台風の影響で、時おり突風が吹いてくる。
オイラは西部ライオンズから移籍した巨人の清原和博という野球選手は、肝心な処になると、ちゃんと帳尻を合わせるかのような活躍をする憎き奴というイメージがあって嫌いな選手でした。それが薬物で逮捕・離婚・酔っぱらって大暴れ!と週刊誌をにぎわして益々嫌いな「何をしている人!」になった。中日ドラゴンズの監督に立浪が就任をするようになってから、清原が中日沖縄キャンプに訪問したことが話題になった。他の球団も訪ねて回るかと思ったら「他の球団はお断り」なんです。そして野球教室に招かれて、他の有名選手は元プロ野球チームのユニホームを着ているのに、清原だけは球団が着用を禁止している。なんだか世間は冷たいなぁ・・・清原は大変な逆風の世間の中を生きているんだなぁと気の毒になった時に告白本が文庫になったことを知って購入。
清原和博著「薬物依存の日々」文春文庫(末尾に解説として松本俊彦(精神科医)・解題-人はなぜ薬物依存になるのか?が掲載されています)を読んだ。薬物依存は完治しない精神病という病気なので、日々の暮らしの苦悩と自分自身への戦いが独白しています。涙腺が弱っている所為か?涙がでます。止まりません。人と人が生きていくとは、どういうことなのか?自問自答して、考えさせられる内容です。