ナシ農家が出前授業
千代小3年生対象に
タウンニュース
栽培方法や思いについて語る
小林さん(中央)
小田原市立千代小学校で9月3日、3年
生を対象に上府中地区まちづくり委員会
の農業プロジェクトチームがナシ栽培を
テーマに授業を行った。
この授業は総合的な学習の時間を活用し、
児童が地域の農業を学ぶ場として2019
年から実施している。
今年も同チームのメンバーで、ナシづくり
をしている小林農園の小林正俊さんが講師
を務めて開催。小林さんが栽培しているナ
シの紹介や剪定、花粉付け、収穫作業など
を説明した。
児童は「どうしてナシ農家になろうと思っ
たの」「うれしい瞬間は」などと質問し、
興味津々の様子。授業後、一人ひとりに
ナシがプレゼントされると、歓声があがっ
た。小林さんは「足柄梨のおいしさを知っ
てほしい。またこの授業を通して、農業に
関心をもってもらえれば」と話した。
小田原市
名札「名字」のみに
トラブル防止と親近感
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ひらがなとローマ字表記に
なった名札(サンプル)
小田原市職員が職務中に付けている名札
が9月から、フルネームから名字のみの
記載に変更された。他自治体などで名札
から個人情報が特定されたことによる
SNSトラブルの事例があり、市とし
て対応したものだ。
小田原市の従来の名札は名字と名前、顔
写真が付いた「身分証明書兼名札」とし
て使用してきた。新しい名札は名字のみ
をひらがなとローマ字で表記する。同様
の取り組みは横浜市や平塚市、大和市な
どでも進められており、小田原市では昨
年度から変更の検討を進めてきた。
これまで使用してきた名札は職員がその
まま所持し、職務の現場で市職員である
ことを示す必要がある際に身分証明書と
して提示する。会計年度任用職員は所属
する各部署で準備ができ次第、着用して
いく。また医療職に関しては記載内容と
実施時期を調整し、差し替えを検討する。
担当の市職員課では「カスタマーハラス
メントの防止策と合わせ、職員により親
しみを持ってもらえたら」と話している。
足柄下郡3町では現状、フルネーム表記
で町によっては写真も表示された名札を
使っているが、3町とも時期などは未定
ながら「名字のみ」名札の採用を検討し
ているという。
井細田八幡
奉納相撲前に土俵を新調
旭丘高生徒が協力
タウンニュース
持ち前のパワーで土を
掘り起こした
旭丘高校相撲部が8月26日、小田原市扇町
の井細田八幡神社にある土俵の補修作業を
行った。
同神社では昨年、4年ぶりに「子供奉納角
力(すもう)大会」を催行。その際は簡易
的な補修だったが、今回は相撲部員11人が
土の入れ替えや剥げた俵の交換といった本
格的な作業を3日間かけて行った。
神社の総代を務める高橋廣司さん(71)は
作業を見守りながら「これまで氏子が行っ
てきた作業だったが、相撲を知る生徒に直
してもらい大変ありがたい」と目を細めて
いた。
同神社では9月14、15日に例大祭を執り行い、
14日に奉納相撲が行われる。
ユニ着用で天守閣無料
小田原城 9月22日、23日
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湘南ベルマーレの選手
(C)SHONAN BELLMARE
小田原城天守閣は9月22日(日)と
23日(月)、特別企画「ようこそ
小田原城へ!」を実施。湘南ベル
マーレまたはセレッソ大阪のユニ
ホームを着用している人(本人に
限る)は、小田原城天守閣の入館
料(通常大人510円、小中学生
200円)が無料になる。
小田原市はサッカーJ1リーグ・
湘南ベルマーレのホームタウンの
ひとつで、22日のベルマーレ 対
セレッソ戦(レモンガススタジアム
平塚・午後7時キックオフ)が「小
田原ホームタウンデー」として開催
されることに合わせた記念企画。試
合会場では小田原市のPRも行われ
る予定。
天守閣の担当者は「ベルマーレサポ
ーターはもちろん、セレッソサポー
ターの方々も、この機会にぜひお越
しください」と呼び掛けている。
天守閣の開館は午前9時〜午後5時
(最終入館4時30分)。企画の問い
合わせは天守閣【電話】0465・
22・3818。
箱根湯本阿弥陀寺
「令和の新しいご供養の形」
3万円の
お寺の永代供養墓
多くの問い合わせ・
その人気の理由に迫る
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永代供養墓へお経を唱える様子
箱根湯本の荘厳な山中に佇む、椿寺として
も有名な「阿弥陀寺」に、今年6月にオー
プンした「箱根椿の杜永代供養墓」。総て
の料金を含めて3万円(年間管理費不要)
という金額が令和の新しい供養の形として
大きな話題を呼んでいる。
「約2カ月で200件以上の申し込みがあ
り毎日たくさんのお問い合せを頂いていま
す」と水野住職。お骨を自宅に保管してい
る方だけでなく、生前の申し込みや墓じま
い後の納骨先に選ぶ方も多いという。
永代供養は基本的に10万円を下回ることが
ないためあまりに安くて心配する声もある
が、「世の中が経済的に厳しい中、高い金
額を頂かなくても多くの方が安心して供養
できる場所を」という住職の強い想いから
1カ月に1回、合同でお経を上げ、その際
に納骨作業を石材店に依頼することで費用
を抑えている。
今後は生きているうちに有意義に、もしく
は遺された遺族が次に向かうためにお金を
使うという価値観も尊重されていくべきと
いう考え方もある。水野住職は「この永代
供養墓、そして阿弥陀寺が多くの人々の心
の平和と生きる活力を感じられる場所にな
れば」と話している。宗旨宗派不問、檀家
になる必要もない。見学予約・資料請求は
阿弥陀寺永代供養相談室【フリーダイヤル】
0120・941・940(8〜21時)
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箱根湯本 阿弥陀寺永代供養相談室
神奈川県足柄下郡箱根町塔ノ澤24
TEL:0120-941-940
絵師の「二代目」に焦点
浮世絵館で企画展
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二代歌川国貞『東海道 戸塚』
(浮世絵館提供)
辻堂神台の藤澤浮世絵館で9月14日(土)
から企画展「二代目集合 襲名絵師たち
の物語二代歌麿・二代豊国・二代広重・
二代国貞」が開催される。11月4日(月)
まで。
今回は江戸時代を代表する浮世絵師4人
の名前を継いだ「二代目」の絵師たちの
作品や人生を、初代との関わりや対比な
どを行いながら紹介する展示となっている。
東海道コーナーでは、二代目歌川広重が
紹介される。世界的に知られる絵師・初
代広重の弟子として影響を強く受けた
『東海道五拾三駅』シリーズなどを、初
代の風景画と並べて展示する。担当した
同館学芸員の中川淑子さんは、「富士山
や人物の配置など、構図がとても似てい
る点が見どころ」と語る。
江の島コーナーでは、二代目喜多川歌麿
の作品を展示。江の島の風景や人物を描
いたもののほか、他の初代歌麿門下の絵
師たち歌政や月麿などの作品が紹介され
ている。企画展コーナーでは、二代広重
の『江戸名所四十八景』や、二代歌川国
貞が、京都へ向かう江戸幕府十四代将軍
・徳川家茂を非公認で描いたシリーズな
どが並ぶ。
藤沢宿コーナーでは二代歌川豊国を紹介
する。美人画や役者絵で知られた初代豊
国に養子入りし、跡を継いだ。展示では
『名所八景』などの風景画が楽しめる。
中川さんは「『二代豊国』を称した絵師
は2人いた」と説明する。もう一人の二
代豊国とは、初代の弟子で幕末に妖怪絵
などで人気を博した初代歌川国貞。前の
二代がいなくなった後、国貞が二代豊国
を名乗ったのだという。「絵師の人間関
係もパネル等で解説され、より楽しめる
企画となっている」とした上で「二代目
たちが受け継いだ技術や名声を体感して
ほしい」と来場を呼び掛けた。
午前10時から午後7時。月曜休館(祝日・
振替休日の場合は翌平日)。学芸員による
解説は21日(土)と10月13日(日)に開催。
参加無料。定員各30人(当日先着順)。
また、國學院大學文学部の藤澤紫教授によ
る講演会「われら二代目!―浮世絵を支え
た次世代の絵師たち―」も10月19日(土)
午後2時から明治公民館で開催。定員80人
先着順。受付開始9月21日(土)午前10時
から。参加無料。(問)同館【電話】
0466・33・0111。
二代喜多川歌麿『題名不詳(江の島
弁財天開帳)』(同)
夜の水族館に行こう
小学生親子50組招待
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イベントチラシ(左)と
参加申し込みフォーム
小学生と保護者50組100人を招待し、
閉館後の消灯した「えのすい」(新江ノ島
水族館)で海の生き物たちの生態を観察す
る「新江ノ島水族館20周年記念 ダーク&
ディープアクアリウム」が10月5日(土)
に開かれる。ワーナーブラザース・ディ
スカバリーの主催、湘南ケーブルネット
ワーク(株)と新江ノ島水族館の協力。
ランタンの灯りだけを頼りに夜の生き物
を観察。スペシャルなクラゲツアーも体
験できる。午後6時から8時15分。受付
開始は午後5時45分。参加対象は小学校
1年から6年までの親子2人。
参加希望者は二次元コード応募フォーム
から20日(金)までに申し込む。当選者
は9月下旬までにメールで知らせる。問
い合わせは事務局
【電話】03・5419・1631。
彼岸花まつり今年も
9月21日 小出川沿い
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以前の彼岸花まつり(提供)
小出川沿いに咲く彼岸花が見頃を迎える
のに合わせた「小出川彼岸花まつり」が
9月21日(土)に開催される。午前10時
から午後3時。雨天順延。少雨決行。主
催はおおぞう・遠藤・打戻の各彼岸花の
会からなる「小出川彼岸花団体協議会」。
北は遠藤の大黒橋から寒川町青少年広場
まで、小出川沿い3Kmを赤や白の彼岸花
が咲き並ぶ。今年も式典のほか、スタン
プラリー、遠藤会場や寒川のおおぞう会
場では地元野菜などが並ぶ模擬店も出店
する。
開花状況について、遠藤彼岸花の会による
と4日時点では先月中旬に降った雨の影響
で狂い咲きとなった花が少しあるという。
「この頃は台風の影響で雨が多く降ったの
で、水分量は十分。このまま涼しくなって
いけばお彼岸頃に見頃となる」としている。
同会では、小出川沿いの彼岸花の写真を募
集している。17日(火)まで。A4サイズ
一人2点。写真はまつり当日と翌22日に会
場で掲出される。応募者多数の場合は選考
となる。問い合わせは遠藤市民センター
【電話】0466・87・3009。
国宝館で「古神宝」特別展
7日から 市民無料
タウンニュース
同宮所有の国宝・沃懸地杏葉
螺鈿太刀拵
「国宝 鶴岡八幡宮古神宝」が9月7日
(土)から10月14日(月・祝)まで、同
宮境内の鎌倉国宝館で開催される。開館
は午前9時〜午後4時30分。入館は4時
まで。
9月15日の同宮例大祭に合わせた年に
1度の特別展で、「鶴岡八幡宮が誇る
歴史と美の世界」と題し、国宝の古神
宝類をはじめ、同宮の修理・造営に関
わる工芸品や文書など、ゆかりの宝物
を一堂に展示する。
特別展の開催中は、学芸員による展示解
説もあり(日程は同館ホームページで確
認を)。
入場料は一般500円、小中学生250円。
住所提示で鎌倉市民無料。月曜休館で、祝
・休日は翌火曜。問い合わせは鎌倉国宝館
【電話】0467・22・0753。
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