大磯に「旅するチョウ」
群馬で個体識別のアサギマダラ
タウンニュース
イヌショウマの花の蜜を吸うアサギマダラ。
羽にマーキングがある=熊澤誠子さん撮影
渡り鳥のように長距離を移動するチョウ「アサギ
マダラ」が、大磯町の高麗山で10月に確認された。
個体を識別する番号や場所、日付けなどを羽に記
したマーキングがあり、群馬県の農園から飛来し
たことが分かった。
「マーキングされたアサギマダラが神奈川県内で見
つかることは珍しい。貴重な記録になる」。40年以上
にわたり国内外のチョウを研究している、元小学校
教諭の上村文次さん=藤沢市=はそう話す。上村さん
のチョウ観察会のメンバーで、大磯町に住む熊澤誠子
さんが10月10日午前9時半ごろ、写真を撮影した。
友人たちと高麗山へ散歩に行き、地獄沢の付近で
見つけたという。「イヌショウマの花がきれいに
咲いていて、そこに止まってくれた。珍しいチョウ
と出会えてうれしい」と熊澤さん。
個体には「カミゴウ mi 9・27 534」とマー
キングが入っていた。「昆虫の森」でボランティアを
している群馬県中之条町の一場光次さんが、東吾妻町
の上郷農園のフジバカマ畑で9月27日に放したチョウ
であることが判明。大磯まで直線距離にして約148
Kmを13日かけて移動したことになる。「大磯町で確認
されたことは不思議。これまでマーキングした個体は
南西方向で見つかったのがほとんど。大磯町のある南東
の方角で確認されたのは初めて」と一場さんは驚く。
11月2日に1245Km離れた鹿児島県奄美大島で別の
個体を確認したという報告もあったという。
アサギマダラは、夏は群馬県や長野県など本州の高原
地帯に生息。秋になると温暖な九州や沖縄へ移り、越冬
する。マーキング調査で個体を再捕獲した情報を共有す
ることで、アサギマダラの移動範囲やルートなどその
生態を詳しく知ることにつながるという。
オリジナル喜歌劇
「天国と地獄、ときどき二宮」
タウンニュース
過去のオペラ公演の様子
二宮演奏家協会は、創立20周年記念公演を二宮町の
ラディアンホールで11月24日(日)に行う。「天国と
地獄、ときどき二宮」と題するオリジナルオペレッタ
をおくる。「二宮」の場面や照明、キャストの衣装、
メイクなど見どころ盛りだくさんの楽しい舞台。
安部克彦さん指揮、大野光彦さん演出・台本。バイオ
リニストの白井英治さんが総監督を務める。吉川健一
さん(バリトン)と土師雅人さん(テノール)ほか
同協会のソリストらも出演。
午後1時30分開場、2時開演。自由席3000円。
指定席3500円。鑑賞券はラディアン
(【電話】0463・72・6911)ほかで
取り扱い。
読者ペア3組招待
抽選で3組6人を同公演に招待する。はがきに住所・
氏名・年齢・本紙の感想を記して、〒254─0032
平塚市八千代町1の23タウンニュース社「オペレッタ」
係へ。11月14日(木)必着。
第40回二宮演奏家協会コンサート
2019年11月24日
14:00開始 〜 16:00終了
事前申込みが必要:
神奈川県二宮町生涯学習センター ラディアンホール
費用:3000円
指定席3500円
問い合わせ先:ラディアン
TEL:0463-72-6911
中井っ子 遊びパワー全開
学年超えて集団交流
タウンニュース
「中井っ子リレー」を楽しむ子どもたち
中井町の小学生が学年と学区を超えて一緒に遊ぶ
「中井っ子全員集合」が、農村環境改善センターで
10月27日に行われた。子どもたちの遊ぶ時間と空間、
仲間が少なくなったといわれるなか、児童およそ
70人が集団ゲームなどをして交流を楽しんだ。
町子ども会育成指導者連絡協議会の主催で、22回続く
行事。青少年指導員とスポーツ推進委員が協力。中井
中学校の生徒ボランティアが「お姉さんお兄さん」と
して仲間に加わった。
小学生は低・中・高学年に分かれ、特殊なカーペットの
上でストーンを滑らせて得点を競うユニカールに挑戦。
ストーンが相手チームよりも円の中心に近づくと、真剣
な表情が笑顔に変わり、歓声をあげて喜んだ。
2020年の東京五輪・パラリンピックを応援する企画
も実施。スタジアムが描かれた大きな模造紙に、競技の
ピクトグラム(絵文字)や自分の似顔絵、世界の人々の
イラストなどを貼り合わせた絵図を制作した。井
ノ口小学校1年の男児は「(オリンピックの陸上競技で)
走る人を見るのが楽しみ」と話した。
列に並んだ後ろの子に頭の上からボールを渡す、恒例の
「中井っ子リレー」では各チームが一致団結。1位を
目指して大いに盛り上がった。
11月30日
秋の紅葉ハイクを楽しむ
いせはら塔の山緑地公園
タウンニュース
この眺望は一見の価値あり
秋の紅葉ハイクが11月30日(土)、いせはら塔の山緑
地公園で行われる。午前10時から午後3時まで。参加
無料。雨天中止。
パークセンターを起点に紅葉と相模湾の眺望を楽しむ
ハイキング。弁当や水筒など持参。小学生以上(小学生
は保護者同伴)対象で定員30人。電話又は窓口で受付。
(問)同公園パークセンター
【電話】0463・95・5551
いせはら塔の山緑地公園 秋の紅葉ハイク
伊勢原市三ノ宮1804-1
TEL:0463-95-5551
http://www.kanagawa-park.or.jp/isehara/
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます