横尾美穂と声

シンガソングライター、ボイストレーナー、ゴスペルシンガー

横尾美穂の声と生活

6月の雨

2014-06-20 18:16:36 | 日記・その他

<6月の雨>

庭の花や木々が冷たい雨にぬれて

元気がなくなっていたけど

お日さまにっこりしてきたら 嬉しそうに 輝いて 満面の笑みを返す

すごいな 花って すごいな自然

雨も 冷たさも 花を強くし 綺麗にする恵み

たとえ冷たい雨に降られて 心の底が震えるようなときも

それは心を強くするためなのかもしれない

そして

晴れた空からそそぐ温かな光が戻るとき

光のありがたさを味わえるように

 

<どしゃぶりの雨>

夏 身を避けたくなるような じりじりの光に

しりごみしそう 

乾いた土が ひび割れて

水遣りの時間をじっと待っている

あと少しでやってくる

どじゃぶりの雨も恋しいな

流した涙も 気づかれないから

 

<さめざめ泣く雨>

夏の別れがさみしくて

さめざめ泣く秋の雨

花も散り 木々の葉も はぎ落とす

澄み切った高い空から 

こぼれ落ちる光に照らされて

赤や黄色の絨毯を

歩いているとわかるんだ

生き抜いてきた温かいいのちのぬくもりを

一度 死ぬんだね でも 美しい 

その美しさに 涙がでるんだ

 

<雨の休憩中>

いのちは 深い眠りにつくために 静かにそっと よこたわる

雨は しばらく そらの上で 休憩中

かわりに ふわふわ 白い華が舞い落ちる

地面の奥底で 時が来るのを待っている

新しいいのちのはじまりを待っている

 

 

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雨が多かったので、こんなことをなぐり書きしたりして。

4月からは札幌で、6月からは旭川でボイストレーニングしたり、頑張ってる。

もっとほんとは歌いたいけど、今は創作期。あせらずじっくり、出会いのあるところで歌います。

元気よ、といいたいけど、2-3日前から風邪をひいちゃって。

きっとすぐ治ります。寝て、食べて、水分とって。

 

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インスプレーション

 

いつでも 喜んでいなさい (聖書)

 

冬があり夏があり
昼と夜があり
晴れた日と
雨の日があって
ひとつの花が咲くように
悲しみも
苦しみもあって
私が私になってゆく

「悲しみの意味」  詩・星野 富弘