あらすじ:
英作の世話で一命を取りとめたヤースケは至福の日々を送るがそれも長くは続かず、遊び呆ける英作共々家を勘当になってしまう。しかも頼りの英作からは突如として別れを告げられ、自暴自棄になったヤースケは街中のそこかしこに出没してイタズラの限りを尽くすのであるが、街の人々からは当然総スカンを食う。万策尽きたやに思われるヤースケは海岸に出て入水自殺を試みたりするが元よりそれは本気ではなく(何故ならその際しっかりと、耳栓ならぬ「鼻栓」を用意していたからである)水中でふと「お前は自由だから、サバンナへ行け」との別れの際の英作の示唆を思い出し、意を決して独りで『鍵穴草原』へ冒険に出掛ける。ところがヤースケの悲愴なまでの決断を知ってか知らずか、それに付和雷同して勝手に付いてきたピー坊が道中次々に仲間を増やしてしまうのである。
草原に着いた一行は風雪を凌ぎながら『蛇穴洞窟』や『怒りの森』を探検し、かつてなかった数々の経験を積むことになる。特に『怒りの森』では木々たちに「木にしてしまうぞ」と脅され、《爆笑コント》の演技を命じられ一行はそれに従うのであるがなかなか上手い演技は出来ない。
ところで、木々たちのこの理不尽な脅しに正面切って反撃するのは唯一しっとりくんのみであった。曰く「人を脅して何かやらせるのは正しいことではない。」
一方街では寂しがるララを利用して、美和がピクニック気分でヤースケたちを追いかける許可を得ることに成功する。合流を果たした彼らは全員でパフォーマンスを繰り広げて、ようやく街へ帰ることを許されるのであった。 (以上が第1部)
*ヤースケ伝の第一部はここ→です。
英作を勘当した《父》だったが、悔やむところもあったのか、商店街で見掛けたヤースケの帰宅は即座に許してしまう。英作自身はルンペン生活をしていたところを美和に発見され、ヤースケのアシストもあって父親に詫びて勘当を解かれ、一見改心したかのように店の出前などをしてしおらしい。
さて武蔵野家ではマキコが突如として子猫の『チャピ』を飼い始め大騒ぎとなっていた。マキコを除けばみんな猫嫌いだったのだ。すったもんだの末、結局和解が成立するのであるが、そんな折、なんと『怒りの森』から招待状が届く。「寂しいからまた来い」と勝手なことを言うのだ。今回は小杉と美和とララ、そしてピー坊の組み合わせでまず第一陣が出発するが、マキコはそれを不服として、チャピ及びヤースケを従えて小杉追討を開始する。
家の留守番は一応ガッチャン一人に任されたが、一方しっとりくんはというと、ララの誘いを断り、単独で市内を彷徨して街の状況に関して見聞を広めたのであるが、結果として却って悩みを深めてしまう。彼の悩みとはいったい何だったのか?・・・
怒りの森に到着した小杉は当初木々たちから毛嫌いされるが、持ち前の負けん気とサービス精神を発揮して彼らの大絶賛を浴びる演技を連発し、この森には欠く事の出来ない存在にまで一気に上り詰めて『名誉木民』の称号まで与えられる。相変わらず演技が下手な美和は基本的なスタンスの誤りを木々たちに指摘され一時弱気になり市街へ帰ることも考えるがなんとか思い止まり、演技の練習に励む。ララはそんな美和の目を盗んで一人で森に入り込み、そこでシースーさんと出会う。
一方遅れて到着した妻のマキコであるが、彼女は木々たちから小杉並みのパフォーマンスを期待されるが「それはギャラ次第」とやり返して彼らを唖然とさせ、本来は小杉に授与された筈の『蛇穴洞窟特別御招待券』まで横取りし、チャピを従えて颯爽と洞窟に乗り込むのであるが、蛇たちに一蹴されてしまう。そんなこんなの第2部である。
*ヤースケ伝の第二部はここ→です。
英作の世話で一命を取りとめたヤースケは至福の日々を送るがそれも長くは続かず、遊び呆ける英作共々家を勘当になってしまう。しかも頼りの英作からは突如として別れを告げられ、自暴自棄になったヤースケは街中のそこかしこに出没してイタズラの限りを尽くすのであるが、街の人々からは当然総スカンを食う。万策尽きたやに思われるヤースケは海岸に出て入水自殺を試みたりするが元よりそれは本気ではなく(何故ならその際しっかりと、耳栓ならぬ「鼻栓」を用意していたからである)水中でふと「お前は自由だから、サバンナへ行け」との別れの際の英作の示唆を思い出し、意を決して独りで『鍵穴草原』へ冒険に出掛ける。ところがヤースケの悲愴なまでの決断を知ってか知らずか、それに付和雷同して勝手に付いてきたピー坊が道中次々に仲間を増やしてしまうのである。
草原に着いた一行は風雪を凌ぎながら『蛇穴洞窟』や『怒りの森』を探検し、かつてなかった数々の経験を積むことになる。特に『怒りの森』では木々たちに「木にしてしまうぞ」と脅され、《爆笑コント》の演技を命じられ一行はそれに従うのであるがなかなか上手い演技は出来ない。
ところで、木々たちのこの理不尽な脅しに正面切って反撃するのは唯一しっとりくんのみであった。曰く「人を脅して何かやらせるのは正しいことではない。」
一方街では寂しがるララを利用して、美和がピクニック気分でヤースケたちを追いかける許可を得ることに成功する。合流を果たした彼らは全員でパフォーマンスを繰り広げて、ようやく街へ帰ることを許されるのであった。 (以上が第1部)
*ヤースケ伝の第一部はここ→です。
英作を勘当した《父》だったが、悔やむところもあったのか、商店街で見掛けたヤースケの帰宅は即座に許してしまう。英作自身はルンペン生活をしていたところを美和に発見され、ヤースケのアシストもあって父親に詫びて勘当を解かれ、一見改心したかのように店の出前などをしてしおらしい。
さて武蔵野家ではマキコが突如として子猫の『チャピ』を飼い始め大騒ぎとなっていた。マキコを除けばみんな猫嫌いだったのだ。すったもんだの末、結局和解が成立するのであるが、そんな折、なんと『怒りの森』から招待状が届く。「寂しいからまた来い」と勝手なことを言うのだ。今回は小杉と美和とララ、そしてピー坊の組み合わせでまず第一陣が出発するが、マキコはそれを不服として、チャピ及びヤースケを従えて小杉追討を開始する。
家の留守番は一応ガッチャン一人に任されたが、一方しっとりくんはというと、ララの誘いを断り、単独で市内を彷徨して街の状況に関して見聞を広めたのであるが、結果として却って悩みを深めてしまう。彼の悩みとはいったい何だったのか?・・・
怒りの森に到着した小杉は当初木々たちから毛嫌いされるが、持ち前の負けん気とサービス精神を発揮して彼らの大絶賛を浴びる演技を連発し、この森には欠く事の出来ない存在にまで一気に上り詰めて『名誉木民』の称号まで与えられる。相変わらず演技が下手な美和は基本的なスタンスの誤りを木々たちに指摘され一時弱気になり市街へ帰ることも考えるがなんとか思い止まり、演技の練習に励む。ララはそんな美和の目を盗んで一人で森に入り込み、そこでシースーさんと出会う。
一方遅れて到着した妻のマキコであるが、彼女は木々たちから小杉並みのパフォーマンスを期待されるが「それはギャラ次第」とやり返して彼らを唖然とさせ、本来は小杉に授与された筈の『蛇穴洞窟特別御招待券』まで横取りし、チャピを従えて颯爽と洞窟に乗り込むのであるが、蛇たちに一蹴されてしまう。そんなこんなの第2部である。
*ヤースケ伝の第二部はここ→です。