横尾美穂と声

シンガソングライター、ボイストレーナー、ゴスペルシンガー

横尾美穂の声と生活

オレゴンへの旅③ アメリカの小学生に日本語の歌を伝える

2015-01-30 20:34:28 | 日記・その他

オレゴン ユージン2日目 少し肌寒い朝

時差ボケで頭がぽや~んとしつつ、朝からウキウキわくわく!

なぜなら!

この日は、午前中から現地の友人学園という日本語と英語で教育する小学校へ訪問し、日本語の歌のワークショップをする日。

カースティンは職場へ用を足しにいき、私は近くのカフェで朝食。

窓から見える街並み、紅葉した大きな大木、スクールバス・・・。

アートと自然の融合。パーフェクトな朝のユージン。

 

小学校へ行くと、デスクではやさしい事務員の方が歓迎してくださり、教室へ案内してくださいました。

小学4-5年生のクラスに入ると、子供たちがちろちろと私をみて微笑みかけてくれました。
算数の授業も日本と英語で行っていて、みんなよく日本語を覚えていました。

先生が「日本から来てくれた先生によるスペシャル授業」と紹介してくだいました。今日の日を子供たちも楽しみにしていてくれたのがわかりましたし、先生たちがそのために歌詞を紙に書いてくださったりと準備をしてくださっていて、とても感謝でした。

最初は、日本昔話の歌の指導を頼まれ、日本でもしたことなかったのですが、アメリカの子供たちが「ぼうや~よい子だ、ねんねしな」歌う姿には参りました。ひとつひとつ歌詞の意味・背景やイントネーションを教えました。

そのあと、「翼をください」を1曲まるまる覚えて歌うというワークショップ。途中は英語で掛け合いのアレンジ部分も加えました。
子供たちは、この歌がとっても好きになってくれました。とくにさびの部分の「飛んでいきたいよ~」と音の上がるところが心も高まるようで、声も大きく広がりました。

子供たちのストレートな声と、喜びの歌声は廊下じゅう響きました。体をつかって歌うことが上手な子たちでした。普段から学校でも歌には力を入れていると聞いていましたが、本当に素晴らしい歌声でした。
1時間ですべての歌を覚え、最後に「アナと雪の女王」の歌を弾くと、大興奮で歌い始めました。

フレンドシップの証に、世界の国旗にカタカナがふってある絵が書かれた鉛筆と私のライブフライヤーはがきをプレゼント。
みんな喜んでくれました。「先生は、有名人?」ってまっすぐ聞いてくる子供たち。かわいかった。




小学校の給食もいただき、先生たちとご一緒させていただき、お話しもできました。

午後も同じようにもうひとクラス、歌のワークショップを行い、みんな同じように歌が気に入っていたようです。

最後に1-2年生のメアリー先生の音楽のクラスを見学。歌も教えてほしいと言われ、教えましたが、そのあとで、子供たちが、「美穂の歌が聴きたい」というのです。小さい子たちなのですが、「聴きたい」といった以上に、その聴く姿勢はすばらしものでした。
歌い終わると、ちょっとおくれて拍手。異国の地から来た人の歌を生で聴くことはとても貴重な体験だったろうと思います。



子供たちが口々に、「毎日来てほしい」「次はいつくるの?」と言ってくれたのがうれしかった!!

学校が側からも、また来てほしいと言っていただいたので、次回いつ行けるかを模索中。

思えば、私も4年生の時に、カナダからの訪問団に剣道を披露したことから、国際交流への興味を持ったのだが、そういう経験をさせてくれた大人たちがいたからできたのだと思うと、私もそのときの恩返しが少しできたかなと思ったのでした。

友人学園のみんな、また会いに行きたいよ!