会社を卒業したのんちおじさん。

人生は知恵と工夫と思いやり!
優しさほど強いものはなく、本当の強さほど優しいものはない -ラルフ・W・ソックマン-

安全な国日本

2009-03-22 15:56:52 | いろんなこと
さっき録り貯めしておいたNHK教育TVの番組を観ていました。

人と遺伝子の関わりあいについてでしたがそれを「殺人」という行動について遺伝子とどう関わっているかについてという内容でした。

メス対メスの争いよりオス対オスの争いの方がはるかに多くそれは人間にもあてはまります。

国別の殺人件数ではコロンビアが年間700人以上、サンマリノでは0、ここ日本では6人です。

殺人者が一番多い年代はどこの国も例外なく20代の男で突出しています、日本でももちろん例外ではなく1955年の統計では全く同じ傾向を示していました、当時の日本における殺人は年間36人、今とは比べ物にならないほど多かったわけです。

ところがある国では年代による突出層がぐんと低くなり他の年代と差がなくなった国があるのです、それはここ日本、治安が驚異的に良くなり驚異的に復興し驚異的に教育レベルが上がり驚異的に豊かになり年功序列という安心できるレールを敷くというシステムを構築したおかげといいます。

殺人の主な原因は「面子」や「プライド」だそうです、つまり今書いたような社会のシステムが出来上がったので争う必要がなくなったわけです、その結果殺人という凶悪犯罪が減ったといいます。

えっ、と思うかも知れませんが実際に殺人事件は随分と減っているようです、奇異に思うかも知れないが少ないから殺人がよく報道されるので「多い」と思うだけのようでおそらく殺人の多い国は報道すらされないのでしょう。

とかく「年功序列」というシステムは悪く取られることが多いですここ何年か喧しく言われることの多い言い方として「勝ち組」「負け組」ということばがあります、日本に於いて、社会に於いて勝ち残れるか否かということですが(元々の意味は全く違う)どこかの愚か者がアメリカ式の「蹴落とせ」ルールを持ちこんでしまったのが今の日本をこんな風にしてしまったような気がするのです、おそらくは成功経験の多い団塊の世代でしょう。

学校の教育制度からしてこのようなことを当てはめてしまって、それを乗り越えた人々が社会に出て人を蹴落とし、とても歪んだ社会が出来上がってしまったのです。

「年功序列」大賛成とは言い難いですが少なくとも先達を敬うという日本の誇れる慣習が故に成り立つ制度、あながち悪い事とは思えないのです。

否応なしにホームレスになることを選択せざるを得なくなった人々がここにきて多数出てきましたがこれが他国であれば殺人件数がぐんと増えたかも知れないのです。

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