そう、待ち人とは Bose Wave Music System のことです。
それを置くために今まで置いてあったsonyのミニ・コンポをハード・オフに持っていくために取っておいたダンボールにきれいにしてほぼ買ったときの状態にして収めている最中にそれは来ました。
ちなみに物を買ったときの状態を極力維持する癖みたいなのが昔からあります、使わなくなって処分するときにこれはとても役に立つことがありハード・オフに持っていくといくらか評価がいいみたいです、どうやらハード・オフに於いての私の評価は良いようで一度「いつも良いものをありがとうございます」と言われたことがあるのです。
閑話休題、こいつのことを知ったのはつい最近で、・・・でもどんなきっかけで知ったのかはすでに記憶の彼方・・・。(アハッ、ちと悲しい)
筐体の大きさはというと、368(幅)X106(高さ)X219(奥行き)mmというところで写真のようにA4の取扱説明書より長手方向にそれぞれ3センチずつほど大きい程度でかなり小さい。
どのくらい小さいかというと比較対照のため枕元においてあるラジカセの上に置いてみました、また右側写真のラックの一段上にはレコード・ターン・テーブルが置いてあります、下の段に写っているのは22インチ画面のPC。
さて肝心の音ですが
「低音がすごいな、中高音も良く出ている(低音がすごいな)、それと音の定位と臨場感もきっちりと再現(低音がすごいな)、それに・・・やっぱり低音が・・・でかい」
聴いている部屋は6畳の和室、ボリュームは0-99まででかなり微調整が出来るのはとても有難い、枕元のラジカセや今回お払い箱になったミニ・コンポも夜、小音量で聴く場合ほんの少しのつまみの加減で大きくなり過ぎたり聴こえなくなったりするしその位置では左右のチャンネルバランスは無茶苦茶になるのです。
今、目の前で音を出しているのですがボリュームの位置は33、この時間帯ではこの位置で部屋いっぱいに音が広がります、朝起きてすぐならおそらく20前後でもかなり大きな音になるでしょう、ちなみに最大出力は15W/15Wとのことで必要にして充分、そして特筆すべきは小音量時に於いても低音も高音も痩せることがなく聴感的に見事に補正されていること。
いつもあぐらをかいて操作しているPCの上のミニ・コンポを置いてあった後に Bose Wave Music System を置いたけど実はこのままだと頭より上から聞こえてくるので少し違和感があります、そこでラックの棚を一段下げたら丁度目の高さになってとてもいい具合になりました、毎週部屋を掃除しているのですがPCもラックから下ろして棚を掃除しているのでPCを手前に出せなくなるかと思いましたが一段下げてもまだ少し余裕があったのでひと安心です。
でもこの棚を一段上げ下げするのって結構大変なんです、何年も経つと落ち着いちゃって中々外れないんですね、それで写真はその作業をやった後の状態です。
今「ロッド・スチュワート&フェイセズ」のライブを聴いているのですがヴォーカルの定位が目に見えるようです、さっきはC.C.Rの「Suzie Q」とエリック・クラプトンの「Rainbow Concert」を聴いていましたがこれらの音源は何度も聴いていますがこう言ってはいささか大袈裟かも知れませんが別の録音の音に聴こえるのです、こんな音が入っていたんだと改めて聞き入ってしまうのです。
特に「Suzie Q」は出色、ちなみにこれら全てがレコードから自分で焼いたCDですが今度は2番目の写真にも写っている荒井由実 の「Super Best of Yumi arai 1972-1976」を聴いてみます、これは「これ、タイプじゃない」と言って下の娘がくれたCDです、これはヴォーカル、楽器の定位、臨場感、共に申し分なく、低音も出過ぎることなくまた最大の魅力である荒井由美本人の歌声を見事に聴かせてくれます、本人が目の前にいるようだとはあながち言い過ぎとは言えないほどの表現力です。
白状しますが私の耳はやや部分難聴があるのですがそんな耳にもそう聴こえるほどだと言っても信じてもらえるでしょうか?ちなみに日本の歌手で「お金出してもいいかな?」と思える唯一の歌手が荒井由美(松任谷由美)ひょっとして娘はいつぞやそんなことを口走っていた私の言葉を聞いてこのCDを買ったのかも知れません、あるいは照れてあんなふうに言ってプレゼントしてくれたのかな?だとすればうれしいですね。
プラチナムホワイト、グラファイトグレー、チタニウムシルバー の3色が選べるのですがいろいろ悩んだ末にプラチナムホワイトを選びました、この選択は正解で自己主張して浮いてしまうこともなくずっと前からそこに置いてあるかのようにすぐ溶け込んでしまいました、写真を見ると分かるように19年前まだ若かりしころ買った(と言っても充分おじさんになってから)ラジカセ、和室にこの系統の色は似合わないのです、当時こんな形が大流行し色はどこのメーカーもこの色しか作ってなかったのです。
届いてまだ二日、音を出してまだ二日目、昨日の今日ですべてを書くことは出来ません、何ヶ月かはエージングが必要、そうすることによって耳に馴染み部屋に馴染んでくるもの、中音域がとてもよく出ているのでひとまず安心、低音や高音は音を出し続けるうちに出てくるはずなので数ヵ月後あるいは1年、2年後が楽しみです。
FM/AMの放送も聴け、FMのアンテナはなんと電源ケーブルがそれだと言うではないですか、「へえ、スマート」と思ってしまいました、うちは電波状態が芳しくないのでどうかなと思いつつ電源ケーブルをリセプタクルに繋いでFMを聴いてみます、「おお、ちゃんと電波が入るぞ」と感動して「じゃ、PCを使った状態ではどうだ?」とPCを起動、やっぱりだめでした、そこで付属の「T型フィーダー・アンテナ」を押入れの鴨居に這わせたところうまく行きました。
この時代、PCとFMチューナーは近くに置く場合が多いんじゃないかなあと思うのですがそれに対する対処法はぜんぜん進歩していないですね、FMチューナー側の問題と言うよりもPCからの電磁波漏れの対策がまるでなってないのです、PC内部のサウンド関連のボードはPC自身からの電磁波対策は実用上問題ないレベルに収まっているのにPCから外に出る電磁波に関してはなんらの対処をしてない様に思うのです、自分で金をかけて屋根にアンテナを立てろということでしょうか。
ところで「物欲が・・・2」で書いた「なぜ広くなった」かと言うと問答無用で「来週中に片付けろ!」と言っておいたからです、何年も溜め込んでいて年に一度ぐらい言うのですが言うたびに言い訳ばかりしてPCの前で尻に生えた根っこを抜こうともしません、いつも押し問答になりそれが実に嫌だったので今回も同じことを言うつもりだったようだが言いかけたところを遮って「言い訳は聞かんぞ」と言う気持ちでもう一度「来週中に片付けろ!」と怖い顔をしてピシャリと突き放しました。
やれば出来るじゃないか、先週かなり暑かったから大変だったろうがそれを気遣ってそんな季節になる前に毎年言っているのです、何年か振りで畳が全部見えたのには情けないが感動すら覚えてしまいました、冬は気にしなければ何とかなるのですが夏はいけません、夏は布団や衣類の山を見るだけで暑くてしょうがない、そんな部屋に居られるのは午前中が限界なのです、畳がちゃんと見えるということがこれほど幸せに思うなんて・・・、居間も今は幸せ状態、「男所帯にウジが涌く」とは昔から言われているが性別なんて関係ないのです、性格が問題なのです!