1.フィクサーというのは我々の関知し得ない深山深く蟄居しているわけではない。この国の「政財官の黒幕」などはその辺のごろつき老人どもであって、推して知るべしの「いつものメンバー」以外ではあり得ないのである。
私は何の根拠もなく言うが、怪しいのは「報道のドン=読売・ナベツネ」と「自民のドン=チーズ・森」あたりである。今にして思えば奴らは赤坂の料亭でそんなことを密談していたのである。無論彼らは単に「裸踊り」をしているわけではない。学者・財界人・官僚・法曹界etc.各界に亘る広汎なブレーンを抱えている。
この二人の背後に誰かいるとすればその人物こそが隠れた「日本の首領(ドン)」であって日本社会を牛耳る闇の帝王なのである。財界人の要覧でも調べればそんなものはすぐ検出されるだろう。個人ではなく人格化した「財界」であっても無論一向に構わない。彼らが一言「下野(即ち政権交代)はあかんで」と囁いたのである。
2.検察の上部機関は法務省ー法務大臣と更に言えば総理大臣であるから、麻生も検察の事前の捜査会議の内容は聞かされていたわけで、仮に麻生が突如としてフェアプレーの権化に変身して「今小沢をやるのはちょっとまずいぜ」と指揮権を発動しようものなら、小沢さんの公設第一秘書が逮捕されることも小沢事務所がガサ入れされることもなかったのである。三木さんのGOサインが無ければ「角栄逮捕」もあり得なかったのと同じ理屈である。が、追い詰められてもはや万策尽きた感のある麻生にはストップなどかける余裕はさらさらなく、がさつ極まりない例の調子で:
「ええ、ほんとかい?!
小沢をやってくれるんならうちにとってこんなに有難い話はない。ぶひひっ。立件から公判維持して最後は有罪にまで持って行ける自信があるならどんどんやってちょうだい。絶対止めない。ぁそ。
はあ?!センキョなんて当分しないからその点は大丈夫、まかせておいてくれ」くらいのことは口ひん曲げて笑って言ったことだろう。
3.ただ麻生には元々これ程の謀略を巡らすだけの才覚も頭脳もない唯のボンボンだと私は思っているから、とりあえずフィクサーではないと断定しておく。本人立場上は十二分にフィクサー足り得る地位にいるが、せいぜいのところ「フィクサー代行」「フィクサーもどき」に過ぎないだろう。
尤も「黒幕」というのは本来どこの誰だかわからないから凄みがあり潰しも効くわけで、ナベツネのように策動するそばから動きが丸見えの「民主的な」爺さんが「フィクサー」の名に値するかどうかは疑問である。
だが「あなたはいったい何のために毎晩ごそごそガサガサ何をやっているのですか?まるでゴキブリじゃないですか」と本人に直接質問(詰問)出来るジャーナリストはこの国に一人でもいるのだろうか?
4.民主党の国会運営を批判していた国民新党の亀ちゃんが検察批判しているというのに、当の民主党からは正面切って検察を批判する動きが出て来ないのはまったくおかしい。何をビビッテいるのか、これが自民党だったら「我が身可愛さ」から議論百出していただろう。「政治と金」の問題を言うならこれに潔白なのは共産党しかないじゃないか。
東京地検特捜部の個々の検事に政治的意図があったかどうかとか、人脈がどうで背後に誰がいて裏では誰と誰がどう通じているのか・・等々を詮索・詮議しても当面意味など無いというか、天から決定的な証拠でも降って来ない限り「即効薬」たり得ない。
「国策捜査」というのは例えば「自民党首脳の誰それが裏で特捜を走らせたからこれは国策だ」と劇画もどきの主張をしようというのではない。現実に果たした役割・役どころが国策そのものだと言っているのだ。
私が問題にしているのは目に見えた表層部分だけの話で、彼らの今回の「木を見て森を見ず、森を見ても山は見えず、まして山は目に入ってもこの国と国民全体の利益のことなどさっぱり見えていない」という無思慮で無分別な(←と、取敢えず言っておく)動きが、今の政治状況の流れの中で客観的に果たした「極めて政治的な役割」のことなのである。これでもし民主党(中心の)政権が次の選挙で樹立されなかったなら、その一番の「功労者」は小役人根性丸出しの茶坊主=東京地検特捜部であり、次が腐り切ったメディア(これも総体として茶坊主以上ではない)、そして三番目が何もわかっていないで右顧左眄~右往左往している当の民主党自身であろう。いや、第一はやはり絵を描いたフィクサーたちかな?w
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①「政権交代」を阻むには「小沢の金」を追求して小沢を叩くのが一番効果的だ。小沢さえ潰してしまえば民主党など早晩バラバラになってしまうだろうから恐るるに足りない。
②福田との大連立が不可能だったと言うのだからもう小沢は用済だ。
③「自民党にも累が及ぶ」と言ってもその被害は知れたことで「相討ち大歓迎。自民党も金塗れ・民主党も金塗れ」で相殺されれば大成功だ。
④国民一般が更なる「政治不信」へ流れて行ってくれれば願ったり叶ったりで、だいたいが「車夫・馬丁の子」は政治のことなんか考えてくれなくたっていいのだと、結局行き着く先は一種「選民思想」というか、「民主主義」を「衆愚政治」として否定し、「政治のこと・国家大系のことはわしら賢く知的な人間がじっくり考えてやるから一般大衆は黙ってついて来るだけでいいのだ」という村オサ的どん百姓の思い上がりなのである。
・・と、こういった大戦略(?)を胸に、実際に実行段階での絵も描けるのは「ナベツネー森」のラインしかないと私は思う。(もしかすると小泉ポチもこれに一枚噛んでいるかも知れない。)
これはその政治的効果を考えれば、ニクソンのウオーターゲイトにも匹敵しようという一大フレームアップであると私は考えるがメディアの腐り切った「記者クラブ」的頭脳では及びもつかない推論だろう。w
私はいわゆる実証主義者ではないから、証拠のあるなしは「そんなの関係ねえ」(←タモガミ)なのだ。推理小説ではないが「一番得したのは誰か」から推論して「疑うに足る充分な蓋然性」さえ示せば事足りるのである。
もはや以前の小泉ポチの見え透いた策動や偽メール事件程度では民主党を始めとした野党勢力の勢いを止められないと悟った彼らは①民主党の弱点は何か②小沢以外では党の結束を保てないという異様な依存体質である。頭を潰せば敵軍は壊滅的打撃を受け敗走するやも知れぬ③では小沢の弱点は何か④言うまでもなく金脈である⑤世論を誘導しつつ、ここ1点を集中攻撃すれば活路は開ける・・と考えたのである。
ともあれこの謀略手腕(芸当)は「敵ながら天晴れ」と言うしかないところだが、反面「策士策に溺れる」という図も、今後民主党の的確な反撃さえあれば充分に想定し得る範囲内にあるのである。
四年前「鉄仮面・岡田代表」は「策士・小泉ポチ」の騙し討ちに合い、「4点セット」だなんだとお気楽ネーミングのマスコミにヨイショされた民主党が浮かれているときには計ったように「永田の偽メール事件」だ。表舞台から放逐されてしまった彼に対する党側からのケアはあったのかどうか、完全に干された失意の彼は先日自殺してしまった。確かに彼は劇場型で激情型のおっちょこちょいだったかも知れないがやり直しは充分に可能な好青年だった筈である。誰も死んでしまえなどとは言ってないし、自殺しなければならないような『政治ゴロ』ではないのである。第一彼は変な男に騙された被害者だ。検察はあの怪しいガセネタ男の背後関係を一度でも洗ったことがあるのか。
いずれにせよ、この野党、この与党しか我々は持たないのである。いいも悪いもない。我々はその程度の国民なのである。検察情報のみを右から左へと嬉々として垂れ流すメディアと、それを無批判に妄信して唯々諾々と操られるマリオネットがわがニッポン人なのだ。
で、福島さんや小池さんのとこに期待するったってそんなのはあーた、「百年河清を待つ」ような話で、いや私も故あって社民党や共産党は嫌いなんだけど(あちゃ)どうしてあの人たちはいつもいつまでも不人気なんだろうね。w
cf.ウオーターゲイト年表。
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私は何の根拠もなく言うが、怪しいのは「報道のドン=読売・ナベツネ」と「自民のドン=チーズ・森」あたりである。今にして思えば奴らは赤坂の料亭でそんなことを密談していたのである。無論彼らは単に「裸踊り」をしているわけではない。学者・財界人・官僚・法曹界etc.各界に亘る広汎なブレーンを抱えている。
この二人の背後に誰かいるとすればその人物こそが隠れた「日本の首領(ドン)」であって日本社会を牛耳る闇の帝王なのである。財界人の要覧でも調べればそんなものはすぐ検出されるだろう。個人ではなく人格化した「財界」であっても無論一向に構わない。彼らが一言「下野(即ち政権交代)はあかんで」と囁いたのである。
2.検察の上部機関は法務省ー法務大臣と更に言えば総理大臣であるから、麻生も検察の事前の捜査会議の内容は聞かされていたわけで、仮に麻生が突如としてフェアプレーの権化に変身して「今小沢をやるのはちょっとまずいぜ」と指揮権を発動しようものなら、小沢さんの公設第一秘書が逮捕されることも小沢事務所がガサ入れされることもなかったのである。三木さんのGOサインが無ければ「角栄逮捕」もあり得なかったのと同じ理屈である。が、追い詰められてもはや万策尽きた感のある麻生にはストップなどかける余裕はさらさらなく、がさつ極まりない例の調子で:
「ええ、ほんとかい?!
小沢をやってくれるんならうちにとってこんなに有難い話はない。ぶひひっ。立件から公判維持して最後は有罪にまで持って行ける自信があるならどんどんやってちょうだい。絶対止めない。ぁそ。
はあ?!センキョなんて当分しないからその点は大丈夫、まかせておいてくれ」くらいのことは口ひん曲げて笑って言ったことだろう。
3.ただ麻生には元々これ程の謀略を巡らすだけの才覚も頭脳もない唯のボンボンだと私は思っているから、とりあえずフィクサーではないと断定しておく。本人立場上は十二分にフィクサー足り得る地位にいるが、せいぜいのところ「フィクサー代行」「フィクサーもどき」に過ぎないだろう。
尤も「黒幕」というのは本来どこの誰だかわからないから凄みがあり潰しも効くわけで、ナベツネのように策動するそばから動きが丸見えの「民主的な」爺さんが「フィクサー」の名に値するかどうかは疑問である。
だが「あなたはいったい何のために毎晩ごそごそガサガサ何をやっているのですか?まるでゴキブリじゃないですか」と本人に直接質問(詰問)出来るジャーナリストはこの国に一人でもいるのだろうか?
4.民主党の国会運営を批判していた国民新党の亀ちゃんが検察批判しているというのに、当の民主党からは正面切って検察を批判する動きが出て来ないのはまったくおかしい。何をビビッテいるのか、これが自民党だったら「我が身可愛さ」から議論百出していただろう。「政治と金」の問題を言うならこれに潔白なのは共産党しかないじゃないか。
東京地検特捜部の個々の検事に政治的意図があったかどうかとか、人脈がどうで背後に誰がいて裏では誰と誰がどう通じているのか・・等々を詮索・詮議しても当面意味など無いというか、天から決定的な証拠でも降って来ない限り「即効薬」たり得ない。
「国策捜査」というのは例えば「自民党首脳の誰それが裏で特捜を走らせたからこれは国策だ」と劇画もどきの主張をしようというのではない。現実に果たした役割・役どころが国策そのものだと言っているのだ。
私が問題にしているのは目に見えた表層部分だけの話で、彼らの今回の「木を見て森を見ず、森を見ても山は見えず、まして山は目に入ってもこの国と国民全体の利益のことなどさっぱり見えていない」という無思慮で無分別な(←と、取敢えず言っておく)動きが、今の政治状況の流れの中で客観的に果たした「極めて政治的な役割」のことなのである。これでもし民主党(中心の)政権が次の選挙で樹立されなかったなら、その一番の「功労者」は小役人根性丸出しの茶坊主=東京地検特捜部であり、次が腐り切ったメディア(これも総体として茶坊主以上ではない)、そして三番目が何もわかっていないで右顧左眄~右往左往している当の民主党自身であろう。いや、第一はやはり絵を描いたフィクサーたちかな?w
============
①「政権交代」を阻むには「小沢の金」を追求して小沢を叩くのが一番効果的だ。小沢さえ潰してしまえば民主党など早晩バラバラになってしまうだろうから恐るるに足りない。
②福田との大連立が不可能だったと言うのだからもう小沢は用済だ。
③「自民党にも累が及ぶ」と言ってもその被害は知れたことで「相討ち大歓迎。自民党も金塗れ・民主党も金塗れ」で相殺されれば大成功だ。
④国民一般が更なる「政治不信」へ流れて行ってくれれば願ったり叶ったりで、だいたいが「車夫・馬丁の子」は政治のことなんか考えてくれなくたっていいのだと、結局行き着く先は一種「選民思想」というか、「民主主義」を「衆愚政治」として否定し、「政治のこと・国家大系のことはわしら賢く知的な人間がじっくり考えてやるから一般大衆は黙ってついて来るだけでいいのだ」という村オサ的どん百姓の思い上がりなのである。
・・と、こういった大戦略(?)を胸に、実際に実行段階での絵も描けるのは「ナベツネー森」のラインしかないと私は思う。(もしかすると小泉ポチもこれに一枚噛んでいるかも知れない。)
これはその政治的効果を考えれば、ニクソンのウオーターゲイトにも匹敵しようという一大フレームアップであると私は考えるがメディアの腐り切った「記者クラブ」的頭脳では及びもつかない推論だろう。w
私はいわゆる実証主義者ではないから、証拠のあるなしは「そんなの関係ねえ」(←タモガミ)なのだ。推理小説ではないが「一番得したのは誰か」から推論して「疑うに足る充分な蓋然性」さえ示せば事足りるのである。
もはや以前の小泉ポチの見え透いた策動や偽メール事件程度では民主党を始めとした野党勢力の勢いを止められないと悟った彼らは①民主党の弱点は何か②小沢以外では党の結束を保てないという異様な依存体質である。頭を潰せば敵軍は壊滅的打撃を受け敗走するやも知れぬ③では小沢の弱点は何か④言うまでもなく金脈である⑤世論を誘導しつつ、ここ1点を集中攻撃すれば活路は開ける・・と考えたのである。
ともあれこの謀略手腕(芸当)は「敵ながら天晴れ」と言うしかないところだが、反面「策士策に溺れる」という図も、今後民主党の的確な反撃さえあれば充分に想定し得る範囲内にあるのである。
四年前「鉄仮面・岡田代表」は「策士・小泉ポチ」の騙し討ちに合い、「4点セット」だなんだとお気楽ネーミングのマスコミにヨイショされた民主党が浮かれているときには計ったように「永田の偽メール事件」だ。表舞台から放逐されてしまった彼に対する党側からのケアはあったのかどうか、完全に干された失意の彼は先日自殺してしまった。確かに彼は劇場型で激情型のおっちょこちょいだったかも知れないがやり直しは充分に可能な好青年だった筈である。誰も死んでしまえなどとは言ってないし、自殺しなければならないような『政治ゴロ』ではないのである。第一彼は変な男に騙された被害者だ。検察はあの怪しいガセネタ男の背後関係を一度でも洗ったことがあるのか。
いずれにせよ、この野党、この与党しか我々は持たないのである。いいも悪いもない。我々はその程度の国民なのである。検察情報のみを右から左へと嬉々として垂れ流すメディアと、それを無批判に妄信して唯々諾々と操られるマリオネットがわがニッポン人なのだ。
で、福島さんや小池さんのとこに期待するったってそんなのはあーた、「百年河清を待つ」ような話で、いや私も故あって社民党や共産党は嫌いなんだけど(あちゃ)どうしてあの人たちはいつもいつまでも不人気なんだろうね。w
cf.ウオーターゲイト年表。
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