石川 博雄(記憶の作り方)Hiroo Ishikawa (How to make the memory)

オイラと妻とチクワ(11歳めす猫)ムギ(9歳おす猫)マメカン(7歳おす猫)二人と三匹のその日暮らしアレコレ

綿貫淳子著  南極ではたらく  角川文庫 2022年刊

2024-07-22 | 

2019年に単行本で刊行された本を読んでいますが、あらためて文庫なら加筆訂正で読みやすくなっているだろうと再び購入しました。副題に「か~ちゃん、調理隊員になる」と有りますが、著者は日本料理の料理人です。驚いたのは日本から海上自衛隊の「しらせ」で南極へ向かうと思っていたら大間違い。日本からオーストラリアまで飛行機でオーストラリオのフリーマントルへ。最後の食料を積み込んでから「しらせ」で3週間かけて南極の昭和基地へ向かう。もうひとつの驚きは「しらせ」でのお風呂は海水だそうです。シャワーは水?だと思うけど詳しい事は書いてない。海水の風呂ではソープは何が良いのだろう?頭髪も海水で洗う?色々疑問がわいてくる。


2024/07/20 SAT

2024-07-20 | 

我が家に帰ってきてオイラの顔を見て「にゃ~」と挨拶をしてくれたのはチクワだけだった。やっぱりチクワは賢い、さすがはオイラが家に居なかったことを認識していて挨拶をしてくれたんだと感動した。でも「にゃ~にゃ~」と鳴き続ける。オイオイ!オイラに対する挨拶じゃなくて「背中をマッサージしてくれ」と言っているようなのです。なんだ!

ムギとマメカンは全く無反応!オイラが居なかった日はマメカンは鰹節をよこせ!と要求をしなかったそうだ。鰹節=オイラと考えているのだろうか?


横井安良夫著 サイゴンの昼下がり  新潮社1999年刊

2024-07-17 | 

ベトナムのスコールは少年の頃の雨が楽しかった頃を思い出させ、下着を十分に意識したアオザイ姿の女性に魅せられ・・・そしてロバート・キャパ 一ノ瀬泰造 戦争をテーマにした多くの写真家が亡くなったベトナムでもある。写真家である作者のベトナムに恋をした写真と文で体感できます。334ページの2/3が写真で構成されています。


文藝春秋2024年8月号

2024-07-12 | 

歯科医院の帰りに立ち寄った本屋で注文した本は届いていなかった。このまま手ぶらで店を出て行くのも気が引けるなぁと思っていたら「昭和100年の100人」という言葉につられて買ってしまった。取り上げられた昭和を代表する100人も興味がひくが、その人を語っている人の関係も面白い。


コリン・ウィルソン著  殺人の迷宮  青弓社1994年刊

2024-07-04 | 

殺人に関する小説・評論を多く上梓しているコリン・ウィルソンなら、マリリン・モンローの事件を自殺か他殺か、どう解釈しているだろう?と取寄せた。200ページのうちの13ページの記載があり2ページは写真が挿入されている。

マリリンモンローが亡くなったのが1962年8月で、親密な関係だったと噂されていたジョン・F・ケネディ大統領(1963年11月暗殺)弟のロバート・ケネディー(1968年6月に暗殺)は、モンローの死にには関与していない。しかしマリリンの死の寝姿が仰向けで直立不動の姿勢や大量の睡眠薬の瓶があったが胃の中は錠剤が無かった。そして電話の通話記録の紛失の不自然さなどから、誰かが何らかの指示があったのではないか?と疑いが存在する。それはハリウッドかも知れないしケネディ家かも知れない。そしてマリリンは、日頃から浣腸で麻薬や睡眠薬を摂取していた習慣があったという証言があるらしい。そうなると自殺か?事故?になるのだが、そしてマリリン・モンローは話題になるので、嘘を言ってマリリンと自分を身近に親密に見せたり、裏側を知っていると虚言をして金にしようとしている人も多数あるのだろう。しかしマリリン・モンローが亡くなって60年が経っても、マリリン・モンローの死という悲劇が、今もなおスターとして輝かせているのだと思う。


つげ義春が語る 漫画と貧乏  筑摩書房2024年6月刊

2024-07-03 | 

 

 

つげ義春が語る 旅と隠遁  筑摩書房2024年4月 - 石川 博雄(記憶の作り方)Hiroo Ishikawa (How to make the memory)

タイトルのとおりで過去50年にわたるつげ義春さんの対談集です。6月下旬にも続巻で「マンガと貧乏」が発売されます。つげ義春さんの漫画は、50年、いや100年経過しても時代...

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つげ義春さんの対談インタビュー集で旅と隠遁の続編です。


ガブリエル・ガルシア=マルケス   百年の孤独  新潮文庫2024年刊

2024-07-02 | 

40年前に単行本として発売されていましたが、やっと文庫で出版されました。(1250円+税)まだ読んでいません!600ページ以上ある。オイラはたぶん完読せずに挫折するだろうなぁという予感があります。爺さんになって集中力がなく、主人公が他国の人の名前は覚えられなくなった。なかなか長編小説を読むことがシンドクなったのです。こんなことじゃいけないなぁと反省をしているのですが・・・。

昨日、本屋へ電話をかけて「百年の孤独ありますか?」と訊いたら「入荷していますからお取り置きしておきますね」と言われた。そうなの?「メルカリ」や「オークション」サイトでは2500円から3000円で売りに出されているけど、新刊本屋さんにあるじゃん!オイラもネット人気の押されて買ってきた。「初刷りだけ金のシオリヒモが付いていますよ」と店員が教えてくれた。「これ金じゃ無くて黄色じゃ無いの?」「いやいあや!これが金なんですよ」「・・・?」自宅で初刷なのか確認したら7月5日2刷りとなっている。オイオイ!まだきょうは7月2日で昨日買った7月1日に買った。先買いしたと思えばよいが、これなんだか騙されてような?騙されていないような?

 


ルーシー・フリーマン著 (屋代通子=訳) なぜノーマ・ジーンはマリリン・モンローを殺したのか 扶桑社ノンフィクション1994年刊

2024-06-30 | 

本書は、著者が自分自身が5年間の精神療法をした経験を踏まえて、マリリン・モンロー(本名 ノーマ・ジーン)に近くに居た人々のインタビューとおして、マリリン・モンローは多重人格者ではないか?と推測をしてマリリン・モンローの精神世界を想像して本書を上梓している。死後32年が経過して書かれているのでマリリンモンロー・の主治医グリーン博士に会っても居ないしマリリンの診療カルテも存在しないので、著者の独断と推測的な文章で成り立っている。マリリン・モンローは死後30年経過しても金を生む打出の小槌だということです。そして60年が経過してもマリリン・モンローは伝説となった不滅のスターなのだ。


セバスティアン・コション著(山口俊洋・訳)  マリリンモンロー最後の年

2024-06-27 | 

本書は、マリリン・モンロー(1926~1962年)の死の真相を探求している内容ではない。マリリンと雇用関係にあった家政婦・秘書・ヘア・ドレッサー・写真家・精神分析医等12人のインタビュー記事になっているが、固有名詞が突然出てきたりして、何の関連があるのか?無いのか?文章と内容が分かりにくい。12人の話を小説にしたような再現した記述内容になっているので伝言ゲームと同じで捻じ曲げられているんじゃないか?と考えてしまう。

そして興味深いのは、葬儀を取り仕切ったのは2番目の夫であるジョー・ディマジオであり葬儀に参加したのはたったの34人。そのうちの24人はマリリンから雇用関係にあった。(25人だったというドキュメント風映画もある)マリリンは3度結婚しているが、何故2番目の夫が葬儀を取り仕切ったのか?何故雇用関係の人を葬儀に呼んだのか?他の10人は誰なのか?どうして有名なマリリンの葬儀に映画やマスコミ関係者を呼ばなかったのか?これも本書では全く触れられていない。そして12人にインタビューした時期が不明で釈然としない。マリリンの葬儀後だと推測するけど、マリリン・モンロー生誕90周年の記念として出版されているから何十年後のインタビューかも分からない。訳者のあとがきには直接に会って取材したのは写真家と元広報担当の二人なので貴重な資料と記しているが・・・あとの10人は、直接じゃないの?電話かメール?手紙?どうも不可解な本です。


上野正彦著  死体は知っている  角川書店1994年刊

2024-06-26 | 

本書は1962年8月5日に36歳で亡くなったマリリン・モンローの怪死事件についての記載の記事があるので購入。ただしマリリンの死に関する文章は5ページだけです。何故マリリンの死は、怪死なのか?血液の検査からは、睡眠薬成分の致死量が検出されている事。そして解剖の結果は胃の中には睡眠薬の白い痕跡が無かった。では何者かに注射をされたのか?全身を調べたが注射痕は無かった。ではなぜ血液中に致死量の睡眠薬があって、何処から入ったのか?解剖記録には、マリリンの死体の結腸(尻の穴)には充血した紫色の変色があると記載されているので、座薬が考えられるが、そんな殺人は過去に聞いた事も無いのだ。それに途中で排出される等、失敗があれば、ベット、シーツなど痕跡が残る。こんなリスクを冒すだろうか?結腸幕の変化は死後の腐敗に生じる事が多いらしい。服用していた睡眠薬はBarbiturate、バルビツレートで現在では用いられてことは無いそうです。

 

 

デズモンド・モリス(日高敏隆訳)著  年齢の本  平凡社1985年刊 - 石川 博雄(記憶の作り方)Hiroo Ishikawa (How to make the memory)

0歳~100+α歳までの人間の成長と歳をとってゆく過程が1歳ごとに書いてある。そして各年齢で亡くなった知名人の記載がある。山田風太郎著「人間臨終図鑑」と違う事は...

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PS マリリンモンローの死に関するドキメント風映画が多く存在する。現場に駆け付けた警官の話では、違和感があった証言が多い。ベット脇のテーブルには大量に睡眠薬が並べてあったがすべての瓶にはキチッと蓋がしあった。薬を飲む為のコップが見当たらなかった。睡眠薬自殺の遺体は身体がよじれているが、マリリンモンローは直立不動の姿勢で仰向けだった。そしてAM5時だというのに家政婦は洗濯機を回していた。主人が亡くなったのに、どうして洗濯などしていたのか?不思議に思ったのなら何を洗濯していたのか?調べれば良かったが!調べていないようだ。そして救急車を呼ばなかったのか?隣人は救急車が着たと証言しているが、救急車は出動した記録は無いのだ。