秦野、二宮、大磯、中井にものもうす~問題点検証します!

わが町の問題点をあきらかにし、住みよい町つくり。

百年目大震災を記憶する

2023-08-27 00:31:40 | 日記

小田原市立中央図書館
関東大震災を今に伝える
発災直後の写真など公開
タウンニュ-ス

写真とメモに補足を加えて
展示している

1923(大正12)年の関東大震災から
100年の節目に小田原市が行う「関東
大震災100年事業」。その関連事業と
して、小田原市立中央図書館で当時被災
した大島環氏が記録した写真やメモを公
開するパネル展「100年前の目撃者〜
図書館の宝もの2023〜」が開催され
ている。9月3日(日)まで。

この記録は、陸軍大将の大島久直の七男
で、カメラを趣味としていた環氏が残し
たもの。約200枚の写真を収めたアル
バム2冊と主要写真を解説したメモ帳で、
51年に市へ寄贈された。当時十字町(現在
の南町)に居住していた環氏が撮影した
写真に加え、実弟で軍人の卓氏が参謀本
部に報告する任務で小田原を訪れた際、
一般人が容易に立ち入ることができない
小田原城内の御用邸、閑院宮別邸などで
撮影されたものもある。これまで一部写真
は市の刊行物で使用されていたが、メモ帳
とその内容の展示は今回初めて。

期間中は写真35点とそのメモの内容をまと
めたパネル22枚を展示。震災翌日の自宅を
はじめ、箱根口、御用邸などを紹介してい
る。「大西海子角」の様子について「こゝ
でも沢山人が中へふせられてしまったし、
此となりでは圧死者も重傷者もあった。」
などと書き記されていた。

またアルバムとメモ帳や、当時撮影された
場所を地図内に記入した写真撮影位置図も
作成して展示している。

展示を担当した同館の下重清さんは「日付
が記されているものや、一般の人が入れな
い場所の記録は貴重」と話す。佐次安一
館長は「写真だけでなく、撮影者がその
ときに感じたことや事実が残されている。
今の小田原と比べながら見て、感じていた
だければ」と来場を呼び掛けている。

受付時間は午前9時から午後5時まで、
28日(月)は休館。

子どもの思いつづった作文も

また同館には企画展で公開中のもの以外に
も震災に関して記された資料がある。その
一つ『ありがとう城内小学校開校120年
記念誌』には、関東大震災に関する文集に
掲載された児童の作文が紹介されている。
作文には「兄さんが、『家はもう焼けてし
まったよ。お母さんと弟は、中島のお寺の
竹やぶに行っているからねえさんとおいで。
』といいました。竹やぶでお母さんの顔を
見た時、泣きつきました。」(一部抜粋)
などとつづられていた。

震災の記録を今に
根府川 内田昭光さん
タウンニュ-ス

震災被害を記した一正さんの地図
を紹介する昭光さん

小田原市根府川の内田昭光さん(81)が、
根府川地区の震災当時の様子を伝える活動
を続けている。

内田さんの父・一正さんが当時10歳の時に、
根府川で関東大震災を体験。根府川地区の
約90世帯のうち、70世帯が被災し、住民の
半数以上の289人が亡くなった。震災発
生時に、偶然自宅にいたことで生き残った
という一正さんは60歳ぐらいから「震災の
状況を残しておかなければ」と思い立ち、
当時を振り返った手記や根府川地域の土石
流や地滑りの被害の様子を表した地図など
を作成。地区内の一軒一軒訪ね被災し亡く
なった人の数なども記録。数多くの資料を
残し84歳で亡くなった。三回忌を機に、
一正さんの手記などをまとめた昭光さんは
「父の残した資料は、感情的な部分も記し
た住民目線の貴重な記録」と地域に発信す
る活動を始めた。

昭光さんは、自身が経営する「離れのやど 
星ヶ山」(根府川)に、一正さんの資料を
整理し、その一部を展示している。希望者
がいれば、誰でも見ることができる。また、
地元の小学校でも児童に向けた講演なども
実施している。

昭光さんは「大きな被害を経験した地域だ
からこそ、生かせる防災もある。100年
が経ち、もう一度考える機会になれば。活
動も続けていきたい」と思いを語った。

箱根町強羅
大文字焼「大成功で感謝」
約40年ぶりに盆踊り復活
タウンニュ-ス

打ち上げ花火と大文字焼きの
共演(写真提供・箱根強羅島写真館)

箱根強羅温泉の大文字焼と納涼花火大会が
8月16日に開催された。途中で雨が降る時
間帯もあったが、昨年比で5000人増の
約2万5000人が訪れるなど多くの人で
にぎわった。

午後4時からは「強羅音頭 盆おどり」が行
われた。箱根強羅観光協会によると約40年
前は恒例の行事だったという。昔の音源を
再現し、当時を知る人から踊りを教わりこ
の度復活した。芸者や外国人なども踊りに
加わり、箱根の夏の風物詩がよみがえった。

大文字焼では宮城野青年会メンバーのほか
に、地元ホテルや飲食店、鉄道会社などの
関係者約40人が山を登り点火した。同協会
の田村洋一会長は「大成功に終わり感謝。
来年はさらにパワーアップできれば」と話
した。

「温泉」で育む観光交流を
ジョージア議員が箱根視察
タウンニュ-ス

地元観光協会とジョージア関係者
らが交流した

日本とジョージアの温泉文化による観光
交流を図ろうと8月22日、同国の国会議
員らが箱根を訪れ、視察などを行った。

ジョージアの首都、トビリシが温泉地で
あることから両国で「温泉外交」を進め
ようと実現した今回の視察。公式訪問初日
となったこの日は、ジョージア日本友好議
連会長を務めるニコロズ・サムハラゼ外務
委員長、同行した牧島かれん衆議らが勝俣
浩行箱根町長と意見交換したほか、町内に
点在する商店街や観光地を巡った。

強羅駅前では箱根強羅観光協会メンバーの
熱烈な歓迎も。ニコロズ議員は「温かい出
迎えに感謝します。共通点も多く、似た背
景を持つ都市との交流で両国の発展が図れ
れば」と今後の期待を話していた。

小田原ビエンナーレ開催
現代美術展、8月31日から
タウンニュ-ス

飯室哲也氏の作品

現代美術展「小田原ビエンナーレ2023
『指標』」が8月31日(木)〜9月18日
(月)、小田原三の丸ホールほかで開催さ
れる。6回目となる今年は25人の作家が参
加。絵画、平面、立体、写真、インスタレ
ーションなど多彩な現代アート作品が展示
される。

各会場のスケジュールは以下の通り(日時、
会展示会名)。各日程の開催時間は、初日
および最終日で異なる場合あり。

【小田原宿なりわい交流館2F】31日〜8
日(金)午前10時〜午後6時/「山口俊朗」、
9日(土)〜18日午前10時〜午後6時(16日
(土)閉場)/「飯室哲也」

【ツノダ画廊】31日〜12日(火)午前10時〜
午後6時(6日(水)休廊)/「上楽寛」
「写真展:安達寛之&丗理 飯田多映 
飯室哲也 イマイ恵子 加藤富也 加藤仁美 
サイトウヨシオ 又村統 前山忠 宮下圭介」

【小田原三の丸ホール】1日(金)〜9日
(土)午前10時〜午後6時(4日(月)休み)
/「田岡楚香・間瀬伸一郎・米満泰彦」「栗
原昇・高桐定雄・古藤典子」「浅香順一・
石原由紀子・梅原美喜子」、【同ホール1階
廊下】5日(火)〜13日(水)午前10時〜午
後9時/「石原瑞穂・鵜澤明民・木下泰徳」

【小田原駅東口図書館】2日(土)〜13日
午前10時〜午後6時/「阿部朝日」

ワークショップ

同図書館で10日(日)午後1時〜3時、ワ
ークショップ「モビールを作ろう」を開催。
参加無料、募集15人程度。申し込みは同図
書館か実行委員会事務局【電話】080・
1169・8089(飯室哲也代表)。

 

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