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「体を壊す10大食品添加物(渡辺雄二)」という本はとてもオススメ!

2014年07月04日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

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 「体を壊す10大食品添加物」という本は、431種ある食品添加物の中から特に体を壊す可能性の高い10の食品添加物の毒性などを分かりやすく説明したもので、「がん」の元凶はそれら食品添加物の化学合成物質の影響が大きいのではということについて書かれています。

 そのほか、食品添加物の規制の歴史や、添加物表示の仕組み、妊婦は特に添加物に注意が必要等について書かれていて、とても興味を持ちましたね。

 特に、経済のグローバル化に伴って食中毒を起こさないためとはいえ、食品の輸出入がスムーズに行われるように、安易に日本で添加物を認めるのは問題かと思いました。

 健康のためには、食品添加物がなるべくないものを食べ、そのためには原材料をよく見るようにしたいと思います。

 特に添加物の多い食品としては、コンビニの弁当やおにぎり、パスタ、焼きそば、サンドイッチなどのほか、ケーキ類、菓子パンとのことなので注意したいと思います。

 なお、本書の題名にもなっている体を壊す10大食品添加物とは以下とのことで、今後注意して頂ければと思います。

 ほとんど危険ではないかと自分自身思っていたものばかりで納得のいく内容ですが、特に(6)の輸入されたレモンやオレンジ、グレープフルーツ、スイーティーなどに使用される防カビ剤が催奇形性もあり妊娠中の方に危険だとは驚きましたね。

(1)発がん性物質に変化する発色剤・亜硝酸Na
(2)発がん性物質を含むカラメル色素
(3)発がん性や肝臓にダメージを与える心配のある合成甘味料(アスパルテーム・スクラロース・アセスルファムK(カリウム)
(4)発がん性が確認されているパン生地改良剤・臭素酸カリウム
(5)発がん性の疑いのある合成着色料・タール色素
(6)発がん性と催奇形性が明らかな防カビ剤のOPPとTBZ
(7)ヒト推定致死量が茶さじ1杯の殺菌料・次亜塩素酸ナトリウム
(8)毒性が強く頭痛を起こす酸化防止剤の亜硫酸塩
(9)ヒトに白血病を起こす化学物質に変化!合成保存料の安息香酸Na
(10)発がん性の疑いの晴れない合成甘味料・サッカリンNa


「体を壊す10大食品添加物」という本は、健康のためにも、とてもオススメな本です!

以下はこの本のポイント等です。

・がんの原因は、放射線、ウイルス、化学物質であることが分かっています。それらが細胞の遺伝子を突然変異させ、その結果として正常細胞ががん化してしまうのです。そして、がん細胞が増殖してがんとなるのです。なかでも化学物質の影響が大きいと考えられます。なぜなら、今の私たちは化学物質まみれの生活を送っているからです。添加物のほかにも、残留農薬、合成洗剤、抗菌剤、殺虫剤、香料、揮発性有機化合物
(VOC)、トリハロメタン(水道水中の有機物と消毒用塩素が反応してできる)、ダイオキシン、排ガスなどなど。まさしく私たちは化学物資が充満したなかで生活し、毎日それらを体内に取り込んでいるのです。それらが、体の臓器や組織、そして細胞の遺伝子に悪影響をもたらしているとしても、何ら不思議ではないのです。なかでも、とくに食品添加物の影響が大きいと考えられます。添加物はほとんどの食品に混じっており、毎日口から確実に入ってくるからです。そして、その量も残留農薬や合成洗剤などほかの化学物質に比べて、けた違いに多いのです。したがって、それらをできるだけとらないようにすべきなのです。

・添加物自体に発がん性は認められていなくても、製品中や体内で発がん性物質に変化するものもあります。このほか、肝臓にダメージを与えたり、免疫力を低下させる可能性のあるものもあります。さらに、非常に毒性が強いため、胃や腸の粘膜を刺激するものもあります。アレルギーや化学物質過敏症を引き起こす、あるいは先天性障害や不妊と関係している可能性のあるものもあります。これらの添加物は、健康を維持するうえで、極力避けるべきものです。それこそが、本書でいう「体を壊す10大食品添加物」なのです。現在、使用が認められている合成添加物は、431品目あります(2013年2月時点)。これらをすべて避けるのは無理でも、ここで示した10大添加物を避けるのは十分可能です。これらを避けるだけでも、添加物による発がんをかなり防ぐことができると考えられます。また、肝臓や腎臓の機能低下、免疫の異常、アレルギーなども防げると考えられます。

・「ブドウに使われている農薬が気になって」という人もいると思いますが、そんな人には無添加の有機ワインをお勧めしたいと思います。たとえば、サントネージュワインの「酸化防止剤無添加 有機ワイン」がスーパーなどで売られています。有機栽培されたブドウの果汁を使っているので、ブドウに農薬は使われていません。また、酸化防止剤の亜硫酸塩も添加されていますう。値段は、1本(720ml)698円ですから、それほど高いというわけではありません。ちなみに有機の認証は、日本の農水省の登録認定機関が行っています。なお、有機ワインと表示された製品でも、酸化防止剤が使われているものもあるので、注意してください。

・歯磨き剤を使わないと「口のなかがサッパリしない」という人もいるでしょう。また、多少歯が汚れてくる人もいると思います。そんな人には石けん歯磨き剤をお勧めします。たとえば、シャボン玉石けんの「シャボン玉 せっけんハミガキ」。合成界面活性剤や防腐剤を使っていないため、歯茎や舌に対する刺激がありません。成分は石けん素地のほか、炭酸Ca(カルシウム)やペパーミント、ソルビトール(糖アルコールの一種)などで、安全性の高い原材料が使われています。刺激が少ないため、長時間ブラッシングすることができ、歯垢をきれいに落とすことができます。私の場合、いつもは歯磨き剤を一切使わずにブラッシングをしていますが、多少歯が黒ずんでしまうことがあります。そんな時には石けん歯磨き剤を使っています。しばらく使うと、歯が白くなってきます。みなさんも、ぜひ一度試してみてください。

・1947年(昭和22年)んは、食品行政の基本法である「食品衛生法」を制定し、そのなかで、添加物の規制は従来とは違うポジティブリスト方式が採用されました。これは、原則として添加物の使用を禁止して、国が安全であると判断したものをリストとして公表し、それらの使用を認めるというものです。つまり、リストに載っていない添加物は使えないということです。そして、その翌年には、この方式に従って、安息香酸NaやL-グルタミン酸Na、赤色2号、赤色102号、黄色4号、黄色5号など60品目の添加物が認可(指定)されたのです。この当時添加物として認可されていたのは、すべて化学合成されたもの、すなわち合成添加物だけです。天然添加物は、自然界のものから抽出されたという理由で添加物とは見なされず、食品として扱われていました。そのため、とくに規制はなされず、野放し状態だったのです。それが規制されるようになったのは、1995年からのことです。1948年に最初の添加物が認可されてから、その数は年々増えていきました。そして、日本は高度経済成長期に入り、食品も大量生産・大量消費の時代となり、添加物の数はどんどん増えていき、1969年には356品目にも達しました。ところが、その年に添加物の安全性を揺るがす事件が起こったのです。このころ、添加物は国が安全性のお墨付きを与えたものということで、多くの国民はその安全性に疑いを持ちませんでした。原発の「安全神話」ならぬ、添加物の安全神話がまかり通っていたのです。ところが、それを揺るがす情報がアメリカからもたらされました。同国で行われた動物実験によって、合成甘味料のチクロに発がん性と催奇形性の疑いが強いことが分かったのです。そのため、同国ではチクロの使用が禁止されました。

・当時日本では、チクロが粉末ジュースやアイスクリームなどによく使われていました。そこで、当時の厚生省はアメリカにならって、チクロを1969年にポジティブリストから削除し、使用を禁止しました。私はこの時中学生でしたが、それまで飲んでいた粉末ジュースが急に飲めなくなったことに、不満と理不尽を感じたものです。おそらく同様に感じた人も多かったでしょう。このチクロ禁止は社会的事件となり、ここに添加物の安全神話は崩れ始めたのです。こうした事件を受けて1972年には、「食品添加物の使用を制限する国会決議」が行われました。さらに添加物の安全神話を完全に崩壊させるような事件が、その2年後に発生しました。殺菌料のAF-2に発がん性が確認されたのです。当時AF-2が殺菌料として、豆腐や魚肉ソーセージなどに使われていました。その殺菌力は非常に強く、魚肉ソーセージは常温でも何年も腐ることがありませんでした。AF-2が強い殺菌力を示すのは、最近の遺伝子に異常を引き起こすからでした。そのため、最近は増殖することができず、食品は腐ることがないというわけです。しかし、これは両刃の剣でした。つまり、人間の細胞の遺伝子にも異常を引き起こす可能性があったのです。この問題に気づいたある研究者が、AF-2を人間の細胞に作用させる実験を行い、染色体にどのような影響が出るかを観察しました。その結果、切断された染色体がたくさん見つかりました。そのことに研究者は非常に驚いたといいます。なぜなら、これほど激しい染色体異常を引き起こす物質h、発がん性物質でも珍しく、実験室で危険物とされている薬品と同程度だったからです。そんな化学物質が食品に混ぜられていたことに驚かされたのです。その後、厚生省の研究機関である国立衛生研究所において、マウスを使って実験が行われ、AF-2に発がん性のあることが確認されました。そして1974年に食品への使用が禁止されたのです。この2つの事件によって、添加物の安全神話は崩壊しました。その後、添加物の新たな認可はほとんど行われなくなりました。これはその後9年間続きました。

・ところが、1983年にその方針が破られます。この年に一挙に11品目もの添加物が認可されたのです。実はそのなかに、現在清涼飲料やガム、あめなどによく使われている合成甘味料のアスパルテームがあったのです。これら11品目の認可を迫ってきたのは、アメリカの政府や企業でした。というのも、添加物が非関税障壁になっていたからです。つまり、アメリカで認められている添加物でも、日本で認められていない場合、それを使用した食品をアメリカは日本に輸出することができません。そこで、アメリカ側はそれらの添加物の認可を要求してきたのです。そして、厚生省はそれを受け入れ、11品目を一挙に認可するという、従来の方針を転換するようなことが行われたのです。これが一つのきっかけとなって、添加物の国際平準化が進行することになりました。現在もこの国際平準化は行われていて、とくに2002年からこの傾向は顕著になっています。この年、厚生労働省は、経済のグローバル化に伴って盛んになっている食品の輸出入がスムーズに行われるように、国際平準化を進めていく方針を打ち出しました。アメリカやEU諸国などで使用が広く認められている添加物について、日本でも認可していこうというものです。具体的には、それに該当する46品目の添加物がリストアップされ、それらを毎年認可していこうというものでした。これは現在も続いており、46品目のうちすでに大半が認可されました。そして、2013年2月現在で認可された合成添加物は全部で431品目となっています。

・現在、添加物の表示は、原則として物質名で書くことになっています。アスバアルテームや安息香酸Naなどの具体的な名称が物質名になります。実は以前は、これら物質名は表示されていませんでした。私が学生の頃には、スーパーで売られている食品には、「合成保存料」「合成甘味料」「合成着色料」などという表示がなされていたのみでした。つまり、物質名ではなく、用途名を表示すればよかったのです。しかし、これでは何が使われているのか、消費者には分かりません。そこで、消費者団体などが物質名を表示することを義務づけるように、旧・厚生省に要求しました。そして、1991年、ついに同省は重い腰を上げ、物質名表示の義務化を行ったのです。よってそれ以降、物質名が表示されるようになったのです。なお、この当時、天然添加物は食品と見なされ、とくに規制は行われていませんでした。しかし、天然色素や増粘多糖類などの使用が増えるにしたがって、消費者団体は天然添加物も規制するように厚生省に要請しまsた。そして、1995年に食品衛生法が改正されて、天然添加物も合成添加物と同様に添加物として規制されることになったのです。

・製品には、必ず「原材料名」が表示されていまs。これは、JAS法によって義務づけられています。とくに添加物については、食品衛生法によって表示が義務づけられています。原材料は、まず食品原料を書き、次に添加物を書くことになっています。使用量の多い順に書くことになっています。まず食品原料が多い順に書かれ、それが終了したら、次に添加物が多い順に書かれるということです。

・「酸化防止剤(ビタミンC)」あるいは「甘味料(アセスルファムK)」と用途名と物質名が表示されているものがあります。つまり、酸化防止剤としてビタミンCが、甘味料としてアセスルファムKが使われていることを示しています。このように両方表示することを用途名併記といいます。厚生労働省では、一部の添加物について用途名併記を義務づけているため、このように表示されているのです。用途名併記が義務づけられている添加物は、次の用途に使われるものです。
 ・酸化防止剤・・・酸化を防止する
 ・甘味料・・・甘みをつける
 ・着色料・・・着色する
 ・保存料・・・保存性を高める
 ・漂白剤・・・漂白する
 ・発色剤・・・黒ずみを防いで、色を鮮やかに保つ
 ・防カビ剤・・・カビの発生や腐敗を防ぐ
 ・糊料(増粘剤、ゲル化剤、安定剤)および増粘安定剤・・・トロミ粘性をもたせたり、ゼリー状に固める
 なお、着色料の場合、添加物名に「色」の文字がある場合、用途名を併記しなくてよいことになっています。たとえば、「カラメル色素」は、「色素」の文字があるので、用途名は併記されていません。着色料と書かなくても、使用目的が分かるからです。それから重要な点があります。それは、用途名併記の添加物は毒性の強いものが多いということです。厚生労働省では、消費者がどんな添加物なのか自分で判断できるように、物質名と用途名の併記を義務づけているのです。ただし、すべて毒性が強いというわけではなく、なかには酸化防止剤の「ビタミンC」や「ビタミンE」、着色料の「β-カロチン」などのように、毒性がほとんどないものもあります

・乳化剤には、ショ糖脂肪酸エステルやプロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリソルベート60など合成のものが9品目ありますが、どれをいくつ使っても、「乳化剤」という表示でよいのです。また、香料も合成のものが130品目程度ありますが、どれをいくつ使っても「香料」と表示すればよいのです。これが一括名表示です。この場合、消費者には具体的にどんな添加物が使われているのか分かりません。使用添加物を全部表示させると、スペース上、表示しきれないケースも出てくるので、一括名表示が認められているのです。また、具体的な名前を知られたくないという業者側の事情もあります。実は一括名表示が認められている添加物は、とても多いです。それは、次のようなものです。
 ・香料・・・香りをつける
 ・乳化剤・・・水と油などを混じりやすくする
 ・調味料・・・味つけをする
 ・酸味料・・・酸味をつける
 ・膨張剤・・・食品を膨らます
 ・pH調整剤・・・酸性度やアルカリ度を調節し、保存性を高める
 ・イーストフード・・・パンをふっくらさせる
 ・ガムベース・・・ガムの基材となる
 ・チューインガム軟化剤・・・ガムをやわらかくする
 ・豆腐用凝固剤・・・豆乳を固める
 ・かんすい・・・ラーメンの風味や色あいを出す
 ・苦味料・・・苦味をつける
 ・光沢剤・・・つやを出す
 ・酵素・・・タンパク質かできたもので、さまざまな働きがある
 なお、一括名表示が認められている添加物の場合、多くはそれほど毒性の強いものではありません。そのため厚生労働省も、物質名ではなく一括名を認めているという面がなくはありません。しかし、最近使用が認められた乳化剤のポリソルベート類のなかには、発がん性が疑われるものがあり、また、香料のなかにも毒性の強いものがあるのも事実です。

・添加物は、合成添加物と天然添加物がありますが、多くの人が不安を抱いているのは合成添加物に対してだと思います。実際にこちらのほうが危険性は高いのです。合成添加物は、2013年2月現在で431品目が認可(指定)されていますが、それらは次の2種類に大別されます。
 ①自然界にまったく存在しない化学合成物質
 ②自然界に存在する成分を真似て化学合成したもの
①に該当するものは、赤色102号、黄色4号などのタール色素、防カビ剤のOPP、TBZ、合成甘味料のスクラロース、アセスルファムK、酸化防止剤のBHA、BHTなどで、体で分解できないものが多く、そのため毒性を発揮することが多いのです。一方②に該当するのは、乳酸、クエン酸、リンゴ酸などの酸、L-グルタミン酸Na、
グリシンなどのアミノ酸類、ビタミンA、B1、B2、C、Eなどのビタミン類、ソルビトールなどの糖アルコールなどがあります。これらは、もともと食品に含まれている成分が多いので、毒性はそれほどありません。ただし、人工的に合成された純粋な化学物質であるため、大量に摂取したり、あるいは何種類も一度に摂取すると、口内や胃、腸の粘膜を刺激して、痛みや不快な症状を起こすことがあります。

・発がん性と並んで心配される毒性に、催奇形性、すなわち胎児に障害をもたらす毒性があります。防カビ剤のTBZは、マウスを使った実験で催奇形性が確認されています。TBZは、輸入されたレモン、グレープフルーツ、オレンジの皮だけでなく、果肉からも検出されています。したがって、それらのかんきつ類を妊娠した女性が食べ続けた場合、胎児に対する影響が心配されるのです。また、合成甘味料のアセスルファムKの場合、妊娠ラットを使った実験で、胎児に移行することが確認されています。この実験では、胎児に対する障害は確認されていないようですが、人間の場合どうなるのか、確たることは分かりません。このほかに、胎児に移行する添加物があるかもしれません。というのも、TBZやアセスルファムKと似たような化学合成物質は、胎児に移行すると考えられるからです。すなわち、自然界に存在しない化学合成物質で、体内で分解されず、分子量の比較的小さなものです。防カビ剤のOPPやジフェニル、合成甘味料のサッカリンNaなどはこれらの条件を満たすので、その可能性があります。いうまでもなく胎児というのは、非常にデリケートな存在です。特に受精後、細胞が盛んに分裂している時には、周辺の影響を大きく受けると考えられます。そんな時に、毒性のある化学合成物質が作用した場合、細胞の分裂、そして手や足、頭などへの分化が障害を受けることが予想されます。したがって、できるだけ成長を妨害するような化学合成物質が胎児に達しないようにしなければなりません。

・私たちの体のなかにはカビや細菌や原虫、ウイルスなどが無数に棲みついています。それが異常に増えすぎないようにしているのも免疫です。たとえば腸には約100種類、100兆個もの腸内細菌がいるといわれています。人間の細胞はおよそ60兆個ですから、それよりも多い数なのです。また、皮膚には表皮ぶどう球菌などの常在菌が1平方センチあたり平均100万個も棲みついています。ですから、みなさんの皮膚の表面を顕微鏡で見たら、細菌がうごめいている状態なのです。これらの常在菌が増えすぎないようにしているのも免疫です。それほど免疫とは重要なものなのです。ところが、添加物のなかには、その大切な免疫の働きを低下させる可能性のあるものがあるのです。まずあげられるのが、合成甘味料のアセスファムKです。イヌを使った実験で、リンパ球を減少させることが分かっているからです。リンパ球は免疫の要となる白血球で、それが減少すれば確実に免疫力は低下します。さらに合成甘味料のスクラロースも、免疫力を低下させる可能性があります。ラットを使った実験で、リンパ球を成長させる器官である胸線と脾臓に対してダメージを与える結果が得られているからです。したがって、アセスルファムKやスクラロースが添加された飲料や食品を毎日食べ続けると、知らず知らずのうちに免疫力が低下するということがあり得るかもしれません。そして、風邪などの感染症にかかりやすくなることも考えられるのです。

・私がここまで入院することもなく、大病をすることもなくやってこられたのは、一つには食事に気を遣っていたからだと思っています。とりわけ添加物には気を遣い、危険性の高い添加物を含む食品は、できるだけ買わないようにしてきました。とくに「10大食品添加物」は、極力摂取しないように気をつけていました。また、第3章で取り上げた危険性のある添加物も、できるだけとらないように気をつけていました。もちろんそれだけが、大きな病気もせずに健康に生きてこられた理由とは思いませんが、やはり体にとって「異物」となり、肝臓や腎臓などにダメージを与える可能性があり、また細胞の遺伝子を突然変異させる可能性のある添加物をできるだけとらないようにしてきたことは、体にとっての負担を少なくすることであり、決してマイナスに働くことはなかったと考えています。

<目次>
プロローグ がんの原因になる食品添加物
 添加物漬けの毎日
 2人に1人ががんになるという現実
 添加物は体のなかで危険な「異物」となる
 10大食品添加物を避ければ、がんになるリスクが低くなる!
第1章 体を壊す10大食品添加物
 第1節 発がん性物質に変化する発色剤・亜硝酸Na
  明太子が胃がんの発生率を高める
  塩分濃度の高い食品と添加物を同時にとるな
  発色剤は発がん性物質になりうる
  発色剤を使っていないおにぎりもある
  明太子パスタにも亜硝酸Naが入っている
  ハム入りサンドイッチは買うな
  パンが食べたい時は何を買えばいいか
  幕の内弁当に潜む危険
  揚げ物には要注意!
  亜硝酸Naは市販のハムにも使われている
  亜硝酸Naを使っていない市販のハムもある
  安全でうまいウインナーはある!
 第2節 発がん性物質を含むカラメル色素
  カラメル色素に含まれる発がん性物質とは
  なぜ、がんを起こすのか
  カラメル色素が使われている食品はとても多い
  カラメル色素がすべて悪いとはいえない
 第3節 発がん性や肝臓にダメージを与える心配のある合成甘味料3品目
  カロリーオフ飲料に入っている合成甘味料は危険
  ガムやあめ、チョコに入っているアスパルテームが脳腫瘍を起こす?
  白血病やリンパ腫を起こすというデータもあり
  パンや菓子にも乱用されるスクラロースとアアセルスファムK
  有機塩素化合物はどれも危険
  異物となって肝臓や腎臓にダメージを与える
  動物実験で肝臓に悪いのは明白
  乳幼児を死亡させた「粉ミルク・メラミン混入事件」
 第4節 発がん性が確認されているパン生地改良剤・臭素酸カリウム
  発がん性物質が添加された、ふわふわのパン
  臭素酸カリウムをめぐる攻防
  臭素酸カリウムに発がん性が認められる
  再び臭素酸カリウムを使いだした会社
  「週間金曜日」でパンに使われる添加物の危険性を指摘
  山型食パンには臭素酸カリウムが残る
  焼く時間によって臭素酸カリウムの残存量が多くなることもある
  最近の食パンには臭素酸カリウムは使われなくなった
 第5節 発がん性の疑いのある合成着色料・タール色素
  ご飯につく福神漬けの不気味な赤い色
  プラスチックを混ぜるのと同じこと
  イチゴのかき氷に使われるが、アメリカでは禁止の赤色2号
  タール色素の恐ろしい毒性
  漬け物を食べる人にはなぜ胃がんが多いのか
  タール色素はアレルギーも起こす
  五感をもっと働かそう!
 第6節 発がん性と催奇形性が明らかな防カビ剤のOPPとTBZ
  オレンジやグレープフルーツに使われる危険な添加物
  アメリカ政府の圧力でOPPが認可される
  発がん性が認められたOPP
  お腹の赤ちゃんに先天性障害が認められたTBZ
  果肉からも検出されるOPPとTBZ
  アメリカの利益を優先する旧・厚生省
  輸入かんきつ類から検出される、急性毒性が強いイマザリル
 第7節 ヒト推定致死量が茶さじ1杯の殺菌料・次亜塩素酸ナトリウム
  居酒屋のつまみに多用される、殺菌力が強い添加物
  「キスの天ぷら」に急性毒性が強い添加物が混入
  食品に表示せず、聞かれて添加物の使用を認める業者たち
  チェーン店居酒屋のカニにも消毒薬の臭いがプンプン
  回転寿司で乱用される次亜塩素酸ナトリウム
  スペイン料理店の魚介類にも添加物臭がプンプン
  カット野菜、野菜サラダも注意!
 第8節 毒性が強く頭痛を起こす酸化防止剤の亜硫酸塩
  ワインを飲むと頭痛がするのはなぜか
  ワインに使用される二酸化硫黄は有毒ガス
  無添加ワインをどうぞ
  甘納豆や干しあんずに漂白剤として使われる亜硫酸塩
  ドライフルーツやコンビニ弁当にも使用
 第9節 ヒトに白血病を起こす化学物質に変化!合成保存料の安息香酸Na
  栄養ドリンクに使われる、毒性の強い保存料とは
  絶倫系飲料に入っている安息香酸Naが発がん性物質に変化
  健康のために飲む栄養ドリンクに発がん疑惑物質が!?
 第10節 発がん性の疑いの晴れない合成甘味料・サッカリンNa
  使用が解禁された発がん性物質とは
  握り寿司のほか、歯磨き剤に使われるサッカリンNa
  歯磨き剤を使わなくても歯は磨ける
  刺激の少ない石けん歯磨き剤がお勧め
第2章 これだけは知っておきたい!添加物の基礎知識と表示の見方
 添加物は食べ物ではない!
 添加物はどのように規制されてきたのか
 増え続ける添加物
 安全神話の崩壊
 アメリカの要望に従い、今も添加物を認め続ける厚生労働省
 一般飲食物添加物と天然香料
 添加物は原則として物質名を表示
 食品原料と添加物の見分け方
 使用目的が載っている添加物は毒性が強い
 添加物の一括店表示という姑息な抜け穴
 表示免除の添加物もある
第3章 政府や企業は信用できない!添加物の人体への影響は甚大
 安全性を人間で調べたわけではない
 消化できずに体中をグルグルめぐる添加物
 カズノコの鮮やかな黄金色は明らかに異常
 過酸化水素に発がん性あり
 市販カズノコから発がん性物質を発見
 慌てふためいた旧・厚生省
 煮干しにも発ガン性物質が!
 リップスティックにも要注意
 妊婦は添加物に対してとくに用心すべし
 肝臓や腎臓はダメージを受けやすい
 免疫力を低下させる可能性もあり
 添加物と症状の因果関係は分かりづらい
 じんましんを起こす添加物
 調味料として使われた添加物で灼熱感や動悸が
 添加物による症状は個人差が大きい
 添加物を摂取した直後に胃部不快感や下腹の鈍痛も
 原因不明の胃腸症で苦しむ人が増えている
 天然添加物にも注意すべき
 天然添加物でもアレルギー症状は出る
第4章 添加物の害を防ぐために心得ておくべきこと
 10大食品添加物は極力口にしない
 添加物の多い食品はチェックする習慣を!
 がんは不可思議な病気
 「狂気の細胞」を生み出すものは?
 化学合成物質がすべての元凶!?
 私は「10大食品添加物」を避けてきた
あとがき

面白かった本まとめ(2014年上半期)

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