トニママ ジャーナル

カリフォルニアより自閉症と音楽と私の日々

Expressive Performance

2009-08-16 | Weblog
College of Adaptive Artsのサマーセッションを受けたトニーの最終日でした。
プリカレッジコースで無事Expressive Performance Combinationクラスの 5単位を終えました。
ひとクラス12人という少人数で生徒は全員スペシャルニーズ。
最終日の昨日は、このセッションで彼らが学んだことを公開してくれました。

コマーシャル製作。
ダンス。
音楽。
プロモーションビデオ製作。

など盛りだくさんで、商品名をThirsty popと名づけた飲料水のコマーシャル製作では、ひとりひとりが It’s for everybodyとうキャッチを掲げて、即興でカメラに向かってポーズや宣伝文句をアピール。

短時間によくもまあこんなに学んだなあと感心しました。

一番感心したのは、目線です。
ビデオやコマーシャルフィルムの中でとても自然にカメラ目線に従っていました。
ダンスや音楽でもスポットライトを頼りにポジションを把握し、見ている人たちへの目線までもバッチリ決まっているのです。

普段は表現力の乏しい彼らもやればできるのねえ、、、
クラスで一番表情の堅かったトニーでさえも浮かなかったのはチームワークがよかったから。
彼らの最も苦手とするチームワークに救われたトニーは“また来たい”とみんなとの別れを惜しんでおりました。