石川 博雄(記憶の作り方)Hiroo Ishikawa (How to make the memory)

オイラと妻とチクワ(11歳めす猫)ムギ(9歳おす猫)マメカン(7歳おす猫)二人と三匹のその日暮らしアレコレ

ライカと病気と

2005-12-12 | 独り言
三冊購入。「撮るライカⅡ」神立尚紀著 光文社2300円

タイトルが示すとおりライカを本当に取材に使っている写真家。私も神立さんに

インタビューを受けた時「ライカ使っているプロのカメラマンを始めてみました

どうしてライカなんかを使っているの?」と聞いてしまった記憶がある。

ライカは道具として使うには、あまりにも原始的で、なかなか自分の思うように

なってくれない。ピントも露出も自分自身で考えなければならずこちらの方ばかり

気をとられてシヤッターチャンスを逃し、露出がメチャクチャで、泣きをみる。

それでもメゲズに使いつづけてやると、もう手放すことはできない友人(女友達)

になってしまう

でもライカは性悪姉妹だからメンテナンスに経費がかかる。

そして浮気症が発病する。レンズをトッカエヒッカエ、レンズの味だ、ボケ味だ、

コントラストだ、これが死ぬまで直らない。

それでも、ライカを所有してもいいなぁ・・・・・・

ライカ病の症状を人に話して、得意になりたい方は

どうぞ、この本を買ってください。

でも写真を撮ることを目的の人は、ライカは止めたほうがいい。

神立さんの年代までのカメラだと私は思います。今から始める人は、

デジカメでしょう。これしかありません。フイルムももうなくなるでしょう。

さびしい・・・

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