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自動車販売減による各業界の影響

2009年02月28日 01時00分00秒 | 株式
<土曜は株のおはなし>

 自動車には3万点もの部品が使われているため、自動車メーカーの浮沈があらゆる産業に波及するようです。

特に自動車向け工作機械を始めとして鉄鋼、ガラス、プラスチックなどの樹脂製品、タイヤ、自動車用半導体、陸運、海運、商社、そして広告業界等です。

 以下は、今回の世界経済の悪化に伴う自動車販売減による各業界の影響についてまとめたものです。

週刊ダイヤモンド(2009.2.14)p52から引用しました。

ただ、長期的には中国やインド等向けに自動車販売はかなり増えると思いますので、各業界も潤うと思います。

<鉄鋼>
新日鉄など大手5社は減産幅を拡大しており、2008年度下期の減産幅は計画比で1000万tを超える規模となっている。今後の焦点は、海外の鉱山会社との鉄鋼原料の値下げ交渉で、鉄鉱石は4割、石炭は6~7割を要請するようで、成功すれば自動車メーカーも恩恵を受ける。

<ガラス>
日本板硝子は全世界で生産量を16%減らし、5800人を削減、今期は220億円の赤字に転落する。旭硝子は上期で過去最高の営業利益1095億円を達成したが一転今期は純利益33%減の見通し。

<電機>
年々技術が高度化し、カーナビ、オーディオのみならず電装品など自動車メーカー向け商品が増えてきた電機業界だがパナソニックや日立製作所では減産が進んでいる。またクラリオンがカーナビ工場を1ヵ所閉鎖。一方、燃料電池は数少ない有望市場として残る。

<陸運>
ここ数年、自動車業界では二酸化炭素の排出量が少ない鉄道輸送の利用比率を上げてきて、JR貨物では2006年11月からトヨタ専用列車を運行しているが、2008年11月以降は輸送量が前年割れを続けている。同じようにトラックの運送各社も輸送量減に悩まされている。

<海運>
完成車輸送には専用船が使われ、オペレーターは世界に6社しかない寡占市場。その筆頭が日本郵船、商船三井、川崎汽船だ。3社は揃って09年3月期の業績を下方修正。日本郵船と商船三井は、自動車輸出専用船を大量廃棄する。

<商社>
原材料供給のほか、海外でのディーラー事業展開など、総合商社と自動車メーカーの関係は深い。原材料輸入では円高は追い風のはずだが自動車などの需要が激減しているから円高効果は感じていないようです。

<化学樹脂>
自動車1台には100kg以上の樹脂が使用されている。その半分は汎用樹脂のポリプロピレンで、その生産量はここ数年、自動車に牽引される格好で伸び、ポリエチレンや塩化ビニールなど、ほかの汎用樹脂と比べれば勝ち組と見られていたが、自動車の減産に伴い生産量は減っている。

<工作機械>
2008年12月の受注は前年比で80%減、バブル期以降最大の下げ幅となった。各社とも業績は大幅に悪化しており、森精機製作所は6年ぶりに10億円の赤字に転落した。


バフェット流投資判断銘柄一覧!
株のお話しまとめ(2008年)



<今日の独り言>
4歳の息子が二つ年上の男の子と遊んでいたのですが、どれだけ電車を知っているか知恵比べ?を始めました・・・。相変わらず電車好きだねぇ・・・^_^;)

コメント
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