横尾美穂と声

シンガソングライター、ボイストレーナー、ゴスペルシンガー

横尾美穂の声と生活

クリスマスの祈り①~自分を満たす愛

2013-12-03 11:57:32 | ゴスペル

先日、シュトーレンをつくりました。作りはじめて4年目になります。

近所の「麦の香」というパン屋さんで作るシュトーレンが美味しくて、自分でも作ってみたい衝動に駆られて作り始めました。プロのようには上手く行かないけど、毎年美味しくできます。

出来上がっていくプロセスを味わい、完成した喜び、そしてそれを味わう満足感は、手作りの醍醐味です。家族も私の手作りを喜んでくれて、嬉しくなります。

それを薄切りにして、語らいながら、蝋燭に火を燈し、紅茶やワインなどと一緒にクリスマスの時期を楽しみます。他には、イギリスやフランスのこの時期のお菓子を作ってみたり、ジンジャークッキーも子供たちと一緒に作ります。アドベントカレンダーも昨年手作りしてみました。今年はその中に日本の駄菓子を詰め込んで・・・。そして、クリスマスは家族で食事をします。教会のクリスマス会、礼拝に出席します。子供たちはサンタからのプレゼントを喜び、親はその後片付け!

こんな感じが最近の我が家のクリスマスの様子です。

クリスマスの過ごし方についてはいろいろな意見があると思います。

そもそも、クリスマスはChirt+masで救い主キリストの礼拝・ミサ・降誕祭という意味だといいます。つまり、イエス・キリストの誕生を祝う時期ですが、実のところ、ほとんどの人々はお祝いとは思っておらず、自分のスタイルで過ごしています。そもそもクリスマスツリーやプレゼントはじまりも時代の流れの中でキリストの降誕に結び付けられていったことが多いので、「これが正しい過ごし方」はないですよね。

私が10-20代のころは、クリスマスイブとクリスマスの日の過ごし方をどうするかがアベック(恋人)の問題だったりしてましたね。(今もそういう人もいるのだろう。)
最近はアドベント(キリストの生誕を待ち望む期間)も話題になり、なんでもビジネスにしてしまう国だから、クリスマスツリーも街のあちこちで以前より早くから飾り、人々のクリスマス気分を盛り上げ、購買意欲を掻き立ててるなーと思います。

私も確実にそんな商戦に引っかかる一人でした。

でも、ただプレゼントを渡すだけでは一瞬の楽しみや欲求を晴らすことしか出来ないとが分かっていただから、子供を授かってからは子供たちにクリスマスの過ごし方を伝えていくとき、どういったスタイルを我が家のクリスマスにするかを考えてきました。

私にとって大きな影響は、中学3年でアメリカのクリスマスを体験したことです。とくにそこのご家族の過ごし方です。クリスマスは家族で過ごすもので、母の手作りを子供たちは喜び、大人から子供だけでなく、家族同士全員が互いに用意したプレゼントを交換し合うということです。それは手作りのものだったり、大切なお小遣いの中から購入したもの。向こうのクリスマスシーズンは、こっちでいうとお正月の感覚に近いかもしれません。
そして、私の場合、ゴスペル音楽がきっかけでキリスト信仰を持ちましたので、それ以後は、クリスマス言葉の意味も大切にしたいと思っています。

自分の中身はきれいでもなく、子育てしながら、自分の足りなさに悲痛の叫びを上げる日々です。

そんな自分を省みたとき、自分が満たされていなければ、子供たちに温かい心も安心も与えられないと思いました。そして、私が一番嬉しいときは、やはり周りの人が嬉しいとき、喜びを分かち合う人がいるときと気づきました。そこで、クリスマスの時期は、とくにその実践をするチャンスの時期、つまり、自分が満たされることを大切にしてみようと考えました。

1年の最後はできるだけ笑顔で過ごしたい。悲しい自分、イライラの自分、心貧しい自分でいたくない。家族のためとか他の人のためと言いたいけど、まずは自分のためです。子供たちの喜んだ顔をみて嬉しいのも自己満足ですし、おいしいものや手作るりするのも自分への満足感のためです。
 
でもその結果、自分の満足が自分だけでは成り立たないことがわかり、またときに自己満足は他の人にとって苦しみや嫌悪になっていることもあると気づきました。自分が与えられるだけでなく、周りの人も与えられていなけらば、自分も乏しいと感じるのです。
 
私には、イエス・キリストのように、自分のいのちを真っ先に差し出すほどの愛はないと実感しています。でも、欠けだらけの私を受け入れてくださる神が、その愛を私にくださり、その愛に満たされ、溢れ出たとき、はじめてその愛を他へと流すことが出来る・・・という聖書のメッセージには励まされました!
 
 
祈り:どうか、クリスマス、その愛を深く知ることができ、そしてその愛で心が満たされ、笑顔いっぱいの自分でいられ、そして家族もお友達も、世界の人々が、その場に合って祝福で満たされますように。
とくに、フィリピンの洪水で亡くなられた魂と、そして被災しまだ生活もままならない人々を覚え続け、支援の手が届きますように。祈り続けていけますように。東日本大震災の被災者の上にも、引き続き、心の慰めと具代的な支援が届きますように。
 
 
 
 
 

 

 

 


札幌へ ゴスペルな一日

2009-07-25 00:00:30 | ゴスペル
今日でなく、もう昨日か・・・。2回札幌の街へ行った。昼は少し暑かった札幌。夜は花火大会の前で浴衣姿の方々。一回目は、午前中、シルバーゴスペル講座。二回目、夜は、笑劇の発声トレーニング。

シルバーゴスペル講座は、講師のOSさんのアシスタント講師をさせていただいた。OSさんがゴスペルの背景を伝えながら歌を教え、私は歌でサポートしたり、参加者を励ましたり、手拍子あり、足踏みあり・・・。最後は、2人で一緒にハーモニーをつくり、歌わせていただいた。楽しかった。講師のOSさん、主催者の方、みなさんに感謝。神さまに感謝。
帰り際に、受講者の方々が、「一回も寝ないで、最後まで楽しくできました。」、「また歌を聞きたいわ」「ゴスペルの意味を知れてよかった」などと様々な感想を伝えてくださいました。とても励まされました。ありがとうございました。

夜は、教文主催の笑劇のボイトレ。すてきな人たちが集まっていて、とても楽しい。みなさん、一生懸命です。今日は、呼吸を中心としたメニューの後、最後の20分、受講者の希望もあり、歌を取り入れたレッスンをやってみた。ちなみに、曲はゴスペルの曲、When the saints go marchin' inを使い、掛け合い、即興での音づくりをしてみました。みなさん、とても良い笑顔でした。ゴスペルの意味を聞いてくれる方がいて、お昼の講座の延長のようで・・・感謝でした。

私自身、はじめから終わりまで、ゴスペルを味わえた一日でした。感謝!