石川 博雄(記憶の作り方)Hiroo Ishikawa (How to make the memory)

オイラと妻とチクワ(11歳めす猫)ムギ(9歳おす猫)マメカン(7歳おす猫)二人と三匹のその日暮らしアレコレ

由水常雄著  正倉院の謎  魅星出版2007年刊

2024-03-15 | 

奈良時代から正倉院には、宝が眠っているという事は世間一般の承知の事実なので、ドロボウが入って盗まれた事件は無いのだろうか?あるはずだ!と思い本書を買った。やっぱりドロボーが入っていた。1039年に長久(東大寺?の僧侶)と菅野清延という人物が捕まったという「春日社参記」に記載があるらしいが、何を盗んで何処へ売りさばいたか詳細な記載は無い。ただ銀30両を持っていた。1230年にも首謀者が東大寺の僧侶・円詮のたくらみで盗まれていた。しかし堂々と鍵を開けさせて、その時々の権力者たちは、持ち出していたのだ。そして正倉院の宝は奈良時代の物なのか?756年に聖武天皇が崩御され孝明皇太后によって日常な品々や宝物が東大寺に納められた740点余りの宝物の数は、現在150点が確認され、数を晴らしている。しかし現在の宝物は1万点余りと数を増やしている。どうして先人たちは正倉院へ宝物を納入したのだろうか?謎は多い。

PS 先日放送のブラタモリで校倉造の正倉院へ入って行くので、「えええ~勅封の鍵を持っている、さすがNHKはすごいなぁ」と感心していたら「現在!ここには、お宝はありません。空です」と館長が言ったのはビックリした。そうだよな!木の校倉作りでは、壊してお宝を持ち出そうという不心得者が居るよなぁとオイラは常々思っていたのだ。


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