく、すぐに馬脚をあらわした。