横尾美穂と声

シンガソングライター、ボイストレーナー、ゴスペルシンガー

横尾美穂の声と生活

私と声 その⑥ ゴスペル in  日本 

2009-08-06 16:07:38 | プロフィール
アメリカ留学から帰り、すぐゴスペルを歌ったのではない。

まず、就職活動を開始した。そこで目に留まったのは、環境関係の専門職。オレゴンはリサイクルや、自然保護など環境に関する活動が活発で、その影響も受けており、また自転車も好きだったり・・・。試験を受けて、就職。内定通知を頂く際に、私の直属の上司がこのような話をしてくれた。環境啓発活動には、芝居で言うところの、脚本家、演出家、役者、舞台づくりなどの役割があり、その連携によって成り立つのだ、と。芝居~!楽しそう!!、と心はわくわくだった。社会人として何も知らない私。失敗や涙もあったけど、スタッフは良い方々ばかりで、とても楽しく、良い経験をさせていただいた。環境という視点ではあったが、何かを人々へ伝えるというための方法や企画を考える、人前でプリゼンテーションするトレーニングをさせてもらった。

さて、仕事をはじめ、環境の専門家になろうかと思いきや、沸々と歌への思いが捨て切れず、とくにアメリカで経験したゴスペルをここ日本でも歌いたいと思っていた。

就職半年が過ぎたころ、大学時代のミュージカル仲間に声をかけ始めたのが「A Miracle In Sapporo」(通称:ミラクル)というゴスペルクワイアであった。

多い時期には70名以上のメンバーがいた。とにかく、いろんな人種(日本人だが、様々な方々という意味で)がいて、リーダーとして大変なことも多々あった?!が(笑)、とてもおもしろいメンバーだった。そして、何と言っても、ミラクルの声は、本当に良かった。

このようにして、日本でもゴスペルを歌う機会ができたというわけだ。


→私と声 その⑦へ つづく

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