場末の雑文置き場

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「仮面ライダー龍騎」第47話~第49話感想

2016年07月17日 | 特撮
第47話

真司がちょっと前の蓮みたいになってしまった。叫び方まで。嫌だこんな真司。優衣の制止も聞かず、蓮を攻撃しようとするし。
優衣は周りに流されるだけで何もしていない印象だったけど、「そんなふうに真司くんに助けてもらっても嬉しくない」とキッパリ言ったことで、好感度はかなり上がった。

蓮も真司も、自分が守ろうとしてる相手の気持ちを無視して突っ走ってるだけなんだよな。考えてみたら、恵里も優衣もある意味犠牲者と言えるかもしれない。
はっきり態度で示した優衣だけじゃなく、恵里だって蓮がああやって戦うことを望んでいないのは明らかだ。蓮が願いを叶えて生き返ったとしても、事情を知ったら少しも喜べないだろう。蓮だってそれをわかってるくせに。
いくらその人のためを思っても、本人が望んでいないことをするのは自己満、エゴでしかないんだよな。


第48話

劇場版と同じ教会のシーンを出してきた。そして劇場版と違って霧島と北岡がそこにいない。これで劇場版はTV版とはパラレルだってことが確定したな。今まで劇場版の立ち位置をどう考えればいいのかわからなくてモヤモヤしていたのでちょっとスッキリした。

「沢山の人を犠牲にして手に入れた命ならいらない」と言い切る優衣を見て、優衣の意志を尊重しようとする真司と、力ずくでも生きさせようとする蓮。
蓮のこういう押しつけがましい優しさが私は本当に嫌いだ。善意なだけに余計にタチが悪いし困る。優衣のことをちゃんと一人の人間として尊重しているのは真司のほうだよな。
真司も、優衣がそれでも生きたがったとしたら、みんなを犠牲にして助ける道を選んだのかな。そう考えるとゾワッとするんだが。

とっても今更だけど、香川教授は乱暴な手段使わずに、優衣にちゃんと事情を話して自分で死んでもらうように仕向ければよかったんだよな。一応優衣と顔見知りの仲村くんでも使って。そしたら話がすぐ終わっちゃうしオルタナ出せないけど。


第49話

本物の優衣は既に死んでいて、今の優衣は神崎士郎と本物の優衣が作りだした鏡像らしい。劇場版とちょっと違うような。劇場版では、あれは鏡の世界の女の子から命を与えられた優衣そのものだったはず。

優衣が消滅しようとするところで、いままでクールだった神崎士郎が慌てふためくんだけど、このシーンで大根ぶりがはっきりと出てしまった。今までも「棒読みだな」とはずっと思ってたけど、感情を殺してたからまだ見られた。これじゃ、シリアスシーンなのに笑っちゃうじゃないか。子役の子のほうが演技上手かったぞ。

仮面ライダーということがバレた後の、真司と編集長のやりとりは良かった。ストーリー上の重要性はそれほどでもないのかもしれないけど、いいキャラだな、編集長。最近影薄かったけど、ここに来て存在感を取り戻してくれた感じ。最終回の次回予告も編集長のモノローグだったし。

最後、ネタバレなしで見ていたらものすごい衝撃を受けたであろうシーン。小さな女の子を庇って真司死亡。主人公なのに。まだ最終回でもないのに。
ただ、後ろからしっかり刺されて血がべっとり付いてるのに、着ていた上着が全く破れていないのは変だよな。こんなときに突っ込むのも野暮だが。


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