60代のおっさんの話
診察室から出てくるなり「先生は間違っていないかもしれないが、あんたの助手が間違えたんだ」としゃべりながらオイラの隣に座った。
「大体オレがこの世のでてきたのが間違いやったんや、オトッアンとオッカサンの快楽の結果で生まれたんやから、オレが生まれたいと望んだことやないぞ!オレはどうなってもいいんや、この世に未練はないぞ・・・」と喋りはつづいています。
看護士さんが出てきて、「○○さん、六ヶ月に一回は診察にきてくださいよ」
「診察を受けるより、インシュリン注射を打つ方が安いから、必ず注射を打つのですよ」
「カァチャンがよ食事の前に、なんだかんだと言っては、つまめつまめとオレに勧めたがる、それでいかんのだ。分かってるか?」
「注射を打たなくても薬だけもいいだよ、○○さんは変わっているから薬だけに替えてもらいましょうか?」
「いや注射にする。娘が注射にしろと言ったからなぁ」
それからオッサンは診察してもらった方が高いか注射の針のセットが高いか、それで金額は、どの程度高いか?くどいくらい聞いていた。
オイラは、おっさんの生活環境の方が興味が出始めて、聞き耳を立てていたが残念ながらここまででした。
持参した小説「麦ふみクーツェ」いしいしんじ著は、残念ながら読めなかった。
診察室から出てくるなり「先生は間違っていないかもしれないが、あんたの助手が間違えたんだ」としゃべりながらオイラの隣に座った。
「大体オレがこの世のでてきたのが間違いやったんや、オトッアンとオッカサンの快楽の結果で生まれたんやから、オレが生まれたいと望んだことやないぞ!オレはどうなってもいいんや、この世に未練はないぞ・・・」と喋りはつづいています。
看護士さんが出てきて、「○○さん、六ヶ月に一回は診察にきてくださいよ」
「診察を受けるより、インシュリン注射を打つ方が安いから、必ず注射を打つのですよ」
「カァチャンがよ食事の前に、なんだかんだと言っては、つまめつまめとオレに勧めたがる、それでいかんのだ。分かってるか?」
「注射を打たなくても薬だけもいいだよ、○○さんは変わっているから薬だけに替えてもらいましょうか?」
「いや注射にする。娘が注射にしろと言ったからなぁ」
それからオッサンは診察してもらった方が高いか注射の針のセットが高いか、それで金額は、どの程度高いか?くどいくらい聞いていた。
オイラは、おっさんの生活環境の方が興味が出始めて、聞き耳を立てていたが残念ながらここまででした。
持参した小説「麦ふみクーツェ」いしいしんじ著は、残念ながら読めなかった。